お盆休みを使ってまた包丁研ぎ。下の包丁はずっと研ぎの練習+果物剥きに使っているHenkel Fit 150。上が同じHenkel Fitの180の新品。三徳包丁をここまで研いだ人はなかなかいないと思います。先端部がつぶれているのは最初の頃の研ぎ方が上手くなくてこうなってしまったもの。今はやり方を改良しているのでこうはなりません。それで新品と比べて分かったんだけど、欧州の包丁って直線ではなく円状の刃なんですね。砥石で研いでこの曲線を維持するのは非常に大変です。これはロッキング切りと言って欧州ではロッキングチェアーを揺するような感じでものを切るから、こういう形状になっているみたいですね。日本的な感覚からいくとそれは切っているんじゃなくて押しつぶしているような感じで、キャベツの千切りとかを手っ取り早く作るにはいいかもしれませんが、私はやりませんね。