なるべく多くの場所に情報を載せておいた方がいいと思いますので、こちらにも載せます。
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折原先生のHPですが、昔YusenがやっていたgyaoのサービスとしてのHPサービスが今はSo-netが運営しているのですが、そのサービスが来年の1月28日で終了するとのことで、新しいサイトに移動になります。
新しいURLは http://hkorihara.com/ になります。
実は私が引っ越しのお手伝いをして、独自ドメインを取っての運用になります。
P.S.(2020年12月3日)
本当はgyaoの方のページでリダイレクト処理して新しいサイトに飛ばそうと思っていたのですが、先生の方で既に11月末でgyaoのHPサービスを解約されてしまったとのことで、現時点で旧サイトはアクセス出来なくなっています。
今頃気がついたエールの矛盾点。音さんの実家はクリスチャンということになっていました。アキラと華ちゃんの結婚を認める時に、二人に母光子の形見のロザリオ(薬師丸ひろ子演ずる光子はいつの間にか亡くなったことにされていました)に誓わせる、というシーンが出て来ます。ロザリオを使うのはカトリックです。「長崎の鐘」の映画の中で、「カトリックの人はカトリックの人としか結婚しない」というのが出て来ました。これがどこまで正しいのか分りませんが、音と裕一が結婚する際には、どう見ても裕一はカトリック信者ではなく、大きな問題になる筈なのにまったくそういうシーンは出て来ず、また結婚後は、音が食事をする場面で祈りを捧げるシーンも出て来ず、あっさりカトリックの信仰を捨ててしまったように見えます。しかしこのシーンではロザリオに誓わせてるし…日本人の宗教に関する適当さが良く分るエピソードです。
巨人の惑星の”Target: The Earth”を観ました。キャプテン達が例によって犬を連れたコービット達に追いかけられていた時、たまたま逃げ込んだビルで、宇宙船の開発が行われていました。目的地の中には地球も入っていました。(地球では巨人の惑星の存在が知られていませんが、巨人の惑星では地球が存在することは公知の事実になっています。)マークは科学者達の会話を聴いて、彼らが宇宙船の制御装置の開発に苦労していることを知り、自分達が開発を手伝い、その代償に地球まで送り返してもらうことを考えつきます。キャプテンは巨人達が信用出来ないとしてそのアイデアに乗りませんでしたたが、マークとヴァレリーとフィッチューが巨人達の制御装置の開発を手伝います。しかし女性科学者がこっそりコービッドに連絡し、制御装置の開発が終ったら、地球人達をコービッドに引き渡すことを約束します。色々あって制御装置は完成したのですが、担当の科学者のボスが地球人達を捕まえようとし、科学者は約束を守ろうとして争いになり、結局マークが制御装置の自爆装置のスイッチを押し、研究所が爆発して、というお話でした。
スタートレックのファーストシーズンの”Space Seed”を観ました。なかなか面白いストーリーで、ある時エンタープライズ号が古い宇宙船の残骸を見つけます。それはエイリアンのものかと思ったら中からモールス信号が送られて来て、このお話の世界の200年も前の1990年代の地球の宇宙船であることが分ります。その中にいたのは、コールドスリープで眠っていた80名くらいの地球人でした。このお話の世界では1990年代の地球では、再びナチスみたいな優生学を唱える一団が戦争を引き起こした時代となっています。カーク達が宇宙船に乗り込むと、まずリーダーらしきものが覚醒します。エンタープライズ号に転送して手当すると蘇りました。名前は「カーン」だと言います。明らかにチンギスハンとかそういうのを意識しています。またスタートレックの世界での地球連合の宿敵であるクリンゴン星人もモンゴル系のイメージで描写されているようなことを聞いたことがあります。カーンは実は1990年代のある国の独裁者で戦争を起こしますが敗れ、宇宙に自分達の世界を求め脱出したものでした。カーン自身も他のメンバーも優生学で作られた一種の超人で知力・体力共にカーク達よりも優れていました。良く理解出来ないのは、カーンがまだ何者か分らない段階で、エンタープライズ号のライブラリーへのアクセスを許し、エンタープライズ号の内部構造まで公開したことです。カーンは、自分の調査担当だった女性歴史学者を魅了して自分の女にし、その手助けも借りてエンタープライズ号を乗っ取り(この辺りほとんど007シリーズ的展開)、司令室の空気を抜いてカーク達クルーを捕虜にします。カーンはカークを減圧室に入れ、じわじわと殺そうとし、スポック達に自分の部下になればカークを助けると言います。しかし、女性歴史学者がカークを助け、カークは侵入者対策として備えている毒ガス(気絶させる程度の)を船内に噴射します。しかしカーンはエンジンル-ムに逃げ、エンタープライズ号のエンジンを暴走させて爆発させようとします。ここでカーンを追ってきたカークとカーンの対決になりますが、何とカーク船長は5倍の体力を持つカーンに勝ってしまいます。この辺りもう少しストーリーを工夫して欲しかったです。カークは捕まえたカーン達一行を、未開だが人が住める惑星に送ることを決めます。女性歴史学者は結局カーンと一緒にその星を開拓することを選びます。
「巨人の惑星」の”Seven Little Indians”を観ました。題名は敵方のコービックという捜査官に一人また一人と捕まっていくからだと思います。それで今回ユニークな部分は、犬のチッパーが捕まってしまって、巨人の惑星の動物園で「世界で一番小さな犬」として展示されることになり、それを助けようとしたバリーやフィッチューが次々に捕まってという具合に動物園を舞台にしている点です。キャプテン達は捕まってしまった仲間を助けようと動物園に潜入しますが、普通に進むと捕まるので、動物の檻の中に隠れるというのがちょっと変わっています。しかし特撮としてはちゃちで、動物達とキャプテン達が一緒に映るシーンは少なく画面が切り替わるのがほとんどです。後はちょっと変わっているのは、コービックの部下がチッパーをくれることを条件にキャプテン達を助けようとすることです。しかし結局キャプテン達はその男を信用せず、自分達で何とか仲間を救出します。しかしどうでもいいですが、巨人の惑星と言っても、動物園の動物は地球とまったく同じであり、このドラマのSFらしさを損ねています。要するにガリバー旅行記の巨人国の話とある意味変わらないと言うことです。

スタートレックのファーストシーズンの”The Return Of The Archons”を観ました。うーん、当時としては新しかったのかも知れませんが、今観るときわめてありがちなストーリーのように思います。エンタープライズ号が100年前にベータIIIという惑星で消息を絶ったUSS Archon号のことを調べるため、スールーともう一人のクルーを派遣しますが、2人はガウンをまとった怪人達に襲われ、スールーだけ何とか転送されエンタープライズ号に戻りましたが、怪人に何かされ、一種の多幸症みたいになってそれまでの記憶が無くなっていました。カーク、スポック、マッコイ達は改めて調査のため惑星に転送されますが、そこは異常に礼儀正しい奇妙な人達の町でした、午後6時の鐘が鳴ると突然皆狂ったように破壊や乱痴気騒ぎを始めます。しかし次の朝6時になると元に戻ります。町のある人の説明ではこの社会はBodyの一部であり、それをアンドルーという者が支配しているということでした。カーク達はアンドルーと会話しましたが、超音波によって気絶させられどこかの場所に閉じ込められます。そこで待っていたのは一種の洗脳でボディの一部になり、一部になるととても幸せで悩みも無くなり平和的に暮らせるようになります。(エヴァンゲリオンの「人類補完計画」ってこれが元ネタでしょうか。)マッコイは洗脳されましたが、カークとスポックはそこにいたアンドルー反対派のおかげで洗脳されずに済みます。その反対派にアンドルーと会話が出来る部屋まで案内させます。しかしそこに現れたアンドルーの姿は単なる投影であることにスポックが気がつきます。カークはガウンをまとった怪人達の行動が予期しないことが起きると固まってしまうことから、背後にはコンピューターがいることに気がついていましたが、投影された像をフェーザーで撃つと壁に穴が開き、古典的なコンピューターが登場します。このコンピューターは6,000年前にアンドルーという男にプログラムされたものですが(Archon号との関係がイマイチ不明)、カークはコンピューターがアンドルーの意思に背いてボディーから自由意志を奪ったためボディーが死につつあると言ってコンピューターのやっていることの矛盾点を付きます。それで自己矛盾に陥ったコンピューターが壊れてしまうという、60年代、70年代にきわめてよくあったオチでした。

