アウター・リミッツの”The Galaxy Being”

ジョー90を観終わったので、アウター・リミッツを観始めました。1950年代後半から1960年代にかけて、トワイライト・ゾーンと並ぶSFTVドラマの代表で、日本のウルトラQなどにも影響を与えました。最初のエピソードが”The Galaxy Being”でした。60分もの。あるラジオの放送局のエンジニアのアラン・マックスウェルは、ラジオ局の出力を半分に落とすまで、局内の電気を使って何やら宇宙との通信を試みていました。ある日彼はついに遠いアンドロメダの中の惑星の光るターミネーターみたいなエイリアンと通信することに成功します。そのエイリアンが言うには、地球人が炭素で出来た生物なら、そのエイリアンは窒素で出来ているということで、死ぬこともないと言います。マックスウェルはその晩どうしても出席しなければならないパーティーがあり、一時間ほど局から離れます。その間に局のDJがカナダからのリスナーからのリクエストに応じて、局の出力を全開に戻します。そうすると何故かそのエイリアンは通信経路を使って地球に転送され、町へ出たエイリアンは何か雷鳴のようなものを発して接触するものに被害を与えます。慌てて局に戻ったマックスウェルは、エイリアンに元の星に戻るように言いますが、そのエイリアンは向こうの法を破ってしまったので、もう戻れず、消去されると言います。マックスウェルの奥さんが駆けつけた警官に撃たれて死にかけますが、エイリアンが彼女を蘇らせます。結局エイリアンは消えて行きます。
という感じで、トワイライト・ゾーンと違って、捻りがなく、ただ恐ろしいエイリアンの話という感じで、子供が観たらこちらも悪夢を見そうな内容でした。

トワイライト・ゾーンの”King Nine Will Not Return”

トワイライト・ゾーンの”King Nine Will Not Return”を観ました。この話から第2シーズンで、オープニングの音楽があの有名なものに変わります。時は1943年で、チェニスから南イタリアへの爆撃に飛び立った、ジェームズ・エンブリ-が指揮するB-25ミッチェルが、燃料タンクに開いた穴でアフリカの砂漠に不時着します。エンブリーが気絶から醒めると、破壊された機体だけが残されており、他のクルーはどこにもいません。クルーを探している中で、エンブリーは乗組員の幻を2回見ます。そしてあるクルーの墓を砂漠の中に見つけます。また上空をジェット機が飛んでおり、エンブリーは何で1943年にジェット機が飛んでいて、また自分がジェット機を知っているのかをいぶかります。結局また気絶しますが、目を覚ますとそこは病院のベッドでした。医者の言うには、数日前にアフリカの砂漠の中でB-25の残骸が発見された新聞記事が彼をおかしくしたとのことです。実はエンブリーはたまたま急な病気になり、そのB-25には載らずに助かったのです。しかし自分だけが助かって部下が皆死んだという良心の呵責が、新聞記事によって触発され、悪夢を見たということになります。
エンブリーが実はB-25に乗らなかったというのは、実は聴き取れなくて、Wikipediaで解説を読んで初めて分りました。ちょっと第2シーズンの始まりにしては暗いだけの話でした。

ジェームズ6世による最初の戦争スピーチ(原文と日本語訳)

英国王のスピーチに出てくるジェームズ6世の最初の戦争スピーチの全文を入手しました。ついでに英語の勉強会用に日本語訳したので紹介します。ちなみにpeoplesと元々複数扱いのpeopleにsが付いていますが、これは一つの国の人々をpeopleとして、本国及び100以上の植民地の人々に対して呼びかけているためです。

1.1939年9月3日、英国王ジョージ6世による国民へドイツとの戦争開始を告げるスピーチ

In this grave hour, perhaps the most fateful in our history, I send to every household of my peoples, both at home and overseas, this message, spoken with the same depth of feeling for each one of you, as if I were able to cross your threshold and speak to you myself. For the second time in the lives of most of us, we are at war. Over and over again we have tried to find a peaceful way out of the differences between ourselves and those who are now our enemies. But it has been in vain. We have been forced into a conflict, for we are called to meet the challenge of a principle, which, if it were to prevail, would be fatal to any civilized order in the world. Such a principle, stripped of all disguise, is surely the mere primitive doctrine that might is right. For the sake of all that we ourselves hold dear, it is unthinkable that we should refuse to meet the challenge. It is to this high purpose that I now call my people at home, and my peoples across the seas, who will make our cause their own. I ask them to stand calm and firm and united in this time of trial. The task will be hard. There may be dark days ahead, and war can no longer be confined to the battlefield. But we can only do the right as we see the right, and reverently commit our cause to God. If one and all we keep resolutely faithful to it, then, with God’s help, we shall prevail.

この重大な、そして我々の歴史の中でもっとも過酷な運命にさらされている今この時において、私はこのメッセージを国民一人一人の全ての家庭に、国内だけでなく海外在住の方々に対しても送ります。そのメッセージには皆さん一人一人が感じられていることと同じ重さの思いが込められていますし、私はあたかも皆様の家の玄関から中に入り、皆様一人一人に直接語りかけられているように思っています。皆様の中のほとんどの人にとっては人生で2度目となりますが、今や私達は戦争の真っ只中にいます。私達は何度も繰り返し、私達と今や敵となっている国々との考え方の違いを乗り越えて、平和的な解決を図ろうと模索して来ました。しかしその努力が実を結ぶことはついにありませんでした。私達は今や紛争の中に無理矢理送り込まれてしまいました。というのも私達はある政治思想からの挑戦を受けているのであり、もしそれが仮に勝利を収めた場合には、世界の全ての文明秩序が致命的な打撃を受けるからです。そういった政治思想は、その表面のごまかしを全て取り払ってしまえば、力こそ正義、という本当に野蛮きわまりない教義に過ぎないのです。私達全員が愛し尊重する全てのもののために、私達はこの挑戦を受けなければなりません。この高邁な目的のために今私は国内におられる全ての皆さんそして海の向こうにいる皆さんに呼びかけ、それらの人々が私達の大義の実現を図ることを要請します。私はそれらの人に今こそ余計なおしゃべりはせずに確固として立ち上がり、この困難な試みにおいて一致団結して苦難を乗り越えようと呼びかけます。やるべき事は決して簡単なものではありません。おそらく行く手に待ち受けているのは暗黒の日々でしょうし、戦争はもはやただ戦場だけのものではあり得ません。しかし私達は正義を傍観するだけなくそれを実現するのみであり、そしてこの大義を心の底から神に捧げるのです。我々の一人一人、そして我々の全員がこの大義を貫らぬこうとする時、その時こそ、偉大なる神のご加護により、我々は勝利するのです。

ジョー90の”The Birthday”(最終回、ProsとCons)

ジョー90の”The Birthday”を観ました。珍しくちゃんと最終回を意識した話でしたが、中身はジョーの10歳の誕生日をWINの2人とマクレーン教授が祝う中で、過去のジョー90の活躍を振り返るという、過去フィルムの使い回しでした。そのため紹介するようなストーリーが無いため、ジョー90のProsとConsをまてめておきます。
Pros
・ビッグラットで、他人の脳波を移して、それを使えるというアイデアの面白さ。
・そのビッグラットで脳波を移すシーンの何というかサイケデリックな雰囲気。ちなみに普通にビッグラットを見たら洗脳マシンにしか見えませんが。
・主要な視聴者である子供が感情移入しやすい9歳の少年のスパイとしての活躍。
Cons
・ビッグラットで知識とか記憶を移せるのは分りますが、肉体的な鍛錬が必要なものまで能力を移せるというのは不自然です。例えばウェイトリフティングの金メダル選手の脳波を移してもジョーが200Kgのバーベルを頭上に持ち上げたりは出来ないでしょう。
・キーアイテムである眼鏡を落としたり、敵に取られたりというのが1回だけで、後はあまりピンチになることがありませんでした。
・9歳の少年に命がけの仕事をさせたり、人殺しをさせたり、という不自然さとモラルに反する内容。
・ビッグラットで知識が移せるのが最初は一人のものだけだったのが、最後の方では複数人可になり、そうなると何でも有りで、却って面白みが薄くなりました。
・ビッグラットの技術は平和利用すれば、世界的な学者の知能を保存したり、あるいは脳の機能異常がある人の役に立てたり、とか色々あったと思いますが、スパイ活動での利用だけで後味の悪さが残ります。
という感じで、懐かしさはありましたが、正直な所ジェリー&シルビア・アンダーソンの作品の中では地味でした。メカもフライングカーぐらいで魅力に乏しかったです。一番良かったのは、あるパイロットの脳波を移したら、そのパイロットの着陸恐怖症もそのまま引き継いでしまい、着陸が出来なくなる、というエピソードです。

トワイライト・ゾーンの”A World of His Own”

トワイライト・ゾーンの”A World of His Own”を観ました。これが第1シーズンの最後です。グレゴリー・ウェストはアメリカの有名な脚本家で、今は家で30歳ぐらいの美人で優しそうなマリアという女性が彼にマティーニを作ってくれていて、とても幸せそうでした。しかし映画を観に出かけていた彼の奥さんのビクトリアがそれを外から見ていて、部屋の中に駆け込んで来ます。しかしマリアの姿はどこにも見つかりませんでした。ビクトリアはウェストを問い詰めますが、彼はマリアは自分が作り出したキャラクターが実在化したもので、その内容を吹き込んだ口述テープを暖炉の火に放り込んで彼女は消滅したと言います。ビクトリアはそんなことは当然信じたりせず、外に行って離婚の手続きを始めようとします。しかしウェストはアフリカ象の内容をテープに吹き込んで実在化させ、ビクトリアが出ていくのを阻止します。しかしビクトリアはさらにウェストを糾弾しますが、彼は本棚の奥の金庫からやはりテープの断片を取り出して、何とビクトリアもウェストが作り出したキャラクターだと言います。ビクトリアはそれを信じず、テープが入った封筒を暖炉に投げ入れます。テープが燃えた所でビクトリアは消えてしまいます。邪魔者がいなくなったウェストは、再度マリアを作り出します。笑えるのがそこにロッド・サーリングが登場して、「皆さん、もちろん現実の人生ではこんな馬鹿げたことは起きませんが…」と説明し出すと、ウェストは「馬鹿げたと言うな」と怒り、金庫の中から「ロッド・サーリング」と書かれたテープ入りの封筒を取り出し、それを暖炉に投げ入れてロッド・サーリングも消えてしまいます…
今回はいつもと違ってホラー色の少ないコメディータッチのお話でした。