スタートレックのシーズン2の”Amok Time”

スタートレックのシーズン2の最初のエピソードである”Amok Time”を観ました。出ました、私がこれまで観た中では一番変な話で、脚本はセオドア・スタージョン(「人間以上」の作家)です。前に一度DVDのスタートレック傑作選で観ています。
いつも論理的で冷静なヴァルカン星人が一生に一度だけおかしくなって気が狂ったようになるのが、結婚相手を選ぶ時です。エンタープライズ号はアルテアで行われる儀式に参加しなければなりませんでしたが、スポックが突然ヴァルカン星での休暇を申請します。マッコイが診察した所では、スポックの体内にはアドレナリンが急に増えていて、このままヴァルカンに帰さないと死んでしまうと言います。カークは上司の命令に逆らい、エンタープライズ号をヴァルカン星に向かわせます。そこでは、スポックの許嫁が待っていて、ある儀式によって二人が本当に結婚するかが決まります。しかし花嫁候補には別の男性を選んでスポックと戦わせ、勝った方と結婚するというのを選ぶ権利があり、その女性は何とカークを指名します。ヴァルカンの掟で二人は決闘しますが、空気が薄く温度が高いヴァルカンではカークは不利です。マッコイが呼吸を楽にする薬を注射しますが、結局カークが負けて死んでしまいます…結局花嫁はヴァルカンで伝説の人であるスポックと結婚したくなく、別の男性を好きになっていて、もしカークが勝てばカークは彼女を選ばないだろうという計算で、二人を戦わせました。その説明をスポックが「ロジカルだ」と言うのがおかしいです。実はマッコイが注射したのは一時的にカークを仮死状態にする薬で、カークは生きていました、というオチです。