スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Home Soil”を観ました。これはファーストシーズンの”The Devil In The Dark”のある意味質の落ちたリメイクだと思います。
エンタープライズ号は、Velara IIIを訪れます。目的はその星で行われているテラフォーミング(無生物の惑星を生物が住める惑星に変えるという壮大なプロジェクト)の予定の遅れの理由を確認するためです。しかしそこの責任者のマンデルは非協力的で、何かを隠していました。エンタープライズ号の調査隊が惑星のラボを訪れた際に、研究員の一人が暴走したレーザードリルによって瀕死の重傷を負うという事故が起きます。データが原因を調査しようとしていると彼もまた襲われ、何とか無事でしたが、その事故が誰かによって意図的にプログラムされたものであることを発見します。データとラフォージュはまたある採掘穴の中に光りながらパターンを変えていく無機物を見つけ、それをエンタープライズ号に持ち帰ります。シックベイで分析した所、それは何と無機質で出来た生物でした。しかも知性を持っていて、エンタープライズ号のクルーと通信しようとし、シックベイを乗っ取ります。彼らと話した結果は、テラフォーミングは彼らの住処を破壊して死に至らしめるものであり、何度も警告したのに聞き入られなかったので、戦争を宣告するというものでした。ピカードらは彼らのエネルギー源が光であることを突き止め、シックベイの照明を切ります。そして弱った無機質生物に対し、これまでのことを謝罪し、テラフォーミングを中止し、彼らを元の惑星に戻すことを約束します。無機質生物は承諾しますが、完全に人類を信頼出来るようになるのは後数世紀必要だと言います。つまり彼らの文明は連邦のはるかに先を行っていた、ということです。
ということで、ファーストシーズンの”The Devil In The Dark”がある星で貴重な資源を採掘している際に出てきたセラミックのボールを破壊していたのが、それがある無機質生物の卵であって、復讐で作業員を殺す、という話であり、ファーストシーズンの中でもっとも良く出来た話の一つでした。それに比べると感動という点でははるかに劣りますが、ネクスト・ジェネレーションの話の中では良く出来ている方です。
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「帰ってきたウルトラマン」の「この怪獣は俺が殺る」
「帰ってきたウルトラマン」の「この怪獣は俺が殺る」を観ました。このエピソードから、MATの隊長が加藤隊長から伊吹隊長に変わります。後にも先にもこういう防衛組織の隊長が交代するのは他に記憶がないのですが、視聴率の梃子入れでしょうか。
でその新隊長がいきなり強烈な印象を残します。まずは夢の島で発火したのを自主的にマットジャイロで消火に行った郷隊員をいきなり出動停止にします。理由は火を消すと地下のガスが消費されず怪獣ゴキネズラが出現するから、ということですが、それはあなたが指示するのが遅いからでしょ、と突っ込みたくなります。しかし伊吹新隊長は相変わらず弱いウルトラマンがゴキネズラに苦戦する(右腕を怪我してブレスレットが使えない)のに颯爽とマットアローで支援に現れ、他のMAT隊員が全員ゴキネズラの吐く蜘蛛の糸みたいなのにやられたのに見事な操縦でそれをかわします。そして伊吹機が発射したミサイルをゴキネズラがくわえますが、それをウルトラマンがスペシウム光線で撃ってようやく倒すという結末です。しかし伊吹新隊長は厳しいだけではなく、命令違反をして出動して腕を怪我をした郷に対し、「階段から落ちたんだよな」とかばって度量の大きい所を見せます。
私のオーディオチェック用レコード紹介:「平岡養一 木琴リサイタル」
私のオーディオチェック用レコードの紹介。
「平岡養一 木琴リサイタル」(東芝EMI TA-60005)(録音1974年8月)
平岡養一さんは、戦前アメリカに渡ってシロホン奏者としてあるラジオ局の朝の番組で15分ほどその演奏が通算4,000回も全米に流され、「全米の子供達は毎朝ヨーイチのシロホンの演奏で目を覚ます」とまで言われた人です。単なる補助的な楽器だった木琴(シロホン)を、ソロ演奏に耐える楽器にまで地位を引き上げたのは平岡養一さんです。
私は、音はあくまで柔らかいけど鋭く立ち上がる、という音が好きです。典型的なのはクラシックギター・アコースティックギターですが、シロホンもまさにそういう音です。このLPの録音はジャケット裏に写真がありますが、コンデンサー・マイク2本によるステレオで、マイクはシロホンの近くにセットされ、伴奏のピアノは右後ろから聞こえる配置になっています。平岡さんの楽器は、アメリカのディーガン社のものを、自分で改造されたもので、とても良い響きの楽器です。この楽器は平岡さんの死後、マリンバ奏者の通崎睦美さんに受け継がれています。それで通崎さんがこの楽器を演奏しているCDも持っていますが、録音はこのLPの方がはるかに良いです。シロホンの直接音と間接音の混じり合いが絶妙です。オーディオチェック用だけではなく、純粋に音楽としても好きなLPです。
NHK杯戦囲碁 田中康湧4段 対 広瀬優一7段(2023年7月30日放送分)令和の新布石?
本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が田中康湧4段、白番が広瀬優一7段の対戦でした。布石では、広瀬7段が実に独創的な手を連続して打ちました。まずは右下隅ではさまれた時に二間に飛んだのは、これは昭和の時代に良く打たれた手ですが、その後にさらに上方に三間に飛んだのは初めて見ました。AIが示していた肩付きに比べ黒を固めていないという利点はあるものの、ふわっとした捉えどころの無い手でした。さらに驚いたのが左辺の中央に6線に打った手です。そもそも左上隅、左下隅とも三々なので普通は模様の碁にはしにくい形ですが、それにも関わらず富士山型に6線に打つという発想は面白いです。最近、ほとんどAIの真似ばかりしている棋士が多い中自分の碁を打とうとする姿勢は好感が持てました。
ただ、白は厚みを活かした攻めが上手く行ったかというとそうではなく、上下の黒を追いかけたけど、左右どちらかの白が見合いで取られてつながって活きてしまったのは大きなマイナスでした。ただその後、結局中央の白4子を捨てて、右辺の白3子を引っ張り出し、結局黒4子を取って生還したのは大きな成果で、白がかなり盛り返しました。しかしその後また一波乱あって、結局この取られていた黒4子が復活する順が生じてしまいました。それでも地合を計算してみると、意外にもAIが示している勝率の差ほど開いておらず、ヨセ勝負になりました。しかし最後に白の見落としなのか、2子を当てられて継げない(継ぐと大石が劫になってしまう)ということになり、これで黒が抜け出しました。最終的には黒の2目半勝ちでした。広瀬7段の布石が悪かった訳ではありませんが、まとめるのが難しかったということは言えると思います。
トワイライト・ゾーンの”The Dummy”
トワイライト・ゾーンの”The Dummy”を観ました。何と言うか非常にトワイライト・ゾーンらしい話でした。腹話術師のジェリーは売れっ子でしたが、ただ彼は人形のジミーが自分でしゃべるようになったと思っています。マネージャーのフランクはそれをまったく信じず、ただジェリーがそのために酒を飲むのを責めます。またフランクは何度もジェリーを精神科医に連れて行って診てもらいましたが、解決しません。あるステージの後、ジェリーはジミーを捨てて他の人形を使うことを決心しますが、ジミーの声が彼を追いかけます。彼は元の部屋に戻ってジミーをたたき壊しましたが、それは別の人形でした。ジミーは彼に命を吹き込んだのはジェリーだと言います。カンサスシティーのステージでは、人形がジェリーであり、腹話術師がジミーになって二人は完全に入れ替わっていました…
私は元々腹話術師の人形ってちょっと不気味だと思っていたので、かなり怖い話でした。
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”When the Bough Breaks”
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”When the Bough Breaks”を観ました。アルデアと言う、伝説上の天国のような星が何故かエンタープライズ号の前に突然姿を現わします。彼らの星は平和で、科学が発達して星を他のエイリアンから見えないようにし、長い間高度な文明を発達させていました。しかしいつの日か彼らは生殖能力を失ってしまいました。彼らがエンタープライズ号に接触した目的はエンタープライズ号にいる6人くらいの子供を奪って彼らの子供とすることでした。ピカードは子供達が誘拐されたことに対し怒りますが、圧倒的な科学力の差で、自分達で惑星に転送することも出来ません。しかしデータ等の努力で何とかデータとライカーを転送することに成功します。また誘拐されたウェスレーに会いに来たクラッシャー医師が、アルデア人の診察データをウェスレーの協力で手に入れます。クラッシャーが調べた所、アルデア人の生殖能力が無くなったのは、彼らの星を守っているシールドが逆にオゾン層を弱め、宇宙からの放射線が彼らにダメージを与えていることを突き止めます。ピカードはそれをアルデア人に伝えますが、すっかりコンピューターに頼り切りで自分で考える力を失っている彼らはそれを信じようとしません。データとライカーが彼らのコンピューターシステムを一時的に使えなくしたため、子供達は無事にエンタープライズ号に戻れました。クラッシャーが彼らに治療を施し、再び生殖能力を得る見通しが付いた、というWin-Winで終ります。
まあ設定は面白いですが、もう一ひねり欲しいという感じです。
「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣チャンネル」
「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣チャンネル」を観ました。これもリアルタイムで観た時のことをかすかに覚えています。自分でTV放送してしまうという、なかなか面白い怪獣です。小学生がアマチュア無線しているシーンが出てきますが、これは今の子供には理解出来ないでしょうね。ただ電話級は今は第四級ですね。いずれにせよ一番弱い電波しか扱えない筈で、それでビーコンがおびき寄せられるって変ですが…ブレスレットを入手してからのウルトラマンは無敵になったと記憶していましたが、強いのはブレスレットでウルトラマンではありません。このビーコンにもウルトラマンは苦戦し、ほとんどカラータイマーが停止しかけていたのを、ブレスレットの光で蘇生します。やっぱり弱っちいウルトラマンというイメージは変わりません。
トワイライト・ゾーンの”The Gift”
トワイライト・ゾーンの”The Gift”を観ました。アメリカとの国境に近いメキシコのある町にUFOが現れ、そこから出てきたヒューマノイドのエイリアンを警官が撃ちます。その前に同僚の警官がそのエイリアンによって殺されたからです。そのエイリアンは血を流しながらあるバーにやってきてワインを所望します。そこで働いていた孤児のペドロがそのエイリアンの面倒を見ます。彼はそこでは異邦人で友達もおらず孤独だったので、すぐにそのエイリアンが自分と同じだと思い、親しみを感じていました。エイリアンはペドロにプレゼントだと言ってあるタブレットのようなものを渡します。しかし結局他の警官がやって来て、彼を殺人の容疑で逮捕しようとします。彼がペドロに近付こうとしたのをペドロを殺そうとしていたと勘違いし、エイリアンを撃ち殺します。ペドロがもらったタブレットのようなものを人々が悪魔の道具だと言って火にかけます。しかしエイリアンを治療した医者がその内容を読もうとすると、「これは贈り物です。以下はあらゆるガンを予防するワクチンの処方です。」とありました。しかし火にかけられて残りは焼けてしまって読めませんでした…
エイリアンに限らず、閉鎖的なコミュニティの人は外からやってきた見知らぬストレンジャーをしばしば排撃しがちである、という寓意が込められていて、あまり後味は良くないです。
白井喬二の「彦左一代 天馬の巻」
久しぶりに白井喬二作品で、「彦左一代 天馬の巻」を読了しました。2022年11月に、上巻の「地龍の巻」だけを読んでいて、下巻を探していましたが、古書店のTさんがわざわざ私のブログで入荷した旨をコメントで教えてくださり購入したものです。この場をお借りしてTさんに御礼申し上げます。
下巻はいわゆる「天下のご意見番」となった大久保彦左衛門の活躍が描かれますが、いわゆる講談での籠での出仕が禁じられたので桶に乗って登城したなどの通俗エピソードは紹介されておらず、白井作品の主人公らしく筋を通し、言説を駆使し、出世を拒み、主君家康に尽くす彦左衛門が描かれます。ただ出世を拒んだと言っても、歴史的事実は大久保彦左衛門はそれほどの戦勲を上げたというのは疑問で、関ヶ原の戦いの前哨戦及び本戦でも真田幸村に散々な目に遭わせられています。三河以来の直参だから二千石まで言ったのであり、それ以上の禄をもらう程の器量は無かったというのが正解でしょう。ただ清貧に甘んじ、浪々の身の侍を多く食客として抱えていたというのは事実みたいで、そういうのが誇張されたのが「天下のご意見番」なんでしょう。そうはいっても、この作品で彦左衛門が福島正則を何度も凹ませる活躍は痛快です。この作品が出版されたのは昭和17年10月でミッドウェー海戦以降の敗戦は国民には伝えられていなかったでしょうが、次第に戦況が悪化していっていた時で、このような作品は国民に少しでも慰撫を与えることが出来たのではないでしょうか。
ダブル・オーディオルーム
相模原に購入した中古の一戸建ては、5LDK+1S(収納部屋)と広いので、二部屋をオーディオルームにしようとしています。一つが主にクラシック音楽、もう一つが主にジャズを聴くためのものです。まあ男の隠れ家、英語でdenです。この週末にメインのレコードプレーヤーを移して、両方それらしくなりつつあります。