宇宙家族ロビンソンの”Space Beauty”を観ました。珍しくジュディが中心の話で、そうなるとジュディが美人というだけの話になり、ジュディがエイリアンが主催する宇宙の美人コンテストに参加させられるという話です。しかしジュディがサインした書類には、もし優勝したら主催者の星に行って主催者(ほとんど悪魔)と一緒に永遠に暮さないといけない、と書いてありました。美人コンテストの司会者とそのアシスタントはいずれも前に出てきたキャラの再登場。ロボットが女装(?)して女性ロボットとしてコンテストに参加するのがちょっと笑えます。どうもこの時代の美人は「美しいけれでも頭がちょっと…」といった感じで描写されている場合が多いように思います。演じているマルタ・クリスティンは存命で75歳くらいですね。何ていったって、モーリーンお母さんのジューン・ロックハートがまだ95歳でご存命ですから。
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NHK杯戦囲碁 山城宏9段 対 富士田明彦7段
本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が山城宏9段、白番が富士田明彦7段の対戦です。この碁の最初の焦点は左下隅で、黒が下辺から隅の黒を包囲している白の壁石を攻めようとしましたが、白も下辺で挟み返す展開となり、ねじり合いとなりました。ここで黒が切れない断点を切って白に1目取らせ、その代償として当たりを2回利かそうとしました。しかし白はすかさずカウンターで下辺の黒の一間トビに割り込んで行きました。結果は劫になり、白は左辺の黒への打ち込みを劫材に使い劫に勝ち、黒の7子を取り込みました。この結果は白が得をしており、黒は白がカウンター攻撃をして来た時に受けずに左辺を連打していた方が優ったようです。白はその後右下隅の三々入りで先手で地を稼ぎ、右上隅の両ガカリに回り好調でした。白は右辺でも二間ビラキで地を取り、地合は完全に白のリードでした。その後黒は上辺に付けていって策動しましたが、白に強く受けられて後続手段が無く、白が勝勢になりました。その後黒は中央の3子をうまくしのいで差を縮めたかと思いましたが、その後白にその中央の黒への攻めと右下隅の黒の地を削減する手を見合いにされ、差は縮まらず黒の投了となりました。
プッチーニ「蝶々夫人」を引用した歌謡曲
古関裕而が自伝で渡辺はま子が歌った「雨のオランダ坂」の間奏に、プッチーニの「蝶々夫人」の有名なハミングコーラスを引用したことを書いていますが、同じ渡辺はま子で昭和14年に「長崎のお蝶さん」という曲があり、その間奏は同じく「蝶々夫人」の超有名アリア「ある晴れた日に」そのまま。いくらなんでもプッチーニの著作権はこの頃は切れていない筈ですが(プッチーニが亡くなったのは1924年)、レコード上にはプッチーニの名前は無し。この頃は著作権は緩かったんでしょうね…
渡辺はま子「長崎のお蝶さん」(昭和14年)(01:07ぐらいから蝶々夫人のアリア「ある晴れた日に」の引用)
https://www.youtube.com/watch?v=D9V_WpJye1w
渡辺はま子「雨のオランダ坂」(昭和22年)(01:01ぐらいから蝶々夫人のハミングコーラスの引用)
https://www.youtube.com/watch?v=e_813G2fajw
宇宙家族ロビンソンの”Fugitives in Space”
宇宙家族ロビンソンの”Fugitives in Space”を観ました。ある監獄惑星の強制労働から逃げ出した囚人がドンとドクター・スミスの所にやってきて倒れます。目を覚ました囚人はドクター・スミスと服を替え、逃げます。そこに監獄の星の看守達がやってきて、ドンとドクター・スミスを捕まえます。二人にはコンピューターによる裁判で囚人を逃がした罪で有罪になり、監獄惑星に送られます。そこは気温が65℃という猛烈な暑さの星ですが、決められた労働のノルマをこなさないと寝るために必要な氷の塊がもらえません。ウィルとロボットは爆弾入りのケーキを作って二人を助けようとしますが、ドクター・スミスがその仕掛けに気付かず失敗します。ドンとドクター・スミスと最初に逃げ出した囚人の三人は、最初に逃げ出した囚人によって彼の逃亡計画に協力させられます。それによると彼はデトロニュームを隠していて、それを持って逃げれば匿ってくれる者は沢山いると言います。結局最後にその囚人は爆死します。結局ドンとドクター・スミスはそのデトロニュームを看守が探そうとしていたのの道具に使われて無理矢理有罪にされただけでした。その看守のサディスティックな看守ぶりがなかなかいけます。看守というより捕虜収容所長みたいですが。
チェリッシュのCD
昨日、「哀愁のレイン・レイン」のことを書いて、また聴きたくなったのでチェリッシュのベスト盤を買いました。悦ちゃんの歌って裏声で何故か専門家には評判があまり良くなかったですが、私には心に染みる感じで好きでした。特に「なのにあなたは京都へゆくの」とか「白いギター」、「若草の髪かざり」とか。「てんとう虫のサンバ」は皆さんご存知の理由で聞き飽きていて好きではありませんが。
サイモン・バタフライのレイン・レインとその模倣曲
中学生の頃聞いていた洋楽って、何の曲だか探すのが結構大変です。
以前から「レイン、レイン、ダダダダダ…」という曲を中学生の頃ラジオで聴いたのを覚えていました。その後この曲がチェリッシュの「哀愁のレイン・レイン」でパクられていると思いました。(タイトルからしても明らかですが、何故か今のインターネットではこれを指摘している記事が見つかりません。まあパクリというレベルではなく、一種のオマージュだと好意的に解釈することも可能です。)私は前者がレターメンの曲だとずっと思っていましたが、レターメンのベスト盤には無し。それで色々検索してみて、やっと今回サイモン・バタフライの「レイン・レイン」だと分ってiTunesで買えました。梅雨時にぴったりな曲です。
太田裕美の「九月の雨」(1977)もちょっと似ていて、やはりベースは「レイン・レイン」かなと思います。他に、荻野目洋子の「ハートビート・エクスプレス」に収録されている「Rain -夏をつれさる雨-」も多分そう。
1973 サイモン・バタフライ レイン・レイン(Rain Rain Rain)
https://www.youtube.com/watch?v=vOHnWwpo4eg
1975 チェリッシュ 哀愁のレイン・レイン
https://www.youtube.com/watch?v=T3O2oJ6rESw
1977 太田裕美 九月の雨
https://www.youtube.com/watch?v=z8XBsWr_q_Q&list=RDz8XBsWr_q_Q&start_radio=1&t=3
1986 荻野目洋子 Rain -夏をつれさる雨-
https://www.youtube.com/watch?v=egUIxmKrVQw
榎本健一の「エノケン芸道一代」
榎本健一(エノケン)の「エノケン芸道一代」を聴きました。これまで私はエノケンはあくまでコメディアンと思っていましたが、このCDを聴いてその圧倒的な音楽の才能に驚嘆しました。既にエノケンの歌については、三木鶏郎のCDに入っていた「無茶坊弁慶」(武器を捨てましょブギ)などを聴いていてそれはこのCDにも入っていますが、それは戦後のある意味全盛期を過ぎたもので、あまり感心していませんでした。しかしこのCDに収められた浅草オペラのナンバーや「エノケンのダイナ」「月光値千金」といった曲の歌い振りは圧巻です。どちらも元は海外のものですが、それをエノケンは完全に日本の歌にして(歌詞も)、むしろ元歌以上の魅力を引き出しています。「月光値千金」の元歌はナット・キング・コールの”Get out and Get Under the Moon”ですが、よくも「月光値千金」と訳したもので、今よりもずっとセンスとしては上かもしれません。ともかくこれはすごいです。一度お聴きになることをお勧めします。(YouTubeにもいくつかあります。)
ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第35回目
ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第35回目を公開しました。ここは英訳と全集版の注釈におかしな所があり、調べるので時間がかかりました。どちらの方も文脈を無視した断片的で表面的な解釈をしているよう思われます。
シャープ製マスクの評価
シャープ製マスクに前から申し込んでありましたが中々当選しなかったのですが、7月2日に当選の連絡があり、すぐ申し込んで1週間後に到着しました。開けて早速評価しました。不織布については、中国製と比べて厚いという感じはありませんが、剛性感はあってしっかりした感じです。ノーズフィットも若干硬めでしっかりしたものが使われています。サイズ的にも伸ばすと下顎をすっかりカバーする感じになります。またシャープが作っているんであれば、VFE試験やPFE試験でも99%以上というのは嘘では無いでしょう。しかしゴム紐については中国製マスクとまったく変わらない細いもので、しかも耳が痛くならないように配慮しているのかかなり弱いです。その結果として当然ながらマスクの密着性は他の中国製マスクと変わらず、横から息がダダ漏れの感じです。それで自家製N95マスク風アダプターとの併用ですが、これは効果あり、それなりに息苦しさが出てきます。という訳でいくら不織布にいいものを使っていても、密着性への配慮が見られず、この点でユニチャームや興和などの他の国産マスクより劣ります。価格的には1枚78円でユニチャームの超快適マスクの2倍であり、それに見合うメリットが見られないので、続けて注文することはしません。
NHK杯戦囲碁 小山空也4段 対 佐田篤史4段
本日のNHK杯戦は黒番が小山空也4段、白番が佐田篤史4段の対戦です。この碁の焦点は右下隅の劫争いでした。結局白がこの劫に勝って右下隅に大きな地を得たのですが、黒が代償として得たのが右上隅ですが、元々黒の構えだった所で右下隅に比べると小さく、更には後に出て来るように上辺とからめて右上隅で活きる手が残り、かなり黒には不満な別れで白がリードしました。その後の折衝でも黒が紛れを求めて難しく打ってくるのを白が冷静に対処し、左下隅から左辺にもかなりの地がまとまり、また多少は黒地が付きそうだった中央も白がうまく消して、むしろ白の中地が付いては白のリードを黒がひっくり返すことは出来ませんでした。白の中押し勝ちでした。