BökerのFull Hollowタイプ西洋剃刀

また、西洋剃刀コレクションに1本追加。ゾーリンゲンのBökerというメーカーのFull Hollowタイプ。Amazonのドイツで購入。現在の西洋剃刀の市場では、Dovo、Thiers-issardの2大メーカーの次ぐらいの位置にいるメーカーみたいです。感心なのは、刃の硬度がちゃと書いてあることて゛、ロックウェル硬度(HRC)で59です。これはビッカース硬度に換算すると674です。高級剃刀だと、HRCで61とか62とかを良く見るので、59というのは硬い方ではありません。岩崎浩介の本でも高級品の西洋剃刀のビッカース硬度は750~900ぐらいのものが多いです。ただ、硬ければ研ぎにくいですし、また刃こぼれしやすくなりますから、ともかく硬ければいいというものでもないです。
新品購入で、革砥でストロッピングだけして使ってみました。Full Hollowですが、ジョリジョリ音は抑えめで、刃がしなって動く感じもあまりありません。同じゾーリンゲンでもDovoはもっと刃が動く感じです。剃り残しは丁寧に剃ればかなりの所まで剃れますから悪くはありませんが、私としてはThiers-issardの方がやはりいいと思います。

剃刀コレクションは、後1本、Classic ShavingというサイトでNTC “Dabria” Custom Straight Razorという、個人メーカー(職人)製の剃刀を注文しています。

「600万ドルの男」の第1話(パイロット版)

原子力潜水艦シービュー号の第3シーズンに入る前に、ちょっと気分転換で「600万ドルの男」の第1話(パイロット版)を観ました。意外と地味でした。後になると出てくるスティーブが機械化された部分を使う時に出てくる効果音とか画面がまだ使われていません。またスティーブも手術後素直に自分の状態を受け入れた訳ではなく、色々と葛藤しています。しかし、サイボーグ009とかのサイボーグに比べると、機械化されているのは両足と左腕と左目だけで非常に中途半端な感じがします。左腕に原子力エンジン入れてモーターを回してパワーを出していても、それを支える胴体の部分が普通の人間だったら保たないような気がしますが。

NHK杯戦囲碁 井山裕太5冠王 対 羽根直樹9段

本日のNHK杯戦の囲碁は、準々決勝第3局で、黒番が井山裕太5冠王、白番が羽根直樹9段の興味深い一戦です。布石で先週に続いて左下隅でまたもツケノビ定石が出てきて、本当にプロの間で流行しているんだなと思いました。囲碁の定石を覚える時、ほとんどの人がこの定石を最初に覚えますが、昔(1980年~2000年頃)はプロ棋士では特殊な局面を除いて打つ人はほとんどいなかったと思います。極論を言えば「置き碁定石」みたいな言われ方さえされていました。要するにプロははっきり形を決めないで、後の展開で色々な打ち方をする可能性(含み)を残すのが好まれていました。それに対してAIは形勢の判定が難しいぼんやりした手は評価が低く、部分的に簡明な別れをより高く評価する傾向があり、それにプロが影響を受けているということだと思います。(余談ですが、全盛期の小林光一名誉棋聖はそういう決め打ち的な簡明な打ち方を多用し、現在のAIの打ち方にある意味似ていました。)解説の村川大介8段によると羽根9段はそういう風潮に流されず従来と同じ打ち方にこだわっているとのことですが、自分は打たなくても相手は打ってくる訳で、そういう打ち方への対応は必要です。話が反れましたが、局面は井山6冠王が左辺の模様を大きくしたのと、また黒が右下隅の白の小ゲイマジマリに付けていった石があり、この二つが焦点でした。羽根9段は左辺の模様が完成する前に深く打ち込んで行きました。黒が鉄柱で応えたのに大ゲイマで軽く中央に進出しましたが、黒はその間を切断に来ました。羽根9段はここでシチョウアタリをにらんで右上隅の星の黒に付けて行きました。結果として黒は左辺に手を入れシチョウを解消して左辺を確定地とし、その代償として白は右上隅で黒を隅に閉じ込め、右辺を地模様にしました。その後は右下隅で白の小ゲイマジマリに付けていった黒と、左下隅から下辺に展開している白との競り合いになりました。黒が下辺で左側にコスんで左下隅の白に利かそうとしましたが、白は下辺の黒に打ち込んでいき、右下隅とつながって黒の根拠を奪いました。両方の石が中央に出て行くもつれた展開になりましたが、圧迫された白が黒に対して切断の強手を放ち、中央の黒を切り離して白のパンチが決まったかと思いました。しかし黒はうまく右辺に潜り込んで白の一等地でコミ以上の地を持って治まりました。これに対して白は黒の数子を取って中央に若干の地を作りましたが、左辺の黒地を減らせた訳ではなく、ここではっきり黒が優勢になりました。結局黒の中押し勝ちでした。やはり井山5冠王の戦いの中で見せる鋭さは第1級のものだと思います。

How do you feel about legalized gambling?

The following essay is what I wrote as an assignment of English writing course at an English school AEON:

Topic: How do you feel about legalized gambling?
Style: Formal

Gambling in general is illegal in Japan as stated in the article 185 of the Japanese penal law. There are, however, so many special laws that define some types of special gambling as legal. Among them, there are keiba (horse race), keirin (bicycle race), kyoutei (boat race), auto-race (motorbike race), and some lotteries such as takara-kuji or TOTO. In addition to those, a popular type of gambling called pachinko and pachi-slot still exists. By playing pachinko or pachi-slot, you can get money. Although there have been a lot of controversies whether pachinko and pachi-slot are legal or not, they are allegedly legal recently.
What is most surprising is the amount of sales for each type of legal gambling. Among all leisure industries in Japan, pachinko and pachi-slot occupy 30.5% of money spent, namely 21,626 Billion JPY ($197 Billion) in 2017. The sales of all other legal gambling was around 4 Trillion JPY ($36 Billion) in 2015. Although other gambling sales are just 20% of those of pachinko and pachi-slot, the incomes are crucial for many local governments in Japan. While there are a lot of negative things about gambling, legal gambling is practically a necessary evil in Japan.
If we play devil’s advocate, there might be some positive factors in gambling. In gambling, we can learn how our fortune goes or flows in relation with your counterparts. If we can gamble just when we are lucky and can stop it when we are not, it will bring big success. Do not forget the Cicero’s words: “Non solum fortuna ipsa est caeca sed etiam eos caecos facit quos semper adjuvat.” (Not only the goddess of fortune is blind, but she makes him also blind whom she always helps).
Now that the Japanese government is trying to install casinos around Japan, this topic is quite viral and controversial. We can see not only people in serious gambling addiction, but also Japan itself relies too much on income from gambling. For what is Japan profited, if it shall gain the whole world, and lose its own soul?

IELTS受験を決めました。

TOEICのスピーキングテストについて評価の正確さに大いに疑問を持ち、それに変わるより良い試験がないか色々調べて、アルクがやっているSSTというのが対面式(人間相手にしゃべる)で良さそうだったのですが、これは残念ながら団体受験専用でした。個人も受験可能なTSSTというのもあるのですが、それは電話でしゃべるものです。
それからTOEFLのスピーキングは、問題形式がほぼTOEICのスピーキングと同じで受ける意味が無いと思いました。
で結局、IELTS(アイエルツ)というブリティッシュ・カウンシルがやっているテストを受けることにしました。ただ、スピーキングだけはなく、4技能すべての同時受験です。この試験のスピーキングがいいのは、個室の中での人間の試験官との対話で試験されるということです。変な制限時間はありませんし、問題が聴き取れなければもう一度しゃべってもらうよう頼むことも出来るようです。
ただ問題は、試験の実施回数が少なくて、結局今申し込んだら横浜の試験会場ではようやく取れたのが5月11日のでした。また料金も税込みで¥25,380とかなり高いです。更には本人認証として使えるのはパスポートのみであり、その画像をアップロードして登録しないといけません。結果は4技能それぞれ、レベル0から9までのバンドスコアで出ます。私のTOIEC L&Rレベルだと、目標は7~7.5です。
まあ、まだ時間はあるからゆっくり対策を立てます。
ちなみにAEONの先生にもより良いスピーキングテストがないか相談しましたが、その先生のお勧めもIELTSで私の選択と一致しました。
いわゆるPros&ConsでIELTSを評価すると、
良い点(Pros)は、
(1)スピーキングのテストがマンツーマンの対面式である。
(2)4技能を同日に試験。(時に2日の場合もあり。)
(3)TOEICの最高スコア990はIELTSでは9が最高に対して7.5に過ぎず、上級者の英語力の進歩をきちんと測定出来る。
(4)結果によって、イギリスの大学への留学の場合などの英語力の資格証明になる。(TOEICは昔は認められていましたが、今は外されました。)
だと思います。
悪い点(Cons)は
(1)実施場所と回数がTOEICに比べはるかに少ない。思い立ってもすぐ受験出来ない。
(2)拘束時間が長い。最長で朝8:30ぐらいから19:30までの可能性有り。(試験時間そのものは2時間40分ぐらい)
(3)料金が高い。25,350円もする。
です。
後は受けてみないと分かりません。

4K放送受信開始

4Kチューナーを購入し、我が家で4K放送が見られるようになりました!(4K対応TVを買ったのは昨夏)Netflixの4K映画の時は正直な所違いが分かりませんでしたが、NHKの海外ロケの画像ははっきり違いが分かります。TVの下にあるのがチューナーで、TVと合わせソニー製。

THIERS – ISSARDのストレートレザー


セカイモン(eBay)から届いた5本目の西洋剃刀、THIERS – ISSARD(フランス、多分「ティアリサー」と発音するようです)のFull Hollowタイプ。これまで買ったものの中で一番高く(日本剃刀を除く)送料を合わせると2万円近くになりました。しかし、これが良かった!これまでFull Hollowは私の肌には合わず、Wedgeに近いベタ刃の方がいいと思っていました。しかし、このTHIERS – ISSARDのは、快適な剃り音を立てつつも、刃が勝手な方向に歪んだりはせず、薄い刃でもしっかり感があります。多分Dovoより刃の高さが若干高いのと、刃先が丸みを帯びているのが相乗効果で利いているのかな、と思います。結果的にこれまでの日本剃刀を入れると6種類の剃刀の中で、一番剃り残しが少なく綺麗に剃れました。これなら慣れてくれば西洋剃刀だけで十分で仕上げで電気剃刀を使う必要がなくなるような気がします。高いけれど良い買い物でした。

原子力潜水艦シービュー号の第2シーズンのまとめ

原子力潜水艦シービュー号の第2シーズンのまとめです。放送年は1965年から1966年にかけてで、全26話です。各話のタイトルは、Jonah and the Whale, Time Bomb, …And Five of Us are Left, The Cyborg, Escape from Venice, The Left-Handed Man, The Deadliest Game, Leviathan, The Peacemaker, The Silent Saboteurs, The X Factor, The Machies Strike Back, The Monster from Outer Space, Terror on Dinosaur Island, Killers of the Deep, Deadly Creature Below!, The Phantom Strikes, The Sky’s on Fire, Graveyard of Fear, The Shape of Doom, Dead Men’s Doubloons, The Death Ship, The Monster’s Web, The Menfish, The Mechanical Man, The Return of the Phantom です。

第2シーズンの最大の特長はなんといっても、フライングサブという新しいメカが追加になったことです。このフライングサブはシービュー号から発進出来、海中だけでなく空中も高速に飛行出来るという優れもので、シービュー号だとどうしても移動に時間がかかってしまう、という制約を取り除いて、ストーリーの幅を拡げてくれたと思います。もっともフライングサブの羽の部分の面積は極めて少なく、いくら強力なジェットエンジンでも、空中を飛行するのは無理に思いますが、まあそれを言えばサンダーバード2号だってそうですから、野暮は言わないことにします。また、フライングサブの搭載に合わせ、シービュー号自身にもレーザーが装備され、近距離の敵相手には威力を発生するようになりました。レーザーはフライングサブにも装備されています。
それから、第2シーズンのもう一つの特長は、007を始めとするスパイ物が当時全盛だった影響を受けて、それを安っぽく真似したようなストーリーがいくつかあることです。名優リチャード・ベースハートにショーン・コネリーみたいな役を演じさせるのにはかなり違和感がありました。
さらにもう一つの特長は、「ネタに困ったら怪物を出す」ということで、全26話の内、実に9回がこの手の怪物がらみです。(大クジラ(2回)、巨人、宇宙生物、謎のへドラに似た怪物、巨大電気クラゲ、巨大海中グモ、半魚人、恐竜)デヴィッド・ヘディスンがインタビューで嘆いていたように、こうした怪物の登場する回はストーリーが単純になり、俳優達が演技をする余地がほとんど無くなってしまいます。おそらく、怪物を出すと視聴率が一時的に上がったのかもしれませんが、ちょっと安易と言わざるを得ません。多分第3シーズン・第4シーズンではこの傾向がもっとひどくなるんじゃないかと思います。
最後に、回数として沢山はありませんが、第1シーズンで目立った「冷戦もの」に加え、第2シーズンではアメリカ内部での権力争いみたいな話があり、なかなか興味深かったです。
第2シーズンで個人的に一番良かったと思う話は、”The Killers of the Deep”ですね。シービュー号自体はあまり活躍しないのですが、ネルソン提督が駆逐艦の艦長代行となり、某国の潜水艦と戦う話です。

TOEIC L&R 237回の成績通知とリスニングが満点になった推定理由


TOEIC 237回の正式な成績通知が今日届きました。でリスニングは今回初めて495点の満点だったんですが、各パートの正解率を見る限り、何でこれで495点が取れたのか非常に不思議です。おそらく100問の内の正解数はせいぜい95~96問ぐらいだ思います。それで満点となる理由ですが、
(1)最近のリスニングは高得点者を少なくするために、一部で異常に難しい問題が混ぜられている。しかしそれを単純な正答率で点を付けると、過去のそれほど難しくなかった時の試験との整合性が取れなくなる。なので単純な正解率の平均によって調整が行われ、100%の正答率ではなくても満点になる。
(2)今回のパート2で3択の選択肢のどれが正解かほとんど判断できない問題が確実に2問ありました。(私が受けたバージョンは、パート1の写真にコインランドリーみたいなのがあったものです。)リスニングについてはここ数年最低毎日90分は英語を聴いていますから、問題が聴き取れないということはほとんどありません。しかしこの2問については聴き取れたとしても、選択肢でどれを選ぶべきかが非常に曖昧でした。おそらくこの2問はあまりに正解率が低かったので採点から除外されたのではないかと思います。この2問を除けば、後間違えたのが2問くらいなら十分満点の可能性はあります。
ということで、先日S&Wのおかしさ満点の採点について疑問を呈しましたが、L&Rはそれよりはましとはいえ、何かとても変なテストになってきているように思います。

原子力潜水艦シービュー号の”The Return of the Phantom”

原子力潜水艦シービュー号の”The Return of the Phantom”を観ました。タイトル通り、”The Phantom Strikes”’(第一次大戦の時のドイツのUボートの艦長の亡霊がクレーン艦長の肉体を乗っ取ろうとする話)の続篇です。ということは”The Phantom Strikes”の視聴率が良かったのでしょうか。しかし、個人的にはあの話をまた引っ張るのはちょっと止めてくれよ、という感じです。今回はネルソン提督はクルーガー艦長の脅しに屈し、クレーン艦長を銃で撃ち、瀕死の状態になったクレーンの肉体はクルーガーに乗っ取られてしまいます。しかし、チップ副長は、原潜には必要の無い浮上をクルーガー艦長が乗っ取ったクレーン艦長が命じたことで、クレーン艦長が本人ではないことに気がつきます。それで肉体を手に入れたクルーガーがやりたかった事は、昔ハワイの近くの島で出会った女性との愛を復活させることで、その女性も当然とっくに死んでいますが、クルーガーは生きているダンサーの女性をその女性の墓に連れて行き、その女性も蘇らせようとします。最後はシービュー号のミサイルが島を吹っ飛ばして、クルーガーもその女性の霊も一緒に消滅します。(クレーン艦長と拉致された女性はネルソン提督が助け出しました。)
これで第2シーズンは終わりです。第1シーズンの時もそうでしたが、オマケでデイヴィッド・ヘディスンのインタビューがついています。アーウィン・アレンは名セールスマンで名プロデューサーだが良い監督ではなく、特に生身の俳優達とのコミュニケーションが取れず、またユーモアの感覚もほとんど無かったことが暴露されています。またシービュー号の後半の2年間では奇妙な怪物のオンパレードで、せっかく集められた俳優達は自分達の演技がほとんど無用のものとなって、フラストがたまっていた、と告白しています。