ウルトラマンタロウの「怪獣エレキング満月に吼える!」を観ました。どうも一つ前のメフィラス星人から、懐かしの怪獣・宇宙人シリーズになったようで、今回はウルトラセブンの「湖の秘密」に出て来たエレキングです。ですがこのエレキングが非道い!大体本物のエレキングは角がくるくる回るのですが、このタロウのでは固定式です。この程度のギミックすら再現出来ないで、再登場させないでください。大体エレキングの武器は名前の通り電気であって、カプセル怪獣のミクラスもそれでやられますが、このエレキングは火を吹きます。これではエレキングもどきです。次回は今度はベムスターで、安易な再登場シリーズが続きます。どうもこういうのがあるから、初代マンやセブンをリアルタイムで観ている我々の世代にはタロウの評価が低くなるのだと思います。
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スタートレック・TNGの”Captain’s Holiday”
スタートレック・TNGの”Captain’s Holiday”を観ました。ピカード船長は、2週間のハードな仕事の後で、皆から休みを取ることを勧められ、その星系にあるRisaという「歓楽の星」(?)で上陸休暇を取ります。そこでリサという女性とソヴァックというフェレンギの間のトラブルに巻き込まれます。その後部屋に戻ったピカードの前に2人のエイリアンが現れます。彼らは27世紀から来た時間警察官で、この時代に生まれてはいけない超兵器トックス・ユターを探しに来たという説明です。彼らの歴史ではこのRisaでピカードがそれを見つけることになっていました。ピカードはエイリアンのことは秘密にしてリサに近付き、一緒にトックス・ユタを探すチームを組み、洞窟の中で一夜をともにし、ピカードらしくもなくリサといいことします。(これがオリジナルのカーク船長とか、あるいはライカーならまったく違和感がありませんが、ピカードは合いません…)結局洞窟の中にトックス・ユタはなく、後を付けてきていたソヴァックも落胆させます。しかしピカードはリサが既にトックス・ユタを発見していることを悟り、それを出させてライカーに命じて宇宙空間のどこかに転送させます。というお話ですが、リサはまた後のエピソードで出て来そうな気がします。
ウルトラマンタロウの「出た!メフィラス星人だ!」
ウルトラマンタロウの「出た!メフィラス星人だ!」を観ました。タイトル通り、メフィラス星人が再登場するのですが、ウルトラマンの時の悪賢くかつウルトラマンとも互角に戦ったメフィラス星人の姿はどこにもなく、古代植物を使って子供達を歩けなくする病気に感染させる、という地道な?作戦を実行します。初代ウルトラマンやウルトラセブンの怪獣や宇宙人の再登場って、バルタン星人、ゼットン、メトロン星人とか他にも色々ありますが、共通しているのが初回登場した時に比べると大幅に落ちる、ということです。登場させるなら、それなりに効果的な使い方をして欲しいものです。そうでないと単なる予算をケチったとしか思えません。
ウルトラマンタロウの「僕にも怪獣は退治できる!」
ウルトラマンタロウの「僕にも怪獣は退治できる!」を観ました。大ムカデというのは、俵藤太が退治したという伝説が残っていますが、その大ムカデがそのまんま怪獣になったような話です。しかし大ムカデは頭部と胴部が分離してもそれぞれ生きていて挟み撃ちでタロウを攻撃したり、毒液を放出してタロウを苦しめますが、タロウは各個撃破で何とか倒します。紙芝居屋の子供がこの怪獣との戦いで正義に目覚める、というまあありがちなエピソードでした。
トワイライト・ゾーンの”Sounds and Silences”
トワイライト・ゾーンの”Sounds and Silences”を観ました。ラズウェルはモデルシップの会社の社長で、長年海軍のリクルートもやっていました。彼は子供の時、母親がノイズに敏感でいつも静かにするように言われていた反動で、大きな声でしゃべり、海軍関係のレコードを大音量でかけたり、会社の中で船舶用のベルを鳴らしたりとそんな調子です。彼の妻は20年間我慢して来ましたが、ついに我慢でき出なくなって出て行きます。その時からラズウェルには小さなノイズが全て爆音のように聞こえるようになります。耳鼻科では問題ないと言われ、精神科を受診し、結局子供の時の母親の言いつけが今奥さんが出ていったのをきっかけにまた彼の精神の中で増幅してそういう現象を産み出しているということで、要は「気のせい」ということでした。実際に精神科を受診してらか彼は正常に戻ったのですが、彼の妻が宝石を取りに戻ったのに怒鳴ったら、彼女の反論が蚊の鳴くようにしか聞こえなくなりました。ラズウェルはこれこそ精神の力で感覚をコントロール出来たのだと喜びましたが、今度は全ての音がミュートされてごく小さな音でしか聞こえなくなりました…
というエピソードですが、うーん、この辺りのトワイライト・ゾーンのお話はかなりマンネリで、ただ異常な現象が起きているだけというのが多いです。
ウルトラマンタロウの「これがウルトラの国だ!」と「燃えろ!ウルトラ6兄弟」
ウルトラマンタロウの「これがウルトラの国だ!」と「燃えろ!ウルトラ6兄弟」を続けて観ました。ウルトラセブンの「超兵器R1号」とかなり似たプロットで、怪獣「ムルロア」の名前は、私の世代ならすぐにそれと分かる「ムルロア環礁」からでしょう。(フランスの核実験場です。)欧州のある国が開発したトロン爆弾という核兵器の実験のため、遠く離れたムルロア星をその爆弾で爆破し、その星にいた蛾の一種が放射線で怪獣化して地球を襲うというもの。結局タロウは最初あっさり負けて変身を解いて地面に倒れていた所、ウルトラの母が登場し、怪獣が撒散らしたガスで地球が真っ暗になったのを元に戻すためには「ウルトラの国」のあるものを取ってくる必要があると言います。タロウがウルトラの星に戻ると、そこにはご都合主義で、先日死んだ筈のゾフィーが何の説明も無く復活していて、6兄弟が合体して「鐘」を取り出し、それを地球に持っていって光りを元に戻します。怪獣はタロウに直接やられたのではなく、水爆8個分の威力を持つというAZ1974という爆弾でやられます。ウルトラセブンの「超兵器R1号」ではセブンがR1号の開発を止めるべきだったのでは、と苦悶しますが、このタロウのお話はまるでそういうのは無しです。ちなみに実際の人間の兄弟姉妹で6兄弟が登場しますが、あっさり両親が怪獣に殺されたり、長男が闇水売りのトラックにはねられたり、と何しに出て来たか分からない存在になっています。
スタートレック・TNGの”Allegiance”
スタートレック・TNGの”Allegiance”を観ました。ピカードがある時突然何者かに拉致され、狭いセルのような部屋に他の二人とともに転送されます。一人は連邦の若い女性のエンジニア、一人は暴力を否定する星の哲学者、そしてその後一人追加されますが、それは暴力肯定の星人でした。ピカードが拉致されている間にピカードのドッペルゲンガーが指揮を執りますが、女医のクラッシャーを部屋に呼んで食事をしたり、クルーのポーカーゲームを見に来たり、Ten Forward(バー)で全員にエールをおごって突然歌い出したり、どこか変です。極めつけはパルサーの近くに過度に接近してクルーを被爆の危険にさらそうとしますが、ライカーもウォーフもピカードの命令がおかしいことを悟り、それに従いません。一方本物のピカードは残り3人を説得してドアの開閉装置を壊して外に出ようとしますが、そこには壁があるだけでした。結局ピカードは連邦の若いエンジニアが、そのランクでは知っている筈のないピカードのエピソードを知っていることから偽物と察知し、これは何かの実験に使われていることを暴きます。ピカードのその行為で実験が無意味になりエイリアンが姿を現わします。ピカードは無事エンタープライズ号に戻って、ドッペルゲンガーが戻ったのと、やって来たエイリアンの合計2人と議論しますが、彼らが好奇心だけでこれをやったという説明に、監禁自体が罪であることを説明し、エイリアン2人を逆にフォースフィールドに閉じ込めて、それを他人にやってはいけないということを分からせます。うーん、実験の話はよくありそうな話ですが、このエピソードの見所はドッペルゲンガー版ピカードのおかしな行為のようです。しかし連邦の船長の命令の権威というのも、意外と簡単に否定されると言うところが私には面白かったです。
ウルトラマンタロウの「やさしい怪獣お父さん!」
ウルトラマンタロウの「やさしい怪獣お父さん!」を観ました。この回には何とウルトラマンAでの「ウルトラ6番目の弟」を演じていた子役が登場で、その名もどうみても一人息子なのに六郎です。この六郎の母親がヒステリックかつ夫を口汚く罵る、という人で、何と怪獣に車を溶かされてしまった元を取るため、怪獣を利用するための所有権を主張します。そして怪獣に話をするといって勝手に怪獣に接近して危機に陥ったのを、その夫が敢然と助けに行きます。それを見た光太郎が第1話とおなじく、竹槍で怪獣に飛び乗って攻撃する、という無謀ぶり。結局3人とも振り落とされたのを光太郎がタロウに変身して救い、バラバラにされても再度元にもどったり、タロウの光線技を互角の光線で防いだりして強い怪獣を竜巻のような技でやっと倒します。しかしこういう旦那が大人しくて、奥さんがヒステリックで高圧的という組み合わせのカップルは実際にいると思います。
トワイライト・ゾーンの”I Am the Night—Color Me Black”
トワイライト・ゾーンの”I Am the Night—Color Me Black”を観ました。あるアメリカの小さな町で朝の9:30に一人の男ジャガーが殺人容疑で死刑にされようとしています。奇妙なことにその朝7:30になっても夜は明けず太陽が出て来ず真っ暗なままです。ある神父がジャガーに話しをしますが結局その神父もジャガーの処刑に同意します。しかしジャガーの処刑が実施された後暗闇はさらに深くなります。神父はこの暗闇は人の憎しみによるものだと言います。そして最初はこの町だけだった暗闇が、ベトナム、ベルリン(当時東西に分割)、テキサス州ダラス(ケネディの暗殺)など憎しみが存在する場所に拡がっていく、という話でした。うーん、ちょっとSFというより宗教的なお話で、今一つのように思います。トワイライト・ゾーンもこの辺りに来るとネタに詰まってきている感じです。
ウルトラマンタロウの「子連れ怪獣の怒り!」
ウルトラマンタロウの「子連れ怪獣の怒り!」を観ました。昨年末に伊香保温泉に行ったばかりですが、今回の話はなんとその伊香保温泉のホテル天坊が舞台です。子連れのカンガルー怪獣が崖から落ちた女性の命を助けます。しかしその女性と結婚したばかりのハンターの男は、怪獣が女性を傷つけた、さらったと勘違いして、怪獣の子供を撃ち殺します。怒り狂った怪獣が暴れ出し…という話です。結局タロウは子供の怪獣を蘇らせ、怪獣自身の傷も治してやり、地下の世界に戻します。伊香保温泉らしさはここまで何もなかったのですが、最後にハンターの男が女性と榛名湖でモーターボートを運転し、ライフルを湖に捨ててハンターであることを止めます。(って勝手に捨てると銃刀法違反じゃないの、って突っ込みたくなりますが…)