プッチーニ「蝶々夫人」を引用した歌謡曲

古関裕而が自伝で渡辺はま子が歌った「雨のオランダ坂」の間奏に、プッチーニの「蝶々夫人」の有名なハミングコーラスを引用したことを書いていますが、同じ渡辺はま子で昭和14年に「長崎のお蝶さん」という曲があり、その間奏は同じく「蝶々夫人」の超有名アリア「ある晴れた日に」そのまま。いくらなんでもプッチーニの著作権はこの頃は切れていない筈ですが(プッチーニが亡くなったのは1924年)、レコード上にはプッチーニの名前は無し。この頃は著作権は緩かったんでしょうね…

 

 

渡辺はま子「長崎のお蝶さん」(昭和14年)(01:07ぐらいから蝶々夫人のアリア「ある晴れた日に」の引用)
https://www.youtube.com/watch?v=D9V_WpJye1w

渡辺はま子「雨のオランダ坂」(昭和22年)(01:01ぐらいから蝶々夫人のハミングコーラスの引用)
https://www.youtube.com/watch?v=e_813G2fajw

宇宙家族ロビンソンの”Fugitives in Space”

宇宙家族ロビンソンの”Fugitives in Space”を観ました。ある監獄惑星の強制労働から逃げ出した囚人がドンとドクター・スミスの所にやってきて倒れます。目を覚ました囚人はドクター・スミスと服を替え、逃げます。そこに監獄の星の看守達がやってきて、ドンとドクター・スミスを捕まえます。二人にはコンピューターによる裁判で囚人を逃がした罪で有罪になり、監獄惑星に送られます。そこは気温が65℃という猛烈な暑さの星ですが、決められた労働のノルマをこなさないと寝るために必要な氷の塊がもらえません。ウィルとロボットは爆弾入りのケーキを作って二人を助けようとしますが、ドクター・スミスがその仕掛けに気付かず失敗します。ドンとドクター・スミスと最初に逃げ出した囚人の三人は、最初に逃げ出した囚人によって彼の逃亡計画に協力させられます。それによると彼はデトロニュームを隠していて、それを持って逃げれば匿ってくれる者は沢山いると言います。結局最後にその囚人は爆死します。結局ドンとドクター・スミスはそのデトロニュームを看守が探そうとしていたのの道具に使われて無理矢理有罪にされただけでした。その看守のサディスティックな看守ぶりがなかなかいけます。看守というより捕虜収容所長みたいですが。