トワイライト・ゾーンの”The Little People”

トワイライト・ゾーンの”The Little People”を観ました。このタイトル、「巨人の惑星」では地球人がリトル・ピープルと呼ばれていました。このエピソードでは、ある星に不時着した二人の宇宙飛行士が、人間よりはるかに小さなヒューマノイドが文明を作っているのを発見し、その一人が彼らよりはるかに大きいことを利用して神になろうとし、足で彼らの町を踏みにじって恐怖による支配をします。そしてもう一人の宇宙飛行士を銃で脅して修理したロケットでこの星を離れさせ、自分だけが神だとうそぶきます。そこに、今度は逆に人間よりはるかに大きいエイリアンのヒューマノイドが二人やって来て、地球人宇宙飛行士をひねり潰してしまう、という話です。まあガリバー旅行記に小人国と巨人国の両方の話がありますから、アイデアとしては新しくありません。しかしこの宇宙飛行士の「神」には旧約聖書のヤーウェが投影されているように思います。私は一神教は嫌いです。

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”The Big Goodbye”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”The Big Goodbye”を観ました。タイトルはレイモンド・チャンドラーの「長いお別れ(The Long Goodbye)」のもじりです。エンタープライズ号は昆虫型エイリアンのハラダとの会合の場に向かっています。彼らは気難しく、挨拶の言葉が少しでも間違っているとそれは彼らにとって侮辱となります。ピカード船長は緊張をほぐすため、船内のホロデッキに向かい、そこで1941年のアメリカ、探偵小説のディクソン・ヒルの世界を再現させ楽しみます。(ディクソン・ヒルはつまりフィリップ・マーロウです。)2度目にこの世界に行った時、ピカード船長は殺人犯として逮捕されます。そしてあるギャングに狙われます。この世界では撃たれてもそれは嘘事の筈でしたが、ピカード船長に付いてきた部下が撃たれて本当に死にそうになります。ピカード船長はすぐにその部下をシックベイに連れて行こうとしますが、出口が現れません。ハラダからの交信がエンタープライズ号のコンピューターに障害を発生させ、ピカード船長以下4名は架空の世界に閉じ込められます。結局例によってウェスリーがコンピューターを修理し、ピカード船長は戻ってハラダへの挨拶を無事にこなす、という話です。
しかしファーストのスター・トレックでも、似たような時代に行くという話が何話かありました。古き良き時代、ということなんでしょうね。

帰ってきたウルトラマン」の「怪獣島SOS」

「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣島SOS」を観ました。郷隊員が明日休暇で次郎の誕生日を祝ってやる筈だったのを、隊長から急遽ニューヨークに飛ぶように命令されたのを、南隊員が気を利かして隊長に無断で郷に代わってニューヨークにモンスターソナーを取りに行きます。帰りに暴風雨に襲われある島に不時着します。そこにダンガーという怪獣が現れ、南隊員は不時着時の怪我から破傷風を発症し、血清を至急届けないと、ということで郷は修理中のマットアローを片道分の燃料だけで無理矢理救出に向かって…という話です。
ダンガーとウルトラマンの戦いで、ウルトラマンがダンガーの首の周りのソーセージみたいなのを引きちぎって取ってしまいますが、旧ウルトラマンがジラースの襟を引きちぎってゴジラにしてしまったのと同じでした。
しかし今回の件で、MATはマットアローを2台もダメにしている訳でいいのかいな、と思います。

古田博司の「旧約聖書の政治史 預言者たちの過酷なサバイバル」

古田博司の「旧約聖書の政治史 預言者たちの過酷なサバイバル」を読了。この本は元々Willに連載されていたもので、著者もどちらかというとそちら系の人です。ですがまあ面白かったです。またタイトルから想像されるような学問的なものではまったくなく、著者の直感や想像や他の国の歴史からの類推に基づく自由なものです。だからといってそういうアプローチが否定されるべきかというと、旧約聖書のような古い時代の「文献」については、精確な科学的なアプローチというのもほとんど不可能です。この本で何度も言及されているマックス・ヴェーバーの「古代ユダヤ教」だって、述べられていることの多くはヴェーバーの直感に基づくもので、聖書学者の田川健三なんかはぼろくそにけなしています。そういう本であっても、正直な所旧約聖書の世界には疎い私にとって、旧約の世界に多少なじむきっかけにはなったと思います。この本を読んで改めて感じたのは、旧約のヤーウェという神はひたすら偶像崇拝、異教の神の崇拝を禁じ、それを犯したユダヤ人に対してしばしば罰を与えていますが、ユダヤが亡国の民となるまでの間、ヤーウェだけが純粋に崇拝された時代はほとんどないということです。ユダヤ人の国の全盛期はソロモン王の時ですが、そのソロモンですら晩年は偶像崇拝にふけっています。最後の方で預言者達が「先祖が偶像崇拝の罪を犯したので、ヤーウェが怒ってユダヤの国を滅ぼした」といういわゆる「苦難の神義論」は、そう考えるしかなかったというきわめて屈折した神概念だと思います。

トワイライト・ゾーンの”Person or Persons Unknown”

トワイライト・ゾーンの”Person or Persons Unknown”を観ました。デイヴィド・ガーニーはある朝1時間遅刻の時間に目を覚まし、自分がスーツを着たまままた靴も履いたまま寝ていたのに気が付きます。妻のウィルマを起すと彼女は悲鳴を上げ、あなたは誰と言います。いぶかりながら職場である銀行に行くと、自分の席には見知らぬ男が座っており、争いになります。結局ガードマンにつまみだされ、警察に手渡されて精神病院送りになります。精神科医は彼が自分をデイヴィド・ガーニーだと思い込んでいると言い、その証拠に知人に電話をかけさせて誰も彼を知らないのを確かめ、また電話帳にも彼の名前が無いのを確認させます。デイヴィッドは車を盗んで行きつけのバーに行きますが、バーテンも彼を知りません。デイヴィドは最近海へ旅行してそこで奥さんと写真を撮ったのを思い出し、写真屋にその写真をもらいに行きます。その写真で彼が奥さんと写っているのを確認し店を出ようとした所で精神科医に再び捕まります。そこで彼は写真を見せようとしますが、改めて見ると彼一人しか写っていませんでした…という所で目が覚め、今までのは悪夢だったということが分ります。しかしそこで妻の顔を見るとそれはまったく知らない女性で…という話です。まあ良くあるパターンの話かなと思います。

NHK杯戦囲碁 谷口徹5段 対 大西研也5段(2023年6月25日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が谷口徹5段、白番が大西研也5段の対戦です。大西5段は初出場ですが、以前NHK杯戦の記録係をやっていて顔なじみです。その頃より精悍な顔つきになったと思います。谷口5段は今回が3回目の出場で、過去2回とも初戦で敗れているので何とか勝ち星を上げたい所です。布石で珍しかったのは白の左辺の構えで、全て4線に構えました。普通は3線と4線をバランス良く組み合わせますが、4線のまま地になると大きいので、もしそれが成功すれば当然4線の方がいい訳です。しかし黒はこの碁では結局左辺に入って行くチャンスを逸し、一応3線に一度打ち込んだものの、この石を活きることは難しく、中央から利かして捨てることになりました。また良く分らなかったのが左上隅で黒は打ち込んで行ったのですが、活きが無いにも関わらず打ち続け、後に劫になった時の劫材として使うのかと思ったら当てを利かしたりし、更には途中で下辺で先手にならない手を打ち、結果的に丸ごと取られてしまいました。この結果左辺はぶっ通しで50目の地が出来、黒の地の全部に匹敵していました。こうなると黒は右上隅からの白の一団をいかに攻めて特を図るかですが、隅にはっきり一眼あり、中央でもう一眼を作るのはそんなに難しくありませんでした。それでも黒は眼を取りに行って目一杯打ちましたが、結果的に自分の方が薄く、包囲網を破られて眼を作られてしまい、黒の投了となりました。ちょっと黒の打ち方は淡泊過ぎたように思います。

ラファエル・サバチニの「スカラムーシュ」

ラファエル・サバチニ(サバティーニ)の「スカラムーシュ」を読了しました。読んだ理由は、大佛次郎がこの小説を翻案して「照る日くもる日」を書いたというのを聞いてからです。大佛がこの本を翻案の対象として選んだのは大正解で、この小説には大衆小説の全ての要素が含まれていると言っても言い過ぎではないです。主人公のフィリップ・ルイ・モローは口が立ち、ちょっと皮肉屋で、元々剣の素養がありましたが、ひょんなことから剣を教える先生の助手を務めることになり、そこで剣に関する書を読んで練習し、師を超える腕になります。また主人公の出生に関してどんでん返しが二つあります。更にはベースは友人の敵討ちです。そこに二人の女性が絡み、主人公の宿敵もその二人の両方に絡んで来ます。たまたまディケンズの「二都物語」に続けて読んだのですが、どちらもフランス革命の時代の話です。
大佛次郎が翻案した時にはまだ日本語訳は出ておらず、小林信彦は当時の大衆小説家の外国語力について感心していますが、大佛次郎は東京帝大法学部卒で外務省で翻訳係をやっており、外国語が出来るのはある意味当り前です。
「照る日くもる日」も取り寄せ中です。菊池寛が「照る日くもる日」に大衆小説の全てが入っていると誉めたそうですが、それは元の「スカラムーシュ」の功績であり、大佛次郎の功績ではありません。

スター・トレック・ザ・ネクト・ジェネレーションの”Haven”

スター・トレック・ザ・ネクト・ジェネレーションの”Haven”を観ました。カウンセラーのディアナ・トロイが親同士が決めた見知らぬ男性との結婚でエンタープライズ号を離れるというかなり時代感のずれた話ですが、その相手の男性が子供の時から夢で見続けていた女性がいて、彼はそれがトロイだと思っていたのに違いました。そうこうしている内に、Havenと呼ばれる平和で病の人をも癒やしてしまうという天国のような星に、昔二つの部族が争って細菌兵器が使われて全員滅んだと思われていた星の生き残りの宇宙船がHavenに向かおうとしており、エンタープライズ号はHavenから防御を依頼されます。そのHavenの宇宙船にはトロイの許嫁の男性が以前から夢を見続けていた女性が乗っており、ワイアットという許嫁(医師)はその宇宙船に転送して人々を救おうとする、という話です。それでトロイの唐突な結婚話が出た後で、実はライカーとトロイが恋仲でした、みたいな話があります。全体的には陳腐さばかりを感じました。

ChatGPT 3.5が対応しているプログラミング言語

ChatGPTが対応しているプログラミング言語で私が確認できたものです。まずは直接ChatGPTに聞いて出てきた一覧に、それに漏れていたものを個別に聞いています。RustやSwiftといった新しいものにも対応していますが、なぜかAdaとPL/Iだけは不可で、Adaは軍需用だから、PL/IはIBMとの権利関係かなと思います。

Python
JavaScript
Java
C
C++
C#
Ruby
Go
Swift
PHP
PHP/Laravel
Rust
TypeScript
Kotlin
MATLAB
R
Haskell
Perl
Lua
Shellスクリプト(Bash)
PowerShell
HTML/CSS
SGML/xml
awk
sed
Fortran
COBOL
Smalltalk
Scheme
Pascal
BASIC
Lisp
Prolog
× Ada
x PL/I
 
P.S.
PL/IとAdaに対応していない理由は以下の通りだそうです。

User
ChatGPTがプログラミング言語のPL/Iに対応していないのは、IBMの権利物だからですか?
ChatGPT
いいえ、その理由ではありません。ChatGPTはOpenAIが開発した言語モデルであり、IBMのPL/Iに対応していないのは、PL/Iが現在の主流とは言えないプログラミング言語であり、一般的なサポートが限られているためです。
PL/Iは、IBMが1960年代に開発した汎用プログラミング言語です。当時は主要な言語の1つでしたが、現在では他のプログラミング言語(例:C、Java、Pythonなど)が広く使用されており、そのサポートが充実しています。したがって、PL/Iの需要が限定的であるため、多くの一般的な言語モデルや開発環境ではPL/Iに対応していない場合があります。
また、プログラミング言語のサポートは言語モデルの開発者によって決定されます。OpenAIは、開発者が必要とする一般的な言語や技術に対応するために努力していますが、すべてのプログラミング言語に対応することは難しいです。したがって、特定の言語がサポートされていない場合、それはOpenAIがその言語を選択しなかったか、まだサポートしていない可能性があります。
User
それではプログラミング言語のAdaに対応していないのは、Adaが軍需用途のために作られた言語でオープンでない部分が多いためですか?
ChatGPT
Adaがプログラミング言語のAdaに対応していない理由は、Adaの性質や使用頻度、サポートの需要などの要素によるものです。OpenAIは、広範な開発者のニーズに対応するために言語のサポートを決定していますが、すべてのプログラミング言語を網羅することはできません。
Adaは、高信頼性・高度な制御・リアルタイム性が要求されるシステム開発向けに設計されたプログラミング言語です。軍事や航空宇宙などの厳しい要件を持つ分野で広く使用されています。一部の部分がオープンでないという指摘はありますが、Adaは国際標準として定義され、一般に広く利用されています。
Adaの需要は、一般的なソフトウェア開発に比べて限定的であると言えます。したがって、一般的な言語モデルや開発環境ではAdaに対応していないことがあります。ただし、Ada向けの開発環境やツールが存在し、Adaプログラマーのコミュニティも存在しています。
OpenAIは、開発者が必要とする言語や技術に対応するために努力していますが、特定の言語がサポートされていない場合、それはOpenAIがその言語を選択しなかったか、まだサポートしていない可能性があります。
 

The real final episode of Land of the Giants

And this is the real final episode of Land of the Giants, created jointly between ChatGPT and me! Don’t you think it is really interesting?

(At first, I suggested a story to ChatGPT in which the earth people and Inspector Kobick cooperate each other in returing to the earth. But ChatGPT misunderstood that Mr. Kobick was an earthian. So I input the followings:
Me: Agent Kobick is not an earth man, but the enemy of the team who always tried to catch them. Please modify the story according to the real character of Agent Kobick. There must be a big twist in story.

ChatGPT
Title: Land of the Giants: The Kobick Convergence

Synopsis:
In the enigmatic world of “Land of the Giants,” where a proper final episode was absent, the fate of Captain Burton, Dan, Mark, Fitzhugh, and their companions remained uncertain. In this revised story, we introduce a thrilling twist involving Agent Kobick, who becomes an unexpected ally in their quest to return to Earth.

As the series draws to a close, the stranded crew finds themselves locked in a perpetual struggle for survival in the giant-dominated realm. Their relentless efforts to find a way back home have been thwarted at every turn.

In a shocking twist of fate, Captain Burton, Dan, Mark, Fitzhugh, and the crew are captured by Agent Kobick, who has relentlessly pursued them as their determined adversary. However, it soon becomes apparent that Agent Kobick’s motivations are more complex than initially perceived.

Unveiling a hidden agenda, Agent Kobick reveals that their relentless pursuit was a ruse—a façade meant to deceive their common enemy, a powerful faction within the giant civilization. Kobick had been undercover for years, working to dismantle this oppressive force and liberate not only the Earthlings but also the subjugated giants themselves.

Recognizing the gravity of the situation, Captain Burton and the crew cautiously align themselves with Agent Kobick. Together, they forge an unlikely alliance, leveraging their unique strengths and knowledge to outmaneuver their enemies and uncover the secrets of the giant civilization.

The collaborative efforts of the team and Agent Kobick lead them to a hidden sanctuary deep within the giant society, where a resistance movement has been quietly gathering strength. The resistance, composed of both Earthlings and sympathetic giants, seeks to topple the oppressive regime and restore balance to the planet.

In a climactic battle, Captain Burton, Dan, Mark, Fitzhugh, and Agent Kobick join forces with the resistance, engaging in a high-stakes confrontation against the formidable oppressors. Their determination and resourcefulness are put to the ultimate test as they fight for their lives and the freedom of all those oppressed.

Amidst the chaos, a momentous revelation unfolds—Agent Kobick is, in fact, a rogue giant who had disguised themselves as a human to infiltrate the oppressive regime from within. Their true allegiance was to the cause of justice and freedom, and their encounter with the Earthlings catalyzed a change of heart.

In a stunning turn of events, the combined efforts of the Earthlings and the giant resistance force the oppressive regime into submission. The giant civilization begins a process of healing and reconciliation, guided by the shared vision of a better future.

As the dust settles, Captain Burton, Dan, Mark, Fitzhugh, and the crew stand alongside Agent Kobick, now revealed in their true form. They have not only secured their own salvation but have also played a pivotal role in transforming the destiny of the entire giant planet.

In a poignant conclusion, Captain Burton, Dan, Mark, Fitzhugh, and the crew bid farewell to their giant allies, who have become lifelong friends. With newfound respect and unity, they activate a long-lost technology that opens a portal to Earth.

The final scenes depict the crew’s emotional return to Earth, where they are celebrated as heroes who bridged the gap between two worlds. Amidst cheers and tearful reunions, Captain Burton, Dan, Mark, Fitzhugh, and their companions find solace and peace after their tumultuous journey through the Land of the Giants.

“Land of the Giants: The Kobick Convergence” delivers an unexpected twist as Agent Kobick, the supposed enemy, unveils their true intentions and becomes a crucial ally. The story explores themes of redemption, unity, and the power of unexpected alliances, providing a satisfying resolution to the series while leaving viewers with a sense of wonder and possibility.