ガールズ&パンツァー 劇場版

jpeg000 65「ガールズ&パンツァー劇場版」のブルーレイ到着。劇場でも観て、再度観直しましたが、やっぱりいいですね。「努力・友情・勝利」の少年ジャンプ的世界を女子高生が演じます。大洗女子学園と大学選抜の戦いになって、殲滅戦で8:30の圧倒的な不利な状況に、かつて戦ったライバル校のみんなが戦車と一緒に転校してきて駆けつける場面、とてもじーんと来ます。

もりたなるおの「芸術と戦争―従軍作家・画家たちの戦中と戦後」

jpeg000 61もりたなるおの「芸術と戦争―従軍作家・画家たちの戦中と戦後」を読了しました。この本を読んだきっかけは、小林信彦の「ぼくたちの好きな戦争」で戦争中に風刺漫画家で活躍する秋間広次のモデルが近藤日出造であることを知り、その近藤日出造について小林はさらに「一少年の観た『聖戦』」の中で、戦犯ではないかと非難しているのを知ったことです。もりたなるおは相撲小説が有名で以前よく読みましたが、作家になる前は漫画家で近藤日出造の弟子です。なので近藤日出造の戦中の活動について書かれていないかと思ってこの本を取り寄せました。
この本では近藤日出造は直接小説の主題としては取り上げられていませんが、風刺漫画家岸丈夫の章で登場し、近藤日出造と加藤悦郎が戦争中、どぎつい風刺漫画を書いていたことは出てきます。
その他、この本で取り上げられている人は、井伏鱒二、火野葦平、藤田嗣治、東郷青児、吉川英治、横山大観、林芙美子、柳家金語楼など色々です。
藤田嗣治については、戦争画に打ち込み、非常にリアルな戦争画を多数書きますが、アッツ島玉砕、サイパン玉砕といった絵でリアルになりすぎて、軍部から「戦意を削ぐ」として活動を止められ、それでありながら、戦後は逆に戦犯として活動を差し止められそうになり、それで日本を捨てフランスに移住したとあります。こうした事情は今回初めて知りました。
また、日露戦争の旅順攻防戦を書いた戦記小説「肉弾」の著者の櫻井忠温が戦後公職追放になって苦労したりなども初めて知りました。
小説家、画家、漫画家などの戦争との関わりは様々ですが、戦争に積極協力した人も一概には責める気にはなれません。

小林信彦の「地獄の観光船」

jpeg000 57小林信彦の「地獄の観光船」を再読了。「地獄の読書録」「地獄の映画館」に続く、「地獄の」シリーズの3作目です。キネマ旬報誌にて1977年1月号から1981年3月号まで連載された「小林信彦のコラム」を単行本化したものです。元々2年の予定だったのが、読者に好評だったため、2回延長されて4年2ヵ月間の連載になっています。この間、1978年と1981年の2回、キネマ旬報の読者賞を受賞しています。テーマは映画が大部分ですが、それに限定されることなく、TV番組や本まで幅広く取り上げられています。1978年のコラムには「入谷映画村」で「進め!ジャガーズ 敵前上陸」が上映された時のことが書かれていますが、これが「袋小路の休日」での「根岸映画村」の題材になっています。

古今亭志ん朝の「芝浜、百川」

jpeg000 60先日の「文七元結」が良かったので、今度は同じ志ん朝の「芝浜、百川」を取り寄せました。「芝浜」は桂三木助のが定番とされていますが、志ん朝も素晴らしいと思います。「百川」はお兄いさん達と田舎から出てきた店員のとんちんかんなやりとりが最高です。