ウルトラマンAの「明日のエースは君だ!」

ウルトラマンAの「明日のエースは君だ!」を観ました。最終回です。ですが、これまでのウルトラシリーズの最終回の中で一番盛り上がりに欠けた最終回でした。ヤプール人は全滅した筈なのに、また出て来て、これまで死んだ超獣の強い所だけを集めて最強超獣を作ります。北斗星児は、子供達に嘘をついてないことを証明するために、その見ている前でエースに変身せざるを得なくなります。そして最強超獣ですが、結局エースの光線技2種であっさりやられました。うーん、このシリーズは最後まで迷走していたのがこの最終回に現れているように思います。ウルトラ6番目の弟も最後の方はまるで登場しなくなりました。とにかくシリーズにおいて一貫性というのが無かったです。

スタートレック・TNGの”The Price”

スタートレック・TNGの”The Price”を観ました。バルザン星の人々が「安定したワームホール」を発見し、それを使う権利をオークションにかけ、そのオークションがエンタープライズ号で行われます。そこに招かざる客のフェレンギも乱入します。トロイは、ラルというある一行のアドバイザーとしてやってきた男性に何故か一目惚れしてしまいます。ベッドトークで、結局ラルも1/4ベータゾイドの血を引いていて、人の心を読む能力があることが分ります。一方、ラフォージュとデータ、そしてフェレンギの2人はワームホールの調査を行いますが、その出口は当初告げられていた場所とまるで違い、ラフォージュとデータはそのワームホールが安定などしていないことを発見しすぐ引き返します。フェレンギの2人にはその旨警告しましたがそれを信じず、そちらはもう一方の出口に取り残されてしまいます。一方ラルはその能力を悪用して交渉者の心理を操り、交渉を自分の思うようにしようとします。しかしトロイはベータゾイドとしての良心からその行為を告発します。結局ワームホールは使い物にならなかったので、ラルの交渉は無駄だった訳ですが、今回は女としてのトロイの姿が見られた、というだけでした。

ウルトラマンAの「命を吸う音」

ウルトラマンAの「命を吸う音」を観ました。ヴァイオリンの超獣という珍しいパターン。少年の父は天才的なヴァイオリニストでしたが、死んでしまい、残された母親がその子を何とか同じヴァイオリニストにしようと、高いヴァイオリンを買い与え、レッスンに無理矢理行かせます。でも少年は野球が大好きで、結局そのヴァイオリンを捨てようとしますが、それが何かのエネルギーで超獣に化し、人に演奏させてはそのエネルギーを吸い取り巨大化していきます。結局楽器から超獣ギーコになり、エースはその音の攻撃に苦しみますが、弦を一本ずつ断ち切って勝利します。しかし子供が弾いていたのバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番」でしたが、いきなりこんなの弾かせるか、と思いました。次が最終話です。

トワイライト・ゾーンの”The Self-Improvement of Salvadore Ross”

トワイライト・ゾーンの”The Self-Improvement of Salvadore Ross”を観ました。サルバドール・ロスは貧しい自動車整備士でしたが、レアという女性を愛しています。しかし彼女は自分とは釣り合わないということでロスと別れます。その時ロスは右手をドアに叩きつけて骨折し、病院に入院します。その時隣のベッドにいた風邪を引いて咳が止まらない老人が、その風邪とロスの怪我を交換しようと言います。それが次の朝本当に実現していました。ロスは自分に人と何かを交換出来る能力があることを知り、次に大金持の老人と自分の年齢とお金の交換を持ちかけます。これで首尾良くロスは大金持になります。しかし老人になったロスは、次は若者達から1年ずつお金で年齢を買い、元の年齢に戻ります。そこでレアの元に戻りますが、一度はお金持ちになったロスに気持ちが動いたレアですが、彼の冷酷さが分り、彼女の父親のような思いやりがない人とは結婚出来ないと言います。そこでロスは今度はレアの父から思いやりを10万ドルで買います。これでお互いに愛し合うようになったロスとレアですが、思いやりを売って冷酷になったレアの父から銃で撃たれ死んでしまいます…
といういかにもトワイライト・ゾーンの話という感じで良くまとまっていました。

ウルトラマンAの「東京大混乱!狂った信号」

ウルトラマンAの「東京大混乱!狂った信号」を観ました。何か全体にブラッディーなシーンが多く、これって再放送出来ないんじゃ、とまず思いました。レボール星人が地球侵略を、というかまず東京侵略をたくらんで、ある装置で東京中の信号機を狂わせます。それに山中と北斗の乗ったパンサーも巻き込まれ、八百屋の女性の軽トラと衝突事故を起します。双方が青信号だったと主張しますが、警察はTACの肩を持ちます。しかし北斗はその女性が嘘を言っているとは思えず後を付けて、その女性が女腕だけで子供2人を養う感心な女性であることを理解します。そこに東京中で信号の異常による交通事故多発の連絡があり、ようやく事故がそのせいだと分ります。2人は現れた宇宙船の攻撃は他のメンバーに任せ、地下にいるらしいレボール星人と信号を狂わせる装置を破壊しに行きます。それに成功してレボール星人を倒しましたが、今度はその守護神であるシグナリオンが登場します。この超獣?は眼から3色の光線を出し、ちょっと帰マンのビーコンに似ています。エースはその光線に苦戦しますが、最後は何とか倒します。これで後2話となりました。

スタートレック・TNGの”The Enemy”

スタートレック・TNGの”The Enemy”を観ました。エンタープライズ号はロミュランの宇宙船からの救助信号を受け、ガローンドン・コアに救助チームが降り立ちます。その惑星はひどい放射線の嵐のため、転送出来る時間も限定されており、また通信も出来ません。一行はロミュランの宇宙船の残骸を見つけ、ウォーフが瀕死の生存者を発見します。一方ラフォージュは深い穴底に落ちてしまいます。ライカーとウォーフは取り敢えず限られた転送可能時間を使って、瀕死のロミュラン人を連れてエンタープライズ号に戻ります。そこにロミュランの宇宙船から通信があり、そのロミュラン人をすぐ返すように言います。しかしピカードは連邦の領土である星に侵入していたロミュラン人を尋問もしないで返すことを拒否します。そしてそのロミュラン人を助けるには一種の輸血が必要でしたが、それに適した成分の血液を持っているのはクリンゴン人のウォーフのみでした。しかしロミュラン人に両親を殺された過去を持つウォーフは血液成分の提供を拒否し、ロミュラン人は死にます。一方ラフォージュは穴から地力で脱出します。またウェスレーが中性子ビーコンを送って来たことに気づき、それを操作することでエンタープライズ号に自分の場所を知らせることが出来ると喜びますが、しかしロミュラン人のもう一人の生き残りの怪我人に捕まります。ラフォージュは2人が助かる道は、エンタープライズ号に場所を知らせて転送してもらうことだと説得します。相手のボクラは最終的に合意しますが、今度はラフォージュのニューロンが放射線で傷つきバイザーでの視力が失われます。そうなると中性子ビーコンを見つけることが出来ません。しかしボクラがトライコーダーとバイザーを接続して、中性子検出をする改造にあたり、ラフォージュの眼になって作業することを申し出、成功します。その間にロミュランの宇宙船はエンタープライズ号の至近距離に来ていて、一触即発の状態になります。しかし惑星の2人を転送するにはシールドを一旦解除する必要があります。ピカードは相手の船長に和平を呼びかけ、まず適意の無い証拠としてシールドを解除し、2人を転送します。そしてボクラがロミュランの船長に、自分はラフォージュに命を助けられと証言し、何とか平和裏に解決します。という敵の兵士と協力して生存を図るというのは、割と良くあるパターンのように思います。不満点はロミュランがその星で本当は何をやっていたのかが最後まで不明だったことです。

ウルトラマンAの「空飛ぶクラゲ」

ウルトラマンAの「空飛ぶクラゲ」を観ました。なかなか変わったエピソードで、水瓶座第3星から地球を植民星にしようと宇宙人がやって来て、その先遣でアクエリアスと呼ばれたのが巫女のような格好で村人を騙して神の使いだと称し、クラゲの超獣にやられて不時着したTACの隊員3人を縛り上げさせます。3人は山中隊員に救助され、再度出て来たクラゲの超獣はTACにやられてあっさり引っ込みます。そしてエースと戦ったのはこのアクエリアスという少女で、変身前の可愛さと変身後のグロさのコントラストが大きいです。エースは何故かその少女の変身を倒した後、お墓を作って拝んでいます。何のこっちゃ。しかし日本人が考える宗教というのはこのエピソードに出てくるように、神道+古代ユダヤ教の合体みたいのが多いように思います。日猶同祖論?

トワイライト・ゾーンの”The Long Morrow”

トワイライト・ゾーンの”The Long Morrow”を観ました。宇宙飛行士のスタンスフィールドは、121光年離れた惑星へ光速の3倍の速さの宇宙船で行って、人類の移住可能性を調査するミッションを命じられます。往復で40年かかりますが、その間は人工冬眠技術で実際には数週間しか年を取らないといことになります。出発の直前にスタンスフィールドはサンドラという女性に会い、短期間にお互いが恋に陥ります。しかし問題はスタンスフィールドが帰って来た時は彼は31のままですが、その時サンドラは70の老婆になっています。スタンスフィールドは彼女への愛から飛行中に人工冬眠をストップします。しかし逆にサンドラはスタンスフィールドが帰って来た時にそのままの自分でいるため人工冬眠に入ります。スタンスフィールドは無事に帰って来ましたが、彼が達成したことは彼の出発後の科学の進歩で無意味になっていました。70歳になっていたスタンスフィールドは若いままのサンドラと再会しますが、彼はサンドラに新しい人生を送るように言います…
というディッケンズの「賢者の贈りもの」的なすれ違いストーリーでちょっと切ないですね。しかし光速の3倍でもし飛行出来たとしたら、帰って来たら浦島効果で地球はもっと何百年も経っているんじゃないかと突っ込みたくなります。

ウルトラマンAの「ベロクロンの逆襲」

ウルトラマンAの「ベロクロンの逆襲」を観ました。ヤプール人が全滅して登場しなくなって久しいですが、唐突にまたヤプール人の生き残り?の女性が登場し、第1話に登場したベロクロン(実際は本当のベロクロンではなく偽物と評されていました)を使って、北斗星児とウルトラマンAに復讐しようとします。北斗はその女ヤプール人が化けた歯医者に幻覚装置を歯に付けられて、ベロクロンの幻覚を見て銃を乱射し、機動隊に制止されます。
それから今回の新機軸は画面9分割で、これは何か新しい装置を入れたのかと思います。そしてまたエースが四股を踏みますが、これ前に倉敷を舞台にした時のエピソードと同じで、もしかすると同じ監督かと思います。

スタートレックIIの”The Wrath of Khan”

スタートレックIIの”The Wrath of Khan”を観ました。オリジナルのメンバーベースの映画版第2作です。お話は、ファーストシーズンの”Space Seed”を元にしたもので、そのエピソードでは優生学によって肉体的にも知的にも優れた形で作り出された人々が戦争を起しますが敗れて、宇宙に新天地を求めてコールドスリープ状態で宇宙を彷徨っていたのをエンタープライズ号が発見して彼らを蘇生させた所、一行のリーダーであるカーンがエンタープライズ号を乗っ取ろうとし、結局敗れて、カークによってある未開拓の惑星に島流しにされる、という話でした。そのカーンが流された星は15年後に隣の惑星が爆発して軌道が変わったため、生物の住むのが非常にタフな星に変わり、カーンの奥さん(元連邦所属の人類学者)も死んでしまい、そのせいでカーンはカークを深く恨んで復讐の機会を探っていました。色々あってカーンは宇宙船リライアントを乗っ取り、エンタープライズ号に不意打ちの攻撃を仕掛け成功します。等々で途中は省略しますが、最後はエンタープライズ号の攻撃でほぼ破壊されたリライアント号でカーンがジェネシスという装置の自爆装置を作動させ、ワープエンジンが攻撃で使えないエンタープライズ号が逃げられないという状況で、スポックが強い放射線の下で反物質エンジンを修理し、エンタープライズ号は間一髪助かりますが、スポックが死んでしまいます。カーク、スポック、マッコイの3つのキャラクターが揃ってこそオリジナル・シリーズではあり、このままでは次の映画は作れなくなりますが、トレッキーが強い抗議があって製作会社が復活を約束していたということで、次の映画版はスポックが復活する話になります。この映画、一般受けは良く興行成績も良かったみたいですが、スターウォーズとかクリストファー・リーブのスーパーマンとかの単純明快なSFが好まれていた時代なので、そういう影響を強く感じ、深みはあまりなかったように思います。まあ創世記マシンというアイデアは面白かったですが。ちなみにそのマシンを開発した女性がカークの昔の恋人でカークの息子も登場します。