トワイライト・ゾーンの”The Dummy”を観ました。何と言うか非常にトワイライト・ゾーンらしい話でした。腹話術師のジェリーは売れっ子でしたが、ただ彼は人形のジミーが自分でしゃべるようになったと思っています。マネージャーのフランクはそれをまったく信じず、ただジェリーがそのために酒を飲むのを責めます。またフランクは何度もジェリーを精神科医に連れて行って診てもらいましたが、解決しません。あるステージの後、ジェリーはジミーを捨てて他の人形を使うことを決心しますが、ジミーの声が彼を追いかけます。彼は元の部屋に戻ってジミーをたたき壊しましたが、それは別の人形でした。ジミーは彼に命を吹き込んだのはジェリーだと言います。カンサスシティーのステージでは、人形がジェリーであり、腹話術師がジミーになって二人は完全に入れ替わっていました…
私は元々腹話術師の人形ってちょっと不気味だと思っていたので、かなり怖い話でした。
投稿者「kanrisha」のアーカイブ
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”When the Bough Breaks”
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”When the Bough Breaks”を観ました。アルデアと言う、伝説上の天国のような星が何故かエンタープライズ号の前に突然姿を現わします。彼らの星は平和で、科学が発達して星を他のエイリアンから見えないようにし、長い間高度な文明を発達させていました。しかしいつの日か彼らは生殖能力を失ってしまいました。彼らがエンタープライズ号に接触した目的はエンタープライズ号にいる6人くらいの子供を奪って彼らの子供とすることでした。ピカードは子供達が誘拐されたことに対し怒りますが、圧倒的な科学力の差で、自分達で惑星に転送することも出来ません。しかしデータ等の努力で何とかデータとライカーを転送することに成功します。また誘拐されたウェスレーに会いに来たクラッシャー医師が、アルデア人の診察データをウェスレーの協力で手に入れます。クラッシャーが調べた所、アルデア人の生殖能力が無くなったのは、彼らの星を守っているシールドが逆にオゾン層を弱め、宇宙からの放射線が彼らにダメージを与えていることを突き止めます。ピカードはそれをアルデア人に伝えますが、すっかりコンピューターに頼り切りで自分で考える力を失っている彼らはそれを信じようとしません。データとライカーが彼らのコンピューターシステムを一時的に使えなくしたため、子供達は無事にエンタープライズ号に戻れました。クラッシャーが彼らに治療を施し、再び生殖能力を得る見通しが付いた、というWin-Winで終ります。
まあ設定は面白いですが、もう一ひねり欲しいという感じです。
「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣チャンネル」
「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣チャンネル」を観ました。これもリアルタイムで観た時のことをかすかに覚えています。自分でTV放送してしまうという、なかなか面白い怪獣です。小学生がアマチュア無線しているシーンが出てきますが、これは今の子供には理解出来ないでしょうね。ただ電話級は今は第四級ですね。いずれにせよ一番弱い電波しか扱えない筈で、それでビーコンがおびき寄せられるって変ですが…ブレスレットを入手してからのウルトラマンは無敵になったと記憶していましたが、強いのはブレスレットでウルトラマンではありません。このビーコンにもウルトラマンは苦戦し、ほとんどカラータイマーが停止しかけていたのを、ブレスレットの光で蘇生します。やっぱり弱っちいウルトラマンというイメージは変わりません。
トワイライト・ゾーンの”The Gift”
トワイライト・ゾーンの”The Gift”を観ました。アメリカとの国境に近いメキシコのある町にUFOが現れ、そこから出てきたヒューマノイドのエイリアンを警官が撃ちます。その前に同僚の警官がそのエイリアンによって殺されたからです。そのエイリアンは血を流しながらあるバーにやってきてワインを所望します。そこで働いていた孤児のペドロがそのエイリアンの面倒を見ます。彼はそこでは異邦人で友達もおらず孤独だったので、すぐにそのエイリアンが自分と同じだと思い、親しみを感じていました。エイリアンはペドロにプレゼントだと言ってあるタブレットのようなものを渡します。しかし結局他の警官がやって来て、彼を殺人の容疑で逮捕しようとします。彼がペドロに近付こうとしたのをペドロを殺そうとしていたと勘違いし、エイリアンを撃ち殺します。ペドロがもらったタブレットのようなものを人々が悪魔の道具だと言って火にかけます。しかしエイリアンを治療した医者がその内容を読もうとすると、「これは贈り物です。以下はあらゆるガンを予防するワクチンの処方です。」とありました。しかし火にかけられて残りは焼けてしまって読めませんでした…
エイリアンに限らず、閉鎖的なコミュニティの人は外からやってきた見知らぬストレンジャーをしばしば排撃しがちである、という寓意が込められていて、あまり後味は良くないです。
白井喬二の「彦左一代 天馬の巻」
久しぶりに白井喬二作品で、「彦左一代 天馬の巻」を読了しました。2022年11月に、上巻の「地龍の巻」だけを読んでいて、下巻を探していましたが、古書店のTさんがわざわざ私のブログで入荷した旨をコメントで教えてくださり購入したものです。この場をお借りしてTさんに御礼申し上げます。
下巻はいわゆる「天下のご意見番」となった大久保彦左衛門の活躍が描かれますが、いわゆる講談での籠での出仕が禁じられたので桶に乗って登城したなどの通俗エピソードは紹介されておらず、白井作品の主人公らしく筋を通し、言説を駆使し、出世を拒み、主君家康に尽くす彦左衛門が描かれます。ただ出世を拒んだと言っても、歴史的事実は大久保彦左衛門はそれほどの戦勲を上げたというのは疑問で、関ヶ原の戦いの前哨戦及び本戦でも真田幸村に散々な目に遭わせられています。三河以来の直参だから二千石まで言ったのであり、それ以上の禄をもらう程の器量は無かったというのが正解でしょう。ただ清貧に甘んじ、浪々の身の侍を多く食客として抱えていたというのは事実みたいで、そういうのが誇張されたのが「天下のご意見番」なんでしょう。そうはいっても、この作品で彦左衛門が福島正則を何度も凹ませる活躍は痛快です。この作品が出版されたのは昭和17年10月でミッドウェー海戦以降の敗戦は国民には伝えられていなかったでしょうが、次第に戦況が悪化していっていた時で、このような作品は国民に少しでも慰撫を与えることが出来たのではないでしょうか。
ダブル・オーディオルーム
相模原に購入した中古の一戸建ては、5LDK+1S(収納部屋)と広いので、二部屋をオーディオルームにしようとしています。一つが主にクラシック音楽、もう一つが主にジャズを聴くためのものです。まあ男の隠れ家、英語でdenです。この週末にメインのレコードプレーヤーを移して、両方それらしくなりつつあります。
NHK杯戦囲碁 安達利昌7段 対 蘇耀国9段
本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が安達利昌7段、白番が蘇耀国9段の対戦です。この碁が動いたのは、右辺下方の白の構えに黒が打ち込んでからです。普通白は付けて渡るのですが、白は何と手を抜いて他を打ちました。結果的に黒が下辺から中央にかけて大模様を築きました。この模様に白が打込み、その石を黒が左辺下方の白と絡みにしながら攻める展開になりました。黒は最初は左辺の下方2子と上方1子を捨て気味に打っていましたが、途中で白の中央の連絡に不備が生じ、劫でかろうじてつながるということになりますた。この劫立てで黒が左上隅を打ち、白が劫を継ぎました。結局この劫立てから左辺の黒の上下が白2子を取りながらつながって地になるという黒にとっては理想的展開で黒が優勢になりました。その後も左辺下方の白の活き死にが不明な状態で黒が寄りつき、更には下方から延びる白の一団も眼がなく、黒の寄り付きが色々利いて黒優勢のままヨセに入りました。そこで白が中央を左に出た時、アタリの白3子を黒が抜いたのが大ポカで、左辺の黒を取る手と上辺の黒を切り離して取る手が見合いになり、結局上辺の黒が取られて、左上隅から上辺にかけて60目を超える白地が出来てしまい、ここで大逆転(AIの勝率が83%→4%)となりました。結局白の中押し勝ちで、黒にとっては終始優勢で上手く打っていたのに痛恨のポカでした。
帰ってきたウルトラマン」の「怪獣は宇宙の流れ星」
「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣は宇宙の流れ星」を観ました。強力な磁力を持つマグネドン登場。最初MATは爆弾でマグネドンをバラバラにしますが、雷雨に打たれたマグネドンは蘇り、次にレーザーで溶かそうとしますがこれも失敗し、郷は負傷します。この2つの失敗で、またもMATは上官から「今度失敗したら解散だ」とやられます。MATを解散して一体どこが怪獣を退治するのか、まったくバックアップも無しにやたらと厳しく当たられて、MATは可哀想な部隊です。科特隊やウルトラ警備隊に比べ、MATは本当に立場が弱いです。ウルトラマンは今回はブレスレットをダムの決壊を防ぐのに使ったり、またマグネドンを宇宙に持っていくのにも使い、まったく何でもありの便利武器となっています。最後は月面(?)かどこかの戦いで、やはりブレスレットがマグネドンを粉砕します。話はつまらないですが、最後の戦いの映像はなかなか幻想的です。
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Too Short a Season”
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Too Short a Season”を観ました。モーダン4という惑星の総統のカーナスから、連邦に対しテロリストが連邦の外交官を人質に取って立て籠もった、テロリストは彼の言うことは聞かないので、マーク・ジェイムソン提督を交渉者として派遣する要請があり、エンタープライズ号がジェイムソン提督をモーダン4に送ります。ジェイムソン提督は84歳で足の病気で電動車椅子が無いと動けませんでした。しかし提督は若返りの薬を飲み、急速に元気になっていました。しかしその薬には強い副作用があり、提督の心臓は時々発作を起していました。実は45年前、提督がやはり人質を取ったカーナスからその父の仇のため武器を渡すよう要求され渡し、それだけだと異文明の文明に干渉したことになるので、敵対勢力にも同じ武器を渡しました。結果的にそれが40年以上続く内戦を引き起こしました。それを恨みに思ったカーナスが、テロリストのせいにしてやはり人質を取り、ジェイムソンを呼び出したのが真相でした。しかしジェイムソンはカーナスの前で心臓発作を起して死んでしまい、カーナスはそれを見て復讐心が無くなった、という話です。うーん、若返りと若き日の過ちは何の関係も無いと思いますが…前回は良かったので期待しましたが、やはりこの辺りのエピソードの出来は良くないですね。
「帰ってきたウルトラマン」の「宇宙から来た透明大怪獣」
「帰ってきたウルトラマン」の「宇宙から来た透明大怪獣」を見ました。サータンという透明になる性質(中性子で出来た怪獣とされます)を持った宇宙怪獣で、MATが攻撃しても弾がすり抜けてしまい、MATは敗北します。次郎はこの怪獣が学校で最初に現れた時に怪我をしており、MATと郷隊員が負けた精神的ショックで重体になります。MATは怪獣に電子を与えて実体化する「原子核攪乱作戦」で怪獣を実体化させることに成功します。最後はウルトラマンが新兵器ブレスレットの何でもありの効果でサータンを爆破します。しかし、地球の怪獣でマンネリ化したのを打破するためか、宇宙怪獣が続きます。