久しぶりに思い立って、Rogers LS3/5Aを引っ張り出しました。社会人になって買った最初のスピーカーで、当時2本で16万くらいだったように思います。今は何社かから復刻版みたいなのが出ていますが(このスピーカーはRogersが設計したのではなく、BBCが設計してRogersに作らせたもので、他のメーカーでも作ることが出来ます)、大体2本で30万円くらいします。また、私が持っているのはインピーダンスが16Ωの初期型で、これは中古市場でプレミアが付いていて、ヤフオクでの平均落札価格は2本で12万円以上です。
実はオーディオマニアの元上司に2ヵ月間くらい貸していたことがあり、それで戻って来た梱包を開けないままでした。そして今日久しぶりに聴きましたが、最新のスピーカーに比べると若干高音が濁っているかなと思うくらいで、このサイズでこのスケール感はやはり素晴らしいです。私は普通はスピーカーのサランネットは外して聴くのですが、このスピーカーだけは外すととても安っぽい感じになり、付けたままにしています。
なお、出力音圧レベルは82.5dBと非常に低く、真空管アンプではさすがに強音時に音が崩れます。W数の大きなアンプで、出力音圧レベルの低いスピーカーを鳴らすというスタイルを作ったのは実はこのスピーカーが草分けかもしれません。
Rogers LS3/5A (16Ω初期型)
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