ジブリさん有り難う!

スタジオジブリさんが、太っ腹でアニメのセル画を公開しているので、有り難くゲットさせていただきました。大好きな「コクリコ坂から」。でも、これって何だか「マスクを付けましょうキャンペーン」みたい…付けているマスクも1964年ということはおそらく布マスクで、「アベノマスク再活用キャンペーン!」違うか…

ポリオのワクチンについてのTimeの記事

この記事は今年の5月頃、Time誌に載っていたもので、良記事でした。今新型コロナウイルスのワクチンがいつ開発されるのかというのが非常に話題になっていますが、過去の教訓は忘れてはいけないというのがこの記事です。スペイン風邪が流行ったのは1918年からですが、その2年前にニューヨークでポリオが大流行します。当時まだ電子顕微鏡は無かったですが、ポリオの原因がウイルスであることは突き止められていました。それでワクチンの開発が始まるのですが、最初のワクチンが出来たのが1935年でした。しかしその最初のワクチンを打たれた子供の内12人がポリオを発症し、6人が死亡するという痛ましい事故が起きます。ポリオのワクチン開発はやり直しになり、結局安全なワクチンが出来たのは1955年で、ニューヨークのパンデミックから実に40年近くかかっています。また日本でも近年子宮頸がん予防ワクチンの副作用が問題になっています。私は予防接種否定論者では決してありませんが、私自身も子供の時何かの予防注射を打つと熱を出したりとかの経験があり、法的に必須なもの以外では予防注射を受けなかったものもあります。またインフルエンザのワクチンも打ったことはありません。(それでも冬は手洗いと水でのうがいを欠かさないのが利いているのか、20年以上インフルエンザにかかった経験はありません。)ともかくワクチンが出来れば全てが解決するといった(例えばトランプ大統領)、そういう乱暴な議論にはとても賛成出来ませんし、拙速ではなく安全性の確認に十二分な時間を掛けて欲しいと思います。

マスク転売屋復活

日本政府によるマスク転売規制が解除された途端、これまで常に「在庫無し」で買えなかったユニチャームの「超快適」マスクがAmazonで売られ始めましたが、1枚当たり475円!おそらく3月~4月頃買い占めして、転売規制で高値で売れなかったのを、解除を待って売りに出したのだと推測します。コンビニで時々売っているのをその都度買うようにしているので、こんな馬鹿高いのには手は出しません。

うがい薬の需要は春先から急増しています。

ポビドンヨードを含むうがい薬の効果について松山晃文センター長「うがいで肺炎のリスク軽減」
>> この時期は風邪がはやらないので、ポビドンのうがい薬の生産が減ってる時期だった」と説明。

まったくの間違った情報。実際には新型コロナが始まって、もっとも売上が伸びたのがうがい薬だと既に2020年の4月頃の情報で言われていました。下記の情報だと実に前年比360%でコロナで売上が増えた製品のトップです。

https://toyokeizai.net/articles/-/349029

おそらく6月頃からは多少落ち着いて来たのでしょうが、注残を消化するのでまだ各メーカーはフル生産状態が続いていた筈です。「インフルエンザがはやらないし、花粉症の季節でもないので、マスクは十分にある筈」と言えない状況が続いたのを考えれば誰でも分ること。

科学的知識の無いスタンドプレーばかりの大阪府知事は猛省を

以下(ページの最後)の記事を読んで本当に腹が立ちました。
この馬鹿知事は、自分がどれだけ他人に迷惑をかけているかという自覚がまったくありません。

(1)ポビドンヨードのうがい薬の効果を検定した実験は、科学的に見たら穴だらけの即席のもので、どこの医学雑誌に提出してもほぼ間違いなく門前払いとなるレベル。医学的な実験であれば、プラシーボ効果の排除、検定集団のランダム化などを行う必要がありますが、こういうことがまったくされていません。しかも対照群として「水によるうがい」というものも設定されておりません。どんなに好意的に解釈しても本格的な検証を行う前の準備段階のきわめてラフなテストに過ぎません。

(2)何も害が無いのであれば、この馬鹿な情報に流された人が勝手にやればいいだけですが、既に15年前の京都大学での科学的な実験の結果として、例えばこれまで水だけでうがいしていた人がイソジンうがい薬に切り替えた結果として却って風邪の感染リスクが高まる可能性があることが実験の結果として示されています。同じことが新型コロナで起きない保証はどこにもなく、むしろその可能性大でしょう。

(3)ポビドンヨードの消毒薬は病院で採血、カテーテル挿入、手術の際の医師の手指および患者の手術部位の消毒など広く使われています。(ポビドンヨード液はすぐに蒸発して殺菌効果がなくなるエタノールと違い、塗ったままにすると殺菌効果が一定時間持続します。)今回の発表により必要も無い人がポビドンヨード製剤を買い占めた結果、病院への供給に問題が出る危険性があります。実際に現在、うがい薬としては使えない筈のポビドンヨードのハンドウォッシュがどこでも売り切れになっています。

(4)数日前にメーカーに対して増産を依頼したと言っていますが、既に2020年4月の段階で、うがい薬は前年同月を大きく上回る販売実績を示しており、うがい薬のメーカーはとっくにほぼフルに近い生産をしています。それをまたさらに大幅に上回る需要が急に発生すれば、一時のマスクやペーパー類と同じことが起きます。本当に効果があると信じているのであれば、それが必要な人にきちんと行き渡る対策を立ててから発表すべきでそれこそが政治家の仕事。

(5)ドラッグストアの店員が最近やっとマスクで客から責められることがなくなったと思ったら今度はうがい薬での馬鹿騒ぎに巻き込まれてしまっています。

要するにこの馬鹿政治家がやっていることは、自己アピールのスタンドプレー以外の何物でもなく、日本国民全体の福利で考えれば大きなマイナスです。
トランプ大統領の「消毒剤を飲んだらいいのではないか」「ヒドロキシクロロキンは新型コロナに効果がある」と言っているのとほとんど変らない馬鹿さ加減です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b0ca6135a4a8bf4a128b04af7ce210fc82b1de86

N95相当マスクの粗悪なコピー品

昨日、月に一度血糖値の測定のために病院に行くのにN95相当マスク(FFP2マスク)をテストしたのですが、装着時にちょっと強めにゴム紐を引っ張ったら簡単に外れてしまいました。仕方がないので、取れたゴム紐をホチキスで留めて使いました。本日今度はDS2(日本の規格でN95相当)規格の3Mのマスクが届き、それを見て粗悪品が3Mのコピー品であることが分りました。(若干カップの形状を変えていますが)それで3Mの方はちゃんとゴム紐をホチキスの太いものみたいなもの(金属)で固定していますが、コピー品は接着しているだけです。普通の不織布マスクにも色々品質差があるのは皆様もご存知でしょうが、N95相当マスクでもそれは同じでした。このコピー品、販売元は南アフリカの会社でしたが、ひょっとしたら中国で作っているのかも。(青い紐のが3M、黄色の紐がコピー品。)

大阪の馬鹿な知事のお陰で皆が迷惑

大阪の馬鹿知事のおかげで、うがい薬でもないポビドンハンドウォッシュが昨日までアマゾンで普通に買えたのに、今見たら医療関係者以外は買えなくなってしまっていました。本当に迷惑。私自身はまだ十分ポビドンヨードのハンドウォッシュを持っていますが、前に大学の恩師にこれを差し上げて、そろそろ無くなるかもしれないからまた送ろうかと考えていた矢先にこの馬鹿騒ぎです。

ポビドンヨードでのうがいがコロナ予防になるか?

スタンドプレーの好きな大阪の知事が、ポビドンヨードのうがい薬がコロナの重症化防止に有効という発表をしていますが、N数40での1回限りの実験に基づいた話であり、そのまま鵜呑みにすべきではないと思います。既に新型コロナウイルスに感染している人については、ポビドンヨードのうがい薬でうがいすることは少なくとも咽喉部のウイルスを減らすから治療に有効性があるかもしれません。しかし、健康な人がポビドンヨードのうがい薬でうがいして、予防に有効かというと、おそらく逆でしょう。以前京大で風邪の予防についてのうがいの効果を検証していて、結果としてポビドンヨードのうがい薬でのうがいは、単なる水でのうがいに比べ効果が無く、ほとんどうがい無しと同じ結果だったことが報告されています。その理由として推測されているのは、ポビドンヨードのうがい薬が、害のないものも含めて全ての菌やウイルスを殺して一種の無菌地帯を作ってしまうため、逆にインフルエンザ他のウイルスが入り込みやすくなるのではないか、という説があります。ともかくきちんとした医学的な検証も無しに「本当の話です」などと発表するお調子者の政治家のことを簡単に信じるのは止めましょう。私は以前からこのブログで手洗いにポビドンヨードのハンドウォッシュを推奨しています。そちらはまったく問題無いと思います。(ちなみにイソジンのうがい薬も左下に映っていますが、現在私は外出から帰ってきたら水でうがいしており、イソジンは使っていません。持っているのは気休めです。)

N95マスク(FFP 2)テストの第3弾

N95マスクのテスト、第3弾。今回は正確にはN95ではなく、欧州規格のEN149のFFP 2のマスクです。捕集効率が94%以上なので、そんなグレードはありませんがN94ということになります。前の二つに比べるとある意味簡略で、固定用のゴム紐の長さは固定で調節出来ません。またノーズフィットは外側から金属製のものを両面テープで貼ってあるだけです。中身もパッキンなどはなく鼻の所にスポンジが貼ってあるだけです。全体は不織布が発泡スチロールで作られているかのようにある程度の強度があり、形状を保っています。このマスクはある意味一発勝負というか、顔の形状と合わなければ効果はあまり無いと思います。本当に94%の捕集効率があるのか疑問に思いますが、逆に言えば普通のマスクと付けた感じに大きな差は無く、一般人がそこまでクリティカルではない環境で使うのにはいいかと思います。1枚税込み、送料別で450円です。作っているのは南アフリカのメーカーです。おそらく南アフリカは鉱業が盛んなんで、粉塵対策マスクの需要があるのではないかと思います。

N95マスク第2弾

N95マスクの第2弾。今回のは内部に外周全体にパッキンが入っています。しかし本体は不織布だけで前回のもののようにマスク全体の強度を上げるような仕組みは入っていません。ただ、メーカーによると不織布は6層だとか。また、熱気と湿気を逃がすための弁がついています。パッキンは入っていますが、全体がフレキシブルすぎてきちんと密閉性を保つのがなかなか難しく、何度か固定用ゴムの位置を変えたりして、ようやく何とかという感じでした。ちなみに医療用ではないと書いてありますが、販売ページにはウィルスもOKとあって、今一つ信用出来ない感じです。価格は税込み送料別で1枚440円です。夏場これをずっと付けているのは結構大変そうです。