スタートレック・TNGの”Half a Life”を観ました。いつもお騒がせのトロイの母親のルクサナが、今回はなかなか味のあるいい役を演じます。カエロンIIという惑星の科学者ティムシンがエンタープライズ号にやって来ますが、その目的は彼らの太陽が死にかけているのを、エンタープライズ号の光子魚雷を使って再活性化させる実験を行うことでした。たまたまトロイに会いにやって来たルクサナですが、何かとティムシンにつきまといます。ある太陽を使った実験はしかし、その太陽が爆発することになり失敗します。実はカエロンIIでは一種の姥捨山システムがあって、人は60歳になると自殺を強いられます。実験に失敗したティムシンに残されていたのはカエロンIIに戻ってお別れの儀式をした後自殺するだけでした。しかしルクサナはティムシンを愛するようになり、ティムシンにそんな野蛮な風習に従うことを止めるように言います。悩んだティムシンはピカードに亡命を申し入れますが、カエロンIIから宇宙船2隻が攻撃のためにやって来ます。結局エンタープライズ号にやって来た自分の娘にも説得され、ティムシンはカエロンIIに戻ることになり、しかしルクサナがお別れの儀式に参加するために同行します。という訳で前回同様地味な話でしたが、脚本としては良く出来ていたと思います。