ヴェーバーの「中世合名会社史」を日本語訳するメリット。
(1)忘れかけていたドイツ語読解能力の取り戻し
(2)教科書を一通りやっただけのラテン語の実践的な読解練習
(3)イタリア語の復習
(4)古典ギリシアの復習(少しですが)
(5)言語によらない書籍読解力の維持・向上
(6)日本語ライティング力の維持・向上
(7)ヴェーバーの他の著作(「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」や「経済と社会」など)をより良く理解出来る。
(8)インターネット上での調査能力の維持・向上
(9)ボケ防止
という具合で、色々あります。ある意味私の外国語学習の総決算かなと思います。
宇宙家族ロビンソンの”The Dream Monster”を観ました。この回もなかなかの回で、マッドサイエンティストのセスマという男が登場し、ラディオンという人造人間を作っています。セスマはペニーに会って、ラディオンが美を鑑賞するといった人間的な部分に欠けているのに気づき、ロビンソン一家からそれぞれの人間的な美点を盗んでラディオンに与えようとします。例によってドクター・スミスがそれに協力しますが、ドンだけは特に美点がないということで放っておかれますが、他のロビンソン一家は、ロビンソン博士がリーダーシップ、モーリーンが愛情、ウィルが知的好奇心といった長所を盗まれてしまい、腑抜けのようになります。そのうちセスマは、ドクター・スミスとドンのように、悪の心や攻撃的な心も必要だと分かり、二人の欠点?もラディオンに移そうとしますが、二人がそれに気付いていたため失敗します。セスマに捕まっていた二人ですが、ドクター・スミスがうまくラディオンを騙して、元の星に戻り、最後はフライデーがラディオンの機能を停止させます。何かちょっとセスマというマッドサイエンティストの雰囲気が「禁断の惑星」のモービアスをちょっと思わせました。
宇宙家族ロビンソンの”The Wreck of the Robot”を観ました。この所ずっとひどい話が続いていて、観る気を無くしかけていましたが、久し振りに良質の話でした。黒ずくめのエイリアン3人がやってきて、ロボットを渡すように要求します。ロビンソン一家はドクター・スミスを除き当然断りましたが、エイリアンは夜中にジュピター2号にやってき、ロボットを連れ去ってしまいます。しかしエイリアン達はロボットをバラバラに分解して何かを調べると、そのバラバラの状態でロボットを返しました。ロビンソン博士とドン、そしてウィルが何とかロボットを元のように組み立てることが出来ました。しかし、その頃からジュピター2号の機械類がすべて、人間の操作に従わないで勝手な動きを始めます。実はこれこそがエイリアンの目的で、ロボットを分析して地球の機械の作られ方を調べ、そしてすべての機械を思うがままに動かすマシンを作り、それによって地球を征服することが真の目的でした。ロビンソン博士とドン、そしてウィルとロボットはそのマシンを壊しに行きますが、ロビンソン博士のレーザーガンも機械なので動かなくなってしまいます。エイリアンは「人間も機械もこのマシンを壊すことは出来ない」と言いますが、結局ロボットがそのマシンを破壊します。何故ならロボットはロビンソン博士と触れあうことで、人とマシンのどちらでもない存在になっていたから、という結末でした。この調子でしばらく行って欲しいものです。
宇宙家族ロビンソンの”A Visit to Hades”を観ました。これまだひどい話でした。ドクター・スミスが竪琴が置かれている鍵穴のような岩を見つけ、よせばいいのにその竪琴をはじいてみたら、スミスは異次元に飛ばされます。そこはまるで地獄で、そこには冥界の王ハデスのようなキャラクターがいて、スミスの過去を鏡に映してその悪行を暴きます。スミスは例によって取引を持ちかけると、ハデスのような男が竪琴を壊して欲しいといいます。それで元の世界に戻ったスミスですが、今度はハデスのような男の方からロビンソン一家に近づきます。男はジュディに目を付けます。男は結局ハデスではなく、ある星で革命に失敗し牢獄に入れられていただけでした。色々あって間違って男とジュディが牢獄に飛ばされます。そこで珍しくジュディが中心の話となるのですが、その演技がひどく、ただ子供のように「お家に帰りたい」と泣きわめくだけ、というものです。結局その子供のような心だけが竪琴を破壊出来ることが分かり、ジュディが竪琴を破壊して、男がようやく牢獄から解放される、という話でした。しかしシーズン2ってずっとこの調子で行くのでしょうか。そろそろ観るのが馬鹿馬鹿しくなってきました。


