ウルトラマンタロウの「人喰い沼の人魂」

ウルトラマンタロウの「人喰い沼の人魂」を観ました。ある湖の側に住む少年がオネショをして父親から外に追い出されます。明日が誕生日の父親のために湖に花を摘みに行った少年はそこで人魂を目撃します。同じ頃東もその人魂を目撃しますが、どちらもZATのメンバーに信じてもらえません。結局人魂の正体は怪獣の目で少年の父親も捕まってしまいます。ZATは地底戦車ベルミダーⅡ世で地下を探索して怪獣を発見して攻撃します。そこで捕らえられた人達のカプセルも発見します。東は怪物を槍で攻撃しようとする少年に必ず父親を助けると約束し、タロウになります。ZATの女性隊員の援助もあって怪獣を倒します。
どうでもいいですが、ZATの地底戦車、何故かドリルが2つで、これでは地下を掘り進むの無理だと思いますが…(というかそれまでのシリーズの地底戦車も、自分が回転してしまって穴は掘れないと思いますが…)元々この手の元祖はサンダーバードのジェットモグラですが。

スタートレック・TNGの”The Hunted”

スタートレック・TNGの”The Hunted”を観ました。エンタープライズ号はアンゴシアIIIという惑星が連邦への加盟を申請して来たのでその交渉に来ています。その最中にその星では囚人が逃亡したという連絡が入り、エンタープライズ号はその囚人の逮捕を依頼されます。しかしその囚人であるローガ・デイナーは信じられないタクティクスでエンタープライズ号を翻弄し、何とか捕縛した後も、転送ルームで大暴れしますが、4人がかりで何とか取り押さえました。カウンセラーのトロイはデイナーと話して、彼がまったく暴力性の無い普通の人間であることに気付きます。彼はアンゴシアIIIが戦争に勝ち抜くために作られたスーパー兵士でした。しかし戦争後、その一部が問題を起して、その全員がルナ5という流刑星に収容されていました。デイナーは結局収容に来たアンゴシアの宇宙船を乗っ取り、ルナ5で仲間を解放し、本星を攻撃しようとします。救援を依頼されたピカードは、スーパー兵士は危機に陥らないとその能力を発揮出来ないことから、手向かいしないように言います。そして彼らを元の普通の人間に戻すことを試みるように勧めて、それ以上は干渉せず引上げます。まあキャプテン・アメリカとかのスーパー兵士ものは良くあるのですが、その負の面を描いた秀作でした。

ウルトラマンタロウの「天国と地獄 島が動いた!」

ウルトラマンタロウの「天国と地獄 島が動いた!」を観ました。八丈島付近で夜中に5隻の大型船が消息を絶ち、ZATが調査に乗り出します。副隊長以下3人は、地図に無い岩礁を見つけ、そこに着陸して調査します。しかし3人が夜を待って仮眠している間にその岩礁は動き出して八丈島にぶつかりそうになります。その島が実はカニの怪獣でそこにタコの怪獣も出て戦いになり、カニが勝ちます。八丈島に上陸して暴れるカニの怪獣を、遅れてきた東がZATコンドルでやっつけようとして逆にやられ、タロウに変身します。何でも溶かすカニの泡にやられて危機に陥りますが、特殊な光線でその泡を除去し、改めてカニ怪獣を倒すと、そこからは多数の子ガニが…というお話です。うーん、全体的にタロウは話が緩く、またBGMも帰マンのMATのワンダバに相当するのが「ダーバダダーバダ…」という気の抜けるもので、緊張感に乏しいです。まあより低年齢層を狙って視聴率を上げようとしたのでしょうが…

トワイライト・ゾーンの”Night Call”

トワイライト・ゾーンの”Night Call”を観ました。ある老婆の元に嵐の晩の2時に2回電話が掛かってきますが、雑音だけのいわゆる無言電話でした。次の日は、何度もハローを繰り返すだけというものでした。その内、「あなたと話がしたい」に変わります。いずれも返事をしても同じ言葉を繰り返すだけです。電話局に調べてもらったら、それはある墓場のある墓にかかっている切れた電話線からということで、老婆はそれを見に行きます。それは彼女の元フィアンセの墓で、彼女が若い頃乱暴な運転をして事故を起し、そのフィアンセが死に、彼女は歩けなくなったというものでした。彼女は正体が分ったフィアンセと話しをしたいと思いますが、彼女が「放っておいて」という返事を前にしたため、もう電話は来なくなる、というお話です。以前も死んだ祖母が孫に与えたオモチャの電話にあの世から電話をかけて来るという話がありましたが、それのバリエーションに過ぎず、もう少し捻りが欲しいと思いました。

ウルトラマンタロウの「宝石は怪獣の餌だ!」

ウルトラマンタロウの「宝石は怪獣の餌だ!」を観ました。初めての単発ストーリーですが、光太郎がエジプトから持ち帰ってさおりに上げた宝石が実はナメクジ怪獣ジレンマを呼び出すとんでもないもので、そんなものを持ち帰ってまた無責任に人に上げてしまうという光太郎の責任は重いのですが、さおりはそんな光太郎をかばおうとして、宝石を怪獣が狙っているのを知りながら、それを離そうとしません。ナメクジの怪獣というと、ウルトラQのナメゴンが有名ですが、あれは最後は海に落ちて、一ノ瀬博士に「ナメクジの怪獣だから塩水には弱い」と笑われて溶けていくという、実に情けない最後でしたが、こちらのジレンマは強力な酸を吐きタロウを苦しめます。しかしZATがアルカリ性の液体を撒いて中和してくれたので、何とか倒せた、ということで、今回もタロウはあまり強いという感じがしません。

スタートレック・TNGの”The Defector”

スタートレック・TNGの”The Defector”を観ました。連邦の宿敵ロミュランとの一触即発のエピソードです。中立地帯を逃げるロミュランの偵察機からエンタープライズ号にSOSが入り、エンタープライズ号はその機を保護し、セタールと名乗るロミュラン人を受け入れます。セタールは戦争を止めるために来たといい、ロミュランが秘かにニルヴァーナIIIという中立地帯の星に連邦攻撃のための基地を作っていると言います。セタールの言っていることは証拠が何もないため、ピカードは最初は疑っていましたが、データがニルヴァーナIIIから何らかの信号が出ていることを突き止め、中立地帯への進行という条約違反を犯してその星に向かいます。しかしその星には何も無く、セタール(実は提督のジャロック)はそんな筈は無い、と言った時にエンタープライズ号はロミュランの宇宙船に囲まれます。ロミュランはエンタープライズ号が最初に条約違反を犯したとしてエンタープライズ号に降伏を勧告します。ジャロックが戦争に反対していたのは事実で、ロミュランはそれを利用してジャロックに偽の情報を流し、ジャロックの忠誠心を試すのと、もしジャロックが連邦側に走ったら、それを使って連邦を先に条約違反に追い込もうという陰謀でした。しかし、エンタープライズ号には秘かにクリンゴンの宇宙船がクローキング技術を使って同行して来ており、戦力は互角になり、ロミュランは諦めて引き返します。というちょっと凝ったストーリーでしたが、ロミュランって確かバルカンと先祖は同じという設定だった筈ですが、理性的というより好戦的で陰謀を巡らすのが好きという完全悪役設定なのがちょっと面白かったです。騙されたジャロックは家族への手紙を残して自殺します。

ウルトラマンタロウの「大海亀怪獣東京を襲う!」と「親星子星一番星」

ウルトラマンタロウの「大海亀怪獣東京を襲う!」と「親星子星一番星」を続けて観ました。またも2話連続でした。それなりにスタートにあたってストーリーを作ろうとしている姿勢は感じました。しかしそのお話がガメラ+モスラで、ガメラは円谷プロじゃないだろ、と思って観てました。特にキングトータスとクイントータスが回転しながら飛ぶシーンはガメラそのものでした。このエピソードで悪役はまずは2匹のトータスを捕まえて見世物にしようとした日本人と、また折角ZATが故郷のオロン島に戻してあげたのに、そこを攻撃するアメリカ軍(とははっきり言っていませんが、当時の子供でもそれは分ったでしょう)。この悪役設定はモスラです。タロウはクインが死んでキングが現れ、そして子亀が孵化してという状況に、キングを倒せず悩んで、結局クインの遺体を宇宙に持ち去ります。そして大きくなった子亀を背負って飛べなくて困っているキングに、お助けキャラのセブンが登場し、子亀を背負って、結局M78星雲に連れて行く、という話です。まあまたもヒーローらしいすっきりした勝ち方はまるでありませんでしたが。

トワイライト・ゾーンの”Black Leather Jackets”

トワイライト・ゾーンの”Black Leather Jackets”を観ました。あるアメリカの町に、黒い革ジャケットを着てバイクに乗った若い3人組の男達が現れます。彼らは町中の空き屋を借り、何か大きな箱を多数持ち込みます。その家の周りではTVやラジオの障害が出て、ある家の主人がその家に奇妙なアンテナを発見し、おそらくアマチュア無線か何かだと思って文句を言いに行きますが、催眠術か何かで丸め込まれてしまいます。3人組の内の一人は、その主人の娘と偶然知り合い好きになってしまいます。実は3人組はある星からの地球侵略の先遣隊で、貯水池に毒を入れて住民の全滅を計画していました。しかし地球の女性が好きになったデビルマン状態の男が、その星のボスに侵略を中止するよう申し入れますが、その男はどこかへ連れて行かれ…という内容で、まあありがちなお話でした。しかしエイリアンの通信器が、あまり科学が進歩しているという感じではなかったのがイマイチでした。

ウルトラマンタロウの「その時ウルトラの母は」「ウルトラの母はいつまでも」

ウルトラマンタロウの「その時ウルトラの母は」「ウルトラの母はいつまでも」を観ました。タイトル通りで、スタートから3話、ウルトラの母が出っぱなしです。二体の怪獣と戦って左腕を折られて苦戦したタロウですが、二体を凍らせてから破壊して倒します。しかしその内一体が復活し、再度戦ったタロウはまたも腕を攻撃され、大苦戦します。そこにママが駆けつけ「マザー光線」で腕を元通りにし、二人で協力して怪獣を復活しないように宇宙に運んで倒す、という「母よあなたは強かった」の話。というかウルトラヒーローとしては弱さしか感じません…

スタートレック・TNGの”Vengeance Factor”

スタートレック・TNGの”Vengeance Factor”を観ました。エンタープライズ号は救助信号を受けてその地点に駆けつけますが、間に合わずそこの人々は殺されていました。そこに残された血から犯人はアカマー星系にいる強盗的集団Gatherersだということが分りました。ピカードはその星系の指導者に連絡し、強盗的集団との調整を依頼します。その星では100年前までに、クラン同士でいわゆる血讐の繰り返しが続いていましたが、その後ようやくそれを克服しました。しかしGatherersはそれを嫌って逃げ出したものでした。ライカーはアカマー星系のリーダーであるマルークの付き人兼シェフのユタといい関係になります。しかしこのユタは、100年前にそのクランが現在のGatherersのリーダーのクランに滅ぼされ、年を取るのを遅くする処置を受け、そのクランにだけ利くウィルスを開発して、一人また一人と復讐していっていました。ユタはライカーが止めるのを聞かず、Gatherersのリーダーを殺そうとし、ライカーはやむを得ず彼女をフェイザーで消し去ります。
うーん、何と言うかゲルマン民族がそのままモデルにされているようなお話でした。