このブログの10月のアクセス状況

ここのブログの10月のアクセスは特に前半が好調で閲覧数が2万を超すかなという勢いでしたが、後半やや失速しました。
それでも、訪問者が前月比で36%アップ、閲覧数が10%アップです。一人の訪問者が見る平均ページ数がちょっと前は10ページ近くありましたが、10月は4ページちょっとぐらいに落ち着いています。

「原子力潜水艦シービュー号」の”The saboteur”

「原子力潜水艦シービュー号」の”The saboteur”を観ました。今回も冷戦ものですが、今回は「某国」がPeople’s republic…ということで中国です。冒頭でクレーン艦長が頭部に電極を付けられて、電流を流されて拷問されながら洗脳されています。結局クレーンは洗脳に負けて、シービュー号が行おうとしている新型ICBMの発射実験を妨害し、ネルソン提督を殺す命令を受けそれを承諾します。アメリカがこのICBMの実験を急いでいたのは、ある国際会議にアメリカ大統領が出席し、そこでこの兵器の完成をアピールして、敵国を牽制する、という冷戦時代ならではの身も蓋もない理由です。
クレーン艦長は、シービュー号の出発ギリギリで乗船しますが、結局深海からのICBMの発射でわざと操艦を狂わして発射を妨害したり、また櫛に仕込んだ磁気発生器でICBMを爆発しないようにしたり、挙げ句の果てにはネルソン提督を撃とうとし、その前にアメリカの諜報機関員に撃たれます。艦内にはリーの行動を監視するためのもう一人の洗脳を受けた者がおり、クレーン艦長が失敗したことが分かると、今度はシービュー号の前部の観測窓を爆薬で破壊してシービュー号を沈めようとします。アメリカの諜報機関員がその男を撃ちましたが、一足遅く爆薬は爆発し、観測窓は破壊され海水が浸入します。しかしその前にネルソン提督が急速浮上を命じていたため、間一髪でセーフ、という話でした。
しかしその後がよくわからないというか、洗脳が解けたクレーン艦長は、罪に問われることもなくあっさり元の艦長職に戻っています。

白井喬二の「逍遙の歴史小説論と現代のそれと」

白井喬二の「逍遙の歴史小説論と現代のそれと」を読了。白鷗社の「文藝日本」の昭和28年7月号に掲載された2ページのエッセイ。内容はタイトル通り、白井が昔読んだ坪内逍遙の歴史小説論の紹介と、自分の歴史小説に関する考え方の表明です。坪内逍遙は西洋で歴史小説が盛んになったのが19世紀と言っていますが、ジャブロンカ曰くは歴史学と小説が別のものになったのも19世紀で、その辺りの兼ね合いがちょっと面白いです。また白井は「歴史小説」という場合に、「歴史」と「小説」のどちらに重点を置くべきかということに関し、「小説」だと明確に述べていることは注目に値します。白井の真骨頂は、「フェイク歴史」を作り上げることだと私は思っています。それは悪口ではなく褒め言葉です。

アニーシュ・チャガンティの「サーチ」(Searching)

昨日は有給休暇を取って「サーチ」(原題:Searching)を観て来ました。Eigoxのある先生のお勧めです。最近の映画には珍しく脚本がしっかりした映画だと思いました。原作はあるのかと思って調べてみましたが、インド系アメリカ人の監督が自分で書いているみたいです。監督がインド系、そして主人公が韓国系アメリカ人、場所がシリコンバレー(サンノゼ)と実にカリフォルニアのエイジャン・テイストが溢れる映画になっています。脚本の良さに加え、すべての画面がパソコンかスマホのアプリ画面上で映され、普通に撮影した動画はまったくないという、実に今日的な映画です。そしてFacebok, Twitter, Tumblerその他の実在のSNS画面が次々に登場し、何か映画を観ているのか、パソコンをいじっているのか分からなくなります。でも、今私が50年前のアーウィン・アレンのテレビドラマを観て笑っているように、後50年経ってこの映画を観たら、ああ、この頃はこんな原始的なことをやっていたんだ、と思うと思います。主人公の父親はシリコンバレーのハイテク企業勤務という設定なんでしょうが、ともかくインターネットを駆使して、娘の失踪の謎に迫って行きます。一部どうやって娘が使っているパスワードを突き止めたのかとか多少の突っ込み個所はありますが、全体的には非常に良く出来た映画でした。

「原子力潜水艦シービュー号」の”The human computer”

「原子力潜水艦シービュー号」の”The human computer”を観ました。今回の話は、久し振りに「某国」が登場します。シービュー号に最近開発された(その当時の)スーパーコンピューター(といってもリレー式(^_^;))を取り付けて自動運転させ、軍事演習でテストが行われます。最初のテストでは魚雷3発の内2発は回避しましたが、最後の1発に当たってシービュー号沈没の判定。開発した博士は一回目の失敗は1個のトランジスターの不良が原因といい、シービュー号は二回目のテストに入ります。この回ではそのスーパーコンピューターとクレーン艦長だけが搭乗します。ここで登場するのが某国で、こっそりとスパイをシービュー号に乗り込ませ(何でそんなに簡単に乗り込めるのかがきわめて不思議)クレーン艦長を事故に見せかけて殺し、その後スーパーコンピューターのプログラムを入れ替えて自国へシービュー号を持ち帰り、その秘密を全部解析してしまおう、という陰謀です。軍事演習は今回はスーパーコンピューターは完璧ですべての攻撃を回避し、海底に着地します。その後某国スパイが登場し、シービュー号の艦内でのクレーン艦長との息詰まるサスペンス劇となります。色々あって結局クレーン艦長は艦内の一番狭い部屋に閉じ込められ、そこで空気を止められ、窒息死寸前になります。たまたま(?)その部屋にあった短時間の潜水用のボンベを使って、クレーン艦長はバラストタンクの水中を潜ってその部屋から脱出します。取り敢えず、コンピューターとシービュー号を接続しているワイヤを切断し、自動運転を切ります。そして某国スパイと格闘戦になり、最後は何と潜望鏡を下げて敵スパイを動けなくします。
それで結局、クレーン艦長はサンタバーバラの母港へ帰るのですが、コンピューター無しに一人でシービュー号を運転したのだとしたら、恐るべきスーパー艦長です。
しかしこの回もシービュー号の艦内を移動するシーンがありましたが、どこにも「放射線注意」のマークがありません。シービュー号って本当に原子力潜水艦なんでしょうか?

NHK杯戦囲碁 趙治勲名誉名人 対 芝野虎丸7段

本日のNHK杯戦の囲碁はTOEIC受験のため、録画で視聴。黒番が趙治勲名誉名人、白番が芝野虎丸7段という、年齢差43歳という、往年の名棋士対新鋭バリバリという興味深い対戦でした。黒の趙名誉名人は1、3、5手目がすべて三々でした。先週の伊田篤史9段は2、4、6手目がすべて三々でした。もっとも1、3手の向かい三々の布石は趙名誉名人は全盛期から打っていたように思います。違うのはAIの影響で相手の星の構えにいきなり三々に入るところです。そういう風に趙名誉名人がひたすら実利に走ったので、対する芝野7段は当然厚みから模様を張る展開になりました。白の下辺から右辺にかけての構えに、趙名誉名人がらしく相対的に深く打ち込んで行きました。芝野7段は、右下隅で黒から切り取りがあった所をかけついで隅の黒に利かした後、打ち込んだ石にボウシしました。その後の一連の攻防で、黒は目一杯の手を打ち続けましたが、誤算があったのが取られていた黒2子を逃げ出したことで、この黒はその後色々やっても結局取られで、ここで黒は大きく損をしました。しかしここからの黒の趙名誉名人の粘りと反撃が見事で、下辺からの石は我慢して左辺に連絡し、今度は右辺に出ていき、右辺を荒らしながら、同時に右上隅の白への攻めを見ました。この打ち方はかなり効果的で一時かなり挽回したかなと思いました。しかし右上隅の白を攻めようとした時、白が右辺から下に一間に飛んで、黒を逆に切り離しました。結局攻め合いになるのですが、白の方が一手長く、結局中央の攻め合いで白に黒数子を取り込まれ,更には右辺でも白二子を取り込むことがかなわず、結局ここで黒の投了となりました。芝野7段の読みの的確さと、趙名誉名人の粘りの両方が楽しめました。

TOEIC L&R第234回受験

TOEIC L&R 第234回を受験しました。場所は明治大学の生田キャンパスで多分3回目です。前回965点取れたのでもういいかと思っていましたが、今回は1年半前の受験時よりリスニングがかなり向上したのではないかと思ってそれを確認するのが主目的でした。しかし、実際は風邪薬を飲んで若干頭がぼうっとしていたせいか、リスニングは苦戦し、よく聞き取れないで山勘で解答したのが数問ありました。下手したら前回より下がっているかもしれません。これに対し、リーディングは特に難しいと思う問題もなく、比較的すらすら解けて、最後は8分くらい余ったので最初の30問を見直して1問修正出来ました。こちらは前回よりいい感じですが、問題が全体的に易しい時は高得点が出にくいと聞いていますので、さてどうなるか。しかしどうでもいいですが受験者の8割以上は大学生に見えます。生年月日を解答用紙にマークシートで記入しますが、西暦の最初の選択肢が1と2があります。後数年で2000年以降生まれの人の比率の方が増えて、2をマークする人の方が多数派になるんだと思います。

Food safety

The following essay is what I wrote as a writing assignment of an English school AEON. The title this time is “Food Safety” and I described three notorious incidents in Japan.

Topic Food safety
Style Formal

We eat to live, not we live to eat. Food is, however, one of the most essential parts for our health. In the traditional thought of oriental medicine, foods occupy the crucial part of medication. In Japan, we believe that we can drink rather safe water and eat mostly safe foods. Despite the alleged fact that Japan is the safest country in the world for water and foods, it does not mean that Japan is 100% free from risks caused by poisonous water or foods. Let us look at three notorious examples happened in Japan from the late 1950’s to the present:

(1) Morinaga Milk arsenic poisoning incident (1955)
Dry milk corrupted by arsenic produced at the Morinaga’s Tokushima factory killed 130 infants and 12,044 suffered from arsenic intoxication for a long period. This is practically the first incident in Japan where the safety of food was strictly reviewed and the related consumer protests were highly activated. Because this incident happened during the country’s rapid growing period, the then government tried to protect Morinaga rather than to defend the victims and actually oppressed the related consumer activism. In 1969, 14 years after 1955, a professor at Osaka university found that the victims still suffered from aftereffects and it stirred up strong boycott campaign in all over Japan. Morinaga finally accepted its responsibility and closed its Tokushima factory in 1970.

(2) Kanemi oil symptoms (Yusho) incident (1968)
Because of edible oil contaminated by PCB (polychlorinated biphenyl), more than 14,000 people suffered from skin and visceral disorder. Some pregnant mothers gave birth to so called “black babies” and it stunned people all over the world. The oil was produced by Kanemi Warehouse company and PCB that was used as a heat medium in the production line leaked from wrongly allocated pipes and was mixed with edible oil. PCB changes to dioxins once heated and caused many health troubles for the victims. The production and import of PCB were prohibited in 1975, although it had been until then widely used as a good insulating material.

(3) Yukijirushi mass food poisoning incident (2000)
14,780 people who drank Yukijirushi’s low-fat milk described symptoms such as diarrhea, nausea, or abdominal pains. Despite the fortunate fact that no one died, it was the biggest incident related to food safety in Japan. In this case, the reaction of Yukijirushi was quite bad and what the CEO said in an interview was harshly criticized. (He said that he has not slept at all by the incident). Although Yukijirushi was one of the biggest food related companies at that time, it lost its market share in a very short period and it was finally absorbed by another company.
The current relatively safer status for food was built upon such harsh experiences. Some weekly magazines now frequently report the risk of foods imported from China. We can be sure that China will also experience such incidents in the near future. (Please note that many visitors from China to Japan often buy Japanese dry milk including Morinaga’s claiming that they are much safer than Chinese companies’ products. It sounds very ironic.)

「原子力潜水艦シービュー号」の”The Buccaneer”(海賊)

「原子力潜水艦シービュー号」の”The Buccaneer”(海賊)を観ました。ストーリーとしてはなかなか面白かったのですが、この間の”Doomsday”の時と大きく設定が変わっている箇所があって白けました。
カルフォルニアのサンタバーバラにあるネルソン海洋研究所、つまりシービュー号の母港が、意図的に放火してその火事騒ぎで消防車に乗ってやってきた武装集団に襲われます。そしてシービュー号はあっという間に乗っ取られてしまいます。何、このセキュリティーの甘さ!核ミサイルを積んでいる潜水艦がこんなにあっさり乗っ取られていいのでしょうか。乗っ取ったのは世界的な大泥棒のローガンです。彼の真の目的は、オーストラリアでの展示会のため、フランスの高速軍艦で輸送中の「モナリザ」を盗むことでした。その高速戦艦に追いつける速度をもったのはシービュー号だけでした。ローガンは高速戦艦の艦長に、絵を渡さないと核ミサイルを発射して戦艦を破壊すると脅迫します。設定が変だというのはここで、この間の”Doomsday”の時は核ミサイル発射には4つの鍵を開けるフェールセーフシステムが必要で、なおかつ大統領の許可も必要でした。なのに今回はいともたやすく核ミサイルを撃てるというご都合主義設定に変わっていました。ネルソン提督はローガンと一緒に戦艦に乗り込んでともかくローガンにモナリザを渡すように説得します。その間にクレーン艦長が空調ダクトに潜って、ミサイルの電気配線ケーブルを切断して、ミサイル発射が出来ないようにしました。追ってくる戦艦を核ミサイルで沈めようとしたローガンですが、そういう訳で発射には失敗します。そこでローガンはシービュー号を潜らせて逃亡しようとします。ローガンがモナリザを見せびらかしている時に、クレーン艦長が咄嗟にオートジャイロのスイッチを切り、シービュー号が大きく揺れる隙に、閉じ込められていた他のクルーが脱出して、ミニサブのある部屋に逃げます。そこで催涙ガスボンベを集め、ホースでダクト経由で操舵室に催涙ガスを送り込みます。そしてミニサブのキャノピーを盾にして操舵室へと進み、シービュー号の指揮権を奪回します。しかし、このモナリザはまさか本物じゃないでしょうが、どこから調達したんでしょうか。

「原子力潜水艦シービュー号」の”The indestructible man”

「原子力潜水艦シービュー号」の”The indestructible man”を観ました。何か変な話で、あまりいい脚本とは思えません。シービュー号が宇宙船の着陸用カプセルが着水する所にスタンバって、無事着水したカプセルを回収します。シービュー号の船内でドアを開けたら、中には人間ではなくロボットが入っていました。人間が深宇宙に探査に出る前に、ロボットを使ってまずデータを集めようとしていたものです。しかし、このロボットが乗った宇宙船とは途中から連絡が取れなくなっていました。ロボットを設計した博士は、ロボットから観測データを取り出そうとしますが、うまく行きません。その内、ロボットは勝手に動き回り始め、色んなシービュー号の機能にダメージを与え始め、クルーの一部にも怪我をさせたりします。結局人間に近い形で人工頭脳を作っていたものが、ヴァン・アレン帯の放射能でおかしくなって、人間を破壊することのみを目的とするようになったのでは、という推測が立てられます。(ヴァン・アレン帯が発見されたのは1950年代の後半で、この放送があった頃はまだそれがどういう影響を持つのか分かっていませんでした。)ネルソン提督はこのロボットのエネルギー源が太陽電池であることを知り、船内を暗くして懐中電灯でロボットを誘導し、真っ暗な部屋に閉じ込めることで、ロボットを一時停止させることに成功します。しかし、博士が少しでもデータを取らせて欲しいと依頼して、結局博士はロボットを再活性化させてしまいます。ロボットは設計者の博士も容赦なく殺そうとしました。結局ロボットはミサイル室に入り込み、そこで時限機雷を発見してそれをスタートさせてしまいます。時間は60秒しかありません。ネルソン提督は再度光でロボットを脱出ハッチに導き、そこからロボットを海中に放出し、その後機雷が爆発してロボットが破壊された、という話です。どうでもいいですけど、ロボットの姿があまりにも原始的で、SFというよりフランケンシュタインか何かみたいでした。