ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳第20回目を公開

ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第20回目を公開しました。
この章全体がそうですが、この論考における中心部分であるだけに、ドイツ語の部分がかなり難解で、理解するのに何度も読み直して利して四苦八苦しています。現時点ではまだ満足できる日本語訳のレベルには達していないと思いますが、後を読んでいけばまた現在の部分もより良く理解出来ることもあると思い、公開しました。
合名会社や合資会社におけるもっとも重要な概念は「有限責任」「無限責任」だと思いますが、ヴェーバーはこの2つの会社形態においてそういう概念がどこから生じたのかを家ゲマインシャフトの「共通の家計」に求めています。

フィキサチフ(Fixative)

これは新しい消毒剤ではありません。(笑)これはフィキサチフ(Fixative)と言います。絵の道具で下に塗った絵の具が滲まないようにして重ね塗り出来るように樹脂の層を吹き付けて作る薬品です。万年筆の水性インクが水などでにじまないようにするのに使えないかと思って買ってみました。今テスト中ですが、効果はありますが、完全に水をはじくには何回か重ね塗りしないといけないようです。
何でこんなマニアックなものを知っているかと言うと、藤子不二雄Aの「まんが道」で出てきたからです。藤子不二雄の二人がカラーの扉絵を描くことになり、ベースの線画は出来て、それに絵の具で色を塗ろうとしたらインクがにじんで困っていたら、当時アニメーターをやっていた同じトキワ荘の住人の鈴木伸一が、「いいものがある」って取り出しのがこのフィキサチフでした。実はフィキサチフには何種類かあって、最初に買ったのは木炭コンテ用でした。買い直したのがパステル画用です。品名も最初のはフキサチーフになっていました。

アルコールティッシュの代替品

賢い消費者になり、新型コロナから身を守りましょう。
あれこれ家庭の消毒について調べてみて、次亜塩素酸ナトリウムは広いエリアをまとめて消毒する時はいいですが、身の回りの物を消毒するにはとても使いにくいと思いました。特に消毒するその度に希釈液を作る必要があること、またアルコールに比べて即効性が弱く、拭いて消毒するんだったらかなり何回も拭かないといけないこと、かつ一度拭いた後臭いが残ったり、金属だったら腐食するのでまた別のもので拭き取らないといけない、などかなり面倒です。
スマホとかPCのキーボードを消毒するんだったら、やはりアルコールウェットティッシュが最適です。しかしご承知の通り、アルコールティッシュは売り切れかあってもとても高価になっています。
でも世の中には、ほとんど同じ物で別用途として売られている物が沢山あります。たとえばここに挙げた、トイレ用のお掃除シートとOAクリーナーです。トイレ用のお掃除シートの成分は精製水、エタノール、PG(プロピレングリコール)、除菌剤(詳細不明)、消臭剤、香料です。PGは化粧品などにも使われているので問題無いと思います。
OAクリーナーの方は精製水、エタノール、IPA、防腐剤で消毒用として最適な成分です。
重要なのはどちらも流通に在庫があって比較的簡単に買えることです。「トイレ用」だからといって、中身が何か不潔だったりはまったくしません。(除菌タイプなんだから当たり前。)
私は最近はスマホとiPodは特に毎日この手のアルコール系シートで拭いて殺菌しています。

NHK杯戦囲碁 安達利昌7段 対 秋山次郎9段


本日のNHK杯戦の囲碁は期が新しくなっての初戦で、黒番が安達利昌7段、白番が秋山次郎9段の対戦でした。お互いが地を囲い合う地味な布石から局面が動いたのが白が右下隅の黒の二間ジマリに置いていった時です。白は単体での活きは難しく、劫に持ち込みました。白からは右上隅に何劫か有り、黒は劫立てに応じていられず、劫を解消して右下隅を大きな黒地にしました。その代償で白は右上隅の地を取り、なおかつその周辺の黒を攻めることになりました。ここでの戦いが1段落した後、焦点は黒が左辺の白に打ち込んでいった辺りの戦いでした。この結果は黒白が中央でお互いに眼が無い集団が二つずつあるという激闘になりました。結果は黒にわずかに指運みたいなものがあり、黒が攻め合い一手勝ちで白の一段を仕留め、白の投了となりました。安達7段は秋山9段に初勝利です。

本日の読売新聞朝刊の次亜塩素酸ナトリウムによる消毒についての問題記事

昨日、次亜塩素酸ナトリウム剤であるハイターとピューラックスの違いについて書いたばかりなのですが、今日の読売新聞の朝刊にかなり問題な記事が出ていました。以下を読売新聞にメールしましたが、訂正記事とか出るのかどうか見守りたいと思います。特に誤飲につながりやすいペットボトルに次亜塩素酸ナトリウム希釈液を作るというのはかなり問題だと思います。
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本日朝刊の「コロナから守る」の次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)による消毒の記事は不正確かつ誤解を招きます。

(1)原液濃度5%の漂白剤を使うと書いてありますが、そもそもハイターなどの家庭用漂白剤に濃度の表示はありません。これはメーカー側が実際に家庭で使われる時の濃度を保証できないからです。実際には製造時は6%程度で、それが流通在庫などを経て家庭で使われる時は濃度が低下し、普通3%程度になります。家庭での開栓後はさらに濃度が低下していきます。下記に花王のキッチンハイターの薄め方の説明がありますが、ここで花王が想定している原液濃度は2%であることは計算すればすぐ分ります。記事の5%の想定の半分以下です。従って記事の通り希釈液を作っても次亜塩素酸ナトリウム濃度は半分以下になり、十分な殺菌効果は出ないことが懸念されます。
https://www.kao.com/jp/soudan/topics/topics_107.html
医療用のピューラックスなどの製品なら一年間の使用期限内は濃度6%を維持することが保証されています。
(2)(1)からも分るようにメーカー(花王)は漂白剤の用途以外の使用について何の保証もしていません。もちろん推奨もしていません。製品にそう書いてあります。
(3)通常布巾などをキッチンハイターなどで消毒する場合には、2分ほどつけ置きするようにとされています。従って布等に液を付けて拭いても、十分な消毒効果は出ません。
(4)何かを次亜塩素酸ナトリウム希釈液で拭く時にパルプ製品(キッチンペーパー、ティッシュペーパーなど)を使うと、塩素が不活性化され消毒効果が出ません。このことについての注意がありません。
(5)記事ではペットボトルを使うようになっていますが、これだとまるで作った液を貯めておいてまた利用できるかのような誤解を与えます。実際は希釈液は時間が経つにつれて塩素が抜けていきます。希釈液はその都度作るものです。またペットボトルに貯めておいて間違えて幼児等が誤飲する危険性もあります。家庭用の次亜塩素酸ナトリウムには水酸化ナトリウムが入っており、飲用出来ません。
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今良く見直したら、記事は「ペットボトル一本分の水」と書いてあるだけで、ペットボトルをそのまま使えとは書いていません。イラストレーターが良く考えないで描いたんでしょうね。

追伸:

記事には「東北医科薬科大学のハンドブック」を参照したとあります。しかしそこに書いてあるのは、(薄めた結果として)0.05%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液を使え、と書いてあるだけで、どこにも元の漂白剤の濃度が5%だとか、ペットボトルに入れろなどとは一言も書いていません。不適切な説明を入れたのは読売新聞の責任です。(ただ一箇所だけ、次亜塩素酸ナトリウム水溶液にティッシュを使うのは間違いでこれは東北医科薬科大学の責任です。次亜塩素酸ナトリウム水溶液の塩素濃度がパルプによって低下するという実験結果はここを見てください。)