ウルトラQの「ペギラが来た!」

ウルトラQの「ペギラが来た!」を観ました。これはペギラ自体がなかなか怖くて、口から-130℃の冷凍光線を吐き、それに当たると反重力現象が起きて2Tもある雪上車が空中に舞い上がります。今回は万城目淳が3年前に亡くなった野村隊員の死因調査のため南極越冬隊の船に同乗しているという設定で、桜井浩子さんが演ずる江戸川由利子の登場は無く、代わりに野村隊員の恋人だった女医として田村奈巳さんの演じる久原羊子隊員が登場します。今回のペギラの倒し方は、結局倒すことは出来ず追い払っただけですが、南極に生える苔の成分であるペギミンH(相変わらずテンションの下がるネーミングです)を詰めたロケットをペギラに当てて追い払います。野村隊員と同行していた南極犬の三郎がこの苔を食べて生き延びていて、それを嫌いなペギラにもやられなかったという設定です。南極隊員の中にやたらと教条主義的科学者がいて、久原隊員と万城目がペギミンHならペギラを倒せると言ったら「君はそれでも科学者か」みたいな難癖を付けます。
なお、ペギラは人気があったのか、第14話で再登場し、今度は東京を襲います。

トワイライト・ゾーンの”Mr. Dingle, the Strong”

トワイライト・ゾーンの”Mr. Dingle, the Strong”を観ました。ディングルは電気掃除機のセールスマンで、あるバーの常連でした。そこでは野球やボクシングの試合での賭けをやっている胴元の男と、そのギャンブルにいつも賭けてはお金を損している男がいました。損している男は常に試合がインチキだったと主張し、賭けを無効にしようとします。その証人としていつもディングルに「あれはアウトじゃなくファールだったろう?」のような質問をし、ディングルがそれを否定するとディングルを殴ります。そこに地球人には見えないエイリアン(火星人)がやって来て、ディングルを丁度いい実験台として認定し、彼に通常の地球人の300倍の怪力を与えます。ディングルはたちまち現代のヘラクレスとして人気者になり、TVでいつものバーにてその怪力を実演します。またいつも殴られている相手の男を指一本で持ち上げて回転させて下に落します。エイリアンはディングルが怪力を結局見世物にしか使わないのに失望して、彼からその怪力を奪います。TV出演中に力を失ってディングルは、すぐに今までのもインチキだったとされてしまいます。するとそこにエイリアンの別の部隊(水星人)がやって来て、やはりディングルを面白い実験台と見なし、今度はディングルの地球人の平均の500倍の知性を与えます。しかしディングルがやったのは、賭けになっている野球の試合で、バッターがホームランを打つことを物理学的に予知し、見事それを当てます。しかしおそらくこの新しい力もすぐに取上げられるであろう、というナレーションで終ります。
エイリアンの格好がなかなかユーモラスで良かったです。

アウター・リミッツの”The Invisibles”

アウター・リミッツの”The Invisibles”を観ました。
正直言って話が入り組んでいて、私の英語力では何が起きているのかが掴めませんでした。WIkipediaで荒筋読んでやっと理解しました。インビジブルという秘密結社みたいなのがあって、彼らがどうやって捕まえたか知りませんが、亀くらいの大きさのエイリアンを飼っていて、そのエイリアンは人間に取り付くと精神を支配するので、それを使って政府の要人などをその組織のコントロール化に置こうとしていました。3人の宿無しみたいな男たちがその組織でそこのエージェントとなる訓練を受けます。3人はまずエイリアンに感染しないように予防注射を打ってから、エイリアンに接触してテストされました。その過程で一人がワクチンが効かず死にます。残ったスペインとプラネッタですが、スペインは実は組織を探りに来たスパイでした。結局スペインはあるアメリカ軍の高官をエイリアンに乗り移させるために派遣されますが、実はその高官は既に感染していて、結局はスペインをワクチンの効き目が切れた頃感染させようとしており、更にはプラネットもそのミッションに参加していた、というかなり途中でツイストが入って良く分りませんでした。結局プラネッタはスペインが自分を裏切ったと思い、エイリアンをけしかけて逃亡しようとしますが、駆けつけたスペインの仲間に撃たれ、という終わり方でした。何となく漫画の「寄生獣」を思い出させるような話ではありました。スペイン役の俳優は別の映画で何回か見たことがあります。パピヨンとかタワーリング・インフェルノに出ていたようです。

チェスにチャレンジ

気まぐれでチェス盤とチェスの入門書を購入。チェスは小学校の時ルールは覚えましたが、実戦は同じくど素人の兄と10回ぐらいやった程度。駒の動かし方は何とか覚えていますが、キングとクィーンの駒がどっちがどっちと迷うレベル。安物なんで駒も安っぽいです。何でチェスかというと、海外に行って日本の将棋はドマイナーですし、囲碁はそれよりははるかにマシですが、アジア中心です。チェスならまあワールドワイドかな、と思って。また本格的年金生活の時の楽しみとして、という意味も。今はソフトウェア・アプリで無料のがいくらもあると思いますが、やっぱりボードゲームは実際に駒や石を動かすのが楽しみの一つと思います。

NHK杯戦囲碁 高尾紳路9段 対 富士田明彦7段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が高尾紳路9段、白番が富士田明彦7段の対戦でした。この碁は、私がこれまで観てきたNHK杯戦の囲碁対局の中での最大の逆転劇でした。写真の場面で本来は碁は終わっていました。2箇所での劫争いで高尾9段に錯覚があり、右下方面の白7子で元々取られてたものが逆に黒5子を取り込んで生還しています。単純計算で24目の出入りですが、黒が右辺で1線を渡らされたり、中央で利かされたり、下辺の黒が弱くなった損も入れると40目レベルの失点でした。代償で黒は右上隅を白を半分取れましたが、この白はまだ活きる味が有り、実戦でも復活しました。富士田7段は勝勢になってからの打ち方が頑張り過ぎで、中央で黒2子をもっときっちり取っておけば紛れることはなかったのですが、頑張って受けたため、後でこの2子を生還させる手が生じ、それだけならまだしも、この白の一団が全滅し、50目以上の黒地が出来ては、黒が逆転しました。その後白が左上隅を切って行ったのを黒が妥協して、白が左上隅を取って差が若干縮まりましたが、最後左下隅から下辺で黒が左側の黒を捨てて締め付け、下辺の白を取ったので、ここで白の投了となりました。富士田7段に取っては9割方勝っていた局を頑張り過ぎで落としてしまい、悔しい一局でした。

ウルトラQの「マンモスフラワー」

ウルトラQの「マンモスフラワー」を観ました。まあ巨大な花が東京の中心に出てくる話というのは知っていて、結構地味かと思ったら、意外と良かったです。さすが円谷でマンモスフラワーの成長でビルが崩壊していく特撮は非常に良かったです。
今回の巨大生物の倒し方は、植物学者の源田博士が開発した二酸化炭素を固定する装置で、マンモスフラワーを窒息させ、同時に根を火炎放射器で焼き払うというもの。ちょっと初代ゴジラのオキシジェンデストロイヤーみたいな倒し方でした。ちなみに東京駅前の風景が出てきて、今とは隔世の感があります。

トワイライト・ゾーンの”The Odyssey of Flight 33″

トワイライト・ゾーンの”The Odyssey of Flight 33″を観ました。ロンドンからニューヨークに向かっていたボーイング707は、途中何故か急に加速しだします。それは信じられない速度になり、やがて雷が落ちたような衝撃が飛行機を包みます。機長は音の壁を越えたのではと推定します。飛行機が加速しだしてからは、何故かどこの空港とも無線連絡が取れなくなります。機長らは目視で何とか着陸しようとしますが、彼らが見たのは地形は確かにニューヨークでしたが、都市も人もなく、恐竜が大地の上を歩き回っていました。機長はそこで再度上昇して加速し、さっきと同じやり方で元の時代に戻ろうとします。無線が通じるようになり、元の時代に戻れたかと思いきや、ラガーディア空港の無線の相手は、ジェット機もレーダーも何のことか分らないと言います。機長は風景を見て、そこが1939年であることを悟ります。そこでまた上昇して…ということで「さまよえるオランダ人」の現代版ですが、船と違うのはジェット機なので燃料が尽きてしまうだろうということです。恐竜が出てきたり、タイムトラベルをしたりと、ちょっとアーウィン・アレンのドラマぽかったです。

親指シフト入力

大学時代の恩師が最近パソコンのOSをWindows 11にアップデートしたら、色々なものが使えなくなったということで、3日の土曜日にレスキューに行って来ました。その使えなくなったものの中に親指シフト入力があります。元々富士通からJapanistという日本語入力ソフトが提供されていて、親指シフトは元々富士通のOASYSという専用ワープロが最初ですから、当然親指シフト入力にも対応していました。しかしながら富士通は2019年だったと思いますが、Japanistの販売を中止しました。なので当然Windows 11への対応は行われていません。
そういう訳でJapanist無しに親指シフト入力がWindows 11で出来るか調べたのですが、結論から言えばもちろんJapanistは動きませんが、親指シフト入力自体はWindows 11でも可能です。写真は普通のJISキーボードに親指シフト用の印字をしたものです。このように専用の親指シフトキーボードを使わなくとも親指シフト入力は出来ます。そして私はやまぶきRという親指シフトエミュレーターを入れました。これでATOKやMS-IMEのローマ字入力モードにて、無事に親指シフト入力が出来ます。私は昔からローマ字入力派なので、今さら親指シフト入力を覚えようとは思いませんが。ちょっと試してみた感じはなかなか合理的で、確かに習熟すれば日本語入力としては速いだろうなと思いました。

アウター・リミッツの”ZZZZZ”

アウター・リミッツの”ZZZZZ”を観ました。タイトルは普通は「グーグーグー」ですが、この場合はハチの羽音だと思います。物語の冒頭で一匹の女王蜂が人間の女性に姿を変えます。その女性は蜂の言語を研究しているベンに近付き、その助手に応募します。ベンはレジーナというその女性を採用し、彼女に蜂の言葉を翻訳する装置を見せます。レジーナはベンの妻のフランチェスカから怪しまれますが、そのまま居続けます。ある日彼女はベンがいない時に蜂の言葉の翻訳機を操作し、蜂達と交信します。それによると彼女が人間に化けて人間の男と交わることにより、彼らが新しい種に進化して人間の世界を征服しようとしていたのでした。ある夜にレジーナが花の蜜を吸っているのをフランチェスカが目撃します。次の日レジーナは体調を崩して倒れますが、その身体を診察した医者は彼女は人間ではないミュータントだと言います。結局レジーナはベンが出ていったと思わせた彼女自身を探して外に出ている間に、自分の配下の蜂達にフランチェスカを襲わせ殺します。そしてベンに迫りますが、ベンは人間の愛はそういうものではないと言い争い、その中でレジーナは2回の窓から落ちて、また元の蜂に戻る、という話です。レジーナ役の女優の怪しさがとてもいいですし、身体も女王蜂が人間になったのにふさわしくグラマラスでした。なお、ドローン(drone)の元々の意味は女王蜂の相手をする雄蜂のことなんですね。知りませんでした。ともかく怖いお話でしたが、映像的には良かったです。

アウター・リミッツの”Don’t Open Till Doomsday”

アウター・リミッツの”Don’t Open Till Doomsday”を観ました。ホラーですが、ワケワカでした。あるカップルの結婚式で、奇妙な贈り物が届けられ、その箱には「世界の終わりの日まで開けるな」とありました。しかし花婿はそれを開け、中から出てきたレンズ付きの箱について、そのレンズを覗いていたら中には一つ目のオオサンショウウオのような怪物がおり、彼は中に吸い込まれてしまいます。そしてその35年後、その時に取り残された花嫁のミセス・クライはそのまま一人でその屋敷に住んでいて、半分精神がおかしくなりながら、誰かカップルを誘い込んで箱に吸い込ませることで、失われたフィアンセを取り戻せると思っていました。そこに駆け落ちして来たカップルが彼女の屋敷を借りようとしてやって来ます。男の方が外に荷物を取りに行っている間に女性は箱に吸い込まれてしまいます。結局男は女性が逃げて家に帰ったと思い、その屋敷を離れます。戻って来ない娘を探しに父親が今度はその屋敷にやって来ます。彼も吸い込まれてしまいます。その箱の中には行方不明になったミセス・クライのフィアンセもいました。その怪物は反宇宙からこの宇宙を完全に消滅させるためにやって来たのですが、他の8人の仲間からはぐれてしまいます。その怪物が仲間を探すのを手伝ったら解放すると言います。父親は嘘をついて娘と共に外に出て、そこにやってきた駆け落ちの男が娘を外に連れ出します。しかし父親はまた箱に吸い込ませれます。結局自分の目的が達成されないと分った怪物は、自分を屋敷と共に消滅させます。
という話ですが、不条理過ぎてかなりイマイチですし、ミセス・カイトも年老いたベティさんみたいな感じで気持ち悪くて、ちょっと何だか、というお話でした。