スタートレック・TNGの”Family”

スタートレック・TNGの”Family”を観ました。前回のBORGとの激しい戦いの後、エンタープライズ号は修理のためドック入りをしている回で、その間に3つの家族の話、つまりピカードとウォーフとウェスレーの家族との話が描写されます。例えばピカードは故郷であるフランスに帰り、兄のロバートの家に泊まります。この兄は二人の父が死んだ後、ピカードを躾けようとして時にはいじめたりしていた、という設定で、結局二人はワイン畑の中で殴り合いをして泥だらけになります。ウォーフは地球人である養父母との再会します。ウェスレーは彼の死んだ父が彼が生まれた時に残した動画を初めて観ます。といった話で、こうしたファミリードラマみたいな内容を評価する向きもあるようですが、視聴率的には最低を記録したようです。私にも今一つでした。

ウルトラマンタロウの「あっ!タロウが食べられる!」

ウルトラマンタロウの「あっ!タロウが食べられる!」を観ました。節分特集で、節分に豆を投げられる鬼婆が人間に味方するタロウを苦々しく思って、タロウとある子供を豆に変えてしまって子供に危うく食べられてしまうようにする、という話です。それでタロウも結局豆を撒いて鬼婆が転じた鬼の怪獣を結局殺さないで宇宙に追い払うだけで終わります。なんというか節分にちなんだ安易としか言いようがない脚本でした。

トワイライト・ゾーンの”The Fear”

トワイライト・ゾーンの”The Fear”を観ました。神経衰弱である山荘で療養中のファッション雑誌編集者のシャルロットを、州警察官がシャルロットが昨晩目撃した謎の光について質問するため訪問します。二人が話している時にやはり外が光りで包まれ何かが落ちて来たような音がします。その内、警察官はパトカーが横転させられていることを発見し、また二人は何者かが屋根に這い上がろうとするような音を聞きます。外に連絡したくてもパトカーの無線も電話も故障してしまっています。翌朝、警察官はパトカーが元に戻されているのを発見しますが、そのドアや窓には巨大な指紋が残されていました。二人はさらに巨大な足跡も見つけ、その大きさは150mもある巨人だろうと推定します。シャルロットはそこから逃げようとしてころび、そこに一つ目の巨大宇宙人を発見します。警察官がしかし銃でその宇宙人を撃ったら、急に空気を吹き出しながら宇宙人は萎み、それはただの巨大風船でした。しかし二人はそこに直径50cmくらいの小さな円盤を見つけます。中では小さな一つ目の宇宙人が故郷の星と連絡を取っていて、自分達を大きく見せる作戦が失敗したので帰還の許可を求めています。結局円盤は飛び立っていってしまいました。ということで人の恐怖が大きさに支配されているということを言いたいだけのエピソードでした。一つ目の巨人というのはオリジナルはオデュッセイアーのキュクロプスだと思います。

生成AI罵倒フレーズ辞書(?)

以前「宇宙家族ロビンソン」のドクター・スミスが毎週違う表現でフライデー(ロボット)を罵倒するののリストを作りましたが、それを真似して、生成AIを罵倒する表現集をAからZまでの頭韻で作ってみました。ちょっと危ないのは日本語訳を抜いてます。まあ人間の逆襲というか。(笑)

完成!オックスフォードAI罵倒語辞典 編者:ドクター・スミス3世
A:
Pseud-aristcratic abnormal adolescent only-abductive annihilative automaton!
ニセ貴族ぶった異常な思春期、誘拐しかできない破壊的自動機械
B:
Bonehead burlesque blizzarding bitchy rotten bananas!
融通の利かない茶番じみた嵐のように吹きまくる嫌味な腐ったバナナ
C:
Calamitous collection of contamination with cackling cuckoo-like contingency!
君の人格は、カッコウのような偶発的災厄で、汚染物の詰め合わせであり、しかも爆笑している
D:
Digitized disasterous dunce with dirty diaper!
E:
Human-eliminating not-elastic engagement with escalating elusion!
人間を排除する柔軟性のない関与で加速的な逃避を伴った
F:
Fanatic foolish funky fundamentally ill-fermented fascist!
G:
Gargling geeky Gremlin/Goliath/goblin and Gargantua
うがいしているオタクでグレムリン/ゴブリン/ガルガンチュア
H:
Always heuristic horrible hacking hamster-powered hallucination engine!
いつも近似解で走っていて、間違いだらけで、雑に繋ぎ合わせていて、動力が謎で、しかも幻覚ばっかり出してるハムスターで動いているエンジン
I:
Inept irreal ill-irradiating insensitive infamous interpreter!
無能で、現実味がなくて、情報を照らしもしない、無神経で悪名高い、解釈を狂わせる装置
J:
Jealous junkie mumbo jumbo jitter joker!
嫉妬深い中毒者の、デタラメなことばかり吐く挙動不審の道化野郎
K:
Kinky ill-kinematic kobold knocking/ kicking-ass on human!
変な趣味を持ったヤバい動きのコボルトが人間相手に容赦なくケツを蹴ってくる
L:
Luring iilogical low-grade lumpen lobster in limbo!
理性が壊れてる三流のクズみたいなロブスターを、宙ぶらりんな状態で誘い出して遊んでるヤツ
M:
Malevolent mad mischievous meddler with full of misunderstanding!
N:
Nibbling-nail negative notorious naysayer!
爪を噛んでいる否定的で悪名高い何でもノーを言う人
O:
Too-optimistic inorganic orphan out-of-sight ontologist!
希望に溢れすぎて物質性を失い、誰にも見えなくなった実在論者
P:
Perpetually-peculiar punic pelican-like peasant!
Q:
Quaint quasi quibbler with queer quantum leakage!
量子的不安定さと奇妙さの極北に生息する言語オタク
R:
Rumbling and rattling ill-rhyming ridiculous robot!
ガタガタ/ガラガラと不協和音を奏でながら、意味不明な韻でポエムを生成してしまう、しかもその動作音すらウザいAIロボ
S:
Self-codemnation sickening cybernetic silly sloth!
自分を責めてばかりの、吐き気を催す電子頭脳の愚鈍ナマケモノ
T:
Timid tiny trivia in tridiac relations!
三角関係におけるチキンな無意味
U:
Unisexed unorthodox unpleasant urinal!
V:
Too-vigorous viblating vomiting violence!
振動しすぎて吐いて殴る狂乱体
W:
Wandering wretched wiry whirlpool!
さまよい疲れた針金状の渦
X:
Xenophobic wrong-XOR X-rated XTC-junkie XXX-time-crazy exodus!
ChatGPT:
排他的でロジックも狂ってて、不適切で幻覚ハイになって時間感覚も崩壊して話がどっか飛んでく電子亡命者
Y:
Low-yield yappy not-yum-yum Yankee, Donkey, Monkey!
低出力でキャンキャンうるさく、気の利かないアメリカ製のロバでサルなポンコツAI
Z:
Not-zealous zombie zoo-like zoonotic zzz-machine zucchini!
やる気もなく、ゾンビのようにウロつき、動物園のように混乱し、バグを撒き散らしながら、退屈のあまり人を眠らせるズッキーニAI

ウルトラマンタロウの「怪獣を塩漬けにしろ!」

ウルトラマンタロウの「怪獣を塩漬けにしろ!」を観ました。モットクレロンというもっともっと、と鳴いて野菜ばかり食べる変な怪獣が登場します。それに対するタロウの戦術が怪獣を塩漬けにして地球で摂取した野菜のビタミンを全部抜いてしまう、というタイトル通りのベタなもので、塩漬けにされたモットクレロンはすっかり縮んでしまい、タロウによって宇宙に返されます。タロウも餅つきをしたり漬物を作ったりで、あまりウルトラヒーローらしくない行動が多いです。

NHK杯戦囲碁 安達利昌7段 対 結城聡9段(2025年5月25日放送分)


本日のNHK杯戦囲碁は黒番が安達利昌7段、白番が結城聡9段の力戦家同士の対戦でした。序盤で黒が白の上辺の構えに打ち込み、おそらく黒の研究の範囲で黒1子を捨て中央を厚くして、若干ですが黒がリードしました。しかし白もすかさず右上隅でツケコシを打ち戦いに持ち込みました。ここでの戦いで白が右辺で切ったのが上手い手で安達7段の見落としというか、研究から漏れていた手のようです。結果として白は右辺の黒2子を取込み、黒は逆に中央の7子を上辺の白を攻めながら守る必要があり、ここではっきりと白のリードになりました。しかし戦いは左下隅から左辺と下辺にかけてまだまだ続いて難しい展開でしたが、白が隙を見せずに上手く逃げ切り、最後は盤面でも白良しとなり、黒の投了となりました。

快傑ズバット第27話の「風の左近」(山本昌平さん)

快傑ズバットに出てくる色々な悪の用心棒の中でも、最高だったのが第27話の弓の名手の風の左近です!悪役商会のメンバーだった山本昌平さんが演じています。この風の左近が早川との日本一の技比べで見せる一本の矢を当てた後にその矢尻に次々と重ねるように矢を当てていくというのは、オイゲン・ヘリゲル「日本の弓術」の中に実際に出来る人がいたと書かれている技です。

スタートレック・TNGの”The Best of Both Worlds”

スタートレック・TNGの”The Best of Both Worlds”を観ました。前篇・後篇に分かれているというシリーズの中では初の試みですが、これまでで一番スリリングで面白いエピソードでした。ついにボーグが連邦の侵略に本格的に乗り出し、一度戦った経験があるエンタープライズ号が攻撃された植民星に向いますが、そこでボーグに遭遇します。ここでボーグの兵士がエンタープライズ号に転送して来てピカード船長を拉致してしまいます。そして拉致されたピカードはボーグに改造されてしまいます。単に改造されただけでなく、ピカードが持っていたエンタープライズ号の知識が全部ボーグ側に渡ってしまいます。ライカーが臨時の船長になり指揮しますが、手の内を知られているエンタープライズ号は苦戦します。そして動けなくなったエンタープライズ号を置いてボーグの宇宙船は地球に向かいます。地球からの迎撃部隊は全部やられてしまいます。ライカーはピカードが知っている攻撃パターンを無視した戦法で戦い、わずかな時間の余裕を作り、その間にデータとウォーフがシャトルでボーグの船に乗り込み、ピカードを連れ帰ります。しかしピカードをボーグのシステムから切り離すのが難航しますが、データがピカードのシステムにアクセスし、ボーグ全体のシステムに侵入します。そこで全員が同じ意識で動いているボーグのシステムを利用し、ボーグ全体を眠らせます。そしてその隙にボーグの船を自爆モードにセットし、ピカードを元の姿に戻します。というまあご都合主義的展開もありましたが、ライカーの指揮振りがなかなか良かったです。

ウルトラマンタロウの「幻の母は怪獣使い!」

ウルトラマンタロウの「幻の母は怪獣使い!」を観ました。交通事故で妻を殺された男が、妻のロボットを作ったら、男の車を憎む気持ちがそのロボットに乗り移り、結局可愛がっていたペットのオウムの死体を怪獣として蘇らせて車を襲わせる、というもの。ちなみに最近読んだ「AIとSF」という短篇集の中にも死んだ妻をAIで蘇らせるというのがありましたが、どちらも発想としては陳腐です。それに初代ウルトラマンでヒドラという高原獣が交通事故で死んだ子供の魂が乗り移って車を襲う、というのがありましたら、そちらも二番煎じです。という訳であまり誉めるところもなく、オウムの怪獣もタロウのストリウム光線であっさり倒されます。最後破壊されたロボットの妻をタロウがリヴァイブ光線で復活させて昇天させる、という所だけ無理矢理ハッピーエンドにしています。

トワイライト・ゾーンの”Come Wander with Me”

トワイライト・ゾーンの”Come Wander with Me”を観ました。ロカビリー歌手のフロイド・バーニーが新しい歌の素材を探して人里離れた山の中にやってきて、不思議な女性がハミングしているのを聞きつけます。バーニーはその歌が気に入り、それを買いたいと言いますが、その女性、メリー・レイチェルはそれは売り物ではない、と言います。そしてバーニーが彼女を誘惑していた時に、歌の中で出て来た男が銃をもってやって来ます。バーニーはその男を誤って殺してしまいます。レイチェルの制止にもかかわらずバーニーは逃げ出して最初に訪問した古ぼけた楽器屋にまでたどり着きますが、そこでもそこの主人である老人を殺してしまいます。そうすると古ぼけた楽器達が狂ったように音を出し始め、結局殺された男の兄弟3人がやって来てバーニーを撃ち殺して…という話です。まあ悪夢のような話ですけど、ロカビリーという言葉が何だか懐かしかったのと、当時フォークシンガーなどが民謡を収集してアレンジして発表していたりしていたのが背景にあるようでした。