宇宙家族ロビンソンの”The Haunted Lighthouse”を観ました。一人ある惑星に取り残されたエイリアンの少年とペ二ーの交流が中心の話に、F-15という地球が作った灯台的な定点宇宙船がからみます。第3シーズンのペニーの問題点は、アンジェラ・カートライトがこの時点で15歳くらいだと思いますが、すっかり大人びてしまい、ジュディとほとんど役柄がかぶってしまうことです。そんな中久し振りにペニー中心の話です。ペニーがらみの話は、大体ペニーがエイリアンなどと交流して、その純な心でエイリアン達を感動させて、というパターンですが、このエピソードもまさにそれです。エイリアンの少年はザイボという猫だったりライオンだったり女性だったりする不思議なキャラクターを飼っています。ジュピター2号が宇宙で遭遇した巨大な宇宙船は実はアメリカが打ち上げた定点観測船、宇宙の灯台とも言うべきものでした。ロビンソン博士の一家は、そこを一人で守っていた、ある大佐の歓待を受け、この宇宙船には十分な燃料もあるので地球に帰れますよ、とロビンソン博士の一家を喜ばせますが、実はその大佐は単なる荷物運びの人が密航しただけで、燃料の話も嘘でした。エイリアンの少年は例によってドクター・スミスをザイボが変身した女性で誘惑し、ジュピター2号を盗んで自分の星に戻ろうとしますが、結局ジュディーに説得されて、灯台の宇宙船に自称大佐と留まって自分の星に帰れるチャンスを待つ、という話です。
宇宙家族ロビンソンの”The Space Destructors”
宇宙家族ロビンソンの”The Space Destructors”を観ました。第3シーズンはジュピター2号が宇宙を彷徨って様々な事件に遭遇するという形式だった筈ですが(これはスタートレックの影響です)、しかしこの辺りではまた第2シーズンのパターンに戻っていて、ジュピター2号はどこかの惑星の上にいて、その星がどういう星なのかの説明もまったくありません。ウィルとドクター・スミスが洞窟を見つけ、その中に入ってみると中にサイボーグの製造装置(というかほとんどパン焼き機)がありました。最初に作ったサイボーグはドクター・スミスを襲って来ましたが、2回目から「服従」ボタンを押せば、製造されたサイボーグは自分の命令のままに動くことを発見します。最初はサイボーグを召使いとして使うことだけで満足していましたが、その内欲が出てきて、もっと強力なサイボーグを作って宇宙の支配者になろうとします。今回のドクター・スミスはかなりダークさが強いです。ウィルがやってきてドクター・スミスのそういった行為を止めようとしますが、二人が争っている内にウィルがサイボーグ製造のコンベアの中に落ちてしまい、ウィルの顔はドクター・スミスの顔に変わり、性格も邪悪になってドクター・スミスを殺そうとします。あわやの所でロビンソン博士が駆けつけ、サイボーグ達と剣で戦うシーン(ガイ・ウィリアムズは快傑ゾロの役をやっていましたから剣は得意です)の後、ロビンソン博士はウィルを外に連れ出し、ロボットがサイボーグ製造装置を破壊したら、ウィルは元に戻ったという話です。
IPA(イソプロパノール、イソプロピルアルコール、2-プロパノール)について
新型コロナウィルス騒ぎでのマスクの不足はまだまだ続いていてドラッグストアなどで見かけることはありません。しかし、Amazonで売られているマスクの価格は一時期の一枚200~500円という超高値から、今日みたら1枚60円くらいに下がってきましたので(何でもない時は1枚41円ぐらいでした)、政府の高値転売禁止措置が効果を上げて来たのでしょうか。また紙類は潤沢ではありませんが、一家族一セット限定ではトイレットペーパー、ティッシュペーパー、キッチンペーパーいずれも買えるようになって来ました。その一方でまったく品不足の解消がされないのが消毒用のアルコール類です。こちらについては世界的に供給不足と思われますので、短期的には解消しないと思います。私は家でいつもアルコールティッシュを使っていましたが、これがまた品不足で、売っていても価格が5倍以上したりします。なので苦肉の策ですが、IPA(イソプロパノール、イソプロピルアルコール、2-プロパノール)を使って自家製のアルコールティッシュを作りました。(純水タイプのウェットティッシュは入手可能ですので、これの容器の中に濃度70%のIPAを入れました。)IPAはエチルアルコールと良く似ていますが、エチルアルコールより2倍程度毒性が強く(絶対に飲んではいけません)、また殺菌出来る菌がエチルアルコールより少ないです。(具体的には親水性ウィルスと言われるライノウィルスなどにはまったく効果がありません。)しかし、脱脂効果はエチルアルコールより強いので、コロナウィルスにはむしろエチルアルコールより殺菌効果は高いと思います。AmazonでIPAは1リットル1,030円くらいでした。これはおそらくいつもより高いと思いますが、無水エタノールは今500mlで4,000円くらいしますから、それに比べたら1/8ぐらいの価格です。また在庫もありました。(申し上げておきますが、これを読んでIPAを買い占めて高値で転売したり、必要もないのに大量に買ったりしないでください。病院で必要なものが無くなったら問題です。)更には脱脂効果が高いということは手指の消毒に使うと手が荒れますので、手指の消毒は石鹸で洗った方がいいと思います。刺激性も無水エタノールよりはるかに強いです。またそのまま99.99%の純度で使うと、拭いた時瞬間的に蒸発するため消毒効果がほとんどありません。消毒効果を出すためには10秒くらい表面に残る必要があります。このため精製水等で70%の濃度に薄めて使います。また常温で引火しますので、火気厳禁で保管する必要があります。一応申し上げておくと家庭で使われる眼鏡クリーナーとかOAクリーナーにもIPAは含まれています。病院でも無水エタノール99.99%の純度のものは酒税法上お酒とされ税金が高いため、通常は若干のIPAを混ぜてお酒として飲めないようにして、税金を抑えて価格を下げたものが清拭用に使われています。(価格の問題がなければ無水エタノールの方が安全性が高い{といってもご承知の通り短時間に大量に摂取すれば急性アルコール中毒で死に至ります。}ですし、また殺菌出来る菌の種類も多いです。)
NHK杯戦囲碁 決勝戦 一力遼NHK杯戦選手権者 対 井山裕太三冠王
本日のNHK杯戦の囲碁は、決勝戦で黒番が一力遼NHK杯選手権者、白番が井山裕太三冠王の対戦です。この一局の攻防は左上隅の戦いが全てでした。黒が左辺で白からの押さえ込みを防ぐためにハサミツケたのに対し、白がそのツケに構わず出て行って黒を押さえ込みました。これは解説の山下敬吾9段も予想していなかった強手ですが、黒は結果として左上隅で活きましたが、活きるのに2手かけ、更に白から当てを先手で利かされ、タネ石の黒3子を取られてしまいました。プロの碁ではほぼ「オワ」と言っても良い差がついたと思います。(写真で一段落した後の左上隅の状況をご確認ください。)黒はこの結果、上辺の黒が孤立し一方的に攻められる石になりました。また左下隅で白がかけて来たのを出切って乱戦に持ち込もうとしましたが、白が下辺を捨て、左辺で黒のタネ石を取ってここで黒の投了となりました。ちょっと一力遼NHK杯戦選手権者の打ち方に誤算があったようで、一方的な結果になりました。井山裕太三冠王も一時期の7冠王から3冠にまで後退しましたが、再婚されてから調子が戻って来たようです。
鉄道のトイレに石鹸を!
左は小田急線登戸駅のトイレ、右側はJR南武線の登戸駅のトイレです。ご覧の通り、小田急線が曲がりなりにも石鹸水のボトルを2月より置くようになったのに対して、JRの方にはまったくありません。私の経験では、JRの駅のトイレで石鹸類を置いているのは昔から非常に限られた駅だけです。(香港でSARSが流行った時にチェックしたことがあります。)こんなの感染の拡大の被害に比べたら大した経費じゃないと思うのですが。
ググったらここに鉄道各社のトイレにおける石鹸設置状況の調査結果がありました。
お彼岸のお墓参り
確定申告の還付でドッキリ
イギリスの新型コロナウィルス対策
イギリスのコロナウィルス対策、賛否両論がありますが、少なくともエビデンスに基づいて科学的に決められたという意味で、日本の政策とはまるで違います。
ボリス・ジョンソンも安倍晋三は私に言わせればポピュリストですが、同じポピュリストでもボリスの方が今回の対応についてはずっとまともだと思います。
イギリスでは学校の休校は3ヵ月くらいやるなら感染の拡大を防ぐ意味があるけど、それはマイナスの方が大きすぎる。またスポーツ観戦等の自粛を求めるのも、今後ウィルスとの戦いが数ヶ月続くことを予想すると、初期からあまり規制すべきではないとしています。これは私も同じ意見で、今の日本みたいに学校を休校にしたりイベントの自粛を求めることは、感染のピークの数字を下げることには貢献するでしょうが、感染が治まるまでの期間をむしろ長くしかねません。イギリスは集団免役という考え方で、感染者の増加を無理に押えず、一度感染した人の免疫によって高齢者などの感染すると危険な人へのウィルスの広がりを押えようという発想です。これが本当に上手くいくか現時点では分りませんが、一つの合理的な考え方だと思います。また、イギリスがウィルス感染は少なくとも数ヶ月は続くと考えている所からして、中国の新型コロナウィルス終息宣言は実に嘘くさく響きます。おそらく本当の感染者数を隠しているのだと思います。
宇宙家族ロビンソンの”The Space Primevals”
宇宙家族ロビンソンの”The Space Primevals”を観ました。この回のストーリーがそんなに面白い訳ではありませんが、色々と見所はありました。
(1)何というか1960年代の偏見丸出しの原始人描写
(2)二人で洞窟に閉じ込められて死にそうになり、最後に友情を結ぶドンとドクター・スミス
(3)出ました!アーウィン・アレンの超ワンパターンのトカゲ恐竜!
(4)原始人を何かのマシンで操るエイリアンにより、ミニチュアにされたロボット
という感じでした。しかし原始人の描写の中に、トーテムポールが出てきたりして、明らかにネイティブ・アメリカンを意識した原始人描写で、いくら1960年代とは言え、いいのかと思いました。しかしトカゲ恐竜だけじゃなく火山とか溶岩のシーンも、映画の「ロストワールド」の転用じゃないのかと思います。その内、アレンの60年代の4作品に出てきたトカゲ恐竜シーンを全部集めて紹介するつもりです。
宇宙家族ロビンソンの”Hunter’s Moon”
宇宙家族ロビンソンの”Hunter’s Moon”を観ました。第2シーズンであまりにもドクター・スミスだけが目立つ話が多すぎて、怪傑ゾロの主人公役で有名なガイ・ウィリアムズが活躍しない、ということで作られた話のようです。しかし何というか非常にありきたりのストーリーで、ジュピター2号が不時着した星でエイリアンに捕まり、そのエイリアンのスポーツ(キツネ狩りみたいなの)の獲物にされるという内容です。このパターンは第1シーズンでもあったと思いますが、ロビンソン博士が色々と知恵を絞って狩られる対象から逆襲してエイリアンを倒すという話です。地球人の愛情とか同情心とかが「欠陥」と描写され、エイリアンの親がいなくて人工培養装置から産まれたなどの設定も陳腐きわまりないという感じです。ガイ・ウィリアムズが中心の話といっても、相変わらずドクター・スミスは色んなトラブルを巻き起こしてしっかり目立っていますが。