昨日届いたヤフオクで55枚まとめて買ったエラートのLP、袋にヤマハのマークがついていましたが、ジャケットにも「SHIBUYA YAMAHA」というシールが貼ってあったのがありました。間違いなくこれヤマハ渋谷店(道玄坂)の店頭品ですね。私の学生の頃は、渋谷で一番大きなレコード屋はヤマハでした。タワーレコードとかHMVが出て来る前です。ただ記憶では1980年代のどこかでレコード販売は止めましたが。もっとも私は輸入盤は渋谷のヤマハよりも秋葉原の石丸電気本店の外盤売り場で良く買いました。長岡鉄男の「外盤ジャーナル」推薦盤コーナーなんてのもありました。
投稿者「kanrisha」のアーカイブ
仏エラートの輸入盤59枚を落札
手持ちのLPのクリーニングが終ったので、またヤフオクを物色し、エラートの輸入盤LP59枚を送料込み8,980円で落札しました。(写真はごく一部)全てヤマハの袋に入っていてほとんど聞かれた形跡が無く、実際にクリーニングして聞いてみたら新品同様で非常にお買い得でした。バロックから古典期の色々な作曲家を扱っており、全体が一つのシリーズではないかと思います。発売も1979年から1981年頃と、私が本格的にオーディオを始めた頃で懐かしいです。おそらくヤマハの銀座か渋谷でレコード販売を止める時に店頭の在庫をまとめて売却したとかではないかと思います。ともかく1枚150円ぐらいで録音も極上です。私はシャルランよりエラートの録音の方が好きです。非常に良いお買い物でした。
滝廉太郎のパクリ(シベリウス、メンデルスゾーン)
かなり前から(40年前から)、滝廉太郎の「お正月」の冒頭部分(♫もーいーくつねーるとー)は、シベリウスの交響曲第1番の第2楽章の主題のパクリだと思っていました。以下のYouTube動画の0:44~0:49あたりです。(♫もーいーくつねーるー、です)
https://www.youtube.com/watch?v=nbGS6qMojs8
それで今日ある人から教えてもらいましたが、「荒城の月」と「箱根八里」もメンデルスゾーンの交響曲、前者が第3番「スコットランド」の主題、後者が第2番「讃歌」の主題に良く似ていると言っている人がいます。
http://www.worldfolksong.com/classical/mendelssohn/symphony-no3-scottish.html
http://www.worldfolksong.com/classical/mendelssohn/symphony-no2-lobgesang.html
ちなみに滝廉太郎は西洋音楽の調査係であり、ドイツに留学し、メンデルスゾーンが作った音楽学校で学んでいます。当時、西洋音楽とか西洋の民謡に歌詞を付けて童謡として音楽の教科書に載せるということは頻繁に行われていました。むしろ滝は直接的にではなく自分なりにアレンジして自分の曲とした、と言えるかもしれません。
手持ちのLPレコードのクリーニング完了
手持ちのLPレコード、全部で1,051枚のクリーニングマシンによる洗浄がこのお盆休みで完了しました。内50枚くらいは新盤を買ったものなので、約1,000枚せっせと洗ったことになります。5月の中旬から始めて3ヵ月かかりました。1日平均12~15枚くらいです。なお、メーカーによると、1回に洗浄する枚数は最大30枚くらいまでだそうです。それ以上続けてやると、モーターが熱を持って故障の原因になるらしいです。洗浄液は私はかなり多めにジャブジャブという感じで使ったので、5本くらいを使いました。なお写真ではあまり目立ちませんが、これ以上に白く泡立つくらいゴシゴシやった方がいいです。付属のブラシではかなり力を入れても、盤面に傷がついたりはしませんでした。なおA面が終ってB面をクリーニングした後、洗浄済みのA面の端にクリーニング液が残る場合がありますが、ティッシュで拭き取れば大丈夫です。もう一度バキュームをかけるという手もありますが面倒です。
洗浄したLPレコードは元の状態にもよりますが、かなりいい状態になり、プチプチノイズは激減します。場合によってはほとんど新品同様になるのもかなりあります。
NHK杯戦囲碁 許家元十段 対 孫喆7段
本日のNHK杯戦囲碁(オリンピックによる深夜放送がやっと終ったと思ったら今度は高校野球で1時間遅れの放送)は、黒番が許家元十段、白番が孫喆7段の対戦です。最初の戦いは下辺~右下隅~右辺で始まりました。黒が右下隅に右辺からかかった石をそのままにしていたのを白が右辺ではさみましたが、黒はすぐそれに応対せず下辺に打ち込みました。黒はそちらを数手打った後右辺に戻り忙しく打ちました。その後下辺でまた白に付け、白のハネにじっと延び、白が這い込んで黒が曲がった所で白は右下隅に戻って黒を切って両アタリにしました。その後黒は右辺もまた担ぎ出し結局下辺の石と右辺がつながりました。この辺りの打ち回しは元々白が強いところだった所だということを考えるとやや黒が上手く打ち回したようで、AIの形勢判定でも黒リードとなりました。その後中央でお互いに眼が無い石がからみあった局面で白は黒を封鎖したのに黒が切って白1子を取って中央に顔を出しました。しかし白1子を取った所は欠け眼にされたので、まだ黒は活きていませんでした。黒が左辺方面に脱出した後、白は中央の黒1子をゲタで取っておけば固かったですが、左辺での逃げ出しを優先しました。すかさず黒がその1子からコスミました。ここで白はそのコスんだ黒の上に付ければ、種石の1子を取ることは出来ましたが、黒から絞られます。それを嫌って付けを打たず左側の一団を逃げる手を打ちました。黒はそこでコスんだ石から飛んで堂々と逃げ出しました。その後の展開は、白が右側の大石を攻められ逆襲で右辺に打ち込んで黒の石を攻め、攻め合い含みになりました。しかし結局白は右側の白を活きる手を打ち、右辺の黒は右上隅に連絡して生還しました。その後白は中央の黒を攻めたり色々しましたが、結局は右上隅に侵入した白が全滅してしまい、黒の中押し勝ちとなりました。十分に考える時間があれば結果は違ったかもしれませんが、許十段の決断の早さと読みが優りました。
提言:パラリンピックを中止し東京ビッグサイトを中等患者受け入れ施設に
医療崩壊対策として、パラリンピックを即刻中止にして、放送・プレスセンターとして使われている東京ビッグサイトに、臨時の中等患者受け入れ施設を作りましょう!あそこならスペースはあるし換気・空調も完備、また工事用の車輌が直接中まで入れますから、仮設の施設を作るのに時間はかからないと思います。(元々展示会でたかだか3日間しか使わない設備を作っては壊しを繰り返している場所です。関連の業者も近くに多数あります。)食事もレストランが多数あるのでキッチンを借り上げればいいし、交通の便も良く大規模な駐車場も完備されています。元々パラリンピックが終ったら展示会が再開だったんでしょうが、緊急事態宣言が続いていたら展示会は出来ません。中国は武漢での蔓延の時に、かなり多数の臨時病棟を作って対処したと聞いています。医師・看護師の不足は、ワクチン接種の打ち手で現在開業医が多く協力していますが、魅力的な報酬を払って開業医を動員すればいいと思います。あるいは自衛隊の大規模接種が終わったら自衛隊の協力を請うのもあるかと思います。厚労省での医療崩壊への対応を見ていると、病床設置への補助金とかそういう間接的なものばかりなんですよね。
電蓄によるSPレコードの音
日本ラジオ博物館で見せて(聴かせて)もらった電蓄です。
元々個人の方が組み立てたもの。昭和29年頃のようです。蓄音機部、ラジオ部、スピーカー、アンプ部、筐体が別々に売られていて、アンプ部は自分で組み立てる人も多かったようです。この電蓄のアンプ部が館長が新しく真空管のプッシュプルアンプを作ってつないだものだそうです。
でこれで聴いたSPレコードの音がなかなか良かったです。スピーカーは16cmのフルレンジで、高域は8KHzくらしか出ませんが、それが逆にSP特有の針音を目立たなくして良かったです。今最新のHiFi機器につないでSPを聴くとかなり貧弱に聞こえますが、当時の人はもっといい音で聴いていたということですね。
なお、カートリッジは電磁式ですが、針は機械式の蓄音機の鉄針をそのまま使っていました。針圧は10gくらいとのことです。(機械式蓄音機の針圧は100gくらいです。また私が使っているSP用カートリッジの針圧は5gです。)
日本ラジオ博物館再訪
結局今日は松本に行って日本ラジオ博物館を再度訪ね、岡部館長に濃い話を2時間以上も伺い有益でした。(ちなみに前回の時とは場所が変わっています。)そして今回は岡部さんがアキュフェーズにお勤めとのことでそちらの話も色々とお聞きしました。アキュフェーズは真空管アンプをやらないんですか、と聞いたら、創業社長の春日二郎氏(元トリオ社長)がとにかく新しいことが好きで過去のことを振り返るのが嫌いだったということです。それで日本で最初のトランジスターのオーディオアンプをトリオが出したのですが、その時にこれからは半導体で行くということで、社内にあった真空管の在庫を全て処分させたそうです。逆にD級アンプ(デジタルアンプ)はやらないんですか、と聞いたら、既にAVアンプで実績があるそうです。しかしD級アンプで本当にいい音を出そうとすると非常に大がかりになるので今はやっていないとのことでした。
P.S.トリオが最初のトランジスターだけによるアンプTW-30を発売したのは1962年です。この時点で真空管を捨てて全て半導体で行く決断をしたというのはすごいと思います。
奥飛騨平湯温泉
アン・バンクロフトの映画「卒業」
アン・バンクロフトの映画「卒業」を今さらながらに初めて観ました。観た理由ですが、サイモン&ガーファンクルの名曲「ミセス・ロビンソン」がどうもずっと思っていた歌詞の内容とは違うんではないかということを確かめたかったためです。まずミセス・ロビンソンは、この映画の主人公ベン(ダスティン・ホフマン)を誘惑し不倫を重ねる身持ちの悪い女性です。歌詞の内容はミセス・ロビンソンを褒め称えるようで、実は皮肉っているのが真相のようです。ただ、映画版の同曲はシングルカットされたのとアレンジが違い、歌い方にも皮肉る調子があり、また歌詞も少し違うようです。どうもシングルカットされる時に一般に受ける内容に変えたのではないかと思います。それから「サウンド・オブ・サイレンス」については「え、ここで使うの?」という感じで違和感がありました。逆に「スカボローフェア」については実にピッタリのシーンで登場します。何故かというと「スカボローフェア」は元々イギリスのバラードで、妖精の男性に結婚を迫る若い女性に対し、妖精が絶対に不可能なことを出来たら結婚すると言い、若い女性が負けず「じゃあこれをまずそちらが出来たら私もそれをやる」と不可能なことを要求し返す、という内容に基づいているからです。(「スカボローフェア」では、「針と糸を使わず縫い目が無いシャツを作ってくれ」「潮の満ち引きする間の砂地に家を建ててくれ」といったことが要求されます。)
また面白いのは、音楽でサイモン&ガーファンクル以外にデイブ・グルーシンが参加していることです。私はデイヴ・グルーシンは中本マリの「アフロディーテの祈り」で知りました。
映画の内容は非常に有名なのでコメントは省略します。