ウルトラマンタロウの「ベムスター復活!タロウ絶体絶命!」

ウルトラマンタロウの「ベムスター復活!タロウ絶体絶命!」を観ました。今度は帰って来たウルトラマンを一度倒したベムスターの登場で、ついでにそれを操るヤプール人まで復活します。ZATは新マンのブレスレットと同じ威力を持つカッターを開発してホエールで攻撃しますが、ヤプール人がベムスターを強化していて、その武器はまるで通用しません。そうなるとタロウも光線技が通用しないことは分かっていますし、打つ手がなく、あっさりとベムスターに敗れます。この辺りの「昔の怪獣・宇宙人シリーズ」はおそらく後で、「○○星人の陰謀だった」ということになって、ヤプール人もそれに操られていただけだった、となるのではないかと想像します。

トワイライト・ゾーンの”Caesar and Me”

トワイライト・ゾーンの”Caesar and Me”を観ました。ジョナサン・ウェストは腹話術師で、アイルランドからアメリカにやって来ましたが、その芸はなかなか採用してもらえず、家賃も滞納し、食費も無いという状況に追い込まれます。彼の相棒の人形のシーザーは、実は自分でしゃべることが出来る謎の生き物でした。シーザーはジョナサンをそそのかし、近所のデリカテッセンに押し入って金を盗ませます。ジョナサンはそれで滞納した家賃を払って一息つきますが、シーザーは次に以前オーディションに行った劇場のマネージャーの部屋の金庫を襲わせます。首尾良く金を盗んで部屋から出て来た時にしかし夜警に見られ、その場は何とかごまかします。しかしジョナサンの下宿の大家の姪の女の子が二人の話を盗み聞きしており、女の子は警察に電話します。刑事が二人やって来ましたが、ジョナサンはしどろもどろになって、シーザーにやれと言われたと言い訳しますが、今度はシーザーは人形に戻って一言もしゃべりません。結局ジョナサンは警察に連れて行かれます。しかし今度はシーザーは女の子に話しかけ、ジョナサンが盗んだ金を持って家を出てニューヨークに行くことをそそのかします。そしてその際に邪魔になる叔母さんを毒矢で殺すことまで教唆します…
ってこの腹話術の人形がしゃべるのって、トワイライト・ゾーンの以前のエピソードに既にあって(The Dummy)、人形もまったく同じであり、ある意味続篇みたいなもののようです。

ウルトラマンタロウの「怪獣エレキング満月に吼える!」

ウルトラマンタロウの「怪獣エレキング満月に吼える!」を観ました。どうも一つ前のメフィラス星人から、懐かしの怪獣・宇宙人シリーズになったようで、今回はウルトラセブンの「湖の秘密」に出て来たエレキングです。ですがこのエレキングが非道い!大体本物のエレキングは角がくるくる回るのですが、このタロウのでは固定式です。この程度のギミックすら再現出来ないで、再登場させないでください。大体エレキングの武器は名前の通り電気であって、カプセル怪獣のミクラスもそれでやられますが、このエレキングは火を吹きます。これではエレキングもどきです。次回は今度はベムスターで、安易な再登場シリーズが続きます。どうもこういうのがあるから、初代マンやセブンをリアルタイムで観ている我々の世代にはタロウの評価が低くなるのだと思います。

スタートレック・TNGの”Captain’s Holiday”

スタートレック・TNGの”Captain’s Holiday”を観ました。ピカード船長は、2週間のハードな仕事の後で、皆から休みを取ることを勧められ、その星系にあるRisaという「歓楽の星」(?)で上陸休暇を取ります。そこでリサという女性とソヴァックというフェレンギの間のトラブルに巻き込まれます。その後部屋に戻ったピカードの前に2人のエイリアンが現れます。彼らは27世紀から来た時間警察官で、この時代に生まれてはいけない超兵器トックス・ユターを探しに来たという説明です。彼らの歴史ではこのRisaでピカードがそれを見つけることになっていました。ピカードはエイリアンのことは秘密にしてリサに近付き、一緒にトックス・ユタを探すチームを組み、洞窟の中で一夜をともにし、ピカードらしくもなくリサといいことします。(これがオリジナルのカーク船長とか、あるいはライカーならまったく違和感がありませんが、ピカードは合いません…)結局洞窟の中にトックス・ユタはなく、後を付けてきていたソヴァックも落胆させます。しかしピカードはリサが既にトックス・ユタを発見していることを悟り、それを出させてライカーに命じて宇宙空間のどこかに転送させます。というお話ですが、リサはまた後のエピソードで出て来そうな気がします。

ウルトラマンタロウの「出た!メフィラス星人だ!」

ウルトラマンタロウの「出た!メフィラス星人だ!」を観ました。タイトル通り、メフィラス星人が再登場するのですが、ウルトラマンの時の悪賢くかつウルトラマンとも互角に戦ったメフィラス星人の姿はどこにもなく、古代植物を使って子供達を歩けなくする病気に感染させる、という地道な?作戦を実行します。初代ウルトラマンやウルトラセブンの怪獣や宇宙人の再登場って、バルタン星人、ゼットン、メトロン星人とか他にも色々ありますが、共通しているのが初回登場した時に比べると大幅に落ちる、ということです。登場させるなら、それなりに効果的な使い方をして欲しいものです。そうでないと単なる予算をケチったとしか思えません。

ウルトラマンタロウの「僕にも怪獣は退治できる!」

ウルトラマンタロウの「僕にも怪獣は退治できる!」を観ました。大ムカデというのは、俵藤太が退治したという伝説が残っていますが、その大ムカデがそのまんま怪獣になったような話です。しかし大ムカデは頭部と胴部が分離してもそれぞれ生きていて挟み撃ちでタロウを攻撃したり、毒液を放出してタロウを苦しめますが、タロウは各個撃破で何とか倒します。紙芝居屋の子供がこの怪獣との戦いで正義に目覚める、というまあありがちなエピソードでした。

トワイライト・ゾーンの”Sounds and Silences”

トワイライト・ゾーンの”Sounds and Silences”を観ました。ラズウェルはモデルシップの会社の社長で、長年海軍のリクルートもやっていました。彼は子供の時、母親がノイズに敏感でいつも静かにするように言われていた反動で、大きな声でしゃべり、海軍関係のレコードを大音量でかけたり、会社の中で船舶用のベルを鳴らしたりとそんな調子です。彼の妻は20年間我慢して来ましたが、ついに我慢でき出なくなって出て行きます。その時からラズウェルには小さなノイズが全て爆音のように聞こえるようになります。耳鼻科では問題ないと言われ、精神科を受診し、結局子供の時の母親の言いつけが今奥さんが出ていったのをきっかけにまた彼の精神の中で増幅してそういう現象を産み出しているということで、要は「気のせい」ということでした。実際に精神科を受診してらか彼は正常に戻ったのですが、彼の妻が宝石を取りに戻ったのに怒鳴ったら、彼女の反論が蚊の鳴くようにしか聞こえなくなりました。ラズウェルはこれこそ精神の力で感覚をコントロール出来たのだと喜びましたが、今度は全ての音がミュートされてごく小さな音でしか聞こえなくなりました…
というエピソードですが、うーん、この辺りのトワイライト・ゾーンのお話はかなりマンネリで、ただ異常な現象が起きているだけというのが多いです。

ウルトラマンタロウの「これがウルトラの国だ!」と「燃えろ!ウルトラ6兄弟」

ウルトラマンタロウの「これがウルトラの国だ!」と「燃えろ!ウルトラ6兄弟」を続けて観ました。ウルトラセブンの「超兵器R1号」とかなり似たプロットで、怪獣「ムルロア」の名前は、私の世代ならすぐにそれと分かる「ムルロア環礁」からでしょう。(フランスの核実験場です。)欧州のある国が開発したトロン爆弾という核兵器の実験のため、遠く離れたムルロア星をその爆弾で爆破し、その星にいた蛾の一種が放射線で怪獣化して地球を襲うというもの。結局タロウは最初あっさり負けて変身を解いて地面に倒れていた所、ウルトラの母が登場し、怪獣が撒散らしたガスで地球が真っ暗になったのを元に戻すためには「ウルトラの国」のあるものを取ってくる必要があると言います。タロウがウルトラの星に戻ると、そこにはご都合主義で、先日死んだ筈のゾフィーが何の説明も無く復活していて、6兄弟が合体して「鐘」を取り出し、それを地球に持っていって光りを元に戻します。怪獣はタロウに直接やられたのではなく、水爆8個分の威力を持つというAZ1974という爆弾でやられます。ウルトラセブンの「超兵器R1号」ではセブンがR1号の開発を止めるべきだったのでは、と苦悶しますが、このタロウのお話はまるでそういうのは無しです。ちなみに実際の人間の兄弟姉妹で6兄弟が登場しますが、あっさり両親が怪獣に殺されたり、長男が闇水売りのトラックにはねられたり、と何しに出て来たか分からない存在になっています。

スタートレック・TNGの”Allegiance”

スタートレック・TNGの”Allegiance”を観ました。ピカードがある時突然何者かに拉致され、狭いセルのような部屋に他の二人とともに転送されます。一人は連邦の若い女性のエンジニア、一人は暴力を否定する星の哲学者、そしてその後一人追加されますが、それは暴力肯定の星人でした。ピカードが拉致されている間にピカードのドッペルゲンガーが指揮を執りますが、女医のクラッシャーを部屋に呼んで食事をしたり、クルーのポーカーゲームを見に来たり、Ten Forward(バー)で全員にエールをおごって突然歌い出したり、どこか変です。極めつけはパルサーの近くに過度に接近してクルーを被爆の危険にさらそうとしますが、ライカーもウォーフもピカードの命令がおかしいことを悟り、それに従いません。一方本物のピカードは残り3人を説得してドアの開閉装置を壊して外に出ようとしますが、そこには壁があるだけでした。結局ピカードは連邦の若いエンジニアが、そのランクでは知っている筈のないピカードのエピソードを知っていることから偽物と察知し、これは何かの実験に使われていることを暴きます。ピカードのその行為で実験が無意味になりエイリアンが姿を現わします。ピカードは無事エンタープライズ号に戻って、ドッペルゲンガーが戻ったのと、やって来たエイリアンの合計2人と議論しますが、彼らが好奇心だけでこれをやったという説明に、監禁自体が罪であることを説明し、エイリアン2人を逆にフォースフィールドに閉じ込めて、それを他人にやってはいけないということを分からせます。うーん、実験の話はよくありそうな話ですが、このエピソードの見所はドッペルゲンガー版ピカードのおかしな行為のようです。しかし連邦の船長の命令の権威というのも、意外と簡単に否定されると言うところが私には面白かったです。

ウルトラマンタロウの「やさしい怪獣お父さん!」

ウルトラマンタロウの「やさしい怪獣お父さん!」を観ました。この回には何とウルトラマンAでの「ウルトラ6番目の弟」を演じていた子役が登場で、その名もどうみても一人息子なのに六郎です。この六郎の母親がヒステリックかつ夫を口汚く罵る、という人で、何と怪獣に車を溶かされてしまった元を取るため、怪獣を利用するための所有権を主張します。そして怪獣に話をするといって勝手に怪獣に接近して危機に陥ったのを、その夫が敢然と助けに行きます。それを見た光太郎が第1話とおなじく、竹槍で怪獣に飛び乗って攻撃する、という無謀ぶり。結局3人とも振り落とされたのを光太郎がタロウに変身して救い、バラバラにされても再度元にもどったり、タロウの光線技を互角の光線で防いだりして強い怪獣を竜巻のような技でやっと倒します。しかしこういう旦那が大人しくて、奥さんがヒステリックで高圧的という組み合わせのカップルは実際にいると思います。