スター・トレックの第3シーズンの”Elaan of Troyius”

スター・トレックの第3シーズンの”Elaan of Troyius”を観ました。連邦とクリンゴンとの境界に近い星域の2つの星系が戦争をしていて、このまま行くと両方が全滅するという危機に陥ります。これを解決するために政略結婚が行われることになり、ドールマンからエラーンという女性が結婚式に向かうためエンタープライズ号に転送されて来ます。そこでもう一方のトロイアスの外交官のペトリとカーク達が出迎えますが、エラーンは見た目はクレオパトラみたいですが、とても野蛮でカーク達やペトリを口汚く罵り、また隷従を求めます。エラーンはペトリからの花嫁衣装や首飾りなどの贈り物を全て撥ね付け、あげくの果てはペトリを刺してしまいます。ペトリは何とか命が助かりますが、すっかりこの結婚を遂行する意欲を失います。カークはエラーンに何とか礼儀を教えようとしますが、間違ってエラーンの涙に触れてしまいます。ドールマンの女性の涙に男が触れると、その女性を愛してしまいます。カークも例外ではありませんでした。そうこうするうちに、エラーンの配下の者がエンタープライズ号のエンジンに何かを仕掛け、接近してきたクリンゴンの宇宙船に逃走します。その仕掛けはエンタープライズ号がワープエンジンを使用すると大爆発を起すというもので、クリンゴンの宇宙船から攻撃を受けますが、的確な反撃が出来ません。またエラーンの部下はエネルギー源であるデリリウムもダメにしていったため、このままだとエンタープライズ号はまったく動けなくなります。そんな中エラーンが首に巻いた首飾りの宝石がエネルギー反応を示し、それがデリリウムであることが分かります。スコッティはそれをエンジンにセットし、ようやく動けるようになったエンタープライズ号は光子魚雷でクリンゴンの宇宙船を撃退し、ワープスピードに移って、無事トロイアスに向かいます。カークがエラーンへの愛を振り切れたのは、カークがよりエンタープライズ号(普通宇宙船は女性扱い)を愛していたから、というオチでした。