高さ3cmの電解コンデンサーが届いたので、A電源を実装しました。ご覧のようPCL86の4本でヒーター点灯出来ました。ただ、問題があって、電源トランスの14.5Vの出力を使いましたが、AC点灯ならこのままでOKですが、私の場合DCにしているので、現状で16.5Vもあります。なのでおっかなびっくりでテストしましたが、短時間では大丈夫そうです。PCL86のヒーターの定格電流での電圧は15V以上となるようなので、16.5Vで焼き切れたりはしませんでしたが、中長期的には寿命が短くなるのでもう少し電圧を落とす必要があります。高定格の抵抗かAC用のコンデンサーで電圧を落とすつもりです。
NHK杯戦囲碁 洪爽義5段 対 大竹優6段(2022年4月17日放送)
本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が洪爽義5段、白番が大竹優6段の対戦でした。この碁の焦点は下辺の攻防で後から入って行った白がそれなりの地を持って治まり、黒は代償でかなりの厚みを築きました。このワカレは元が黒の構えだったことを考えると白の成功でした。黒は攻めと中央の地作りにこの厚みを活用したかった所ですが、結果的にどちらもいまひとつでした。右上隅は劫になって黒が劫に勝ち、白の一団が一眼だけになりましたが、白は上手く右辺に展開し、黒からの攻めを予防しました。黒はその後右辺と上辺の白を切り離して上辺の白を攻めましたが、左辺で白が若干地を損しながらも中央を厚くしたのがよく働き、こちらも黒の攻めは不発でした。最後は黒は中央を囲おうとしましたが、下辺の黒の厚みが連絡が切れると死んでしまう関係でつながる手を打たざるを得ず、結局黒がコミを出せず投了となりました。
真空管アンプ-C電源取り付け、ついでにオシロ
真空管アンプ、B電源を再度一つ一つ接続を確かめて間違いが無いことを確認し、スペーサーを付けてシャーシーに取り付けました。本当はネジ止めするんですが、面倒なのと、後表にやたらとネジの頭が出ているのは美しくないので、樹脂製のスペーサーを使い瞬間接着剤でシャーシに接着しました。万一修理とかの場合は樹脂性スペーサーをそのままニッパーで切るつもりです。それから今日はC電源(バイアス電源)も実装しました。ここはーの電圧なんでアースにつなぐ方向が逆です。
それからオシロで整流後の波形を取ってみました。上がB電源で下がC電源です。(C電源はマイナス電圧ですが、オシロのプローブは正電圧になるよう当てています。)B電源はショットキーバリアダイオードで全波整流した後、チョークコイルと電解コンデンサー3個で平滑化したのをさらにFETでリップルを除いているので見事にフラットです。
真空管アンプ-B電源回路
高さの低い電解コンデンサーが半分だけ来たので、B電源(プレート電圧用)の回路を組んで接続しました。
トランスの出力が243V、ショットキーバリアダイオードをブリッジ接続して全波整流し、100μFの電解コンデンサー3つとチョークコイルで平滑化し、更にFETでリップル電流を除去し、最終的にはDC330Vになりました。(理論的にはACをDCに全波整流しかつ平滑化するとACでの電圧のルート2倍になりますので理論値はDC344Vになります。但しダイオードでの整流の時に電圧が若干落ちます。)元の参考にした回路だとDC270Vだったので現時点ではかなり高いですが、まだ増幅回路を接続していないので高めに出ているのと、元の回路が整流に普通のブリッジダイオード(普通のシリコンダイオードは電圧降下がショットキーバリアダイオードより大きい)を使っていることなどによります。もし最終的にB電圧が高すぎる場合には、電源トランスの230Vの出力の所に400VAC耐圧のフィルムコンデンサーを入れて調整するつもりです。(ここは交流なので電解コンデンサーは使えません。)オシロスコープで波形を見たい所ですが、電圧が高いので差動プローブを取り寄せ中です。ただテスターの電圧表示はせいぜい変動が±0.1Vくらいで安定しているようです。
キャプテン・スカーレットの”Inferno”
キャプテン・スカーレットの”Inferno”を観ました。今回は珍しくミステロンズの作戦が成功する話です。SKR4という宇宙の残骸の爆破処分のためのロケットが、隕石と正面衝突して爆発します。例によってそれがミステロナイズされます。SKR4は軌道を変え地球に戻ろうとします。そこでミステロンズの予告があり、今回は南米のアステカ文明の遺跡の中にある海水の浄化プラントを破壊するというものです。スペクトラムはキャプテン・スカーレットとブルー、エンジェルスらを現地に派遣しますが、ロケットでの攻撃ということは、欧州の宇宙局から連絡があるまで分かっておらず、結局キャプテン・スカーレットらがやったことはキャプテン・ブラックが仕掛けたロケット誘導用の発信器を探して破壊することでした。(そちらより、迎撃ミサイルでロケットを破壊した方が速いと思いますが…)結局発信器は見つからず、キャプテン・スカーレットはエンジェルスにアステカ文明の神殿全体を破壊させます。エンジェルスは結局神殿と中の太陽の神の石像の全てを破壊出来ましたが、一足遅くロケットが突っ込んできて爆発して地滑りが起き、それが浄水装置の過酸化水タンクに及んで大爆発、という結着です。しかしミステロンズもこんな辺鄙な土地ではなく、大都市とかを狙えばいいと思いますが、まあキャプテン・スカーレットの脚本はこの程度です。
真空管アンプ-電解コンデンサーの高さ問題
真空管アンプ、内部の部品取付け・配線作業に入ろうとしているのですが、ここで問題が一つ発覚。電解コンデンサーで5cmの高さのが6本有り、これをユニバーサル基板の上に垂直に取り付けると、シャーシの高さをオーバーしています。これの解決手段は、
(1)シャーシーのリアパネルに穴を開け、コンデンサーの頭を出させる。(インシュレーターの高さがあるので、頭が出ても大丈夫です。)
(2)ユニバーサル基板を垂直に取付け、電解コンデンサーを水平に配置する。
(3)より高さの低い、同じ定格の電解コンデンサーに取替える。
のどれかです。(2)を最初検討しましたが、ユニバーサル基板を垂直に固定する上手い方法が分からなかったのと、電流を流すと振動する電解コンデンサーを水平に空中に浮かしているのが気持ちよくないのでボツ。
(1)は底板の厚さが結構あってホールドリルで開けるのが面倒なのでこれもボツ。
結局、ネットで調べて高さ3cmの同じ定格の電解コンデンサーがありましたので、それを取り寄せ中です。
トワイライト・ゾーンの”Walking Distance”
トワイライト・ゾーンの”Walking Distance”を観ました。ニューヨークで広告代理店のメディア担当の部長として働く、36歳のマーティン・スローンはある日そんな暮らしが嫌になり、車を飛ばして田舎を訪れます。ガソリンスタンドで給油とオイル交換をしようとしますが、その店員にホームウッドという町までどのくらいの距離かと聞き、1.5マイルという答えに歩いてそこを訪れることにします。その町は彼が25年前まで住んでいた故郷でした。昔のままのドラッグストアで昔頼んでいたアイスクリームソーダを注文したら、その価格が昔のままの10セントでした。彼は自分の生家の方に近付いたら、彼と同じくマーティンという名前の10歳くらいの男の子と知り合います。その子はマーティンが10歳の時にしたように、自分の名前をメリーゴーランドの柱にナイフで刻んでいました。彼が話しかけると男の子は怒られたと思い駆けだして逃げていきました。その男の子の後を追いかけると、ある家に入って行きました。それはマーティン自身の生家そのままでした。そしてドアをノックして出てきたのは、彼の(彼が10歳当時の)両親でした。しかし、両親はマーティンのことを狂っていると思って相手にしません。その内マーティンはあることを思い出し、免許証が入った財布をそこに落としたまま、男の子を探しに行きます。男の子はメリーゴーランドに乗っていました。マーティンは彼に注意しようとしますが、男の子は逃げ回り、その内間違ってメリーゴーランドから落ち、足を折ってしまいます。マーティンはまさにそのことを注意しようとしていたのでした。そこにマーティンの父親がやってきて、免許証の名前やまた未来の日付の紙幣などを見て、マーティンが未来から来たことを理解します。そして彼に元の世界に戻るように忠告します。そして突然彼は元の時間に戻り、ドラッグストアに再度入りますが、クリームソーダの価格は35セントになっていました。マーティンは過去の思い出を胸にニューヨークに戻っていきます。タイムトンネルで真珠湾攻撃の時に、トニーが死の間際であった実の父に会い、その父もトニーが自分の息子であることを認めるというシーンがありましたが、あれを思い出しました。
白井喬二の「私の歴史文学観」(エッセイ)
白井喬二のエッセイ「私の歴史文学観」を読了。「季刊 歴史文学」という雑誌の1974年11月発行の創刊号に寄せたものです。この時白井喬二は85歳ですが、「歴史と文学」という名前の雑誌からまだ意見を求められるぐらいの知名度はあったようです。内容については、これまで白井が色んな所で述べていることと大きなずれはないのですが、ちょっと面白いのは「国史挿話全集」について言及していることです。これは白井が全国のいわゆる歴史上の有名人物に関する逸話(アネクドーツ)を集めたものですが、全国の知事が収集に非常に協力してくれたと書いています。白井の真骨頂の一つは、怪しげな文献(多くは実在しない)に基づいているとする不思議なエピソードをちりばめることですが、単なる想像だけではく白井の場合はどのような文献があるかを小説家としてこれ以上いないくらい知った上でそうした怪しい文献を創作しているのであり、そこに「いかにもありそうな」という疑似リアリティーが生れます。白井の「国史挿話全集」はさすがの私でも、全部読むことは出来ず、パラパラと眺めた程度ですが、実は日本の大衆の歴史観を知るという意味で貴重な文献なのかもしれません。
NHK杯戦囲碁 志田達哉8段 対 田中康湧3段(2022年4月10日放送)
本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が志田達哉8段、白番が初出場の田中康湧3段の対戦でした。志田8段は棋風通り着実に実利を取って打ち進めていましたが、上辺で白に割り込んで節を付け、切って行ったのはいいかと思いますが、その切った石をあっさりシチョウで取らせたのはどうかと思います。確かにその後シチョウアタリを打てて右辺に展開出来ましたが、AIの評価もそれまでの黒優勢から白優勢に変わりました。白はその後右辺の黒への攻めを見ながら左辺に打ち込み、左辺の黒を2つに分断して結局1線を渡らせるなど寄り付き、中央の地こそ出来ませんでしたが、下辺を盛り上げ、黒もヨセで追い上げましたが届かず、白の1目半勝ちに終わりました。
キャプ テン・スカーレットの”Expo 2068″
キャプテン・スカーレットの”Expo 2068″を観ました。何というか、キャプテン・スカーレットの各ストーリーの中でもっとも典型的なパターンの話でした。今回、ミステロンズの予告は北米の東海岸に破滅をもたらす、というもの。狙われたのは、ある発電所に原子炉を輸送するトラックとその運転手で、キャプテン・ブラックが道路標示を細工し、トラックは崖から転落し運転手は死にます。そしてミステロナイズされた運転手は途中で予定の道をそれて原子炉をどこかに持ち込みます。その時に制御装置のバルブを取り外したので、原子炉はゆっくり暴走を始めます。キャプテン・ブラックは、ある博覧会の会場に物資を輸送するヘリコプターの操作手を銃で脅して、原子炉をその会場に持ち込もうとします。キャプテン・スカーレット達がその目論見をキャッチし、キャプテン・スカーレットがその原子炉のコンテナに乗り移って原子炉を止めようとします。それには何とか成功しましたが、操作手がブラックに殺されたため、ヘリコプターはビルの屋上に衝突し大爆発しましたが、例によって大怪我を負ったスカーレットはすぐに生き返るという話でした。
このエピソードを入れて残り4話ですが、ちょっとあまりにもワンパターンで展開が容易に読めるエピソードでした。