ウルトラマンAの「東京大混乱!狂った信号」を観ました。何か全体にブラッディーなシーンが多く、これって再放送出来ないんじゃ、とまず思いました。レボール星人が地球侵略を、というかまず東京侵略をたくらんで、ある装置で東京中の信号機を狂わせます。それに山中と北斗の乗ったパンサーも巻き込まれ、八百屋の女性の軽トラと衝突事故を起します。双方が青信号だったと主張しますが、警察はTACの肩を持ちます。しかし北斗はその女性が嘘を言っているとは思えず後を付けて、その女性が女腕だけで子供2人を養う感心な女性であることを理解します。そこに東京中で信号の異常による交通事故多発の連絡があり、ようやく事故がそのせいだと分ります。2人は現れた宇宙船の攻撃は他のメンバーに任せ、地下にいるらしいレボール星人と信号を狂わせる装置を破壊しに行きます。それに成功してレボール星人を倒しましたが、今度はその守護神であるシグナリオンが登場します。この超獣?は眼から3色の光線を出し、ちょっと帰マンのビーコンに似ています。エースはその光線に苦戦しますが、最後は何とか倒します。これで後2話となりました。
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スタートレック・TNGの”The Enemy”
スタートレック・TNGの”The Enemy”を観ました。エンタープライズ号はロミュランの宇宙船からの救助信号を受け、ガローンドン・コアに救助チームが降り立ちます。その惑星はひどい放射線の嵐のため、転送出来る時間も限定されており、また通信も出来ません。一行はロミュランの宇宙船の残骸を見つけ、ウォーフが瀕死の生存者を発見します。一方ラフォージュは深い穴底に落ちてしまいます。ライカーとウォーフは取り敢えず限られた転送可能時間を使って、瀕死のロミュラン人を連れてエンタープライズ号に戻ります。そこにロミュランの宇宙船から通信があり、そのロミュラン人をすぐ返すように言います。しかしピカードは連邦の領土である星に侵入していたロミュラン人を尋問もしないで返すことを拒否します。そしてそのロミュラン人を助けるには一種の輸血が必要でしたが、それに適した成分の血液を持っているのはクリンゴン人のウォーフのみでした。しかしロミュラン人に両親を殺された過去を持つウォーフは血液成分の提供を拒否し、ロミュラン人は死にます。一方ラフォージュは穴から地力で脱出します。またウェスレーが中性子ビーコンを送って来たことに気づき、それを操作することでエンタープライズ号に自分の場所を知らせることが出来ると喜びますが、しかしロミュラン人のもう一人の生き残りの怪我人に捕まります。ラフォージュは2人が助かる道は、エンタープライズ号に場所を知らせて転送してもらうことだと説得します。相手のボクラは最終的に合意しますが、今度はラフォージュのニューロンが放射線で傷つきバイザーでの視力が失われます。そうなると中性子ビーコンを見つけることが出来ません。しかしボクラがトライコーダーとバイザーを接続して、中性子検出をする改造にあたり、ラフォージュの眼になって作業することを申し出、成功します。その間にロミュランの宇宙船はエンタープライズ号の至近距離に来ていて、一触即発の状態になります。しかし惑星の2人を転送するにはシールドを一旦解除する必要があります。ピカードは相手の船長に和平を呼びかけ、まず適意の無い証拠としてシールドを解除し、2人を転送します。そしてボクラがロミュランの船長に、自分はラフォージュに命を助けられと証言し、何とか平和裏に解決します。という敵の兵士と協力して生存を図るというのは、割と良くあるパターンのように思います。不満点はロミュランがその星で本当は何をやっていたのかが最後まで不明だったことです。
ウルトラマンAの「空飛ぶクラゲ」
ウルトラマンAの「空飛ぶクラゲ」を観ました。なかなか変わったエピソードで、水瓶座第3星から地球を植民星にしようと宇宙人がやって来て、その先遣でアクエリアスと呼ばれたのが巫女のような格好で村人を騙して神の使いだと称し、クラゲの超獣にやられて不時着したTACの隊員3人を縛り上げさせます。3人は山中隊員に救助され、再度出て来たクラゲの超獣はTACにやられてあっさり引っ込みます。そしてエースと戦ったのはこのアクエリアスという少女で、変身前の可愛さと変身後のグロさのコントラストが大きいです。エースは何故かその少女の変身を倒した後、お墓を作って拝んでいます。何のこっちゃ。しかし日本人が考える宗教というのはこのエピソードに出てくるように、神道+古代ユダヤ教の合体みたいのが多いように思います。日猶同祖論?
トワイライト・ゾーンの”The Long Morrow”
トワイライト・ゾーンの”The Long Morrow”を観ました。宇宙飛行士のスタンスフィールドは、121光年離れた惑星へ光速の3倍の速さの宇宙船で行って、人類の移住可能性を調査するミッションを命じられます。往復で40年かかりますが、その間は人工冬眠技術で実際には数週間しか年を取らないといことになります。出発の直前にスタンスフィールドはサンドラという女性に会い、短期間にお互いが恋に陥ります。しかし問題はスタンスフィールドが帰って来た時は彼は31のままですが、その時サンドラは70の老婆になっています。スタンスフィールドは彼女への愛から飛行中に人工冬眠をストップします。しかし逆にサンドラはスタンスフィールドが帰って来た時にそのままの自分でいるため人工冬眠に入ります。スタンスフィールドは無事に帰って来ましたが、彼が達成したことは彼の出発後の科学の進歩で無意味になっていました。70歳になっていたスタンスフィールドは若いままのサンドラと再会しますが、彼はサンドラに新しい人生を送るように言います…
というディッケンズの「賢者の贈りもの」的なすれ違いストーリーでちょっと切ないですね。しかし光速の3倍でもし飛行出来たとしたら、帰って来たら浦島効果で地球はもっと何百年も経っているんじゃないかと突っ込みたくなります。
ウルトラマンAの「ベロクロンの逆襲」
ウルトラマンAの「ベロクロンの逆襲」を観ました。ヤプール人が全滅して登場しなくなって久しいですが、唐突にまたヤプール人の生き残り?の女性が登場し、第1話に登場したベロクロン(実際は本当のベロクロンではなく偽物と評されていました)を使って、北斗星児とウルトラマンAに復讐しようとします。北斗はその女ヤプール人が化けた歯医者に幻覚装置を歯に付けられて、ベロクロンの幻覚を見て銃を乱射し、機動隊に制止されます。
それから今回の新機軸は画面9分割で、これは何か新しい装置を入れたのかと思います。そしてまたエースが四股を踏みますが、これ前に倉敷を舞台にした時のエピソードと同じで、もしかすると同じ監督かと思います。
スタートレックIIの”The Wrath of Khan”
スタートレックIIの”The Wrath of Khan”を観ました。オリジナルのメンバーベースの映画版第2作です。お話は、ファーストシーズンの”Space Seed”を元にしたもので、そのエピソードでは優生学によって肉体的にも知的にも優れた形で作り出された人々が戦争を起しますが敗れて、宇宙に新天地を求めてコールドスリープ状態で宇宙を彷徨っていたのをエンタープライズ号が発見して彼らを蘇生させた所、一行のリーダーであるカーンがエンタープライズ号を乗っ取ろうとし、結局敗れて、カークによってある未開拓の惑星に島流しにされる、という話でした。そのカーンが流された星は15年後に隣の惑星が爆発して軌道が変わったため、生物の住むのが非常にタフな星に変わり、カーンの奥さん(元連邦所属の人類学者)も死んでしまい、そのせいでカーンはカークを深く恨んで復讐の機会を探っていました。色々あってカーンは宇宙船リライアントを乗っ取り、エンタープライズ号に不意打ちの攻撃を仕掛け成功します。等々で途中は省略しますが、最後はエンタープライズ号の攻撃でほぼ破壊されたリライアント号でカーンがジェネシスという装置の自爆装置を作動させ、ワープエンジンが攻撃で使えないエンタープライズ号が逃げられないという状況で、スポックが強い放射線の下で反物質エンジンを修理し、エンタープライズ号は間一髪助かりますが、スポックが死んでしまいます。カーク、スポック、マッコイの3つのキャラクターが揃ってこそオリジナル・シリーズではあり、このままでは次の映画は作れなくなりますが、トレッキーが強い抗議があって製作会社が復活を約束していたということで、次の映画版はスポックが復活する話になります。この映画、一般受けは良く興行成績も良かったみたいですが、スターウォーズとかクリストファー・リーブのスーパーマンとかの単純明快なSFが好まれていた時代なので、そういう影響を強く感じ、深みはあまりなかったように思います。まあ創世記マシンというアイデアは面白かったですが。ちなみにそのマシンを開発した女性がカークの昔の恋人でカークの息子も登場します。
スタートレック・TNGの”Booby Trap”
スタートレック・TNGの”Booby Trap”を観ました。エンタープライズ号が1000年前に二つの種族が争って双方が滅びた宙域を調査しています。そこから救助信号が出ていて、それは何とその争いの時の片側の宇宙船からでした。ピカードは子供の頃その宇宙船のボトルシップを作ったことがある、と言って自分からその宇宙船の調査に行きます。一行はそこでその船の船長のラストメッセージを発見します。一行がエンタープライズ号に戻るとエンタープライズ号は何かの原因でエネルギーが吸い取られ、ワープエンジンもインパルスエンジンも使えなくなります。しかもそこに放射線が浴びせられ、シールドが使えなくなると全員死んでしまう状況になります。ジョルディはエンタープライズ号のエンジンを設計した女性エンジニアをホロデッキで再生して、そのアドバイスでエネルギーを抑え込んでいる何かのブービートラップ装置の裏をかこうとして、何とかそれに成功します。そこでピカードがエンタープライズ号の操縦を自分で行い、ある惑星の残骸の引力を逆利用してその空域が抜けます。
ということで、中々緊迫感はあったのですが、何故最新の宇宙船が1000年も前のブービートラップ装置に簡単に引っ掛かるのか、ということについての納得出来る説明はありませんでした。またジョディの女性エンジニア(ブラームス博士)との恋もなんだか取って付けたようなエピソードでした。
ウルトラマンAの「山椒魚の呪い」
ウルトラマンAの「山椒魚の呪い」を観ました。今回の超獣は山椒魚=ハンザキの変身したもので、その名もハンザギランです。かつて山椒魚を保護しようとして村の人と対立し、お金をそれに使って家を借金のカタに取られて鍾乳洞に白いハンザキと暮す老人と少女が登場します。実はこの白いハンザキが日光を浴びると超獣に変身するということで、村の人に恨みがある老人がこの超獣をけしかけて村を破壊します。エースが登場して戦いますが、ハンザキの名の通り半分に割いても生きているほど生命力の強い超獣に手を焼き、結局太陽光をしゃ断して超獣を元のハンザキに戻します。エースがそのハンザキを殺すシーンは無かったのですが、少女はたった一人の身内であった祖父もハンザキも無くしてしまったと泣きますが、竜隊長はハンザキは地下に潜って一生出て来ないと言います。それで終わりだとあまりにひどいのですが、竜隊長の姉がその少女を引き取ったという説明が付きます。しかし超獣の姿はハンザキとはまったく似ていないのに、最初に村人がハンザキの超獣と決めつけるのが違和感がありました。
トワイライト・ゾーンの”You Drive”
トワイライト・ゾーンの”You Drive”を観ました。オリバー・ポープはある会社のマネージャーでしたが、仕事が上手く行ってなくて車を運転中に不注意で自転車に乗った新聞配達の少年を跳ねてしまいます。一旦は車を降りて少年を助けようとしたオリバーですが、誰も辺りにいないことを確かめるとそのまま轢き逃げします。しかし通りがかりの女性が目撃していました。オリバーの車にはその夜から奇妙な現象が起き始めます。ライトを点滅させたり、ホーンを鳴らしたりです。次の日にオリバーの奥さんが車を修理屋に持っていこうとしましたが、車は交差点でハンドルが動かなくなり、またエンジンも止まります。結局レッカー車で修理屋に運ばれましたが、いつか勝手にオリバーの自宅に戻ってきました。その夜、夜中に音楽が大音量で鳴り響き、それは車のラジオでした。オリバーがそれを止めに行くとニュースが流れ、オリバーの同僚が犯人と間違われて逮捕され、また少年が死んだことが告げられます。次の朝、車を置いてバスで会社に行こうとしたオリバーに、車は勝手に動き出し、彼を追いかけます。オリバーは逃げますが、車が追いかけ、結局オリバーの側で止まり、ドアが開きます。仕方なく乗り込んだオリバーを車は警察に連れて行く、という話です。
これは当時としては、いかにもトワイライト・ゾーン的ストーリーですが、AIによる自動運転付きの車であって、運転車が轢き逃げをやったら車自身が警察に通報する、なんていうのは十分ありそうと思いました。またAIを搭載した車同士で狭い道で正面衝突しそうになって、下は崖、という状況で乗っている人の少ない方が勝手に崖下に落ちるのを選択する、という話も思い出しました。
スタートレックTNGの”The Bonding”
スタートレックTNGの”The Bonding”を観ました。ある文明があった星の廃虚を調査中に突然爆発があり、ウォーフが率いていたチームの内の考古学者のマーラ・アスターが死にます。マーラにはジェレミーという10歳くらいの男の子がいましたが、彼の父も既に亡くなっていました。ここからどうやってジェレミーの悲しみを癒やし、強く生きていくことを教えるかという話になるのですが、そこに突然死んだ筈のマーラが現れ、マーラとジェレミーが地球で住んでいた家の中を再現し、ジェレミーを廃虚の惑星に連れて行こうとします。カウンセラーのトロイによってそのマーラが本物ではないことが暴露されますが、それでもジェレミーはその偽の母に付いて行こうとします。ウェスリー(小さいときに父親をやはりスターフリートのミッションで亡くした)が自分の経験を話したりして、ジェレミーもようやく一人で生きていく決意をし、そして自身も孤児であったウォーフが、クリンゴンの儀式で一種の義兄弟になるというのをやって、ジェレミーを支えるという話です。うーん、何と言うかメロドラマ的で、かつ惑星の文明の生き残りが何だったのか良く分からない話でイマイチでした。