スター・トレックの第3シーズンの”The Cloud Minders”

スター・トレックの第3シーズンの”The Cloud Minders”を観ました。エンタープライズ号はある星で植物の病気が流行り植物が全滅しかけているのを止める命令を連邦から受けます。その病気を治療出来るのはただ、ジーナイトという鉱石だけで、アーダナという星でそれが採れます。エンタープライズ号はジーナイトを受け取りにアーダナに向かいますが、鉱山の入り口に降り立ったカークとスポックはいきなり鉱山のスタッフ数人で女性が率いる集団に襲われます。しばらく格闘している内に、その星のトップであるプレイサスが現れ、カーク達を救います。この星には雲の上に空中に浮かぶ都市があり、貴族のような人間が住んでいました。一方で鉱山で労働するのはトログライトと呼ばれる種族で、貴族達は彼らをより知能が低い人間として馬鹿にしていました。カーク達はカーク達を襲ったトログライトの女性ヴァーナが拷問を受けていたのに抗議しましたが、プレイサスは立腹してカーク達に去るように言います。一旦エンタープライズ号に戻ったカークはマッコイから、精製していないジーナイトからは目に見えないガスが出て、人間の知能の働きを抑えかつ感情的にすると聞きます。カーク達はそのガスがトログライトの知性が十分発達しなかったことの理由と考え、ガスマスクを作って再びアーダナの空中都市に転送で降り立ちます。そこでヴァーナを説得し、二人で空中都市を脱出して鉱山に向かいます。しかしそこでヴァーナはカークを捕虜にしてしまいます。カークは隙を見てフェイザーを奪い返し、鉱山の岩を撃ってわざと閉じ込められた状況を作ります。そしてそこにプレイサスを転送させます。カークはヴァーナとプレイサスの二人両方にジーナイトの採掘作業を強います。カークとプレイサスはやがて感情的になり取っ組み合いの喧嘩を始めます。ヴァーナがコミュニケーターでエンタープライズ号に助けを求め、3人はエンタープライズ号に転送されます。カークはそこで正気に戻ります。結局、カークはトログライトのためにマスクを送ることを約束し、プレイサスもそれを渋々認めるという結末です。どうでもいいですけど、カークのやっていることは完全に内政干渉で、いくらジーナイトを手に入れるためとはいえ、やり過ぎのように思います。最近はカークが出てきた美人と関係を築くことが多いですが、今回はプレイサスの娘とスポックのほのかな恋愛関係が出てきます。

キャプテン・スカーレットの”Model Spy”

キャプテン・スカーレットの”Model Spy”を観ました。今回ミステロンズに狙われるのは、スペクトラムの欧州の諜報員網の元締めであるヴァーデインで、普段はファッションデザイナーを装っています。カーネル・ホワイトは、数日後にモンテカルロで行われるファッションショーが狙われると考え、キャプテン・スカーレット、ブルー、デスティニー、シンフォニーの4人を現地に派遣します。エンジェルの2人はファッションモデルに化けます。その前にモノレールの脱線事故で死んだ二人のモデルがミステロナイズされています。その内一人の声はシルヴィア・アンダーソンです。スカーレットはヴァーデインにショーに出ないように言いますが、ヴァーデインはここ数日でキャプテン・ブラックが欧州に出没しているので自分をエサにしてブラックをおびき出すと言います。まずはヴァーデインのクルーザーがミステロナイズされたモデル二人の工作で爆破されますが、全員無事でした。ショーの本番で、スカーレットは飲むものに追跡用の薬品を入れてヴァーデインに飲ませます。窓拭きを装ってブラックが外から麻酔銃でヴァーデインを撃ち、ミステロナイズされたモデルが灯りを消し、ヴァーデインを連れ去ります。しかしスカーレットが飲ませた薬品のおかげで、ブラックとモデルの車の位置は突き止められ、トンネルの中で追い詰められたブラックとモデルはヴァーデインを車外に落とし姿を消します。
という話ですが、今回は声優もやっているシルヴィアの趣味全開といったエピソードでした。

スター・トレックの第3シーズンの”The Way to Eden”

スター・トレックの第3シーズンの”The Way to Eden”を観ました。エンタープライズ号は数日前に盗まれた宇宙船オーロラを追跡しています。警告を出しますが応答せず、エンジンを最大限にして逃げ切ろうとしますが、結局オーバーヒートして爆発します。爆発の寸前乗っていた10人くらいのグループを無事エンタープライズ号に転送させることが出来ました。そこにいたのはまさしくヒッピーみたいな若者で、一人のサーヴィンという博士に率いられており、理想郷である惑星Edenに行く、と主張しています。彼らは音楽を使ってエンタープライズ号の若い乗組員に影響を与え出します。またその中の一人の女性はチェコフのアカデミーでの同級生でしたが、途中でドロップアウトしていました。一行はチェコフから、サブのコントロールルームでエンタープライズ号を完全に操作できることを聞き出し、音楽でエンタープライズのクルーの関心を引いている間に、一人が監禁されていたサーヴィンを助け出し、サブコントロールルームを占拠し、惑星エデンに向かいます。エンタープライズ号のクルーはコミュニケーターに超音波を流され全員倒れ、その間に一行はシャトルを盗んでエデンに向かいます。正気に戻ったエンタープライズ号のクルーは一行を求めてエデンに向かいます。しかしそこは一見楽園の星でしたが、全ての植物は強酸を含み、そこの果物を食べたアダムという男は死んでいました。残りのメンバーはシャトルの中にいましたが、全員強酸で足に火傷を負っていました。それでもサーヴィンはこの星に残ると言い、外に出て果物を口にしますが、毒に当たって死にます。まあこういうエピソードが作られる時代(1969年)だったいうことで、今観ると馬鹿馬鹿しいお話です。

NHK杯戦囲碁 高尾紳路9段 対 許家元十段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が高尾紳路9段、白番が許家元十段の対戦です。右上隅で白がダイレクトに三々に入り、白の実利、黒の厚みのワカレになりました。その後、黒が右辺を開かず、左下隅にかかったため、白はすかさず割り打ちました。その後、白は下辺も割り打ち、それに対して黒は下辺を一間に詰めた後、左辺から左下隅を脅かしました。白は左辺の黒を切って、2子にして捨て、中央での利きを増やして下辺からの石のシノギに役立てようとしました。黒は左辺で儲けたので、下辺は渡りの手を打ち、下辺左右の石をつなげて行きました。右下隅で白が覗きを打ったのに、黒は固く継ぎました。これだと最低劫が残りそうでしたが、実際に白が動き出した時、黒は右辺上方の白の2線に置いて行きました。白の押さえに出切って行って、2子の捨て石にして締め付けました。これによって右下隅の白の手が取り敢えず無くなりました。ただこの辺り、AIは白の優勢としていました。右辺上方の白がはっきり活きたため、今度は右辺上方の黒の壁が攻められることになりました。ここで白は右辺と下辺を連絡させようとし、黒は割いて行って戦いになりました。この戦いの結果、白は中央で黒の種石を取りましたが、代償で下辺からの白4子が取り込まれ、下辺から右下隅にかけて大きな黒地が出来ました。こうなると白は右辺からの黒の大石を取ってしまわないと勝てなくなりましたが、黒は中央を更に捨て石にし、また左辺も一部捨ててこの大石をシノギました。白は最後の抵抗で右下隅からの石と右辺上方の白を連絡させようとしましたが、黒に最善の手を打たれ、最後左上隅でも損をして投了となりました。これで高尾9段は許十段にNHK杯戦で3連勝です。

Thunderbirds are go!の意味

サンダーバードの新しいエピソードが日本で作られるようですが、サンダーバードのあまりにも有名なオープニングで、5から1までのカウントダウンに合わせて、サンダーバード5号、4号、3号、2号、が順番にアップになり、最後に1号が噴煙を上げて飛び立ちます。この時元の英語版ではナレーターが”Thunderbirds are go!”と言います。この文を文法的に説明出来ますか?最初に聴いた時すごく違和感がありました。だってbe動詞+動詞の原形というあり得ない組み合わせですから。Thunderbirds go, Thunderbirds are going, Thunderbirds are to goならどれも文法的には正しいです。最初は、to goのtoを省略したのかと思っていました。しかし辞書を調べてみたら、何とこのgoは動詞ではなく形容詞です!意味は「出動準備完了」ということで、ここではナレーターが「サンダーバードの各機の出動準備OK!」と言っている訳です。OEDを調べるとこのgoの形容詞用法のこの意味での初出は1961年と比較的新しい用法です。それもアメリカの宇宙開発で使われたのが最初だと説明されています。サンダーバードのTVが最初にイギリスで放映されたのが1965年ですから、当時最先端の言い方を取り入れたナレーションな訳です。日本にサンダーバードファンは多いでしょうが、このトリヴィアを知っている人は多くないと思って紹介しておきます。

安藤健二の「封印作品の謎」(テレビアニメ・特撮編と少年・少女マンガ編)

年末・年始の休みに、安藤健二の「封印作品の謎」(テレビアニメ・特撮編と少年・少女マンガ編)を読みました。ウルトラセブンの「ひばく星人」の話なんかはもう聞き飽きていて、中身もかなり前にYouTubeかなんかで視聴済です。「怪奇大作戦」の封印話もニコニコ動画で公開されています。サンダーマスクも、ごく一部はインターネット上で視聴可能です。なのでテレビアニメ・特撮編はそれほどインパクトが無く、少年・少女マンガ編の方が面白かったです。特に藤子不二雄の両名が共作したマンガ、特に「オバケのQ太郎」が封印されていて、長い間買うことが出来なかったというのは初めて知りました。それも原因がFとAの両氏が不仲になったからではなく、その本人の周りの女性達がお互いの利益を優先して話し合うことが出来ていなかったとうのが真相のようでした。それと同じようなのが「キャンディ・キャンディ」を巡る原作者と漫画家の争いで、裁判の結果としては原作者が100%勝ったのですが、マンガの原作というのはおそらくマンガの創生の時期には無くて、1950年代後半くらいからマンガ雑誌が多数創刊され、漫画家だけでは大量の需要に応えられない所から考案されたものだと私は理解しており、漫画家の方が「皆に愛される絵を描いたのは私なのに」著作権的にはあくまでも共同にしかならないジレンマというのは理解出来なくもないです。また黒人差別問題で「ジャングル黒べえ」が一時封印されていたというのも、確かに日本人が伝統的にイメージしている「土人」的イメージに近いけど、決してアフリカ系アメリカ人を揶揄するようなものではなく、なかなか難しい問題をはらんでいるように思いました。
この手の本はどちらかというとオタク的興味から書かれることが多いと思いますが、この作者は非常に地道に関係者に聴き取り調査をして色々な隠された事実を明るみに出してくれていて、そこは評価出来ます。

キャプテン・スカーレットの”The Trap”

キャプテン・スカーレットの”The Trap”を観ました。XQRというジェット機をエンジェルスが護衛して飛行中に落雷でXQRが墜落して爆発します。乗っていたゴダード准将とそのパイロットは死亡しますが、ミステロナイズされXQR共々蘇ります。護衛していたメロディーはXQEが墜落したと報告しますが、おりからの悪天候での視界不良のため受け付けてもらえません。クラウドベースについたゴダード准将(例のミステロンズをチェックするカメラで簡単にミステロナイズされていることは確認出来る筈ですが)は、次の日に行われる世界の空軍のトップのサミット会議の場所を変え、スコットランドの使われていない古城にすることを主張します。キャプテン・スカーレットがすぐに安全確認のため古城に赴きます。彼はそこで怪しい人影を見つけ探っている内に、会議の行われる大部屋の壁にかけられた肖像画に仕掛けがあって、その裏に機関銃が据え付けてあるのを発見します。しかしスカーレットはミステロナイズされたゴダード准将らに捕まってしまいます。この辺りになるとミステロンズ側もキャプテン・スカーレットが不死になっていることを知っているらしく、スカーレットは地下室の壁につながれてしまいます。後からやって来たシンフォニーもやはり捕まって地下室にスカーレットと一緒につながれます。その内メロディーがクラッシュしたXQRの残骸を発見し、ゴダード准将がミステロナイズされていることをカーネル・ホワイトに連絡し、キャプテン・ブルーがSPVで古城に向かいます。スカーレットはシンフォニーの協力で何とか近くの床にあった槍を手にし、それで天井の通風口を叩きます。それに城の管理人が気がつき、間一髪で絵の後ろにいたミステロナイズされたXQRのパイロットを射殺しました。スカーレットはシンフォニーにヘリコプターで要人を脱出させようとしますが、駆けつけたキャプテン・ブルーから城の外壁から機関銃がヘリを狙っていることを告げられます。スカーレットは先ほどミステロナイズされたパイロットに撃たれていましたが、パーソナルジェットを身につけ、機関銃を操作しているゴダード准将と撃ち合います。その隙にシンフォニーの操縦するヘリコプターは無事発進します。スカーレットはブルーにSPVの機関砲で城を攻撃するように言います。城は破壊され、スカーレットも機関銃に撃たれて城の爆発に巻き込まれますが、例によって不死身で蘇ります。ホワイトベースに戻ったスカーレットは、助けてくれた城の管理人に「どうやって助かったのかが分からない」と言われて「私は不死身なんですよ。」と答えますが、ジョークとしか受け取られませんでした。今回は30分でなかなかスリリングな展開で良かったです。

スター・トレックの第3シーズンの”Requiem for Methuselah”

スター・トレックの第3シーズンの”Requiem for Methuselah”を観ました。Methuselahって何だと思ったら、旧約聖書に出て来る人でノアのお祖父さんにあたり、969歳まで生きたとされているようです。つまりは今回は長生きした男の話ということになります。どうでもいいですが、この第3シーズン、「今週の女優」パターンの話ばかりになり、第1、第2シーズンのバラエティーの多様さが失われたように思います。お話はエンタープライズ号の中でライジェリアン熱という疫病が流行り、次々にクルーが感染します。この病気を治せるのは、ただライタリンという物質だけです。カークとスポック、マッコイはその物質を求めてある星に降り立ちます。そこでいきなり空中を移動する小形ロボットに攻撃されます。すぐにその後、一人の男が出てきてこの星から出ていくように言います。カーク達のフェイザーは動かなくなってしまっていました。しかしカークはエンタープライズ号に自分達が攻撃されたら、その場所をエンタープライズ号のフェイザーで撃てと命令し、お互いに手詰まりになります。フリントと名乗る男は非礼を詫び、3人を自分の住居に案内します。そこは中世のイスタンブール風の建物で、その中には驚くべきことにまだ発見されていないダヴィンチの絵のオリジナルがありました。その内3人はフリントからレイヤという美しく聡明な女性を紹介されます。フリントはレイヤにカークとビリヤードをし、踊り、話すように言います。スポックがピアノでワルツを弾きますが、その楽譜は驚くべきことにヨハネス・ブラームスの直筆でした。しかしスポックはダヴィンチの絵が現代の絵の具で描かれていて、ブラームスの楽譜も現代のインクで書かれていることを発見します。フリントはライタリンを集めるのに協力しますが、しかし集めたライタリンには毒が含まれていました。フリントは今度は自分で集めるといって出ていきます。カークはその間にレイヤに魅せられていきます。スポックがちゃんとしたライタリンがラボの奥の部屋にあることを突き止め、3人はそこに入ります。そこで発見したのは、レイヤのもっと若い時の体で、レイヤはアンドロイドでした。フリントはBC3800年頃の戦いで自分が不死の体であることを発見し、ダヴィンチもブラームスも全てフリントであることを告白します。フリントはレイヤに愛することを教えるためにカークを利用しました。しかしカークは本当にレイヤを愛し、フリントとカークの間で殴り合いになります。レイヤは自分で決めると二人の戦いを止めますが、どちらに付いて行くといってももう片方を苦しませるということがわかり、その苦悶で死んでしまいます。カーク達はエンタープライズ号に戻り、ライタリンのお陰でクルーの健康が回復します。しかしカークはレイヤを忘れられずに…という話です。英語のWikipediaによるとこの話は「禁断の惑星」をぱくっているようです。確かに男女とロボットという組み合わせは「禁断の惑星」です。

寒川神社

寒川神社に今年も行って、お札をもらって来ました。これで今年の神棚のお札は榛名神社-天照大神-寒川神社です。三が日にお詣りしたのは初めてですが、さすがにコロナ禍も治まり気味とあってすごい人でした。途中で入場規制がかかって参拝まで30分くらいかかりました。

真空管アンプの棚卸しの最後-JB300B Ver.3

真空管アンプの棚卸しの最後、サンバレー(キット屋)のJB300B Ver.3です。一番最初に組立てた真空管アンプです。このアンプのせいで真空管や300Bの音が「甘い」と誤解をすることになったアンプです。まだこのアンプにPSVANE WE300Bを刺して聞いてなかったのでやってみました。悪くは無いですが、音が雑で余計な残響がくっついているような音になりました。このアンプは通電していると、いつ故障するかと冷や冷やします。実際に中のセメント抵抗がグリスが染みだしたようになっていて劣化していますので。かといって今さらこれの部品を総取っ替えして音質向上を目指そうという気にもちょっとなれないです。

P.S. 2時間ぐらい聴いたら演奏中に勝手にフェードアウトして電源のパイロットランプが消えて音が出なくなる現象が出ました。一旦電源を切って何分か後にONにするとまた音が出ますが、その後10分くらいで駄目。おそらく電解コンデンサー辺りが死にかけているのかと。→廃棄することにしました。やはりここの真空管アンプは耐久性に欠けるということがまたも実証されました。