Amazonで「砥石」を検索すると、1番に出てくるのはシャプトンの刃の黒幕シリーズのオレンジの1000番。このシリーズは私も320番と2000番を持っていますが、研磨力がありかつ均質ないい砥石だと思います。
しかし誰もレビューで書いていないんですが、この砥石はマグネシア法という製法で作られていて、耐水性に問題があります。メーカーのHPにも30分以上水に漬けたままにしないように、とFAQに記載があります。
マグネシアという一種のセメントは、梅雨時の高湿でも劣化して、割れたりするみたいです。その意味では、この刃の黒幕シリーズについている砥石台兼用の安っぽいプラスチックケースは問題で、使った後よく乾燥させないでこのケースにしまうと、確実に寿命が縮まると思います。
ちなみに、エビ印で有名なナニワ研磨工業の「ナニワ エビ 超セラミック砥石 台付 #1000」は、これもマグネシア系でセラミックの研磨剤ということで、シャプトンの刃の黒幕シリーズと製法的には一緒です。でもシャプトンの方は何の注意書きもありませんが、こちらは砥石の側面にちゃんと書いてあります。また、シャプトンのHPでは「30分以上はダメ」だったけど、こちらは「1時間以上」。またケースではなく、台なのでしまう時に湿気がこもる心配もありません。あまり知名度ありませんが、ナニワ研磨工業(エビ印)は実はこの手の角砥石では世界シェアナンバー1だそうです。私が徳島時代に買った仕上げ砥もここの製品でした。
「原子力潜水艦シービュー号」の”The Left-Handed Man”を観ました。題名は敵方の殺人者で右手の先が毒針を発射する銃に改造されている(ちょっと漫画のコブラみたいですが)のが出てくるからです。女性の登場することが少ないこのシリーズで今回は結構女性の活躍が目立ちます。といっても二人だけですが。一人は次期国防長官に内定しているペンフィールドの娘と、もう一人はネルソン提督の秘書です。ペンフィールドの娘は、何というか古典的なスチュワーデス(フライトアテンダントではなく)の格好で現れ、また実際に飛行機の中でスチュワーデス業務をやっています。彼女がネルソン提督の元を訪れたのは、彼女の父が国務長官になるのに反対して欲しい、という何とも奇妙な依頼です。それによると、彼女の父親が全米で最も嫌われている実業家のグラフトンに秘かに会っており、何か陰謀を企んでいるというものです。いくつかの証拠を見せられ彼女を信じたネルソン提督はペンフィールドの国務長官に反対する証言をし、全米から非難が集まり、また右手が銃になっている男に狙われます。ネルソン提督はワシントンに言って直接大統領に証言する予定で飛行機に乗りますが、実はそれはグラフトンの飛行機で、ニューメキシコの彼の屋敷に連れて行かれます。クレーン艦長がフライングサブでネルソン提督を救出に向かいます。結局、ペンフィールドはグラフトンが長い間かかって自分の傀儡として作り上げた男で、多くの人に好かれ信頼されるように作り上げられていました。結局乱闘になって、ペンフィールドもグラフトンも命を落とします。


1966年のアメリカ映画「アメリカ上陸作戦」”The Russians are coming, the Russians are coming”を観ました。Eigoxの先生(両親がロシア人)のお勧め。
両刃の包丁を研ぐ時の角度固定治具3種をテスト。
「原子力潜水艦シービュー号」の”Escape from Venice”を観ました。舞台がヴェネツィアでこの間行ったばかりなので懐かしかったです。しかも50年以上も前の筈なのに、ヴェネツィアはあまり変わっていないようです。クレーン艦長がヴェネツィアで「某国」の秘密兵器についてのデータの鍵を握っている女性と会いますが、そのデータを解く鍵がある「メロディ」というのがちょっと変わっています。その女性はそのメロディをクレーン艦長に伝えた所でゴンドラの漕ぎ手にナイフで刺されて死んでしまいます。そしてクレーン艦長がその犯人にされてしまいます。クレーン艦長は運河を泳いで逃げますが、腕を撃たれてしまいます。ヴェネツィアは橋を一本封鎖されたら陸路で逃げるのは不可能で、ネルソン提督はフライングサブでクレーン艦長救出に駆けつけます。クレーン艦長はヴェネツィア中を逃げますが、なかなかネルソン提督と合流できず、やむを得ずアメリカ人女性観光客に頼み込んで自分の場所をネルソン提督に伝えてもらいますが。その女性観光客が敵方に捕まって自白剤を打たれて、といった展開です。しかしフライングサブが登場するようになってからシービュー号は何かオマケになってしまったような気がします。
原子力潜水艦シービュー号の”The Cyborg”を観ました。中々正統な(?)マッドサイエンティストもの。スイスのある科学者がサイボーグ(と言っていますが実際はヒューマノイド型ロボット)を開発しています。その研究所を見学していたネルソン提督をその科学者は拘束し、ネルソン提督の脳の全ての知識をサイボーグに移し、さらには外見もそっくりなネルソン提督2号を作り上げます。そしてその2号をシービュー号に、その学者が作った新しいコンピューターと一緒に送り込みます。そのコンピューターにより、シービュー号の外部との連絡はすべて遮断され、スイスのその学者の基地との偽の通信と置き換えられます。このマッドサイエンティストの目的はシービュー号の核ミサイルを使って各大国の首脳を脅迫し、従わなければ核ミサイルで攻撃し、統一世界政府を作ってサイボーグに管理させることでした。各国はすぐにシービュー号の攻撃を命じ艦隊を発進させますが、シービュー号は北極海の氷の中に逃げて艦隊を振り切ります。そこで偽のネルソン提督が核ミサイル発射命令を出します。艦内には嘘のラジオ放送で、核戦争が起きてアメリカが攻撃された、というニュースが流れます。例のモナリザ盗難の時は核ミサイルがいとも簡単に発射できそうでしたが、今回は前にあったようにちゃんとフェールセーフシステムが働いて、4人がキーを操作しないと核ミサイルが発射できないようになっていましたが、マッドサイエンティストはそれもハッキングして無効にしてしまいます。偽ネルソン提督はアメリカが核攻撃を受けたので報復攻撃を行うと言いますが、実際のターゲットはワシントン、モスクワと北京でした。後数分で核ミサイル発射というタイミングで、ネルソン提督はGundiという女性(実はこれもサイボーグ)の手助けで何とか拘束を振りほどき、ネルソン提督2号のコントロール装置を使って偽ネルソンの手がテーブルを叩くようにし、クレーン艦長にそれでモールス信号を送り、核ミサイル発射の中止と偽ネルソン提督の殺害を命じます。シービュー号艦内で撃ち合いが始まりましたが、クレーン艦長等が勝ち、核ミサイル発射はぎりぎりでストップします。という話です。まあありがちな話ではありますが、それなりに緊迫感があって良かったと思います。