円筒分水と二ヶ領用水の桜2023年3月22日

今年の久地円筒分水と二ヶ領用水の桜です。枝垂れ桜はまだこれからという感じの樹もありました。円筒分水の桜は老齢化なのか年々花の量が減ってきている感じで、昔のような見事さが無くなり残念です。年年歳歳花相似たり、と言いますが、花も決していつまでも同じという訳ではないようです。

トワイライト・ゾーンの”The Midnight Sun”

トワイライト・ゾーンの”The Midnight Sun”を観ました。地球の公転軌道がある日何かの理由で通常の軌道を外れ、太陽に向かってゆっくりと落下を始めます。ニューヨークは24時間昼になり、また気温も40℃、43℃、46℃という具合に日増しに上がって行きます。画家ノーマと、大家のミセス・ブロンソンは、そのアパートに残っている最後の2人になりました。他の人は北に引っ越したり、また熱にやられて死んでいったりしていました。警察当局はニューヨークを逃げ出そうとする車で一杯のハイウェイの警備に手一杯で、市内の治安は非常に悪化しています。ある日、屋上のドアから見知らぬ男がアパートに侵入します。ノーマは銃を取り出してその男にすぐに出ていくように言いますが、その男が出る前にミセス・ブロンソンがドアを開けてしまい、男が部屋に侵入します。男はノーマの銃を奪い、また冷蔵庫から最後の水を取り出し飲んでしまいます。しかしそこで男は我に返り、自分は普通の人間なんだと釈明し、彼の奥さんも子供も熱さで死んでしまったと言います。男は出ていきますが、ミセス・ブロンソンは倒れ、ノーマもまた倒れます。そこで暗転するとノーマがベットに寝かされています。その世界は逆に地球が太陽から離れていき、日一日と寒くなっていっていました。ノーマは夢を見ていたと言い、寒さと暗さがある世界は何と素敵なんだろう、と言います。
まあ、地球温暖化の今日この頃身につまされる話ではありますが、もう一ひねり欲しかったと思います。

ウルトラQの「206便消滅す」

ウルトラQの「206便消滅す」を観ました。日本が開発した超音速機の206便が香港から日本に向かう途中で巨大な渦のような空間に飲み込まれて姿を消す。その飛行機には万城目と一平も乗っていました。全員が気絶していたドサクサに紛れ、乗っていた護送注の殺人犯が警官の拳銃を奪って乗客達を脅します。外に出てみるとそこは雲の上のような空間でしたが、そこには壊れた零戦、グラマン、B29などまるで飛行機の墓場でした。そして巨大セイウチ(名前はトドラみたいですが)が突然出現します。そこにはダイヤも落ちていて、殺人犯はそれを拾うのに夢中になり、その隙に万城目が銃を奪い格闘になりますが、流れ弾で機長と副機長が負傷します。殺人犯は結局雲の隙間に飲み込まれて姿を消します。万城目達は傷ついた機長と副機長の代わりに206便を操縦し(普段セスナ機しか操縦していなかった筈ですが)、何とか空間の脱出口を見つけて、無事に元の空に戻ります。
別にセイウチの怪獣が出てきてもいいですが、その怪獣が作り出した空間だとかの説明は何もありませんでした。
ちなみに東京の空港の管制官を小泉博(クイズグランプリの司会者、レインボーマンのヤマト一郎)が演じていました。

トワイライト・ゾーンの”Deaths-Head Revisited”

トワイライト・ゾーンの”Deaths-Head Revisited”を観ました。ドイツのバイエルン地方のある町に、一人の紳士がやって来て宿を取ろうとします。そこの受け付けの婦人はその紳士の顔に見覚えがありましたが、紳士はシュミットと名乗ります。その土地の名前はダッハウで、第2次世界大戦中に強制収容所があった場所です。男の本名はギュンター・ルッツでSSの隊長でダッハウ収容所の所長でした。戦争後名前を変えて南米に亡命していたのを、故郷なつかしさに、帰国したものです。ルッツは収容所跡地を訪れ、かつて自分がやった残虐行為を思い出しては笑みをうかべます。そんな彼の前に、アルフレッド・ベッカーというユダヤ人が当時のままの囚人服で現れます。ルッツはベッカーを、連合軍が解放に来る直前に殺しており、また収容所に火をかけていました。ルッツの前にはベッカー以外の当時の収容者が多数現れ、ベッカーは裁判にかけられ、人道に対する犯罪の容疑で告発されます。ベッカーは目を覚まし、それが悪夢だっとと思いますが、しかしまたもベッカーが現れ、ルッツにマシンガンで撃たれた痛み、首を吊り下げされた苦しみ他を経験させます。その後ルッツは死体で発見されます。
ダッハウの収容所跡地は、現在は記念館になっており、私は2004年9月に行っています。なのであまり後味の良い話ではありません。このエピソードはドイツでは放送されなかったとのことです。まあそうでしょうね。

NHK杯戦囲碁 一力遼棋聖 対 関航太郎天元


本日のNHK杯戦囲碁は、黒番が一力遼棋聖、白番が関航太郎天元の対戦で、決勝戦でした。結果は白の関航太郎天元の半目勝ちとなり、2回目の出場で初優勝を飾りました。一方、一力遼棋聖の3連覇はなりませんでした。この棋戦、今後の碁界の動向を占うものとして注目していました。一力遼棋聖はつい先日、芝野虎丸名人の挑戦を退けて棋聖を防衛したばかりで、勝てば文字通り碁界の第一人者として君臨出来たと思います。一方で関航太郎天元が勝てば、今後の碁界は本当の意味での戦国時代、群雄割拠になると思いました。結果として関航太郎天元が勝ったので、もう令和三羽烏という言い方ではなく、関航太郎天元も入れて令和四天王と呼ばないと失礼だと思います。その証拠に、この今回のNHK杯戦で、伊田篤史9段と令和三羽烏の三人を全員破っているのですから。
碁の内容は、一力遼棋聖が左上を捨てて打ったのが大胆な構想でしたが、狙ってそうしたというより苦し紛れにそうさせられた、という感じがしました。関天元の碁は、部分的な読みが優れているというより、大局観が素晴らしくて序盤・中盤で早々とリードを奪い、それを守って勝つ、というのはちょっと全盛期の呉清源さんを思い出させます。AIソムリエと呼ばれているそうですが、本当の意味でAIによって強くなった棋士の時代が来たのだと思います。一方一力遼棋聖は、終始苦しい碁でしたが、それを半目差まで追い上げた力強さはやはり見事でした。終盤下辺で逆転する筋があったのですが、時間が無い中それを見落としたのは残念でした。

ウルトラQの「燃えろ栄光」

ウルトラQの「燃えろ栄光」を観ました。何と言うかつまらない話で、ピーターも怪獣というにはあまりにも中途半端でした。
ダイナマイトジョーというボクサーが、ピーターという温度で体長が大きく変化する海洋生物の予言で、次の試合のKOラウンドを知り、その予告通りに連戦連勝。それでついに世界タイトルマッチが組まれますが、ピーターに「今度はKO負けする」と予言され、ダイナマイトジョーはその前の試合で眼を痛めたこともあって、試合前に逃亡して、何故かピエロをやっているという話。
最後落雷による火事で巨大化したピーターをジョーは海に帰そうとしますが、ピーターは自分でガソリン缶を蹴倒して炎につつまれて死に(超巨大化するのかと思っていました)、ジョーは何故か吹っ切れて、おそらくタイトル戦に出ることにしたんだと思いますが、はっきりしない結末でした。

アウター・リミッツの”The Invisible Enemy”

アウター・リミッツの”The Invisible Enemy”を観ました。
火星探査のロケットが、火星で調査中に隊員が謎の死を遂げます。その調査のために次のロケットが火星に向けて打ち上げられ、無事着陸して調査を始めます。しかし、「見えない敵」により、3人中1人が死にます。もう一人の隊員が結局その正体を突き止めます。それは海のような砂の中を自由に動き回る竜のような怪物でした。その隊員はその竜が砂の中からは出て来ないことを察知します。その隊員を助けるため、隊長が外に出てきますが、彼は砂の中の岩の上で、回りを怪物に取り囲まれて動きが取れなくなります。隊員は自分が囮になるから、と砂の中をある方向に走り出しますが、途中で倒れます。隊長はその怪物が血の匂いに惹き付けられることを知り、血の付いた通信器を投げて、怪物がそれを目指している間に二人なんとか脱出して、という話です。
砂の中の怪物が、何だかデューンのサンドワームみたいですが、時系列的にはこちらの方が先です。元は1955年のSF小説みたいです。

トワイライト・ゾーンの”It’s a Good Life”

トワイライト・ゾーンの”It’s a Good Life”を観ました。「宇宙家族ロビンソン」のウィル・ロビンソン役で有名な子役ビル・マミーがまた出ています。オハイオ州の小さな田舎町ピークスヴィルでは、世界の他の場所が消えてしまいそこだけが残っています。そこではアンソニー・フリーモントという6歳の男の子が、神のような力を持つ暴君として猛威を振るっていました。アンソニーが嫌う電気や自動車は使えなくなります。そしてアンソニーが誰かのことを嫌いになると、その人間は消されて、コーンフィールドという異世界に飛ばされてしまいます。なので町の人間は皆アンソニーのご機嫌を取るのに必死です。アンソニーは週に一回、自作のテレビ番組を皆に見せます。今回のは2匹のトリケラトプスが互いに殺し合っている凄惨なものでしたが、皆は口々に今までので一番良かったと褒め称えます。その晩はダン・ホリスの誕生パーティーで、彼はプレゼントにブランデーとペリー・コモのレコードをもらいます。しかしアンソニーが歌が嫌いなので、そのレコードをかけることが出来ません。ホリスはブランデーで酔っ払って、どうして誰もハッピーバースデーを歌ってくれないのか、とからみ始めアンソニーを非難します。アンソニーは彼のことをとても悪い人間と呼び、彼をまずびっくり箱のピエロに変えて、最後はまたコーンフィールドに送ってしまいます。アンソニーは真夏の最中に雪を降らせ始めますが、それは町のなけなしの自給の作物の半分をダメにしてしまうものでした。しかしアンソニーの両親すらアンソニーには文句を言えません。
ということで、これは独裁国家の一種のパロディーかと思います。ちょっともう一ひねり欲しいうように思います。

ド素人の知ったかぶりサイト

Leica(ライカ)のおすすめレンズ14選。魅力と選び方」というサイトがあったのですが、冒頭で「言わずと知れた老舗カメラメーカーである「Leica(ライカ)」。一眼レフカメラを世界で初めて開発した企業として、カメラ愛好家でなくともその名前を聞いたことがある方は多いでしょう。」だと。HAHAHAHAHAHAHAHA….、LOL!

カメラマニアなら誰でも知っていますが、ライカは「レンジファインダーカメラ」で一世を風靡したメーカーです。それに対して日本メーカーは1960年代から一眼レフカメラで対抗し、ほどなく報道などを中心に一眼レフカメラが主流になりました。ライカが一眼レフカメラを出したのはようやく1970年代の半ばであり、それもミノルタとの技術提携で一眼レフの基礎技術を提供してもらってのことです。
ライカの初めては、ライカ判と呼ばれる24x36mmの画面サイズのフィルムを使うカメラを初めて作ったことです。

Rei Shinozuka (Rshino), CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

こちらがライカIIIfというレンジファインダーカメラ。ファインダーは距離計経由の風景を捉え、レンズに入る風景をそのまま見せている訳ではありません。シャッターを切った際に一眼レフカメラだと一瞬ファインダーが真っ暗になりますが、レンジファインダーカメラはそれが無く、撮影の瞬間も被写体を見続けることが出来、それ故にスナップ撮影に強いとされています。

AsahiPentax AP right

Andriy Matusevich, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

 

そしてこちらがアサヒペンタックスAPという一眼レフカメラです。上部にある山型の部分がペンタプリズムで、シャッターの前にあるミラーと合わせて、レンズから入って来た風景をそのままファインダーに写します。シャッターを切るとそのミラーが跳ね上がってフィルムの方に光を通します。

 

ウルトラQの「悪魔ッ子」

ウルトラQの「悪魔ッ子」を観ました。あるサーカス団の団長の娘のLilyは幽体離脱の芸で舞台に立っており、父親からあまりにも何度も催眠術にかけられたため、夜中に自分の精神が肉体から抜けて数々の事故や盗難を引き起こし、という話。
ウルトラQは怪獣が一番人気があったのでその路線になりましたが、本来はトワイライト・ゾーンやアウター・リミッツと同じく、こういう路線が本線だったと思われます。
Lilyを演じている女の子(坂部紀子)の顔が、何と言うか先日鳴子で見たこけしの顔とそっくりだと思いました。つまり非常に伝統的な日本の女の子の顔ということで。