スタートレックの”The Man Trap”

スタートレックのファーストシーズンのエピソード1の”The Man Trap”を観ました。「巨人の惑星」があまりに詰まらないので、スタートレックと交互に観ることにしました。で、嬉しかったのが、登場した惑星考古学者の俳優が、原子力潜水艦シービュー号のUボートの幽霊艦長を演じた人でした。その惑星考古学者の定期健康チェックのため、その惑星に立ち寄ったエンタープライズとカーク艦長一行でしたが、その考古学者の奥さんはドクター・マッコイの昔の恋人でした。しかし、惑星に転送されたカークとマッコイともう一人のクルーが見た奥さんはそれぞれまったく別の女性に見えて、という話です。さすがに「巨人の惑星」よりはるかに面白いです。ちなみに、ジーン・ロッデンベリーは最初にこのスタートレックの企画をアーウィン・アレンに持ち込んだのですが、その時アレンは「宇宙家族ロビンソン」を始めようとしていてバッティングしたために採用されなかったというエピソードがあります。特撮にしても、アレンの作品よりスタートレックの方が上です。

NHK杯戦囲碁 余正麒8段 対 佐田篤史7段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が余正麒8段、白番が佐田篤史7段の対戦です。佐田7段は本因坊リーグに入ったことにより、4段から7段に昇段しています。この碁は白が柔軟な打ち回しを見せ、特に右上隅で白が黒の二間ジマリの間に付けていってからの攻防が見応えがありました。白が出て行ったの黒がすぐ受けず上辺の白にコスミツケて、白がそれに受けずにハネ出し、上辺は黒が好形になり、その代わり白は右辺で黒を低位に追いやり中央が厚くなりました。その後焦点になったのは白が右辺の黒に横から付けていった手で、白は右上隅の黒を狙っていました。しかし黒は反発して右下隅の白を分断しました。結局白が右上隅を取りましたが、黒は右下隅の白を本気で取りかけに行きました。この白は眼が無く、また攻め合いでも勝つのが難しいため、白は捨てて締め付けを狙いましたが、激しい戦いの結果として最終的に締め付けの効果は限定的で白は大きく取り込まれ、黒の右下隅の地が大きく勝勢になりました。白はその後左辺を大きくまとめようとするなどしましたが左下隅との絡みもあって左辺にはみ出されて及ばず、黒の中押し勝ちとなりました。

「巨人の惑星」の”Trap”

ヴェーバーの翻訳が一段落したので、久し振りに「巨人の惑星」の第3話、”Trap”を観ました。何というかこの「巨人の惑星」のパターンとしては、巨人達は地球人の存在を既に知っていて、その科学水準が自分達より優れていることも分っていて、地球人を捕まえてその秘密を知ろうとします。という訳で今回も女性2人が巨人に捕まってそれを他の男たちが助け出すというだけの話です。ポイントは、宇宙家族ロビンソンで言えばドクター・スミス的な役割のフィッチュー中佐(多分イタリア系)が、いつも卑怯というか臆病なことをしていて、今回はしかし最初は貴重な燃料の残りを使って爆薬を作り、それで巨人をテントからおびき出して女性2人を救出するという案に反対していて、結局最後に協力してヒーローになるという話です。うーん、何というかありきたりで、やはりこのシリーズはイマイチですね。

相倉久人著、松村洋編著の「相倉久人にきく昭和歌謡史」

相倉久人著、松村洋編著の「相倉久人にきく昭和歌謡史」を読了。といっても読了したのはかなり前で、ここの所ヴェーバーの「中世合名・合資会社成立史」の翻訳に時間を取られて紹介する暇がありませんでした。
相倉久人さんは昭和6年生まれの昭和一桁なんで、戦前の音楽もよくご存知です。例によって古関裕而がきっかけになって古い昭和の音楽にはまり、青春歌年鑑というシリーズで昭和3年から私が生まれた1960年代初めまでを全部揃えてしまいました。
この本で良かったのはやはり戦前の所で、古関裕而の軍事歌謡も含めて当時どのように受け止められていたのか経験者の話が聴けたのは良かったです。またエノケンの歌の才能についてこの本で教えられてCDを買いました。それから戦後になって、美空ひばり、坂本九、クレージーキャッツくらいまでは楽しめました。山口百恵以降はもう同時代なんでそんなに新しい発見はないですが、ちあきなおみの「夜へ急ぐ人」のような隠れた名曲を教えてもらったのが良かったです。ずっとCDを色々聴きながら読んでいましたが、つくづく思うのが昔の歌手の歌の上手さ。昔はほとんどの歌手が音大か音楽専門学校で歌を学んだ人ばかりでした。それが1960年代にフォークソングが出てきて素人ばかりになりました。もちろん素人には素人の良さもありますが、私はやはりちあきなおみや弘田三枝子のような上手い歌手が好みです。