Space:1999の”Another Time, Another Place”を観ました。荒唐無稽な非科学的エピソードが多い中、これはなかなかまともで割と楽しめるエピソードでした。ただ、おそらくは映画のJourney to the Far Side of the Sun(ドッペルゲンガー)とかなり設定がかぶっていて、宇宙を彷徨う月が何か流星群みたいなものの中に入ると、月がその上にいる人間他を含めて2つに分裂し、片方が10年後に飛ばされます。それで飛ばされなかった方は、何と地球を発見し、そして再び地球の軌道に入ることに成功します。しかし地球に無線で呼びかけても応答がなく、バーグマン教授が調べたら地軸が狂って、欧州は氷河期にアメリカの大半は砂漠にという状況で、ただ西海岸のサンタ・マリアにだけ人が生息していそうでした。しかし、彼らはその内、もう一つの月が地球を回っているのを発見します。そこにイーグルで向かいますが、そこには壊れたムーンベースαと、クラッシュしたイーグルの中にアランとコーニック司令官の死体がありました。48時間で月同士が衝突することが分かり、その前にコーニック司令官はアラン・ヘレナと地球のサンタ・マリアを訪れます。そこではムーンベースαの生き残りメンバーが集落を作っていました。そしてヘレナはもう一人の10年年上の自分を見つけます。結局そのヘレナは死にます。同じことが他のメンバーに起きることを恐れてコーニック達はムーンベースαに戻ります。月同士は衝突し、しかしの衝撃で時空の分離は元に戻り、ムーンベースαは月と共にまた見知らぬ宇宙を彷徨う、という話でした。しかしゲストでレギーナという比較的可愛い女優が出て来ていましたが、脳が2つに分離して発狂して死ぬ、という可哀想な役でした。
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ウルトラマンレオの「男と男の誓い」
ウルトラマンレオの「男と男の誓い」を観ました。対ツルク星人の後篇です。前回あっさりツルク星人に敗れて海中に沈んだレオでしたが、皆の必死の捜索で何とか救助されますが、その状態のレオをまたもモロボシダンは滝に行ってその水を切る特訓を命じます。ということでレオのパターンがもう見えて来ました。しかしレオって光線技がまったくないので、毎回肉体技ですが、はっきりいって地味であり、どこまでこの路線で行けるのか疑問に思いますし、またモロボシダンがまるでパワハラ親父で何と言うかとても暗いです。うーん。
スタートレック・TNGの”Future Imperfect”
スタートレック・TNGの”Future Imperfect”を観ました。エンタープライズ号がある人が住んでいない筈の惑星にロミュランの基地らしいものを見つけて、ライカー等が調査に地表に降り立ったけど、全員メタンガスにやられて倒れてしまいます。ライカーが目を覚ますとエンタープライズ号の中でしたが、彼はそこでキャプテンと呼ばれていました。何とあの惑星で気絶してから16年が経過していました。その間ライカーは活動していたのですが、記憶がまったく残っていませんでした。そして驚くことにその16年の間にライカーは結婚していて、10歳くらいのジョン・ルクというピカードの名前をもらった子供までいました。しかしライカーは自分の妻がミンという名前だったと聞き、その動画を観てあることに気が付きます。というのはミンと言うのは彼が昔理想の女性としてホロデッキで作り出した架空の女性だったからです。そこでライカーは皆に向かって茶番は終わりだ、というとエンタープライズ号は消えて、ロミュランの基地の中になります。結局ロミュランがライカーからポスト13という連邦の軍事拠点を聞き出そうとして、ホロデッキで作り出した幻影でした。そこでライカーは幻影の中でライカーの子供だった子と会い、二人でロミュランを倒して逃げ出します。しかし途中でまたライカーは何かおかしいのに気が付き、再度子供に向かって強く言うと、また辺りの様子が変わります。ロミュランの基地もその子がその洞窟にあった装置で作った幻影でした。結局そのエイリアンの子(親は別のエイリアンに殺された)が誰かと暮らしたくて仕組んだことでした。本当の姿を現したエイリアンの子をライカーはエンタープライズ号に連れて行きます。という訳で二重のホロデッキの幻影というのがちょっと面白かったです。
ウルトラマンレオの「涙よさよなら…」
ウルトラマンレオの「涙よさよなら…」を観ました。第3もまったく同じでツルク星人という両手が剣になった怪獣の2段攻撃に勝つため、レオことおおとりゲンはダンから3段攻撃をマスターするように言われて特訓するけど、特訓は成功せず、2分40秒経過して(レオはウルトラマンより短い2分40秒しか戦えません)あっさりやられて、また来週、というエピソードでした。しかし地味で暗いドラマ…特にダンがやたらと怒って暗いです…
スペース:1999のEarthbound
スペース:1999のEarthboundを観ました。バーグマン教授がロビンソン博士+ドクタースミスだとか言っていたら、コミッショナーのシモンズというのが登場して、この人がドクタースミスそのまんまです。自分の星が滅んで移住先を探していたカルドリアンというエイリアンが、月に不時着します。ムーンベースαの人が調査している時に、誤ってコールドスリープ中だった相手の一人を殺してしまいます。しかし残った目覚めたカルドリアン人は地球人を責めたりしません。結局カルドリアン人の宇宙船は地球を目指していましたが、一人死んだので誰かが地球に帰れることになります。コーニック司令官はその人選をコンピューターにやらせますが、ここでシモンズがムーンベースαの生命維持装置を人質にとって自分を地球に戻らせるよう脅迫します。結局コーニックはやむを得ずそれを認めますが、カルドリアン側が地球人に合わせた装置の調整をしなかったため、シモンズは数時間で目が覚めてしまい、その装置の中で野垂れ死ぬことに…
それでコーニック司令官が実はコンピューターが選んだのがシモンズだったというオチです。
ウルトラマンレオの「大沈没!日本列島最後の日」
ウルトラマンレオの「大沈没!日本列島最後の日」を観ました。タイトルはおそらく1973年の映画「日本沈没」の影響かと。前回、ダンの制止を振り切って兄弟怪獣に挑んだレオですが、2匹の回転攻撃にピンチに陥ります。ダンは自分の寿命を縮める念力技で2匹の動きを止め、レオが2匹の角を折って、何とか撃退します。しかしゲンの恋人が瀕死の重傷を負ってしまいます。ダンはゲンに2匹の回転技に対抗するためには、こちらも回転技でということで、錐もみキックの特訓を命じます。この辺り、「帰って来たウルトラマン」のいわばスポ根路線がまた復活しています。またこの頃「燃えよドラゴン」でカンフーブームだったのも影響しているのかレオは光線技を使いません。結局特訓が実って2匹の怪獣はレオが倒し、平和が戻った、という話でした。ゲンの恋人も無事でした。
スタートレック・TNGの”Reunion”
スタートレック・TNGの”Reunion”を観ました。クリンゴン船がエンタープライズ号に連絡して来て、そこから使者としてウォーフの元恋人であったケレイルがやって来て、しかしケレイルは小さな男の子のアレキサンダーを連れて来て、それはウォーフの子供でした。ケレイルはクリンゴンのトップであるキンペックが死にかけており、ピカードとの面会を求めていることを伝えます。ピカードに会ったキンペックは、彼が毒殺されかけており、後継者候補であるゴーロンとデュラスのどちらを選ぶかの儀式をピカードが執り行うことを求めます。後継者候補二人がやって来て儀式が始まった時に突然爆弾が爆発し、二人のクリンゴン人が死にます。エンタープライズ号で調査した所、その爆弾の起動装置はロミュランのもので、それが意味しているのは二人の後継者候補のどちらかがロミュランと結託しているということでした。一方、ケレイルは、前にウォーフの父がロミュランと通じて多数のクリンゴン人が殺されたとされた事件で、結局ウォーフが事を荒立てないために自分が不名誉を引き受けた事件の真相を探ろうしていました、そこにデュラスがやって来て、ケレイルを殺します。実は本当にロミュランと通じていたのはデュラスの父でした。ウォーフはクリンゴンの法に従い、デュラスに戦いを挑み、デュラスを殺します。ウォーフはアレキサンダーに自分が父親であることを告白し、自分の養父母にアレキサンダーを託します。
うーん、結局クリンゴンのトップはゴーロンになったのか、そこがまったく言及されてなく、何か中途半端に終わったように思います。
ウルトラマンレオ「セブンが死ぬ時!東京は沈没する!」
ウルトラマンタロウを観終わったのでここでもうウルトラシリーズは止めようかとも思いましたが、昭和の第2期ウルトラシリーズはレオまでなので、ウルトラマンレオを観始めました。第一回が「セブンが死ぬ時!東京は沈没する!」です。タイトル通り、いきなり現れたウルトラセブンが双子怪獣とマグマ星人にボコボコにされて、左足をほとんど破壊されます。そこに突然ウルトラマンレオが出現し、セブンを助けます。セブンはモロボシダン(MACという防衛組織の隊長をやっています)に戻りますが、後をレオに託し「セブンは死んだ」と言って取り出したウルトラアイが燃えてしまう、というかなりハードでダークな第一回で、タロウのほのぼの路線からは180度変わりました。第一回ではレオは再度変身して双子怪獣と戦いますが、ピンチの連続で、で終わります。今後モロボシダンとおゝとりゲンが戦いの方針を巡って何度も論争して、というお話になるようです。ちなみに途中でアンヌも再登場します。
Space:1999の”Ring Around the Moon”
Space:1999の”Ring Around the Moon”を観ました。これまで観た中では一番まともでした。月の傍に突然オレンジ色に光る巨大な目玉みたいなのが現れ、そこから発射された光線を浴びてクルーの一人が狂ったようにコンピューターのキーを打ち始めますが、すぐに倒れてしまいます。その内その物体から通信が来て惑星トリトンの者だと言います。トリトン人はラッセル博士を捉えてその脳内にカメラみたいなものを埋め込み、ラッセル博士を使ってコンピューターを操作させます。コーニック司令官はその内フォースフィールドと、その物体からの光線を無理矢理しゃ断することに成功してその物体に乗り込みます。結局それは本星にとって必要な情報を集めるコンピューター装置のようなものでしたが、コーニックらの調査ではその本星は太陽が爆発して既に存在していませんでした。その事実を相手に伝えるとその物体は自爆を始めます。
という感じでそれなりにまとまった話でしたが、最後にそれをぶち壊したのがバーグマン博士で、この人ノーベル賞学者なのに、トリトンが滅んだことについて「結局知識は何の役にも立たない…」と迷言を吐きます。ちなみにイーグル1のパイロットはニック・テイトと言って、UFOにも端役で出ていた人ですね。
ウルトラマンタロウまとめ
ウルトラマンタロウまとめ。このタロウはリアルタイムでは私は小学6年生であり、さすがに当時観た記憶はないです。また小学校時代の畏友岡田君が、ウルトラマンAでウルトラの父が出て来た時に「その内きっと太郎とか花子が出てくる」と言ったのがまさに的中したものでした。そうやって兄弟とか父母が出てくると、どうしてもホームドラマ調になるのは避けがたく、初代ウルトラマンやセブンの頃の怪獣や宇宙人との戦いという緊張感が削がれたというのは否めないと思います。まあでもゾフィーが死んだりなどのシリアスな回も含まれていましたが、特に後半になると牧歌的な小さな子供向けのほのぼの系がかなり多かったように思います。まあ東光太郎役の篠田三郎がほんとうにさわやかさ満点で、そのキャラクターがまあまあ楽しめるものにしていたかと思います。しかし全体で2回目登場のものは除いて、怪獣・宇宙人で記憶に残ったものはあまりありません。それからタロウの場合メカにはかなり凝っていて、オープニングも戦闘機の基地からの発進シーンなのですが、そのデザインが何と言うか余計なものを付けまくったバロック的デザインというか、格好いいというよりむしろ滑稽に近いものが多いのが残念でした。特にひどいのがラビットパンダというピエロみたいな車。セブンのポインターや、新マンのマットビハイクルなどとはほとんど対極にあります。