スタートレック・TNGの”Vengeance Factor”を観ました。エンタープライズ号は救助信号を受けてその地点に駆けつけますが、間に合わずそこの人々は殺されていました。そこに残された血から犯人はアカマー星系にいる強盗的集団Gatherersだということが分りました。ピカードはその星系の指導者に連絡し、強盗的集団との調整を依頼します。その星では100年前までに、クラン同士でいわゆる血讐の繰り返しが続いていましたが、その後ようやくそれを克服しました。しかしGatherersはそれを嫌って逃げ出したものでした。ライカーはアカマー星系のリーダーであるマルークの付き人兼シェフのユタといい関係になります。しかしこのユタは、100年前にそのクランが現在のGatherersのリーダーのクランに滅ぼされ、年を取るのを遅くする処置を受け、そのクランにだけ利くウィルスを開発して、一人また一人と復讐していっていました。ユタはライカーが止めるのを聞かず、Gatherersのリーダーを殺そうとし、ライカーはやむを得ず彼女をフェイザーで消し去ります。
うーん、何と言うかゲルマン民族がそのままモデルにされているようなお話でした。
「Movie/ TV」カテゴリーアーカイブ
ウルトラマンタロウの「ウルトラの母は太陽のように」
ウルトラマンタロウの第1話、「ウルトラの母は太陽のように」を観ました。ウルトラマンタロウになると放送時小学6年生であり、さすがにリアルタイムでは観ていませんでした。再放送でごく一部を観ただけです。それにウルトラマンやウルトラセブンの現役世代から見ると、ウルトラマンタロウはあまりにも子供向け路線にシフトしすぎで、またウルトラマンA以上にウルトラ兄弟が登場し辟易します。それに第1話ではついにというか「ウルトラの母」が登場し、人間の緑のおばさんに化けた母はタロウになる東光太郎に変身用のバッチを授けます。それから冒頭で超獣が登場しますが、中東の花が化けた怪獣にあっさり食べられてしまいます。超獣は怪獣よりはるかに強かったのに、また逆転し、そのためか「大怪獣」とも呼ばれています。それからZATの基地が空中に浮かび上がりますが、これはキャプテンスカーレットの空中基地の影響かと思います。全体にタロウでのデザインは派手でかつ無駄が多いゴチャゴチャしたもので、個人的にはあまり好きではありません。一つ良かったのはZATの隊員の一人が三ツ木清孝だったことです。光速エスパーの主人公を演じていた人です。
トワイライト・ゾーンの”Number 12 Looks Just Like You”
トワイライト・ゾーンの”Number 12 Looks Just Like You”を観ました。これもトワイライト・ゾーンらしい、ユートピアものであり、同時デストピアものです。18歳の少女マリリンは、19歳になった時、2000年当時では通常のこととなった全身の美容整形を受けて生まれ変わることについて疑問を持っています。整形による外形には番号が付けられ、結果としてまったく同じ顔と身体をした男女が沢山産み出されるということになっていました。かつてマリリンの父親はそんな仕組みに疑問を持ち、その時代には禁書とされていたシェークスピアやドストエフスキーなどの文学書をマリリンに与えていましたが、結局自殺することになります。マリリンは自分の個性を保つため、整形を受けることを拒否しますが、母親はそんな彼女を病院に連れていきます。病院の医者の説明で、その整形ではおそらくマインドコントロールも行われ、ほぼ永遠の若さを保ち、寿命も2倍~3倍になっていることが説明されます。マリリンはそれでも拒否し続けますが、病院からの逃亡には失敗し、結局整形手術を受けさせられます。手術後の彼女は元の個性を失い、単純に自分が美しくなったことを喜ぶ女性になってしまいます…
ウルトラマンAの「明日のエースは君だ!」
ウルトラマンAの「明日のエースは君だ!」を観ました。最終回です。ですが、これまでのウルトラシリーズの最終回の中で一番盛り上がりに欠けた最終回でした。ヤプール人は全滅した筈なのに、また出て来て、これまで死んだ超獣の強い所だけを集めて最強超獣を作ります。北斗星児は、子供達に嘘をついてないことを証明するために、その見ている前でエースに変身せざるを得なくなります。そして最強超獣ですが、結局エースの光線技2種であっさりやられました。うーん、このシリーズは最後まで迷走していたのがこの最終回に現れているように思います。ウルトラ6番目の弟も最後の方はまるで登場しなくなりました。とにかくシリーズにおいて一貫性というのが無かったです。
スタートレック・TNGの”The Price”
スタートレック・TNGの”The Price”を観ました。バルザン星の人々が「安定したワームホール」を発見し、それを使う権利をオークションにかけ、そのオークションがエンタープライズ号で行われます。そこに招かざる客のフェレンギも乱入します。トロイは、ラルというある一行のアドバイザーとしてやってきた男性に何故か一目惚れしてしまいます。ベッドトークで、結局ラルも1/4ベータゾイドの血を引いていて、人の心を読む能力があることが分ります。一方、ラフォージュとデータ、そしてフェレンギの2人はワームホールの調査を行いますが、その出口は当初告げられていた場所とまるで違い、ラフォージュとデータはそのワームホールが安定などしていないことを発見しすぐ引き返します。フェレンギの2人にはその旨警告しましたがそれを信じず、そちらはもう一方の出口に取り残されてしまいます。一方ラルはその能力を悪用して交渉者の心理を操り、交渉を自分の思うようにしようとします。しかしトロイはベータゾイドとしての良心からその行為を告発します。結局ワームホールは使い物にならなかったので、ラルの交渉は無駄だった訳ですが、今回は女としてのトロイの姿が見られた、というだけでした。
ウルトラマンAの「命を吸う音」
ウルトラマンAの「命を吸う音」を観ました。ヴァイオリンの超獣という珍しいパターン。少年の父は天才的なヴァイオリニストでしたが、死んでしまい、残された母親がその子を何とか同じヴァイオリニストにしようと、高いヴァイオリンを買い与え、レッスンに無理矢理行かせます。でも少年は野球が大好きで、結局そのヴァイオリンを捨てようとしますが、それが何かのエネルギーで超獣に化し、人に演奏させてはそのエネルギーを吸い取り巨大化していきます。結局楽器から超獣ギーコになり、エースはその音の攻撃に苦しみますが、弦を一本ずつ断ち切って勝利します。しかし子供が弾いていたのバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番」でしたが、いきなりこんなの弾かせるか、と思いました。次が最終話です。
トワイライト・ゾーンの”The Self-Improvement of Salvadore Ross”
トワイライト・ゾーンの”The Self-Improvement of Salvadore Ross”を観ました。サルバドール・ロスは貧しい自動車整備士でしたが、レアという女性を愛しています。しかし彼女は自分とは釣り合わないということでロスと別れます。その時ロスは右手をドアに叩きつけて骨折し、病院に入院します。その時隣のベッドにいた風邪を引いて咳が止まらない老人が、その風邪とロスの怪我を交換しようと言います。それが次の朝本当に実現していました。ロスは自分に人と何かを交換出来る能力があることを知り、次に大金持の老人と自分の年齢とお金の交換を持ちかけます。これで首尾良くロスは大金持になります。しかし老人になったロスは、次は若者達から1年ずつお金で年齢を買い、元の年齢に戻ります。そこでレアの元に戻りますが、一度はお金持ちになったロスに気持ちが動いたレアですが、彼の冷酷さが分り、彼女の父親のような思いやりがない人とは結婚出来ないと言います。そこでロスは今度はレアの父から思いやりを10万ドルで買います。これでお互いに愛し合うようになったロスとレアですが、思いやりを売って冷酷になったレアの父から銃で撃たれ死んでしまいます…
といういかにもトワイライト・ゾーンの話という感じで良くまとまっていました。
ウルトラマンAの「東京大混乱!狂った信号」
ウルトラマンAの「東京大混乱!狂った信号」を観ました。何か全体にブラッディーなシーンが多く、これって再放送出来ないんじゃ、とまず思いました。レボール星人が地球侵略を、というかまず東京侵略をたくらんで、ある装置で東京中の信号機を狂わせます。それに山中と北斗の乗ったパンサーも巻き込まれ、八百屋の女性の軽トラと衝突事故を起します。双方が青信号だったと主張しますが、警察はTACの肩を持ちます。しかし北斗はその女性が嘘を言っているとは思えず後を付けて、その女性が女腕だけで子供2人を養う感心な女性であることを理解します。そこに東京中で信号の異常による交通事故多発の連絡があり、ようやく事故がそのせいだと分ります。2人は現れた宇宙船の攻撃は他のメンバーに任せ、地下にいるらしいレボール星人と信号を狂わせる装置を破壊しに行きます。それに成功してレボール星人を倒しましたが、今度はその守護神であるシグナリオンが登場します。この超獣?は眼から3色の光線を出し、ちょっと帰マンのビーコンに似ています。エースはその光線に苦戦しますが、最後は何とか倒します。これで後2話となりました。
スタートレック・TNGの”The Enemy”
スタートレック・TNGの”The Enemy”を観ました。エンタープライズ号はロミュランの宇宙船からの救助信号を受け、ガローンドン・コアに救助チームが降り立ちます。その惑星はひどい放射線の嵐のため、転送出来る時間も限定されており、また通信も出来ません。一行はロミュランの宇宙船の残骸を見つけ、ウォーフが瀕死の生存者を発見します。一方ラフォージュは深い穴底に落ちてしまいます。ライカーとウォーフは取り敢えず限られた転送可能時間を使って、瀕死のロミュラン人を連れてエンタープライズ号に戻ります。そこにロミュランの宇宙船から通信があり、そのロミュラン人をすぐ返すように言います。しかしピカードは連邦の領土である星に侵入していたロミュラン人を尋問もしないで返すことを拒否します。そしてそのロミュラン人を助けるには一種の輸血が必要でしたが、それに適した成分の血液を持っているのはクリンゴン人のウォーフのみでした。しかしロミュラン人に両親を殺された過去を持つウォーフは血液成分の提供を拒否し、ロミュラン人は死にます。一方ラフォージュは穴から地力で脱出します。またウェスレーが中性子ビーコンを送って来たことに気づき、それを操作することでエンタープライズ号に自分の場所を知らせることが出来ると喜びますが、しかしロミュラン人のもう一人の生き残りの怪我人に捕まります。ラフォージュは2人が助かる道は、エンタープライズ号に場所を知らせて転送してもらうことだと説得します。相手のボクラは最終的に合意しますが、今度はラフォージュのニューロンが放射線で傷つきバイザーでの視力が失われます。そうなると中性子ビーコンを見つけることが出来ません。しかしボクラがトライコーダーとバイザーを接続して、中性子検出をする改造にあたり、ラフォージュの眼になって作業することを申し出、成功します。その間にロミュランの宇宙船はエンタープライズ号の至近距離に来ていて、一触即発の状態になります。しかし惑星の2人を転送するにはシールドを一旦解除する必要があります。ピカードは相手の船長に和平を呼びかけ、まず適意の無い証拠としてシールドを解除し、2人を転送します。そしてボクラがロミュランの船長に、自分はラフォージュに命を助けられと証言し、何とか平和裏に解決します。という敵の兵士と協力して生存を図るというのは、割と良くあるパターンのように思います。不満点はロミュランがその星で本当は何をやっていたのかが最後まで不明だったことです。
ウルトラマンAの「空飛ぶクラゲ」
ウルトラマンAの「空飛ぶクラゲ」を観ました。なかなか変わったエピソードで、水瓶座第3星から地球を植民星にしようと宇宙人がやって来て、その先遣でアクエリアスと呼ばれたのが巫女のような格好で村人を騙して神の使いだと称し、クラゲの超獣にやられて不時着したTACの隊員3人を縛り上げさせます。3人は山中隊員に救助され、再度出て来たクラゲの超獣はTACにやられてあっさり引っ込みます。そしてエースと戦ったのはこのアクエリアスという少女で、変身前の可愛さと変身後のグロさのコントラストが大きいです。エースは何故かその少女の変身を倒した後、お墓を作って拝んでいます。何のこっちゃ。しかし日本人が考える宗教というのはこのエピソードに出てくるように、神道+古代ユダヤ教の合体みたいのが多いように思います。日猶同祖論?