トワイライト・ゾーンの”The Man in the Bottle”

トワイライト・ゾーンの”The Man in the Bottle”を観ました。何というか良くある願いをかなえてくれるランプの魔神(ジーニ)ものでした。アーサー・キャッスルは祖父の代からのアンティーク商ですが、商売は儲からず借金ばかりで破産寸前でした。そんな日近所の老婆が古いワインボトルを買ってくれと持ってきます。キャッスルはこんなものはガラクタで価値は0だ、と言います。でも老婆が可哀想になったので、その壺を1ドルで買ってやりました。キャッスルが壺を誤って床に落とすと、栓が開いて煙りが出、やがてファレル・ウィリアムスみたいな格好の男が登場します。男はランプの魔神(ジーニ)で願い事を4つ叶えてくれると言います。キャッスル夫妻はかなり疑っていましたが、まず一つめの願いで、割れていたショーウィンドウのガラスを修理して欲しい、と頼んだら魔神はあっという間に修繕しました。これで魔神が本物だと分り、次にキャッスルは100万ドルを要求します。そうすると100ドル紙幣が天井からバサバサと降ってきました。大喜びの夫妻は近所の人達に大盤振る舞いで紙幣を配りますが、そこに招かれざる客の税務署の人間がやって来て、税金が90万ドルだと言います。キャッスルが慌てて紙幣を数えたら、残ったのはたったの5ドルでした。次に国で一番偉い人、を考えつきましたが、選挙で選ばれる首長はダメなので、選挙で変えられることのない、そして現代のどこかの外国の支配者を望みます。そうするとキャッスルは、何とヒットラーになり、しかも1945年5月のベルリン陥落の直前でした。部下が自殺用の毒薬を持ってきますが、それを飲まずに最後の望みで元のキャッスルに戻ります。結局4つの願いはどれもダメで、でもショーウィンドウが綺麗になったからいいか、と言っていたら、それも傘の柄で突いてまた割ってしまいました…
という話で、これは別にトワイライト・ゾーンで無くてもきわめて色んな所で使われているもので、もう一つでした。

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