ワクチン3回目

本日、川崎市の大規模接種会場で3回目のワクチン(モデルナ)を受けて来ました。13:40頃接種を受けて、16時頃証明書アプリを起動して3回目を含む証明書が取れるか試してみたら出来ました。川崎市素早いです。今回、川崎市の対応は迅速で良かったです。
副反応は今のところ熱も無くまったく問題ありません。

新しい体組成計で体内年齢

体重計(体組成計)を新しくしました。タニタ製です。そうしたら「体内年齢」という項目が新たに追加されていて、いつ測っても大体45~46歳です。実年齢から-14歳はちょっと嬉しいかも。でも「体内年齢」って何なのか説明読んでも良く分かりません。どうも筋肉量が多くて基礎代謝が多いと若い値が出るみたいです。

Showaの純国産マスク

応援の気持ちを込めてAmazonで60枚(2箱)ほど買ったShowaの純国産マスクが届きました。早速1枚試着してみました。不織布は厚みはあまりありませんが、形状の保持力は良いようで、口元に適度な空間を保ちつつ固定出来ます。ゴム紐は普通すぎで、もう少し何か工夫が出来ないかなと思います。シャープマスクみたいに使用中にヒモが外れることはなさそうですが。横からの空気の漏れもなく、全体に質感はいいですが、高級なというほどでもありません。30枚で3,300円だったので1枚110円ということになります。ユニチャームの超快適マスクが現時点で1枚50円くらいなのを考えるとかなり割高です。まあマスクが不足している時期に、国産のマスクを供給しようした心意気はいいと思いますが、ビジネスとして今後も長く継続するのはちょっと厳しいのではないかと思います。

提言:パラリンピックを中止し東京ビッグサイトを中等患者受け入れ施設に

医療崩壊対策として、パラリンピックを即刻中止にして、放送・プレスセンターとして使われている東京ビッグサイトに、臨時の中等患者受け入れ施設を作りましょう!あそこならスペースはあるし換気・空調も完備、また工事用の車輌が直接中まで入れますから、仮設の施設を作るのに時間はかからないと思います。(元々展示会でたかだか3日間しか使わない設備を作っては壊しを繰り返している場所です。関連の業者も近くに多数あります。)食事もレストランが多数あるのでキッチンを借り上げればいいし、交通の便も良く大規模な駐車場も完備されています。元々パラリンピックが終ったら展示会が再開だったんでしょうが、緊急事態宣言が続いていたら展示会は出来ません。中国は武漢での蔓延の時に、かなり多数の臨時病棟を作って対処したと聞いています。医師・看護師の不足は、ワクチン接種の打ち手で現在開業医が多く協力していますが、魅力的な報酬を払って開業医を動員すればいいと思います。あるいは自衛隊の大規模接種が終わったら自衛隊の協力を請うのもあるかと思います。厚労省での医療崩壊への対応を見ていると、病床設置への補助金とかそういう間接的なものばかりなんですよね。

おかしなインターネット請願の依頼には気を付けましょう。

先日、Facebookの友人が、「薬剤師にコロナワクチンの注射をさせることを許可させよう」というおかしなインターネット請願をシェアしていました。この件は色々調べると当の薬剤師会はそれをやりたいなどとはまるで言っておらず、またイギリスで薬剤師がワクチン接種したから日本でも認めるべきだ、という議論でしたが、これも調べてみたらイギリスでは健康保険制度が半分崩壊していて医者が不足しているため、薬剤師が今回のパンデミックの前から一定の訓練を受けた上でインフルエンザのワクチンを接種していた、という背景があって初めて成立したものでした。
そして今日もまた「医療・介護・保健所の「本気の充実」を求めます」というおかしな請願をシェアしていました。今のパンデミックの時期にこういう訴えはいかにも聞こえがいいですが、では病院や医者を増やす費用を一体誰が負担するのかという視点がまったく欠けている無責任な請願です。今、日本の健康保険制度も崩壊寸前に来ていて、多くの企業の健康保険組合が解散して、国でやっている「協会けんぽ」に移行しています。この「協会けんぽ」には多額の税金が投入されており、「協会けんぽ」の加入者が増えると当然それに使われる税金も増えます。もしこの請願が「医者と病院を増やすために消費税を20%にするか、現役世代の毎月の健康保険料の支払いが倍になることを我慢しよう」という内容だったらあなたは賛成しますか?
またこの請願が書いている統計データがデタラメで、日本の(人口あたりの)医師数はイギリスやアメリカに比べて2割だそうです。どこにそんなデータがあるんでしょうか?次のグラフで見ていただければ、デタラメがすぐ分かります。それにイギリスは健康保険制度がほぼ崩壊しており、病気になってもすぐ医者に診てもらうことは出来ません。またアメリカはご承知の通り、先進国の中でほぼ唯一国民皆保険制度が未だに実現していません。アメリカの医大は非常にお金がかかり、多くの学生は多額の借金(学生ローン)を負って卒業します。なので儲からない開業医(GP)のなり手は減っていて脳外科のように高収入を得られる医者になる人が増えています。そういった関係でアメリカの医療サービスはお金が有り余っている人以外には使えない制度となっており、そのため南米諸国に低価格でそれなりの水準の医療サービスを受けに行くツアーが大人気になっていたりします。そういった背景をすべて飛ばして、単純にアメリカの方が人口あたりの医師数が日本より多い、というのははっきりって人を騙そうとしている論理です。

ワクチン接種2回目

27日(会社は夏休み)、2回目のワクチン接種を自衛隊大規模接種センターで受けて来ました。前回と同じく流れるような誘導でまったく問題無く終りましたが、ちょっとだけ今回の方が痛かったです。それから前回は夜中に寒気がした位で済みましたが、今回は接種後5時間くらいで37.5℃の熱。平熱が36.4℃くらいなんで、それなりに発熱しています。ただ、気分等はまったく問題ありません。

コロナワクチン接種第1回目完了

コロナワクチン接種の第1回目を受けて来ました。場所は大手町の自衛隊による大規模接種センターです。ワクチンはモデルナ製です。14時の予約で13時半頃に行きましたが、すぐ中に入れ、最後の待機の15分を除くと全部で15分くらいですべて完了し非常にスムーズでした。しかしそのためにきわめて大量の人員が動員されており推定ですが500人以上いたのではないかと思います。土曜日のお仕事お疲れ様でした。接種の時の痛みはほとんど感じませんでした。接種後も今の所は何も異常はありません。考えて見るとこれは当り前で、mRNA(メッセンジャーRNA)型のワクチンですので、それ自体がアレルギー反応を引き起こすようなものではなく、まず人体の細胞に取り込まれてその遺伝子により疑似的なウィルスが生成され、そこで初めて体に異物と見なされ、抗体が形成される過程で何らの反応が出るかも、ということだと思います。

ワクチン接種の予約


私は今年60歳になるので、昨日川崎市からワクチン接種の予約券が届きました。川崎市の予約は6月19日の8:30からですが、今日から千代田区でやっている大規模接種は18歳以上で予約券があれば誰でも予約出来るようになったので、早速予約し、1回目が6月26日(土)で予約出来ました。もうちょっと早い6月20日ぐらいでも、現時点なら予約可能です。ワクチンの種類はモデルナのみです。(川崎市の予約だとファイザー)

イギリスでの無資格者によるワクチンの接種/補足情報

今日のオンライン英会話でAndrewさんというイギリス人の60代後半の先生から、イギリスでのボランティア=素人によるワクチンの接種について色々お聞きしました。ともかく日本と前提条件がまるで違います。

(1)イギリスでは日本の半分の人口で累計死者が10万人を超しており、ワクチンの接種で一刻も早くこれ以上の被害の拡大を防ぐ必要があり、ワクチン接種開始の頃は一刻をも争う非常に危機的な状況だった。
(2)NHSはワクチン接種の計画が始まった去年の12月から、国民の大部分にワクチンの接種をするのはNHSのスタッフだけでは100%無理ということを明示的に発表しており、最初からボランティアを大幅に使うという意向を打ち出していた。
(3)とは言っても、完全な素人だけを主体にしたのではなく、医学部の学生、NHSに入っていない病院の医師・看護婦、マッサージ師、薬剤師等々のともかく医療に関連が深い人間を総動員するようにしていた。
(4)元々イギリスでは特別な訓練を受けた一部の薬剤師がインフルエンザのワクチン接種を行っていた。(その先生はしかし薬剤師に打ってもらったことはないと言ってました。)なので資格を持っていない者をトレーニングして接種を担当させることには抵抗感が比較的少なかった。
(5)非専門家がワクチンの接種をする場合は医者が必ず監修していたため、大きなトラブルは無かった。
(6)イギリスでのワクチン接種はこれまでの所は比較的上手くいっており、それに関しては文句を言う人は少ない。しかし10万人も死者が出たことに対しては政府・NHSの両方に対して批判が多い。また、最近インドや南アフリカその他からの変異型の感染者が増えており、ワクチンの効果に対して不安があるが、まだはっきりしたデータは無い。
(7)ボリス・ジョンソンが、BrexitでNHSを再建するという嘘をごまかすため、NHSのプアーな体制を表面化させないため、ボランティアを使ったのでは、という私の推論に対しては、その先生もそういう面はあるだろうと賛成してくれました。

薬剤師(無資格者)にCOVID-19のワクチン接種をさせようとする動きについて

現在、Change.orgで「日本の薬剤師がCOVID-19のワクチン接種が出来るように要請しよう」という署名活動が行われて、ある方がそれをFBでシェアしました。それに対して私は色々疑問点や異論をぶつけました。この署名要請で、医療行為を行う資格の無い薬剤師がワクチン接種の注射を行っていいのかという当然の疑問に対し、「英国はトレーニング受けたボランティアが新型コロナワクチンの接種をしているので、医学的な知識がある薬剤師さんが接種(筋肉内注射)を担当することは問題ありません。」という説明がされています。
まず、イギリスで無資格者がトレーニングを受けて接種をするということが行われているので、日本でもそれをやっても問題ありません、という意味不明の説明についてまったく賛同出来ませんが、イギリスの事例についても以下のような特殊事情が背景にあるということを説明します。
イギリスのこのボランティアによるワクチン接種が進められている最大の理由は、イギリスのNHS(国民健康保険制度)をベースにした医療体制が、近年財政難によって極度に疲弊し縮小しており、NHSだけでは大規模な接種を迅速に進めるのが100%不可能だったということが挙げられます。(NHSのボランティア募集の中に「我々だけでは100%達成不可能です」と書いてあります。)以前、オンライン英会話でイギリス人の複数の先生からこの関連の話を聞いたことがありますが、単純な風邪レベルの病気で開業医に診察を受けようとしても、まずは予約が必要で、通常10日~2週間は待たされるということでした。この原因はイギリス政府が健康保険制度の赤字を抑えるために、保険報酬の引き下げ等を進めた結果、開業医が儲からない仕事になり開業医になる人が減少した結果だと聞きました。
ちなみに、Brexitに何故多数の人が賛成したかというと、Brexit推進派がキャンペーンで「EUを離脱すればEUへの上納金を支払う必要が無くなり、そのお金でNHSを再建出来る」と訴え、多くの人がそれに魅力を感じたのが一つの大きな理由です。しかしこの一種の公約はBrexitの決定後、まったくの嘘であったことが判明しています。その嘘を撒き散らした張本人の一人が、現首相のボリス・ジョンソンです。ということは、もし現行のNHS体制下での本来の有資格者だけでワクチン接種を進め、予定通り進まなかった場合は、ボリス・ジョンソンは過去の公約を反故にしたことについての批判を改めて受ける可能性があり、弥縫策としてボランティア利用を進めたという可能性もあるかと思います。
そういう背景の元で、イギリスでボランティアをトレーニングしてワクチン接種をさせるということが行われているのは、それが合理的とか美談とかの話ではなく、NHSだけではどうやっても不可能なので窮余の一策として考え出された「禁じ手」であるということです。
以上のような背景を理解すれば、イギリスで実例があるから日本でもOKということにはまるでならないのは、誰でも容易に理解出来ることです。この話がほとんど報道されていないのも当り前で、イギリスにとってはこの話をアピールすることは自国の健康保険制度がそこまで崩壊していることを世界に示すことになります。また、欧州のEU所属各国はイギリスよりワクチン接種に関して遅れていますが、今の所どこもイギリスの真似をして無資格者にワクチン接種をさせようとはしていません。
この署名依頼を出した人は善意でやっているのかもしれませんが、英語のことわざには「地獄への道は善意で舗装されている」というのもあります。まずは通常の医師や看護師の有資格者でどこまで出来るのかの十分な検討なしに、こんな短絡的で医療事故を起しかねない提案には安易に賛成すべきでないと思います。