超三結アンプ再び

真空管アンプを聴きなおしが続いています。今日の組み合わせはこれ。
LUXMAN CL-38uC + 音の工房 SK-60KT(PCL86超三結アンプ)。
これがなかなかいいです。超三結アンプは前は高音の独特の輝きみたいのが強すぎる感じがありましたが、しばらく聴かないでいたらそれなりに熟成したように感じます。私としては全段差動プッシュプルアンプよりもこちらの超三結アンプの方が音としては好みですね。定位とか音像の実在感は全段差動プッシュプルアンプがいいですが、何というか全段差動は音が太めな感じで、真空管アンプらしさが減じているように思います。
超三結は3W + 3Wで現代スピーカーを鳴らすには非力ですが、CL-38uCが上手く補ってくれる感じです。この超三結アンプは音の工房のキットの部品を7割方取っ替えて、私なりにベストの音を出そうとして作ったものなので思い入れがあります。良く超三結アンプの音をドンシャリと評する人がいますが、私に言わせれば普段真空管アンプのカマボコ形の周波特性の音ばかり聴いているから、超三結の音がドンシャリに聞こえるんだと思います。私としては超三結アンプの方が自然な音に聞こえます。

「ローマ土地制度史」の日本語訳の6回目を公開

ローマ土地制度史」の日本語訳の6回目を公開しました。いよいよ本論に入り、ローマの測量と区画割りの具体的な手法の説明があります。しかし公共建築で有名なローマの割りには、測量と区画割りの技術は原始的という印象です。特に基準線に東西の線を使うのですが、その基準とする日の出の方向が年間で移動するのを考慮していなかったというのは驚きです。

キャプテン・スカーレットの”Lunarville 7″

キャプテン・スカーレットの”Lunarville 7″を観ました。月面基地(人類が最初に月に降り立ったのが1970年と説明されており、アポロによる月面着陸より前のドラマということが分かります。)が突然通信を送って来て、それによると彼らはミステロンズとの平和裡な交渉に成功し、今後は中立を保ちミステロンズとは戦わないと言って来ました。真偽を確かめるため、カーネル・ホワイトは、キャプテン・スカーレット、キャプテン・ブルー、そしてルーテナント・グリーンを月面基地に送ります。(細かいことですが、3人ともロケットに乗り込むのに宇宙服を着用していません。)月面基地の司令官の説明だと、彼らは”Speech Intelligence Decoder”(SID)と呼ばれるAIを開発し、それによってミステロンズとの交渉が可能になったと言います。キャプテン・スカーレットは月面を見学したいと言い、モービル機で案内されますが、キャプテン・スカーレットがフンボルト海に行きたいと言ったら、月面基地の人間は急に時間が無くなったと言って引き返します。彼らは寝室に案内されますが、キャプテン・スカーレットはそこの盗聴器を見つけ大声でどなって無効化します。さらに司令官の寝室に忍び込み、IDバッジを交換します。そしてSIDに命じて再度モービル機を発進させ、フンボルト海でミステロンズの基地が建設中であるのを発見します。基地に戻ったスカーレット達を司令官が拘束しようとしますが、IDバッジをすり替えているため、SIDは司令官の言うことを聞きません。その間にスカーレットはロケットに乗り込み、司令官がSIDを銃で撃ったため基地が爆発したのを間一髪発進して地球に戻ります。といういつもとはかなりテーストが違いますが、ミステロンズがどうやって月面基地の人間をミステロナイズしたのかの疑問が残りました。SIDという名前のコンピューターやルナ・モービルなど、謎の円盤UFOの設定の先駆けといえるかと思います。

NHK杯戦囲碁 藤井秀哉8段 対 一力遼9段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が藤井秀哉8段、白番が一力遼NHK杯選手権者の対戦です。布石では、右上隅の黒の大ゲイマジマリの小目の石の左に白が付けて行くという最近風の打ち方で黒が実利、白が厚みを築き、スソアキですが右辺が白の勢力圏になり、右下隅にかかっていた黒を白がハサミとヒラキを兼ねて二間に挟みました。黒は下辺で両バサミに打ち、結局白が黒1子をシチョウに抱えた後抜き、黒は隅の白2子を切り離して実利を得ました。この後は白の右辺の地模様が焦点になりました。黒は右上隅の白の壁の断点を覗いて継がせた後、3線に飛び込んで壁攻めを狙いました。しかしその後の追及が無く、結局黒の2子を取り込ながら、白が右辺をつながったため、白には不満の無いワカレになりました。劣勢の黒は左下隅の星の白に付けて行き、この黒がどれだけ威張って活きることが出来るかが焦点になりました。この途中で黒は中央の白を切り離し、その白も弱かったため、多少黒が形勢を盛り返しました。しかし上辺から中央に延びる黒に2カ所の断点があり、その切りを狙われていました。また、白が左辺上方の黒にもたれて切りを入れて行った後、黒が白1子を抜いた所を当てられたのに手を抜い中央を打ちました。この結果白が劫を抜いて継ぐと中央の黒が浮いてしまい、あまりいい打ち方ではなかったようです。中央の白は結局右辺に連絡したため、下辺左から中央に延びる黒の死活が問題になりました。途中白は左下隅で黒2子を取って実利を稼いで勝勢でしたが、更に厳しく全体の眼を狙いに行きました。この結果黒は劫にするしかなく、例え劫に勝っても劫立ての被害が大きくなるため、黒の投了となりました。一力9段は最近天元のタイトルを取られ無冠になりましたが、決して不調ではなく、日本の囲碁界が若手を中心にパワーアップしているのだと思います。

久しぶりに全段差動プッシュプルアンプ

明日、冬用のタイヤに交換するのでタイヤを取りに行ったついでに、4ヵ月ぶりに全段差動プッシュプルアンプを持ってきました。ルネ・フレミングのクリスマスアルバムを聴いています。久しぶりですけど、これはこれでいい感じです。全段差動らしく定位は非常にいいですが、300Bシングルに比べるとちょっと音が太め、という感じがします。

ジェイ・ハインリックスの「THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術」

ちょっと前に読んだ本。ジェイ・ハインリックス著、多賀谷正子訳の「THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術」。会社で部下に表現の技術としてレトリックの概略説明をしたことがありますが、その時に参考文献に挙げたものの一つ。ただ、Amazonで評価が高かったから選んだだけで自分では読んでいなかったので、読んだもの。私の学生時代はレトリックがある種のリバイバル・ブームで、正確に言えば1960年代くらいにフランスのロラン・バルトあたりぐらいから再度ブームになったのですが、教わっていた先生がレトリックの研究をしていて、そのため多分レトリックに関する本は20冊以上読んでいると思います。なので今さらなのですが、なかなか本当の意味での実践的なアドバイスを書いている本は少ないのが、この本はその点が良く出来ていると思いました。本当はレトリックについて知りたかったら、アリストテレスの「弁論術」から始めるのが本道ですが、手っ取り早く効果を出したい、という人にはお勧めかも。ただ出て来る例がアメリカに偏っているので(例えばアニメのシンプソンとか)、そういうの知らないと理解しづらいかもしれません。

スター・トレックの第3シーズンの”The Lights of Zetar”

スター・トレックの第3シーズンの”The Lights of Zetar”を観ました。エンタープライズ号は新人のルメイン中尉によるメモリーバンクアルファへの資材搬送業務を遂行中です。スコッティはルメインにベタ惚れ状態です。アルファには連邦のすべての知が集まっている一種の図書館です。そこへ突然7色の光を放ちながら光速以上のワープスピードで接近してくる宇宙嵐のようなものが出現します。エンタープライズ号とその物体は接触しますが、ほぼ全クルーが脳のどこか一部にダメージを受けたのに、ルメインがもっともショックを受け倒れます。ルメインが回復した後、エンタープライズ号は先ほどの物体が今度はアルファに向かっているのを検知します。その物体がアルファに接触した後、エンタープライズ号から4人が転送でアルファに降り立ちますが、そこは死体の山でした。一人死にかけていた女性の症状がルメインの症状と同じでした。カークに呼ばれてアルファにやってきたルメインは、エンタープライズ号に戻らないと先ほどの物体が引き返してくると予言します。一行はエンタープライズ号に戻ります、ルメインの脳波と、物体から出ている信号が一致し、ルメインはほぼその物体からの何かに乗っ取られかけていることが判明します。結局物体から何かの生命体みたいなものがエンタープライズ号に侵入してきて、ルメインの口を借りてしゃべります。それによると、彼らは既に滅びたゼター星の人間ですが、既に肉体は無くなり、一種の残留思念のみが宇宙を漂っていました。カーク達はルメインの体から彼らを切り離すため、ルメインを無重力の圧力室に入れ、高圧をかけます。そして何とかゼター星の亡霊達を追い払えたという話です。しかし、シーズン3になってからワンパターンな展開が多く、新しい女性が出てきて中心的な役割を演じています。また滅びかけたエイリアンというのもこれまで5回ぐらいあったように思います。そういう意味でイマイチでした。

TOEIC Speaking 2021年12月結果

TOEICのスピーキングの12月5日分の結果が出てまた160点でした。これで16回目でした。
なんか最近典型的な学習の高原状態で進歩が止まっています。
ちょっと疲れたのでしばらく間を空けます。なお新試験形式になってから(2021年8月)以降は、1回だけ150点で後は160点ですので、安定はしており、新試験の方がばらつきが少ないように思います。

2018年 7月 150点
2019年 1月 140点
2020年 1月 170点
2020年 7月 140点
2020年 8月 170点
2020年 9月 170点
2020年12月 140点
2021年 4月 160点
2021年 5月 150点
2021年 6月 140点
2021年 7月 140点
2021年 8月 160点
2021年 9月 160点
2021年10月 150点
2021年11月 160点
2021年12月 160点

キャプテン・スカーレットの”The Launching”

キャプテン・スカーレットの”The Launching”を観ました。今回はある新聞社のジェット機のパイロットが落雷を受けて墜落死したのがミステロナイズされます。それで今回のミステロンズの目的は大統領の殺害です。1回目も大統領でしたが、今回のはホワイトハウスらしきものが出てきたので、アメリカ大統領でしょうか。それでパイロットなのでジェット機で大統領官邸に突っ込むのかと思ったら、あっさりエンジェルスに威嚇射撃されて諦めます。しかし人間の大統領の方への攻撃は無く、ミステロンズの予告時間まで後一時間くらいで、キャプテン・スカーレットがミステロンズの攻撃目標は大統領本人ではなく、大統領の名前がついた新原子力船の方ではないかと気がつきます。ジェット機のパイロットが進水式に入り込み、進水式用のシャンパンを爆薬に変えます。あわやという所でキャプテン・スカーレットが駆けつけ、その男を撃って倒します。しかしその男が最後の力で、シャンパンを開放するスイッチを押します。しかしキャプテン・スカーレットが警告を発して船は動き出していて、シャンパンには接触せず、ジェット機のパイロットやキャプテン・スカーレットが居たビルにシャンパンの瓶が当たって爆発します。そして例によってキャプテン・スカーレットは無傷(実際には重傷からすぐ回復)というオチです。

スター・トレックの第3シーズンの”That Which Survives”

スター・トレックの第3シーズンの”That Which Survives”を観ました。エンタープライズ号は今まで連邦に知られていなかった不思議な星を発見します。その星は誕生してからまだ数千年しか経っていないのに、地球と同じような大気がありました。カークとスールー、マッコイと地質学者のダーマトがその星に転送されます。その直後に激しい地震が発生すると同時に、エンタープライズ号も強い衝撃を受けます。それが治るとエンタープライズ号のモニターから惑星が消えていました。何と一瞬の内にエンタープライズ号は990.7光年もの距離を飛ばされていました。カーク達は水と食料を求めて惑星上を探査しますが、ダーマトの前にミステリアスな女性が現われ、ダーマトに触れるとダーマトは死んでしまいました。カークはダーマトを葬るためにフェイザーで地表に穴を開けようとしますが出来ず、この惑星が人工のものであることに気がつきます。その後スールーも同じように女性に襲われますが、すぐに助けを呼んだので、肩を少し怪我しただけで済みました。この時にミステリアスな女性は特定の個人しか殺せないことが判明します。一方飛ばされたエンタープライズ号は、最大速で元居た場所に戻ろうとします。しかしやはりミステリアスな女性がエンジンルームに現われ、スコッティの部下のワトキンスを殺します。その直後、エンタープライズ号は急加速を始め、ワープ14を超えてしまいます。スコッティは反物質エンジンの中に入ってミステリアスな女性が何かエンジンに工作したのを何とか無効にしようと頑張り、エンジンが爆発する数秒前で何とか成功します。一方カーク達は、惑星内部への入り口を見つけ中に入ります。そしてミステリアスな女性が今度は3人現われ、カーク、マッコイ、スールーを殺そうとします。その時スポック達が転送でやって来て、コンピューターを破壊し、3人の女性は消えます。この惑星はカトランズというエイリアンの前線基地でしたが、何かの疫病で全滅してしまいます。しかし全員が死ぬ前に最後の司令官であったロシーラのイメージを使った防衛システムが作られ、一行を襲ったミステリアスな女性の姿はロシーラでした。今回は、エンタープライズ号の反物質エンジンの中が見られました。それからスコッティが必死にエンジンを修理したのに、スポックが何の感謝の言葉も述べない、というスポックの指揮の問題点が描写されていました。