Classic Shavingで購入した”NTC “DABRIA” CUSTOM STRAIGHT RAZOR”(おそらく職人の手作りの西洋剃刀)

アメリカのClassic Shavingというサイトで購入した7本目の西洋剃刀がやっと到着。”NTC “DABRIA” CUSTOM STRAIGHT RAZOR”というもので、大きなメーカーのものではなく、個人に近い職人の手作りのものだと思います。スペックは以下。
“Dabria” Straight Razor
6/8″
Near Wedge
Straight Edge
Straight Spine
Shoulderless
01 Tool Steel
62 Rockwell Harness(ビッカース硬度換算は746HV)
Custom Handmade “Faux Wood” Carbon Fiber Scales

ビッカース硬度が746でこの間のBökerの674よりも硬いですが、それでも岩崎航介の本に出ている往年の銘剃刀の硬度に比べると一番柔らかい部類のものになります。

それでHollowですが、上記の仕様に”Near Wedge”とあるように、これまで買ったものの中ではもっともWedge(ベタ)に近いと思います。不思議なもので、西洋剃刀に慣れていなかった頃は、ベタに近いHollowの方が刃に安定感があって良かったのですが、正しい剃り方をかなりマスターした今ではFull Hollowの適度に刃が動くぐらいの方が快くなりました。
この剃刀で剃ると、剃るというより削っている、という感じになります。また、一応到着した後往復50回ストロッピングしましたが、やや鈍重感があって切れ味鋭い、という感じではありません。

原子力潜水艦シービュー号の”The Day the World Ended”

原子力潜水艦シービュー号の”The Day the World Ended”を観ました。シービュー号はX4という装置をテスト中です。それを使うと、敵も味方もすべての世界中の原子力潜水艦の位置が世界地図上にマッピングされるという、原理はまったく不明ながら優れものです。それを視察に、ある州の知事に他所の地域からやってきたのに、短期間の準備期間で州知事に圧倒的多数で当選したという男です。しかし、コワルスキーはその男と話したすぐ後、以前登場した宇宙怪物を目撃し、銃を撃ちますが、当たったのは同僚でした。そのうちシービュー号の周りにいた筈の魚などがすべて消え失せ、また大西洋上にいた筈のシービュー号が潜望鏡を上げて見るとサンフランシスコにいる、といった実に奇妙なことが起こります。フライングサブでワシントンに行ったネルソン提督も、そこで誰一人として人間も生き物もいないのを目撃します。
という話ですが、オチが全てはその知事の「集団催眠」で目的はX4を破壊することでしたというもの。実に信じられない程ひどい脚本です。やっぱりシーズン3は駄目っぽいです。

NHK杯戦囲碁 張栩名人 対 伊田篤史8段

本日のNHK杯戦の囲碁は黒番が張栩名人、白番が伊田篤史8段という、興味深い組み合わせです。二人はまだ4局くらいしか対戦していないようですが、これから増えていくと思います。布石は4隅全部星という比較的最近では珍しい立ち上がりでした。一時例のAI流のダイレクト三々入りの流行で星を打つ棋士が減ったように思いましたが、最近では研究も進み、特に星打ちが問題ないことが再認識されたのではないかと思います。左下隅でも左上隅でも黒がカカリから付けていって同形の定石になりました。左下隅は双方が治まりましたが、左上隅はいきなり劫になりました。黒は劫立てで右下隅の三々に入っていた白に効かしに行きましたが、白は受けずに劫を解消しました。この結果右下隅の白は半死状態になりました。その後白が右上隅に両ガカリし、黒は右辺の白にツケノビて、白は右辺に展開しました。白の一子が上辺に残っており、白はこの石からコスんでツケノビた黒の出切りを強調しました。これに対して黒は右辺の白にハサミツケて、それから上辺の白にカケを打って包囲しました。白はカケた黒にツケコシを打ちそれから中央を出て行って最終的に出切りを敢行しました。ここの折衝は結局大きな劫になり、結局白は劫立てで右下隅を連打し、黒の下辺の模様を制限しました。その代償で黒は右上隅から上辺を地にし、さらに右上隅から延びる白の一団への攻めを見ました。この黒の白への攻めに対して、白が取られている石を活用しながら黒の急所にツケを2手連続で放ち、黒が反発した結果、また大きな劫になりました。白には中央に劫立てがあり、結局黒が謝った形になり、黒が上辺を取り切り、白は攻められていた一団が黒一子をポン抜き更に中央に利きも多くなり、これにより一団が安定したのと同時に左辺の地模様が大きくなり、ここで白が優勢になりました。さらにその後、白は右辺から黒の狭間を付いて下辺へ進出し、ここの黒地を大きく削減しました。これで白の勝勢になりました。その後左下隅のヨセで黒が若干得をしましたがその代償で白が中央の黒数子を取り込んで左辺が大きくまとまり、結局白の中押し勝ちになりました。

イナダ(ヤズ)

今日のお魚。これも釣ったんじゃありません。豊洲市場のインターネット通販です。ブリではなくて、標準語だとイナダ、私の故郷の山口ではヤズと言います。40cmくらい。(四国も愛媛あたりでそう呼ぶみたいです。)手持ちの「包丁の教科書」という本の通りにばらして、皮付きのまま切るのが紹介してあったのでそうしましたが、刺身にはやっぱり皮を引かないと駄目でした。明日はそうします。ケンを作るための大根の桂剥きは練習中で無茶苦茶太いですがご愛敬ということで。

原子力潜水艦シービュー号の”Werewolf”

原子力潜水艦シービュー号の”Werewolf”を観ました。第3シーズンの1話は割とまともだったので、これは期待出来るかな、と思ったら、2話でいきなりやってくれました!何と今回は「狼男!」。一体原子力潜水艦と狼男が何の関係があるのやら。一応放射能を含む溶岩を噴き上げている火山島で、何故か狼が発見され、それに嚙まれた博士が狼男になる、という荒唐無稽の極地のような話。ネルソン提督もその博士に嚙まれて狼男になりかけますが、何とかワクチンが間に合ってOK、という話です。論評に値しない回でした。

phpのバージョンアップ(5.4→7.3)

WordPressが、「phpのバージョンが古すぎる!」とメッセージを出してきてうるさいので、バージョン5.4から7.3に一気にバージョンアップしました。

手順は
https://mekou.com/linux-magazine/centos7%E3%81%ABphp5-55-67-07-17-2%E3%82%92yum%E3%81%A7%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB/

に従いました。別のサイトではphpを一回全部削除してから新しいバージョンを入れる方法が紹介されていましたが、こちらの方法だと元のを残したまま、yumのupdateでバージョンアップ出来ますので簡単ですし、サイトが止まる時間も短くて済みます。

イタリア語と古典ギリシア語の新しい教科書

去年の4月から続けていたイタリア語と古典ギリシア語の勉強、英語の合間にイタリア語が月に30分X2日、古典ギリシア語が30分X3日という極めて限られた勉強でしたが、約10ヵ月とちょっと経って目出度くどちらの本も最後までやり終えました。今日からは新しい教科書に変わります。イタリア語はそろそろ初級卒業でもいいかなと思い、中・上級と題された教科書です。古典ギリシア語の方は、これが3冊目の教科書で、実は大学の授業で使われていたものです。これを敬遠してきたのは、まず活字が小さくつぶれていて見にくいのと、練習問題に解答が付いていないという理由からです。しかし、活字の件は大きな活字の版が出て良くなりました。また練習問題の解答はKindle本として販売されていたものを購入済みです。ともかく語学の勉強は諦めずに続けることが一番大事だと思います。

原子力潜水艦シービュー号の”Monster from the Inferno”

原子力潜水艦シービュー号の”Monster from the Inferno”を観ました。この話から第3シーズンです。第3シーズンで荒唐無稽さが更に増すかと思ったら、この回はなかなか良く出来ていて楽しめました。何より、第3シーズンでやっとシービュー号が本当に原子力潜水艦なんだということを確認出来、初めて「放射能危険」マークが艦内にあるのが分かりました。お話は海軍の全ての無線を使えなくした海底の物体を調査していて、それが何かの巨大な脳のようなものであることが分かります。それは宇宙から来たものでしたが、シービュー号に収容されるとある科学者をコントロールして、シービュー号のコンピューターの全てのデータを読み取り、シービュー号を自分の体としてコントロールしようと試みます。また、シービュー号の原子力エンジンからパワーを吸い取ります。ある科学者に続いてクレーン艦長もこの脳にコントロールされるようになりましたが、ネルソン提督がこの怪物の正体を察知し、この怪物が発する電波を跳ね返す装置を作って対抗します。最後は、原子力リアクターの制御棒を引き抜いていって、この怪物に能力以上の過剰なエネルギーを与えることで、怪物を倒そうとします。これは下手すると核リアクターが暴走して制御出来なくなり、核爆発を起こすかもしれないという危険な賭けでしたが、何とか成功します。

カティリナ弾劾演説ー広島弁訳の試み?

「カティリナ弾劾演説」は共和制ローマに対してクーデターを企てたルキウス・セルギウス・カティリナに対して、キケロが元老院でその事実を暴いて弾劾を呼びかけた4つの演説です。古来名演説としてヨーロッパのギムナジウムなどの学校で教えられるラテン語の教科書には必ずといっていいほど載っているので、ヨーロッパのインテリは大体知っています。昔、冗談でこれを広島弁に訳したら面白いと思ってちょっとやったことがあります。私は広島県の隣の山口県生まれなので、多少広島弁の雰囲気が分からないではないですが、ネイティブではないので、所々不適切な表現があるかもしれません。
カティリナの反乱に参加した兵士約3,000人は最後までカティリナを見捨てなかったらしく、ある意味カティリナは親分肌の人だったようです。

余談ですが、昔これを羅英対訳で読もうとしたことがあります。その時、2行目に出てくる”audacia”という単語の意味が分からなかったんで、英訳を見たら、”audacity”となっていて、まったく対訳になっていないと思いました。おかげでaudacityという単語を覚えることが出来ましたが。(英辞郎によれば、audacity、【名-1】大胆さ、剛勇【名-2】厚かましさ、尊大【名-3】大胆[尊大]な行為)

Quo usque tandem abutere, Catilina, patientia nostra? quam diu etiam furor iste tuus nos eludet?quem ad finem sese effrenata iactabit audacia? Nihilne te nocturnum praesidium Palati, nihil urbisvigiliae, nihil timor populi, nihil concursus bonorum omnium, nihil hic munitissimus habendi senatuslocus, nihil horum ora voltusque moverunt? Patere tua consilia non sentis, constrictam iam horumomnium scientia teneri coniurationem tuam non vides? Quid proxima, quid superiore nocte egeris,ubi fueris, quos convocaveris, quid consilii ceperis, quem nostrum ignorare arbitraris?

われぇ、カティリナの。わしらが甘い顔見せよったら、どこまでつけあがるんじゃ。どたまとち狂いよって。いつまでわしらをなめくさっとんじゃ。どこまでわりゃぁ、あがーにつばえてかばちたれよるんじゃ。おどりゃぁ、ちいとはびびらんかったんか。パラーティウム丘の夜回りやら、都を回る偵察隊にも、世間衆がぶちいびせがっちょるのも。われぇはちいとはきょうていと思わんのんか。堅気の旦那衆がえっと集まってきよって、元老院がしゃんと警護されたこがぁなシマで行われたちゅうんが。ほいで、ここにいる男衆の面つきとメンチ切っとんのが。われぇの描いた絵はとーに暴かれとるけんの。それに気づかんのんか。われぇがつばえよるんははぁ、こけーにおる男衆みいな知っとるし、しごーしたろうと思っちょるで。そいが、われにゃぁ分からんのんか。昨夜と一昨夜、われが夜だれて何をしよったんか、われがどこぞにおって、誰ぞを呼びよって、どがぁな絵を描いたんか、わしらのうちいったい誰が知らんと思っとるんじゃ。