トワイライト・ゾーンの”What’s in the Box”

トワイライト・ゾーンの”What’s in the Box”を観ました。タクシードライバーのジョーは調子が悪い家のテレビを電気屋に修理させますが、1時間経ってもなかなか直りません。怒ったジョーは修理を打ち切って電気屋を追い払います。ジョーがプロレス中継を観ようと間違えてチャンネル10という存在しないTV局のチャンネルに回すと、そこには自分と妻のフィリスの出会いの場面が映っていました。驚いたジョーはフィリスを呼びますが、TVの画面はノイズが映っているだけでした。ジョーがまたTVを観ると今度は先ほどの食事のシーンです。そしてついにTVは未来のシーンを映し始め、そこではジョーとフィリスは喧嘩を始め、はずみでジョーはフィリスを窓から蹴落とし殺してしまいます。ショックでジョーは気絶します。医者に来てもらって鎮静剤を飲みますが、ジョーはフィリスに向かって先ほどの未来を反省して愛していると言いますが、フィリスはそれを馬鹿にしたため、結局テレビの通りにジョーはフィリスを殺してしまい、これも予告されていた通り死刑になります…まあありがちな話ですが、この時代修理屋が持っているのがまだ真空管だというのが私的には面白かったです。トランジスター化が始るのは後3年ぐらいでしょうか。

仮面ライダーストロンガー(エピソード5)のロケ地

仮面ライダーストロンガーって実際に観たことはなかったので、Amazon Primeで1話だけ(エピソード5)観てみたら、何と偶然舞台は相模湖・藤野!今とまったく変わりません(笑)。「飛び出せ!青春」もそうだけど、この辺り東京から中央高速で来れてかつ適度に田舎なんでロケには便利だったんでしょうね。それでブラックサタンの怪人の作戦が小学校の給食に毒を入れる(しかもすぐには死なない)というもの。世界征服までは1万年以上かかりそうですが…
ストロンガーって正義の味方の割には、武器は両腕に電気が通っていて触った相手を感電させる(変身の時に絶縁用手袋を外す)、というなかなか卑怯なもの。

NHK杯戦囲碁 安達利昌7段 対 佐田篤史7段(2024年12月29日放送分)


12月29日(日)のNHK杯戦の囲碁は、黒番が安達利昌7段、白番が佐田篤史7段の対戦です。(旅行のためNKH+で後から視聴)布石では上辺の白の模様と黒の右辺から中央の模様が対抗形になりましたが、黒は上辺の白を押していってそちらを地として確定させ、中央を厚くして模様を拡げました。しかし右辺で白から大々ゲイマに開いて2線に潜るのが切れそうで切れない手で、これによって黒地が値切られてしまい、ここで白が一歩リードしました。しかしその後左辺から延びる白と黒の石で、中央で大きな劫争いが始りました。この劫は中央の勢力争いと左辺のそれぞれの石の死活で非常に大きく、黒は右辺の白を分断する手を劫材にし、白は劫材がないので劫を解消しました。この結果先の局面で折角黒地を値切った白がほぼ取られになりましたが、白はこの一団を活きに行き、また右上隅で劫が始りました。この劫は黒が勝って右辺を地として確定させ、白は右下隅を2手連打し、ここでまた劫が始りました。黒はこの劫は譲ってヨセ勝負に持ち込もうとしましたが、この時、左下隅をきちんと活きておけば黒がわずかながらに優勢だったようです。しかし黒は形勢が難しいと思っていたのか、結局左下隅が劫になり、白はこれに勝って地合がわずかながらですが白優勢になりました。結局黒の投了となりました。劫がめまぐるしく移り変わっていく、という面白い碁でした。

伊香保温泉、3度目の正直

一泊二日で三度目の伊香保温泉に来ています。1回目は十数年前でこれはかなり良かった。2回目が3年前で、階段街の途中にある宿ですが、これがこれまで泊まった宿の中で最低でした。ただ、温泉そのものが悪いのではないだろうと3回目のトライです。今回の宿は新しくはないものの、今のところはまあまあ。

ウルトラマンタロウの「怪獣の笛がなる」

ウルトラマンタロウの「怪獣の笛がなる」を観ました。怪獣オカリナンと笛の音に惹かれて登場する怪物ですが、容姿はデッパラスといった方がピッタリです。子供が学校の音楽の先生からオカリナの練習の宿題をする、というのが出て来ますが、学校でオカリナなんか使っていた所は当時無かったのでは?圧倒的にソプラノリコーダーかあるいはピアニカぐらいだったように記憶します。オカリナは学研の「科学と学習」の附録とかに付いていたような。しかし日本の学校は何で横一線に同じことをやらせるんですかね。音楽が苦手な子も多数いたと思います。そういう子に無理矢理楽器を覚えさせるのって教育効果としてどうなの、と思います。

スタートレック・TNGの”Yesterday’s Enterprise”

スタートレック・TNGの”Yesterday’s Enterprise”を観ました。このエピソードはお話がそれほど素晴らしいという訳ではありませんが、今のエンタープライズ号(D)と先代のエンタープライズ号(C)がそろい踏みしたり、亡くなった筈のヤールが再登場したり、この時代にはあり得ないクリンゴンの宇宙船とエンタープライズ号のバトルが観られたり、と視聴者サービスという点では非常に良かったです。先代のエンタープライズ号(C)は戦争中だったクリンゴンの宇宙船から救助信号を受け、助けに行った所で消息を絶ったのが22年前でした。しかしその(C)が何かの時空の歪みで突然(D)の前に出現します。そしてその瞬間に歴史が変わり、まだクリンゴンと連邦は戦争中でかつ連邦が劣勢で後半年で降伏という状況になります。そんな中死んだヤールが蘇りますが、それを誰も不思議に思いません。(D)のライカー達は(C)から女性の艦長他を救助します。ピカードはガイナンから、この世界は何かおかしいと言われ、(C)を元の時空に戻すことを強く勧められます。しかしそれは戻した瞬間に彼らが全滅することを意味していました。((C)は実際には3隻のロミュラン宇宙船に襲われて爆発していました。)しかし(C)の艦長及びクルーから、家族もいないと思われるこの世界で生きていくより、元の世界で使命を果たしたいと言われ、ピカードも苦渋の決断をします。ヤールは(C)のエンジニアと恋に落ち、またガイナンから自分が無駄に死んだことを告げられ、意味のある死を求めて(C)に移って作戦の指揮をすることを選びます。時空の歪みが再度起こり、(C)が元の世界に戻ろうとする数分前のタイミングでクリンゴンの宇宙船3隻が(D)を襲い、(D)は奮戦しますが、ライカーは倒れ、エンジンは爆発寸前になります。そんな中(C)が元の時空に戻り、世界が再度修正され、エンタープライズ号は元の時空に無事戻ります。(C)がクリンゴンの宇宙船を助けようとして行方不明になったことが、戦争に良い影響を及ぼし、連邦とクリンゴンの停戦につながり、(C)は決して無駄に死んだのではありませんでした。

ウルトラマンタロウの「青い狐火の少女」

ウルトラマンタロウの「青い狐火の少女」を観ました。これもおそらく放送が夏休み中で、那須ハイランドパークとの提携で、その施設の紹介みたいな映像が多いです。お話はある少女の母が殺生石の九尾の狐の怪獣に殺されますが、生き残った少女はキツネ憑きと言われていじめられる、しかも子供達からだけではなく、大人達からもそうされるという、「帰ってきたウルトラマン」での「怪獣使いと少年」と同様の話です。どちらも今では再放送出来ないと思います。お話は正体を現わした九尾の狐の怪獣が姿を消すのを、ZATがウルトラセブンの第一回みたいに相手に塗料を吹きかけて姿を無理矢理出させます。今回タロウは結構強くて、光線技無しでパンチとキックだけで怪獣を倒します。九尾の狐の割には弱かったです。どうもウルトラマンタロウというと、タロウと怪獣が餅つきをしたり、やたらとウルトラ兄弟が出て来て、というイメージが強かったのですが、これまで観た感じはごく普通のウルトラシリーズです。

トワイライト・ゾーンの”Queen of the Nile”

トワイライト・ゾーンの”Queen of the Nile”を観ました。パメラ・ハリスという大女優の謎を追って、ジャーナリストのジョーダン・ヘリックが彼女の自宅を訪問します。パメラは1940年の「ナイルの女王」という映画で大スターになっていますので、その時20歳台前半だったとしても、1964年当時は40歳台後半の筈です。しかし現れたパメラはどう見ても20歳台です。壁の絵は1940年当時のものですが、その時と全く変わっていませんが、パメラはその絵は彼女が子供の時に画家が想像力で描いたものだと言います。彼女とジョーダンは夕食の約束をして別れますが、庭でパメラの「母」という老婆は、ジョーダンに実は母ではなく、パメラの娘だと言います。ジョーダンは色々裏を取って次の日再度パメラの家を訪ねますが、パメラはジョーダンに睡眠薬入りのコーヒーを飲ませて眠らせ、壁の置物の中から小さな活きた甲虫が入ったケースを取り出します。それはエジプト人が不死の象徴としていた聖なるスカラベでした。パメラがスカラベをジョーダンの裸の胸に這わせると、スカラベはジョーダンの若さを吸い取り、見る見る内にジョーダンは老化して行き、最後は白骨化します。彼女は本当のエジプトの女王で、ファラオからもらったスカラベを使って若い男の生命を吸い取って自分がそれを吸収し、永遠に生き続けているというホラーストーリーでした。前に、永遠に歳を取らない男の話が出て来ましたが、その女性版でした。日本にも八百比丘尼という話がありますが、こちらは禁断の人魚の肉を食べたので罰として永遠に生きなければならなくなった、というものでした。また男性では源義経の家来であった常陸坊海尊が江戸時代まで残夢という名前で生きていたという話があります。