キャプテン・スカーレットの”The Trap”

キャプテン・スカーレットの”The Trap”を観ました。XQRというジェット機をエンジェルスが護衛して飛行中に落雷でXQRが墜落して爆発します。乗っていたゴダード准将とそのパイロットは死亡しますが、ミステロナイズされXQR共々蘇ります。護衛していたメロディーはXQEが墜落したと報告しますが、おりからの悪天候での視界不良のため受け付けてもらえません。クラウドベースについたゴダード准将(例のミステロンズをチェックするカメラで簡単にミステロナイズされていることは確認出来る筈ですが)は、次の日に行われる世界の空軍のトップのサミット会議の場所を変え、スコットランドの使われていない古城にすることを主張します。キャプテン・スカーレットがすぐに安全確認のため古城に赴きます。彼はそこで怪しい人影を見つけ探っている内に、会議の行われる大部屋の壁にかけられた肖像画に仕掛けがあって、その裏に機関銃が据え付けてあるのを発見します。しかしスカーレットはミステロナイズされたゴダード准将らに捕まってしまいます。この辺りになるとミステロンズ側もキャプテン・スカーレットが不死になっていることを知っているらしく、スカーレットは地下室の壁につながれてしまいます。後からやって来たシンフォニーもやはり捕まって地下室にスカーレットと一緒につながれます。その内メロディーがクラッシュしたXQRの残骸を発見し、ゴダード准将がミステロナイズされていることをカーネル・ホワイトに連絡し、キャプテン・ブルーがSPVで古城に向かいます。スカーレットはシンフォニーの協力で何とか近くの床にあった槍を手にし、それで天井の通風口を叩きます。それに城の管理人が気がつき、間一髪で絵の後ろにいたミステロナイズされたXQRのパイロットを射殺しました。スカーレットはシンフォニーにヘリコプターで要人を脱出させようとしますが、駆けつけたキャプテン・ブルーから城の外壁から機関銃がヘリを狙っていることを告げられます。スカーレットは先ほどミステロナイズされたパイロットに撃たれていましたが、パーソナルジェットを身につけ、機関銃を操作しているゴダード准将と撃ち合います。その隙にシンフォニーの操縦するヘリコプターは無事発進します。スカーレットはブルーにSPVの機関砲で城を攻撃するように言います。城は破壊され、スカーレットも機関銃に撃たれて城の爆発に巻き込まれますが、例によって不死身で蘇ります。ホワイトベースに戻ったスカーレットは、助けてくれた城の管理人に「どうやって助かったのかが分からない」と言われて「私は不死身なんですよ。」と答えますが、ジョークとしか受け取られませんでした。今回は30分でなかなかスリリングな展開で良かったです。

スター・トレックの第3シーズンの”Requiem for Methuselah”

スター・トレックの第3シーズンの”Requiem for Methuselah”を観ました。Methuselahって何だと思ったら、旧約聖書に出て来る人でノアのお祖父さんにあたり、969歳まで生きたとされているようです。つまりは今回は長生きした男の話ということになります。どうでもいいですが、この第3シーズン、「今週の女優」パターンの話ばかりになり、第1、第2シーズンのバラエティーの多様さが失われたように思います。お話はエンタープライズ号の中でライジェリアン熱という疫病が流行り、次々にクルーが感染します。この病気を治せるのは、ただライタリンという物質だけです。カークとスポック、マッコイはその物質を求めてある星に降り立ちます。そこでいきなり空中を移動する小形ロボットに攻撃されます。すぐにその後、一人の男が出てきてこの星から出ていくように言います。カーク達のフェイザーは動かなくなってしまっていました。しかしカークはエンタープライズ号に自分達が攻撃されたら、その場所をエンタープライズ号のフェイザーで撃てと命令し、お互いに手詰まりになります。フリントと名乗る男は非礼を詫び、3人を自分の住居に案内します。そこは中世のイスタンブール風の建物で、その中には驚くべきことにまだ発見されていないダヴィンチの絵のオリジナルがありました。その内3人はフリントからレイヤという美しく聡明な女性を紹介されます。フリントはレイヤにカークとビリヤードをし、踊り、話すように言います。スポックがピアノでワルツを弾きますが、その楽譜は驚くべきことにヨハネス・ブラームスの直筆でした。しかしスポックはダヴィンチの絵が現代の絵の具で描かれていて、ブラームスの楽譜も現代のインクで書かれていることを発見します。フリントはライタリンを集めるのに協力しますが、しかし集めたライタリンには毒が含まれていました。フリントは今度は自分で集めるといって出ていきます。カークはその間にレイヤに魅せられていきます。スポックがちゃんとしたライタリンがラボの奥の部屋にあることを突き止め、3人はそこに入ります。そこで発見したのは、レイヤのもっと若い時の体で、レイヤはアンドロイドでした。フリントはBC3800年頃の戦いで自分が不死の体であることを発見し、ダヴィンチもブラームスも全てフリントであることを告白します。フリントはレイヤに愛することを教えるためにカークを利用しました。しかしカークは本当にレイヤを愛し、フリントとカークの間で殴り合いになります。レイヤは自分で決めると二人の戦いを止めますが、どちらに付いて行くといってももう片方を苦しませるということがわかり、その苦悶で死んでしまいます。カーク達はエンタープライズ号に戻り、ライタリンのお陰でクルーの健康が回復します。しかしカークはレイヤを忘れられずに…という話です。英語のWikipediaによるとこの話は「禁断の惑星」をぱくっているようです。確かに男女とロボットという組み合わせは「禁断の惑星」です。

寒川神社

寒川神社に今年も行って、お札をもらって来ました。これで今年の神棚のお札は榛名神社-天照大神-寒川神社です。三が日にお詣りしたのは初めてですが、さすがにコロナ禍も治まり気味とあってすごい人でした。途中で入場規制がかかって参拝まで30分くらいかかりました。

真空管アンプの棚卸しの最後-JB300B Ver.3

真空管アンプの棚卸しの最後、サンバレー(キット屋)のJB300B Ver.3です。一番最初に組立てた真空管アンプです。このアンプのせいで真空管や300Bの音が「甘い」と誤解をすることになったアンプです。まだこのアンプにPSVANE WE300Bを刺して聞いてなかったのでやってみました。悪くは無いですが、音が雑で余計な残響がくっついているような音になりました。このアンプは通電していると、いつ故障するかと冷や冷やします。実際に中のセメント抵抗がグリスが染みだしたようになっていて劣化していますので。かといって今さらこれの部品を総取っ替えして音質向上を目指そうという気にもちょっとなれないです。

P.S. 2時間ぐらい聴いたら演奏中に勝手にフェードアウトして電源のパイロットランプが消えて音が出なくなる現象が出ました。一旦電源を切って何分か後にONにするとまた音が出ますが、その後10分くらいで駄目。おそらく電解コンデンサー辺りが死にかけているのかと。→廃棄することにしました。やはりここの真空管アンプは耐久性に欠けるということがまたも実証されました。

伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館

「伊香保 おもちゃと人形 自動車博物館」での写真の一部です。ここの館長の方はラリーで色々と活躍された方みたいですが、それ以外に大変な「オタク」で、年齢が近い私には非常に楽しめました。今の若い人にこれらの写真を見せても何だか分からない、というものが多いでしょう。ともかく実物大の戦車まで作ってしまう凝りようにはびっくりでした。

謹賀新年2022

明けましておめでとうございます。今年もこのブログにお付き合いいただければ幸いです。
伊香保温泉に来ています。初詣は榛名神社と伊香保神社に行きました。一番下の写真は「おもちゃと人形自動車博物館」にあった「頭文字D」のパンダトレノです。「藤原とうふ店」もモデルになった店の店舗を復元しています。黄色の車も「頭文字D」をご存じの方には説明不要でしょうが、高橋啓介のFD(マツダ アンフィニRX-7 FD3S型)です。

さらに真空管アンプの棚卸し-エレキットのTU-8200R

真空管アンプの棚卸しは続きます。今日はエレキットのTU-8200Rです。元々は6L6GCシングルアンプですが、このアンプはバイアス電圧の自動調整機構が付いていて、まったく調整無しで、KT66、KT77、KT88、EL34、5881などのオクタルピンの各種ビーム管・五極管に差し替え可能です。それで今挙げた真空管は全てペアで持っています。こういうのを球転がしといって、なかなか楽しいですが、気を付けないと真空管のソケットというのは、そんなに頻繁に抜き替えることを想定していませんので、やり過ぎるとソケットが壊れます。後それから、NF(負帰還)をかけたアンプでは、出力管を変えても音の変化というのはほんの微差です。ブラインドテストをやったら聴き分けられる人はほとんどいないでしょう。
このアンプは出力管が差し替えられる以外に、増幅の方式として、普通の五極管接続、ウルトラリニア(UL)接続、三極管接続に、ジャンパー線の変更で切り替えられます。なので真空管入門としては最適のアンプだと思います。価格はキットで実売6万7千円くらいです。エレキットの真空管アンプはプリント配線板を使っていますので、組立てるのが楽ですし、マニュアルも非常に良く出来ています。

トライオードのTRV-88SER

なんか年末大掃除じゃなくて、手持ち真空管アンプ棚卸しみたいになって来ました。これはトライオードのTRV-88SERです。KT88のプッシュプルで35W+35Wのプリメインアンプです。さすがにこれだけパワーがあると余裕を持ってゆったりと鳴ります。300Bみたいな繊細な感じではなく、大らかに包み込むような音で、オーディオマニアより音楽ファン向けのアンプです。作っているのは中国ですが、品質は非常に良いです。ただリモコンの電池ボックスだけはリード線付きの市販品そのままでこれはちょっといただけませんが…初めての真空管アンプにお勧めです。といっても18万円弱くらいしますが、私は逆に手配線のアンプで、よくこの価格で出せるなと思います。

超三結アンプ再び

真空管アンプを聴きなおしが続いています。今日の組み合わせはこれ。
LUXMAN CL-38uC + 音の工房 SK-60KT(PCL86超三結アンプ)。
これがなかなかいいです。超三結アンプは前は高音の独特の輝きみたいのが強すぎる感じがありましたが、しばらく聴かないでいたらそれなりに熟成したように感じます。私としては全段差動プッシュプルアンプよりもこちらの超三結アンプの方が音としては好みですね。定位とか音像の実在感は全段差動プッシュプルアンプがいいですが、何というか全段差動は音が太めな感じで、真空管アンプらしさが減じているように思います。
超三結は3W + 3Wで現代スピーカーを鳴らすには非力ですが、CL-38uCが上手く補ってくれる感じです。この超三結アンプは音の工房のキットの部品を7割方取っ替えて、私なりにベストの音を出そうとして作ったものなので思い入れがあります。良く超三結アンプの音をドンシャリと評する人がいますが、私に言わせれば普段真空管アンプのカマボコ形の周波特性の音ばかり聴いているから、超三結の音がドンシャリに聞こえるんだと思います。私としては超三結アンプの方が自然な音に聞こえます。

「ローマ土地制度史」の日本語訳の6回目を公開

ローマ土地制度史」の日本語訳の6回目を公開しました。いよいよ本論に入り、ローマの測量と区画割りの具体的な手法の説明があります。しかし公共建築で有名なローマの割りには、測量と区画割りの技術は原始的という印象です。特に基準線に東西の線を使うのですが、その基準とする日の出の方向が年間で移動するのを考慮していなかったというのは驚きです。