オーディオへのAddiction(中毒)は止まらず、今度はヤフオクでKT88全段差動プッシュプルアンプ完成品を入手しました。超三結アンプと並んで、真空管アンプの新しい回路としてぺるけさんが2000年頃考案(正確には以前からあったアイデアを具現化したといった方がいいでしょう)したものです。プッシュプルの高い出力は犠牲にしますが、その代りプッシュプルの2つの真空管に完全な補完動作を定電流回路で行わせるものです。特に定位感の向上に効果があります。ただ、プッシュプルの一番のメリットである高出力が無くなってしまうのに対して、メリットの方はある意味玄人受けというか、初心者だとほとんど違いは分からないと思います。退職金をもらったのでいっそのことヴィンテージの真空管アンプでも買おうかとも考えましたが、それより真空管アンプの新しい可能性を試してみたくてこうなりました。
定位感は本当にいいです。今、フィッシャー・ディースカウのレーヴェのバラードのLPを聴いていますが、本当にそこで歌手が歌っているという感じが出ています。
KT88の全段差動プッシュプルアンプを入手
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