宇宙家族ロビンソンの”West of Mars”

宇宙家族ロビンソンの”West of Mars”を観ました。何というか、シーズン2のこの辺り、最低レベルの話が続きます。今回は宇宙のお尋ね者”Zeno”が宇宙保安官に追われていて、ロビンソン一家のいる星にやって来ます。それが何故かドクター・スミスそっくりで、スミスを銃で脅して衣装を替え、自分がドクター・スミスに入れ替わります。保安官は結局ドクター・スミスとついでにウィルを証人として奇妙な宇宙船で連れて行ってしまいます。途中でドクター・スミスが宇宙船の操作を乗っ取り、宇宙船はある星に墜落します。そこは西部劇の町そっくりの星で、そこの住民はドクター・スミスを見て「Zenoが戻って来た」と怯えます。
という感じで、もうSFというより三流以下の西部劇のパロディーです。2役を演じ分けるジョナサン・ハリスの演技は素晴らしいですが。

宇宙家族ロビンソンの”The Curse of Cousin Smith”

宇宙家族ロビンソンの”The Curse of Cousin Smith”を観ました。この回も目茶目茶ナンセンスで、何とドクター・スミスの従兄弟が登場します。演じているのは原子力潜水艦シービュー号で時間を操る男ミスター・ペムを演じていた人です。何でも彼らの共通の叔母さんが大金持ちで、死んで大金を遺産に残します。それを相続出来るのがスミス一族で最後に残ったものということで、最後の2人がドクター・スミスと今回やって来たジェレマイアです。ジェレマイアはドクター・スミスがギャンブル好きなのを利用して、どこかに頼んでギャンブルマシンを送らせ、ドクター・スミスを借金漬けにして、そのギャンブルマシンに始末してもらおうという作戦です。しかし結局ジェレマイアもそのギャンブルをやって、二人とも負けてしまい、しかもその叔母さんの遺産を賭けに使ってしまったため、ギャンブルマシンは二人の内一人を殺そうとします。それで結局ロビンソン博士が介入し、ギャンブルマシン相手に、インチキなボール当てゲームの賭けをして勝ち、二人を救うという話です。ジェレマイアが何で宇宙を彷徨っていたのか、またドクター・スミスが遺産を相続したとしても、そもそも地球に戻れなかったら意味が無いと思いますが、その辺りはまったく説明無しです。何というか第2シーズンは本当に緩いです。

宇宙家族ロビンソンの”The Thief of Outer Space”

宇宙家族ロビンソンの”The Thief of Outer Space”を観ました。何かどんどん話のレベルが劣化していくように思います。子供向けというか。今回の内容は「アリババと四十人の盗賊」的で、中東風の盗賊が出てきて、昔さらわれたお姫様の行方を追って200年間旅しているとの設定。結局お姫様はペニーが拾った壺の中に閉じ込められていて、中から出してあげたら、200年間壺の中で座って食べているばかりだったので、ブクブクに太って昔のお姫様の面影はまるで無し、という落ちです。
ところで、ドクター・スミスのロボット(フライデー)に対する悪口の多彩さは本当に感心します。この回に出てきたのだけでも、
bubbling bumpkin
ninny
garrulous gargoyle(おしゃべりな彫像)
bubble-headed booby
などがあります。

宇宙家族ロビンソンの”The Deadly Games of Gamma Six”

宇宙家族ロビンソンの”The Deadly Games of Gamma Six”を観ました。何というかこの第2シーズンは手抜きというか、毎回地球人と同じ格好で英語をしゃべるエイリアンばかりです。そして今回はいきなりロビンソン博士に殴りかかります。実はロビンソン博士は大学でフットボールをやっていて強くエイリアンをノックアウトします。それを見ていた別のエイリアンが、博士を銀河チャンピオンを決める試合にスカウトします。しかし博士は自分が科学者だからと断ります。そこに例によってドクター・スミスがしゃしゃり出ます。といってもドクター・スミスが強い訳はないのですが、エイリアンにだまされ、相手を選べると聞いて、子供のような選手を指名します。しかしその選手は姿を消すことが出来て、最強の選手でした。当然のことながらドクター・スミスはすぐノックアウトされてしまいます。実はエイリアンの目的は地球の代表が敗れたら、地球を侵略する権利を得るということでした。ロビンソン博士が駆けつけて、姿を消す選手をうまく倒し、しかしもう手遅れだというエイリアンに、ロシアンルーレットみたいな機械で対決を挑みます。結局向こうがびびってロビンソン博士の勝ちになり、地球侵攻は取りやめになったという話です。しかし何というかSFである必要はないような荒唐無稽な話が本当に多くなっています。

宇宙家族ロビンソンの”The Android Machine”

宇宙家族ロビンソンの”The Android Machine”を観ました。ドクター・スミスがエイリアンが残していった目的不明の機械をいじっていると、中から女性のアンドロイドが出てきました。彼女は注文したのがドクター・スミスだから彼の言うことを聞くと言います。このアンドロイドは優秀で、ロボット(フライデー)が子供たちに地球の歴史を教えていたのを、その役目を奪って宇宙の歴史を教えたりします。その内に、この機械は宇宙の商人の自動注文機だったことが分かります。ドクター・スミスは衣服を注文して着てみたらそれが脱げなくなり、クレームのボタンを押すと、空からクレーム受け付け係がやって来ます。その係員は料金が払えないのであればアンドロイド(名前はヴェルダ)を連れて帰ると言います。ドクター・スミスは彼女は不良品であると言います。しかし、結局彼女は子供たちと触れあう内に人間の感情を身につけ、より高機能のアンドロイドに進化していました。それで結局代金を払うことは不要になり、ヴェルダは自分で元の店に帰ることを選択します。
どうでもいいけど、途中で出てきた洞窟のモンスター(写真)がとてもチャチ。

宇宙家族ロビンソンの”The Prisoners of Space”

宇宙家族ロビンソンの”The Prisoners of Space”を観ました。ある日急にエイリアンとその機械がやって来て、ロビンソン一家が宇宙の法を犯したという嫌疑で裁判に召喚されます。ジュピター2号の周囲には高エネルギーのフェンスが張り巡らされ、逃げ出すことは出来ません。ロビンソン博士、ドン、ウィルの順で裁判の場に呼ばれ、記憶再現マシンで証言をチェックされます。それらの結果から、ロビンソン一家は無罪ということになりますが、当然の帰結として今度はドクター・スミスに嫌疑がかかります。限りなく真っ黒なドクター・スミスは一旦はフェンスの下を掘って逃げ出しますが、ドクター・スミスを連れ戻さないと、ロビンソン一家全員が有罪でどこかの星に連れて行かれるということで、ウィルとロボットがドクター・スミスを連れ戻しに行き、ドクター・スミスも渋々従います。裁判の場でドクター・スミスは例によってあれこれ言い逃れようとしますが、記憶再現マシンがすべての真実を暴いてしまい、ドクター・スミスは有罪とされます。最終判決の前に一旦戻されたドクター・スミスに対し、ロビンソン一家は、ドクター・スミスは頭がおかしいので彼のしたことは犯罪ではないという請願書を提出します。ドクター・スミスは怒りますが、結局その請願が認められ、ドクター・スミスは無罪となりますが、但しロボットの監督下に置かれる、という結末でした。どうでもいいですが、陪審員として登場するエイリアン達が、原子力潜水艦シービュー号に登場した海の怪物とか半魚人の使い回しです。

宇宙家族ロビンソンの”Space Circus”

宇宙家族ロビンソンの”Space Circus”を観ました。第2シーズンに入ってから確かにファミリーというかお子様向け路線に転じていて、第1シーズンのシリアスさはほとんど影を潜めています。今回は何故かロビンソン一家が漂着した星に、「宇宙サーカス」がやってきて、という話です。ロビンソン一家は若干の食事を代金としてサーカスを見学しますが、そこで助手として舞台に上がったウィルが意外な才能を発揮し、心に思い描いたものを実物にすることに成功します。それは最初はトリックだったのですが、ウィルが自分の能力でそれをやります。サーカス主はウィルを連れて行こうとし、ドクター・スミスが例によってウィルに食料が足らないから誰かが犠牲にならないといけない、と焚きつけて、という話です。ウィルが本当のことを言えずに、秘かに家族に別れを告げようとするシーンがちょっと泣かせます。

宇宙家族ロビンソンの”The Forbidden World”

宇宙家族ロビンソンの”The Forbidden World”を観ました。ロボット星から脱出したジュピター2号を、核ミサイルが追ってきます。かろうじて別の星に急接近して、核ミサイルをその星に当てて回避できましたが、爆発の衝撃でナビゲーションシステムが破壊され、ジュピター2号はその星に不時着します。ドクター・スミスがまずロボットを様子を探りに出しますが戻らず、その責任を取って今度はドクター・スミスが外に行きますが、やはり戻ってきません。ウィルが2人を探しに行くと、突然鳥の化け物みたいなのと、この星の原住民みたいなのが出てきてウィルを捕まえます。ロボットとドクター・スミスもやはり捕まっていました。その現地人はどこかに連絡を取って指示を仰ぎますが、ウィルは通信の画面に出てきた男が、その現地人とそっくりな事に気がつきます。何故か見張りは手薄で3人は逃げ出すことが出来ましたが、ドクター・スミスはその原住民の飲み物らしきものをがぶがぶと飲んでしまいます。実はそれが液体爆弾で、原住民はそれでジュピター2号を爆破しようと考えていました。ウィルが見破った通り、原住民は沢山いる訳ではなく一人が多数を演じていただけでした。ウィルはその原住民から液体爆弾を中和する薬をもらってドクター・スミスに飲ませて一件落着です。
次週は雪男で、確か原子力潜水艦シービュー号の第4シーズンに出てきたのの使い回しだと思います。

宇宙家族ロビンソンの”The Ghost Planet”

宇宙家族ロビンソンの”The Ghost Planet”を観ました。第2シーズンの第3話ですが、このシーズンが始まってやっとまともな面白い話に巡り会いました。結局また宇宙をさすらうことになったジュピター2号は突然「着陸するように」という英語の通信を受信します。それが地球からだと信じこんだドクター・スミスは、ジュピター2号をその星に向けます。そのうちジュピター2号はコントロールを失い、その星からの電波によって操られその星に着陸します。ドクター・スミスはロビンソン博士の制止も聞かず、その星の建物に入っていきます。そこで待ち受けていたのはその星のロボットだけでした。しかしドクター・スミスはジュピター2号の武器を全部渡せば財宝をやると言われて、まんまとその誘いに乗ってしまいます。しかしこちらのロボットに武器を運ばせて、それを向こうのロボットに引き渡した後、ドクター・スミスを待っていたのは、電子装置組み立ての強制労働でした。その星は巨大な電子頭脳が支配する星でした。その電子頭脳はこちらのロボットにも従うように言い、ロボットはそれに従ってウィルも強制労働に押しやります。しかしそれはこちらのロボットの芝居であって、ウィルとドクター・スミスを助け出します。一行は何とか電子頭脳の星から逃げ出すことが出来ましたが、しかし今度はその星から核ミサイルが発射され、ジュピター2号を追いかけて来ます。ロビンソン博士はジュピター2号を反転させてその星に再度向かい、ギリギリで反転してその星にミサイルを当てて爆発させます。しかし、こちらのロボットに裏切られたと思えた時はいつものようにロボットのバッテリーパックを抜けばいいのに、とちょっと矛盾点を感じました。しかし、なかなか面白い話でした。

宇宙家族ロビンソンの”Wild Adventure”

宇宙家族ロビンソンの”Wild Adventure”を観ました。この回ではドクター・スミスの陰謀?がついに勝利を収め、一度はロビンソン博士とドンは地球に戻ることを決定します。しかし何故か訳の分からない緑色の女性が宇宙空間でサイレンのようにドクター・スミスを誘惑し、ドクター・スミスは催眠術にかかってしまったように宇宙服を着て外に出てしまいます。結局、ドクター・スミスを救助するために、最後の燃料を使ってしまい、地球には戻れなくなります。しかし、アルファ・コントロールと通信だけは出来、彼らがまだ生きていることを伝えることは出来ました。
この当時、宇宙家族ロビンソンとバットマンが同じ時刻に放映されていて視聴率を競っていたみたいです。しかしバットマンの方も設定を変更してスタートに失敗し、宇宙家族ロビンソンが視聴率を失うことはなかったようです。