今頃気がついたエールの矛盾点。音さんの実家はクリスチャンということになっていました。アキラと華ちゃんの結婚を認める時に、二人に母光子の形見のロザリオ(薬師丸ひろ子演ずる光子はいつの間にか亡くなったことにされていました)に誓わせる、というシーンが出て来ます。ロザリオを使うのはカトリックです。「長崎の鐘」の映画の中で、「カトリックの人はカトリックの人としか結婚しない」というのが出て来ました。これがどこまで正しいのか分りませんが、音と裕一が結婚する際には、どう見ても裕一はカトリック信者ではなく、大きな問題になる筈なのにまったくそういうシーンは出て来ず、また結婚後は、音が食事をする場面で祈りを捧げるシーンも出て来ず、あっさりカトリックの信仰を捨ててしまったように見えます。しかしこのシーンではロザリオに誓わせてるし…日本人の宗教に関する適当さが良く分るエピソードです。
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巨人の惑星の”Target: The Earth”
巨人の惑星の”Target: The Earth”を観ました。キャプテン達が例によって犬を連れたコービット達に追いかけられていた時、たまたま逃げ込んだビルで、宇宙船の開発が行われていました。目的地の中には地球も入っていました。(地球では巨人の惑星の存在が知られていませんが、巨人の惑星では地球が存在することは公知の事実になっています。)マークは科学者達の会話を聴いて、彼らが宇宙船の制御装置の開発に苦労していることを知り、自分達が開発を手伝い、その代償に地球まで送り返してもらうことを考えつきます。キャプテンは巨人達が信用出来ないとしてそのアイデアに乗りませんでしたたが、マークとヴァレリーとフィッチューが巨人達の制御装置の開発を手伝います。しかし女性科学者がこっそりコービッドに連絡し、制御装置の開発が終ったら、地球人達をコービッドに引き渡すことを約束します。色々あって制御装置は完成したのですが、担当の科学者のボスが地球人達を捕まえようとし、科学者は約束を守ろうとして争いになり、結局マークが制御装置の自爆装置のスイッチを押し、研究所が爆発して、というお話でした。
スタートレックのファーストシーズンの”Space Seed”
スタートレックのファーストシーズンの”Space Seed”を観ました。なかなか面白いストーリーで、ある時エンタープライズ号が古い宇宙船の残骸を見つけます。それはエイリアンのものかと思ったら中からモールス信号が送られて来て、このお話の世界の200年も前の1990年代の地球の宇宙船であることが分ります。その中にいたのは、コールドスリープで眠っていた80名くらいの地球人でした。このお話の世界では1990年代の地球では、再びナチスみたいな優生学を唱える一団が戦争を引き起こした時代となっています。カーク達が宇宙船に乗り込むと、まずリーダーらしきものが覚醒します。エンタープライズ号に転送して手当すると蘇りました。名前は「カーン」だと言います。明らかにチンギスハンとかそういうのを意識しています。またスタートレックの世界での地球連合の宿敵であるクリンゴン星人もモンゴル系のイメージで描写されているようなことを聞いたことがあります。カーンは実は1990年代のある国の独裁者で戦争を起こしますが敗れ、宇宙に自分達の世界を求め脱出したものでした。カーン自身も他のメンバーも優生学で作られた一種の超人で知力・体力共にカーク達よりも優れていました。良く理解出来ないのは、カーンがまだ何者か分らない段階で、エンタープライズ号のライブラリーへのアクセスを許し、エンタープライズ号の内部構造まで公開したことです。カーンは、自分の調査担当だった女性歴史学者を魅了して自分の女にし、その手助けも借りてエンタープライズ号を乗っ取り(この辺りほとんど007シリーズ的展開)、司令室の空気を抜いてカーク達クルーを捕虜にします。カーンはカークを減圧室に入れ、じわじわと殺そうとし、スポック達に自分の部下になればカークを助けると言います。しかし、女性歴史学者がカークを助け、カークは侵入者対策として備えている毒ガス(気絶させる程度の)を船内に噴射します。しかしカーンはエンジンル-ムに逃げ、エンタープライズ号のエンジンを暴走させて爆発させようとします。ここでカーンを追ってきたカークとカーンの対決になりますが、何とカーク船長は5倍の体力を持つカーンに勝ってしまいます。この辺りもう少しストーリーを工夫して欲しかったです。カークは捕まえたカーン達一行を、未開だが人が住める惑星に送ることを決めます。女性歴史学者は結局カーンと一緒にその星を開拓することを選びます。
「巨人の惑星」の”Seven Little Indians”
「巨人の惑星」の”Seven Little Indians”を観ました。題名は敵方のコービックという捜査官に一人また一人と捕まっていくからだと思います。それで今回ユニークな部分は、犬のチッパーが捕まってしまって、巨人の惑星の動物園で「世界で一番小さな犬」として展示されることになり、それを助けようとしたバリーやフィッチューが次々に捕まってという具合に動物園を舞台にしている点です。キャプテン達は捕まってしまった仲間を助けようと動物園に潜入しますが、普通に進むと捕まるので、動物の檻の中に隠れるというのがちょっと変わっています。しかし特撮としてはちゃちで、動物達とキャプテン達が一緒に映るシーンは少なく画面が切り替わるのがほとんどです。後はちょっと変わっているのは、コービックの部下がチッパーをくれることを条件にキャプテン達を助けようとすることです。しかし結局キャプテン達はその男を信用せず、自分達で何とか仲間を救出します。しかしどうでもいいですが、巨人の惑星と言っても、動物園の動物は地球とまったく同じであり、このドラマのSFらしさを損ねています。要するにガリバー旅行記の巨人国の話とある意味変わらないと言うことです。
白井喬二の「小説捕物にっぽん志」の書籍化
白井喬二の「小説捕物にっぽん志」が捕物出版という所から単行本化されるようです。歴史読本に連載されたものですが、玉石混交ながら中にはかなり面白い話もあります。
手持ち真空管棚卸し
手持ち真空管棚卸し。
上段左から、Svetlana EL34、Electro harmonix EL34、Electro harmonix 6L6EH(6L6GC)、Sovtek 5881WXT(6L6GC)、Golden Dragon KT66、Golden Dragon KT88
下段左から、(メーカー名省略)12AT7、12AX7、12AU7、EL84、Sun Valley 300B、高槻電器工業 TA-300B、JJ 300B。
エレキットの真空管アンプに最初から付いていた出力管はElectro harmonix 6L6EH(6L6GC)のようです。それで久しぶりにこれを装着してみたら、右側の真空管が20分で昇天してしまいました。
これ以外にJJのKT77を取り寄せ中。実にこの6L6という真空管は似たようなスペックで差し替え可能なもの(このエレキットの真空管アンプはバイアス電流を自動調整する機能が付いています)がかなりの種類あります。
スタートレックのファーストシーズンの”The Return Of The Archons”
スタートレックのファーストシーズンの”The Return Of The Archons”を観ました。うーん、当時としては新しかったのかも知れませんが、今観るときわめてありがちなストーリーのように思います。エンタープライズ号が100年前にベータIIIという惑星で消息を絶ったUSS Archon号のことを調べるため、スールーともう一人のクルーを派遣しますが、2人はガウンをまとった怪人達に襲われ、スールーだけ何とか転送されエンタープライズ号に戻りましたが、怪人に何かされ、一種の多幸症みたいになってそれまでの記憶が無くなっていました。カーク、スポック、マッコイ達は改めて調査のため惑星に転送されますが、そこは異常に礼儀正しい奇妙な人達の町でした、午後6時の鐘が鳴ると突然皆狂ったように破壊や乱痴気騒ぎを始めます。しかし次の朝6時になると元に戻ります。町のある人の説明ではこの社会はBodyの一部であり、それをアンドルーという者が支配しているということでした。カーク達はアンドルーと会話しましたが、超音波によって気絶させられどこかの場所に閉じ込められます。そこで待っていたのは一種の洗脳でボディの一部になり、一部になるととても幸せで悩みも無くなり平和的に暮らせるようになります。(エヴァンゲリオンの「人類補完計画」ってこれが元ネタでしょうか。)マッコイは洗脳されましたが、カークとスポックはそこにいたアンドルー反対派のおかげで洗脳されずに済みます。その反対派にアンドルーと会話が出来る部屋まで案内させます。しかしそこに現れたアンドルーの姿は単なる投影であることにスポックが気がつきます。カークはガウンをまとった怪人達の行動が予期しないことが起きると固まってしまうことから、背後にはコンピューターがいることに気がついていましたが、投影された像をフェーザーで撃つと壁に穴が開き、古典的なコンピューターが登場します。このコンピューターは6,000年前にアンドルーという男にプログラムされたものですが(Archon号との関係がイマイチ不明)、カークはコンピューターがアンドルーの意思に背いてボディーから自由意志を奪ったためボディーが死につつあると言ってコンピューターのやっていることの矛盾点を付きます。それで自己矛盾に陥ったコンピューターが壊れてしまうという、60年代、70年代にきわめてよくあったオチでした。
NHK杯戦囲碁 藤沢里奈女流本因坊 対 大西竜平7段
本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が藤沢里菜女流本因坊、白番が大西竜平7段の対戦です。この碁の最初の焦点は右辺の黒模様の中に取り残された白1子をどうしのぐかでした。白は右上隅で黒がかけていた所を出切り、それを利用してしのごうとしました。しかし白は黒にあまり響かない手を2手打ち、手抜かれて出切った2子を取られ、更に先手で左上隅のかかりに回られてしまいました。この辺り、黒が打ちやすくなったと思います。更に白が下辺の模様を拡げた時に黒は左上隅への三々打ち込みを決行しました。その攻防で白が出を打って黒に渡らせようとした時、黒は白の断点を内側から覗きました。結局白は継がざるを得ず、黒がその後渡って左上隅をえぐって完全に優勢になりました。この結果、左上隅の白が根拠を奪われ場合によっては攻めの対象になりそうでしたが、ここで白は頑張って中央を打ち、左上隅は手を入れずにしのぎ勝負に出ました。この左上隅のしのぎが巧妙で白は上手く損をせずしのぐ事が出来て形勢を挽回しました。最後に残ったのは白の下辺の模様を黒がどれだけ減らせるかでしたが、黒が戻って右辺につながるだけの手を打たず下辺に踏み込んだため、勢い白も黒の退路を断ち、ここの生死が勝敗の分かれ目となりました。両者必死の攻防は一時は黒が上手くしのいだかと思いましたが、時間が無くなっていた黒にミスが出て、劫になりました。黒の劫立てに白がひねって受けたのに何故か黒は付き合ってしまいそれが先手にならず、白に劫を解消されてしまい黒の大石が死にました。黒は何とか右辺の白を切り離して攻め合いにしようとするのも上手く行かず、白の逆転中押し勝ちとなりました。
PCオーディオの強化(さらに続き)
済みません、オーディオネタはまだ続きます。今日はメインのシステム(16cmのバックロードホーン)のスーパーツィーター(フォステクスのT900A)用のネットワークを新しくしました。これまでのはクロスオーバー周波数が13KHzくらいでちょっと高すぎるので、新しいのはコンデンサーの容量を2㎌にしてクロスオーバーを10KHzくらいにまで落としました。これは効果があって、サ行の音がやや強くなり、定位感が向上しました。
そして、余った古いネットワークを流用して、10cmのバックロードホーンにもT90Aという昔使っていたスーパーツィーターを追加しました。まあ10cmフルレンジはそれなりに高域も出ているので、スーパーツィーターを入れる必要は無いようにも思いますが、若干ハイ上がりながら活き活きした音になりました。ただ、至近距離で聴く時はスーパーツィーターが強すぎる(現在のネットワークは4Ωの固定抵抗で、出力音圧レベルを3dBくらい落としているだけです)ので、可変型アッテネーターを入れて見ようかと思います。
PCオーディオの強化(続き)
今日のPCオーディオ強化。
(1)中華USB-DACを追加し、ハイレゾ音源再生に対応。(もちろんUSB-DACは別にDenonのを持っていますが、そちらはネットワークオーディオサーバーにつながっています。)
(2)アンプの出力管をSovtek製の5881WXT/6L6GCに交換。元々このアンプキットに付いていたのが6L6GCなんですが、それが見当たらないので、新しいのをポチったもの。EL34からこれに変えたら音量がアップしたように思います。元々6L6GCに最適化された設計なので当然かもしれませんが。とても端正でかつ鳴りっぷりの良い球です。
これで圧縮音源ではなく、ハイレゾになり、もはやPCオーディオというより本格的なオーディオです。
ついでに10cmフルレンジのバックロードホーンの、ユニットの取り付けのネジ穴が馬鹿になっていて緩いので、45°回転させて取付け直しました。