
トワイライト・ゾーンの”I Sing the Body Electric”

T-maru's photo blog 書籍レビュー(特に白井喬二、小林信彦)、囲碁、音楽、昔のSF系TVドラマ、野鳥の写真などの話題をお届けしています。 This site offers review of books (especially of Kyoji Shirai and Nobuhiko Kobayashi), of music, old Sci-Fi TV dramas, topics related to Go (board game), and photos of birds.
「帰ってきたウルトラマン」の「ふるさと地球を去る」を観ました。南隊員が小さい頃「じゃみっ子」(糸を吐かない役立たずの蚕のこと)と呼ばれていじめられていた、先生からも叱られてばかりいた、という意外な過去が明らかにされます。それはいいんですが、怪獣ザゴラスが出現した村に、自分とおなじように「じゃみっ子」と呼ばれている六郎がいるのを見て、マットガンを盗んだ六郎に怪獣と戦わせようとする南隊員。しかも結局隕石が空中に飛び上がり、それに載っていた二人は墜落します。ウルトラマンがブレスレットで助けたから良かったものの、もし二人とも死んでいたら、MATの責任は重大と思いますが…
ザゴラスは隕石に含まれていた放射性物質で何かの生物(サンショウウオみたいな顔していますが)が巨大化したというゴジラみたいな設定です。ブレスレットは二人の救出用に使ってしまったので、どうやって倒すのかと思ったら、怪獣と隕石を高速で激突させるという裏技でした。どうも記憶ではブレスレットを得てからは無敵になったと思っていたんですが、実際に観直してみると、すっきり勝つ回はほとんどないですね。
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Coming of Age”を観ました。何と言うか良く分らないストーリーで、まずはピカードの長年の友人の提督のクィンが突然エンタープライズ号にやって来て、エンタープライズ号で何か不正が行われている可能性があるので調査を行う、と宣言します。そしてその部下のレミックがスタッフ一人一人に、ピカードの船長日誌の内容が正しいかどうか根掘り葉掘り聞いていきます。その高圧的な態度にスタッフはフラストレーションを募らせていきます。最終的には不正はまったく見つからなかったと、レミックはクィンに報告します。クィンの本当の目的は、最近連邦の中に様々な政治的な陰謀があるため、ピカードを提督に昇進させ、同時にスターフリートアカデミーの校長にし、自分の側に置いておこう、というものでした。しかしピカードはエンタープライズ号の現場に留まることを選びます。一方で、ウェスレーがスターフリートアカデミーの試験を受けますが、後一歩という所で落ちます。ピカードはウェスレーを慰めるため、実は自分も一回落ちた過去を打ち明けます。
という話ですが、ウェスレーがアカデミーの試験を受けるのと、ピカードが校長になるというのがまったく関連のない話になっているのがイマイチと思いました。校長を引き受けたら、ウェスレーを特例に合格にするとかいう裏取引がある、とかの方が話によりまとまりがあったと思います。
今回購入した新居が、山の中で地デジの難視地域にあたります。一応藤野中継局というアンテナが新居から900mくらいの山の上に立っているのですが、アンテナ屋さんに来てもらって電波強度を測ってもらったところ、山蔭になるため最低でも35dBくらい欲しいのが21dBしか出ないということで、アンテナは断念しました。
それでTVをネットにつないで地デジを観るドコモの「ひかりTV」というのに申し込んだのですが、契約して2か月ぐらいで解約しました。まずは最初の説明だと、チューナー(セットトップボックス)をネットにつなぐだけでOKですよ、という説明でしたが、これが大間違いでIPV6接続というあまり一般的ではない設定でつなぐため、WiFiルーター(ASUS)経由でつなぐのに非常に苦労しました。サポートに聞いても、「ONUとルーターとチューナーの電源を抜いて10分ぐらい経ってから入れなおしてください」と言うだけで何の役にも立ちませんでした。結局Webで調べてASUSでIPTVを使う設定が分かったので、それを設定し取り合えずルーター経由で地デジを観られるようになりました。
ところが、回数で3回目、累計で5時間くらいしか使っていないタイミングで、地デジ視聴中に急にチューナーが落ち、そのまま電源を入れなおすことも出来なくなりました。サポートに問い合わせたら、例によって「電源を入れなおして…」かあるいは向こうから電話するので候補日時を3つ挙げろ、とかそういう回答だけでした。明らかにチューナーの故障なんで代品を強く要求し、やっと送ってもらいました。しかし今度は、最初にdアカウントでログインして使用開始するところで、DNSの名前解決エラーで先へ進めませんでした。これはきっと前のチューナーでの設定が残っているのだろうと、サポートに言ってそれを解除してもらいましたが、それでもつなげるようになりません。
それでドコモのサポートというのが、メールで問い合わせる度に担当者が変わり(つまり人数はかなり沢山いる)、しかもそれまでのやり取りの履歴をまったく参照せずに、不具合の詳細を教えろとか、「電源を抜いて…」とか、「電話するので候補日時を3つ…」を繰り返すだけでした。
それで分かったのが、このサポート部隊はおそらくドコモの携帯のサポート部隊と同じであり、ひかりTVについてはマニュアルがあってそれに書いてある回答をしているだけだということです。しかもCRM(顧客情報管理システム)みたいなものも使っていないようでやり取りの履歴が共有されておらず、本当に最悪のサポートでした。
ドコモについては、昔携帯電話の仕事をしていた時に、新しい携帯の機種のチェックのため半年だけ契約したことがあったのですが、それを解約する時「(短期の解約者として)ブラックリストに載りますけどいいですね」みたいな脅しを受けたことがあり、元々非常に悪い印象を持っていましたが、今回の件でその悪い印象が更に強くなりました。なお、「ひかりTV」の評判について検索してみましたが、「故障が多い」ということで納得しました。
結局、地デジについては、考えてみればNHKしか観ていないので、NHK+というWebブラウザーでNHKの番組を観るサービスに申し込みました。実際は30秒遅れの配信で、また高校野球など一部のコンテンツは配信されていませんが、私は朝の「おはよう日本」と日曜日の囲碁番組を観ているだけなのでこれで十分です。
「帰ってきたウルトラマン」の「戦慄!マンション怪獣誕生」を観ました。元祖ウルトラマンでガヴァドンという子供達が塀に書いた落書きが宇宙線を浴びて怪獣になる、という話がありましたが、これはその二代目ウルトラマン版です。最初は弱かった宇宙怪獣を、少年がアイデアを出して、その通りに怪獣が進化していきます。それで結局巨大化して暴れ出した怪獣キングスロンに対し、ウルトラマンも例によって苦戦しますが、怪獣をそもそも強化したその子供が、ウルトラマンに怪獣の弱点を教えてようやくウルトラマンが怪獣を倒す、というありがちの展開でした。この戦いではウルトラマンは肝心のブレスレットを落してしまったりします。後、ついでですが、二代目ウルトラマンの戦いって、何故か無駄なジャンプとかの不要な動きが多すぎるような気がします。この辺りも「弱いウルトラマン」というイメージに貢献しているような気がします。
トワイライト・ゾーンの”Young Man’s Fancy”を観ました。結婚したばかりのヘンリエッタ夫婦が、結婚式の後、夫の生家に戻って来ています。そこはその夫の母親が一年前に死ぬまで住んでいた家で、その夫が育った場所でした。夫婦はその家を売却するつもりでしたが、家の中に入った夫は、昔の母親との思い出の品物を多数見つけて、その家を売るのを段々渋るようになります。そしてやって来た不動産屋に、ハネムーンから戻るまで待ってくれるよう言います。しかし結局彼は家を売ることを止めてしまいます。奥さんはそこに現れた夫の母親の亡霊(?)に、その息子を昔に戻すことは止めてくれるよう頼みますが、母親は自分がそうしたのではなく、息子自身の希望なのだと言います。そしてやって来た夫は、すっかり少年に戻ってしまっていて、妻に対しもう用は無いので出ていくように言います…
まあ何と言うか妻対姑のバトルをSF調に表現した感じのドラマでした。しかしトワイライト・ゾーンもこの辺りかなりマンネリです。
「帰ってきたウルトラマン」の「暗黒怪獣 星を吐け!」を観ました。暗黒怪獣というよりほとんどブラックホールのバキューモンが北斗七星とかに座の星々を飲み込み、そこに住んでいたザニカ(何と言う安直なネーミング!)が地球に逃げて来て暴れる、というストーリーです。ちょっと待て、「蟹座」って地球から見た星の並びが巨大な蟹に見えるというだけで、実際の星は蟹とはまるで関係ないだろ!
ともかくも、その可哀想な怪獣をMATもウルトラマンも無慈悲に攻撃します。ウルトラマンがやっと倒す直前に気が付いて、本当の敵バキューモンを倒しに向かいますが、地球が角砂糖一個分になってしまう超引力の怪獣の体内で、ウルトラマンは暴れます。地球上ではあれほど弱っちいのに、何故か今回はブラックホールにも負けないスーパーヒーローぶりです。
それからどうでもいいけど、丘隊員の私服姿の超ミニスカートが時代を感じさせました。
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Home Soil”を観ました。これはファーストシーズンの”The Devil In The Dark”のある意味質の落ちたリメイクだと思います。
エンタープライズ号は、Velara IIIを訪れます。目的はその星で行われているテラフォーミング(無生物の惑星を生物が住める惑星に変えるという壮大なプロジェクト)の予定の遅れの理由を確認するためです。しかしそこの責任者のマンデルは非協力的で、何かを隠していました。エンタープライズ号の調査隊が惑星のラボを訪れた際に、研究員の一人が暴走したレーザードリルによって瀕死の重傷を負うという事故が起きます。データが原因を調査しようとしていると彼もまた襲われ、何とか無事でしたが、その事故が誰かによって意図的にプログラムされたものであることを発見します。データとラフォージュはまたある採掘穴の中に光りながらパターンを変えていく無機物を見つけ、それをエンタープライズ号に持ち帰ります。シックベイで分析した所、それは何と無機質で出来た生物でした。しかも知性を持っていて、エンタープライズ号のクルーと通信しようとし、シックベイを乗っ取ります。彼らと話した結果は、テラフォーミングは彼らの住処を破壊して死に至らしめるものであり、何度も警告したのに聞き入られなかったので、戦争を宣告するというものでした。ピカードらは彼らのエネルギー源が光であることを突き止め、シックベイの照明を切ります。そして弱った無機質生物に対し、これまでのことを謝罪し、テラフォーミングを中止し、彼らを元の惑星に戻すことを約束します。無機質生物は承諾しますが、完全に人類を信頼出来るようになるのは後数世紀必要だと言います。つまり彼らの文明は連邦のはるかに先を行っていた、ということです。
ということで、ファーストシーズンの”The Devil In The Dark”がある星で貴重な資源を採掘している際に出てきたセラミックのボールを破壊していたのが、それがある無機質生物の卵であって、復讐で作業員を殺す、という話であり、ファーストシーズンの中でもっとも良く出来た話の一つでした。それに比べると感動という点でははるかに劣りますが、ネクスト・ジェネレーションの話の中では良く出来ている方です。
「帰ってきたウルトラマン」の「この怪獣は俺が殺る」を観ました。このエピソードから、MATの隊長が加藤隊長から伊吹隊長に変わります。後にも先にもこういう防衛組織の隊長が交代するのは他に記憶がないのですが、視聴率の梃子入れでしょうか。
でその新隊長がいきなり強烈な印象を残します。まずは夢の島で発火したのを自主的にマットジャイロで消火に行った郷隊員をいきなり出動停止にします。理由は火を消すと地下のガスが消費されず怪獣ゴキネズラが出現するから、ということですが、それはあなたが指示するのが遅いからでしょ、と突っ込みたくなります。しかし伊吹新隊長は相変わらず弱いウルトラマンがゴキネズラに苦戦する(右腕を怪我してブレスレットが使えない)のに颯爽とマットアローで支援に現れ、他のMAT隊員が全員ゴキネズラの吐く蜘蛛の糸みたいなのにやられたのに見事な操縦でそれをかわします。そして伊吹機が発射したミサイルをゴキネズラがくわえますが、それをウルトラマンがスペシウム光線で撃ってようやく倒すという結末です。しかし伊吹新隊長は厳しいだけではなく、命令違反をして出動して腕を怪我をした郷に対し、「階段から落ちたんだよな」とかばって度量の大きい所を見せます。
トワイライト・ゾーンの”The Dummy”を観ました。何と言うか非常にトワイライト・ゾーンらしい話でした。腹話術師のジェリーは売れっ子でしたが、ただ彼は人形のジミーが自分でしゃべるようになったと思っています。マネージャーのフランクはそれをまったく信じず、ただジェリーがそのために酒を飲むのを責めます。またフランクは何度もジェリーを精神科医に連れて行って診てもらいましたが、解決しません。あるステージの後、ジェリーはジミーを捨てて他の人形を使うことを決心しますが、ジミーの声が彼を追いかけます。彼は元の部屋に戻ってジミーをたたき壊しましたが、それは別の人形でした。ジミーは彼に命を吹き込んだのはジェリーだと言います。カンサスシティーのステージでは、人形がジェリーであり、腹話術師がジミーになって二人は完全に入れ替わっていました…
私は元々腹話術師の人形ってちょっと不気味だと思っていたので、かなり怖い話でした。