NHK杯戦囲碁 万波奈穂女流最強位 対 藤井秀哉7段

本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が万波奈穂女流最強位、白番が藤井秀哉7段の対戦です。万波奈穂女流最強位は、昔このNHK杯戦の司会者を長くやって来ていて、今回女流最強位を獲得したことにより初出場です。旦那は伊田篤史9段です。布石はお互いにじっくりした展開でしたが、左下隅からの競い合いで、黒が中央を重視し、下辺から飛んだ石からケイマしたのが個人的にはどうなのかなと思いました。何故なら白に左辺に飛び込まれて地も損ですし、何より左上隅の黒が攻められる展開になっては白の言い分が通った感じです。それでも左下隅からの白を攻めながら下辺からの黒と上辺の黒が連絡出来れば黒も厚かったですが、黒は左上隅からの石への攻めを見られていて白が中央に飛ぶと上辺を受けざるを得ず、その間に白に中央に進出されて分断されて、逆に黒が薄くなりました。その結果中央で白に出切りを敢行されて(写真の場面)苦しくなりました。この後色々あって、白が上辺から左辺の黒を取りかけに行くという緊迫した場面もありましたが、結局黒は数子を犠牲にして活きました。そして逆に右上隅で白が攻められることになりましたが、白が黒の性急な攻めの裏をかいてあまりいじめらずに活きて、これで白が優勢になりました。万波女流最強位はそれでも諦めず白の大石を狙っていきましたが、自分の方も眼が無く、結局活き活きに終わり、黒の投了となりました。

「空想科学画報」(原子力潜水艦シービュー号の資料)

「空想科学画報Vol.1」「空想科学画報Vol.2」を購入しました。何かと言うと、Wikipediaの「原子力潜水艦シービュー号」の項目に大幅に加筆したのですが、「出典が書いていない」タグが鬱陶しくてそれを消すための「出典」として買ったものです。内容は、撮影に使われたモデルの写真が主ですが、全話リストもありそれなりに詳しい情報があって有用でした。
ちなみにWikipediaの古いTV番組などの項目にやたらと「出典がない」タグを付けるのは止めて欲しいと思います。その番組のDVDやブルーレイが出ていれば、それが出典としては十分だと思います。昔のTV番組の研究書なんて、ほとんどの場合出ていませんから。

原子力潜水艦シービュー号の”Nightmare”

原子力潜水艦シービュー号の”Nightmare”を観ました。第4シーズンの話の中ではかなりマシな方で、途中まではとても緊迫感があって良かったと思います。ただ、結末が取って付けたようで、結局途中がどうなっていたのかの説明があまりありません。クレーン艦長がネルソン提督からのSOS(途中で途切れた)を受けて急遽フライングサブからシービュー号に戻ってくると、クルーは誰もいません。しかしクルーの声だけは響いてシービュー号はどこかに向かって進んでいます。それからUFO型の新型飛行機でシービュー号に乗り込んで来た男が現れ、クレーン艦長を殺そうとします。しかしその男はミサイル室で殺されてしまっていました。そしてその後クルーが姿を見せ始めますが、それは外見だけはそっくりでも中味は別者で、ネルソン提督も含めて皆でクレーン艦長を殺そうとします。そして艦内にネルソン提督の声が響き、何とワシントンをシービュー号のICBMで攻撃しようとしていることが分かります。クレーン艦長は一度捕まった後処刑される前に逃げだし、回路室に行ってミサイルの発射回路を破壊しようとします。そこで待ち構えていた(偽)ネルソン提督ともみあいになり、結局高圧電線で(偽)ネルソン提督を倒しますが、それはロボットでした。そして死んだ筈のUFOで乗り込んで来た男が再度現れ、結局そいつがエイリアンで、地球の宇宙進出を警戒し滅ぼしてしまおうとしているのが今回の事件の真相でした。ICBMは発射されますが、クレーンはミサイルの発射装置の横の高圧回路を自分の体でショートさせて、ミサイルを途中で爆発させます。そしてシービュー号が大きく揺れた際にエイリアンの武器を奪ってエイリアンを倒します。って、このエイリアン確かタイム・トンネル(“Raiders from Outer Space”)に出てきたのと同じような。それで結局本物のネルソン提督らは別の場所に捕まっていて、声がしていたのは録音テープによるもの、とか説明されますが、今一つ辻褄が合っていないように思います。しかしWelch脚本よりははるかにマシでした。

原子力潜水艦シービュー号全放映リスト

Wikipediaの「原子力潜水艦シービュー号」の項に記載するため、全放映リストを作成しました。
以下、全シーズンでの通算No.シーズン毎の通算No.、英語タイトル、日本語タイトル、アメリカでの放映日の順です。
日本語タイトルの出典は、現在発売されている日本語吹き替え版DVD(但しこれには第1シーズンが含まれていません。第1シーズンは日本TVで放送され、第2~第4シーズンはテレビ東京だったのでその辺の関係かと思います。)と、国会図書館で検索したかつて発売されていたレーザーディスク(パイオニア)の書誌情報(第1~第4シーズン)によっています。
しかし、現行の日本語版DVDが第1シーズンをカバーしていないということは、全話観た人は非常に限られているということですね。

第1シーズン(全32話)
1 1 Eleven Days to Zero 地球の危機 1964年 9月14日
2 2 The City Beneath the Sea 海底王国の独裁者 1964年 9月21日
3 3 The Fear Makers 深度1240メートルの恐怖 1964年 9月28日
4 4 The Mist of Silence 亡命者 1964年10月 5日
5 5 The Price of Doom 謎の海底生物 1964年10月12日
6 6 The Sky Is Falling 円盤不時着す 1964年10月19日
7 7 Turn Back the Clock 孤島の大怪竜 1964年10月26日
8 8 The Village of Guilt 北極海の怪生物 1964年11月 2日
9 9 Hot Line ミサイル事件 1964年11月 9日
10 10 Submarine Sunk Here 機雷原脱出 1964年11月16日
11 11 The Magnus Beam 磁力線陰謀団 1964年11月23日
12 12 No Way Out ダブルスパイ 1964年11月30日
13 13 The Blizzard Makers 秘密原爆実験 1964年12月 7日
14 14 The Ghost of Moby Dick 白鯨の幽霊 1964年12月14日
15 15 Long Live the King 謎の漂流者 1964年12月21日
16 16 Hail to the Chief 殺人光線MGQ 1964年12月28日
17 17 The Last Battle 孤島の陰謀団 1965年 1月 4日
18 18 Mutiny 放射能クラゲ来襲す 1965年 1月11日
19 19 Doomsday 危機一髪 1965年 1月18日
20 20 The Invaders 冬眠人間 1965年 1月25日
21 21 The Indestructible Man 水星ロボット 1965年 2月 1日
22 22 The Buccaneer 盗まれたモナリザ 1965年 2月 8日
23 23 The Human Computer 電子頭脳の秘密 1965年 2月15日
24 24 The Saboteur 狂った艦長 1965年 2月22日
25 25 Cradle of the Deep ビーマ海溝の怪生物 1965年 3月 1日
26 26 The Amphibians 海底人間 1965年 3月 8日
27 27 The Exile 沈黙の霧 1965年 3月15日
28 28 The Creature 超音波怪魚 1965年 3月22日
29 29 The Enemies 謎の島 1965年 3月29日
30 30 Secret of the Loch 湖底の怪獣 1965年 4月 5日
31 31 The Condemned 潜水球の4人 1965年 4月12日
32 32 The Traitor 海底ミサイル基地 1965年 4月19日

第2シーズン(全26話)
33 1 Jonah and the Whale 決死救助隊 1965年 9月19日
34 2 Time Bomb スパイ対スパイ 1965年 9月26日
35 3 …And Five of Us Are Left 28年目の浮上 1965年10月 3日
36 4 The Cyborg サイボーグ 1965年10月17日
37 5 Escape from Venice 死を招くメロディ 1965年10月24日
38 6 The Left-Handed Man 左ききの悪魔 1965年10月31日
39 7 The Deadliest Game 危険な怪電波 1965年11月7日
40 8 Leviathan 海底の巨人 1965年11月14日
41 9 The Peacemaker 恐怖のプロトン爆弾 1965年11月21日
42 10 The Silent Saboteurs 破壊された宇宙船 1965年11月28日
43 11 The X Factor 秘密スパイ団 1965年11月 5日
44 12 The Machines Strike Back 無人サブの逆襲 1965年12月12日
45 13 The Monster from Outer Space 宇宙怪獣SOS 1965年12月19日
46 14 Terror on Dinosaur Island 生きていた大怪竜 1965年12月26日
47 15 Killers of the Deep ミサイル海戦 1966年 1月 2日
48 16 Deadly Creature Below! 脱獄囚潜入 1966年 1月 9日
49 17 The Phantom Strikes Uボート444号の亡霊(前) 1966年 1月16日
50 18 The Sky’s on Fire 燃える南半球 1966年 1月23日
51 19 Graveyard of Fear 200歳の令嬢 1966年 1月30日
52 20 The Shape of Doom 泳ぐ核爆弾 1966年 2月 6日
53 21 Dead Man’s Doubloons 海賊の呪い 1966年 2月13日
54 22 The Death Ship 艦内連続殺人事件 1966年 2月20日
55 23 The Monster’s Web 潜水艦を包む巨大なクモの巣 1966年 2月27日
56 24 The Menfish 海底の人体実験 1966年 3月 6日
57 25 The Mechanical Man 機械人間危機一髪 1966年 3月13日
58 26 The Return of the Phantom Uボート444号の亡霊(後) 1966年 3月20日

第3シーズン(全26話)
59 1 Monster from the Inferno 地獄の使者 1966年 9月18日
60 2 Werewolf 謎の狼男 1966年 9月25日
61 3 The Day the World Ended 地球最後の日 1966年10月 2日
62 4 Night of Terror 幻覚をよぶガス 1966年10月 9日
63 5 The Terrible Toys 攻撃するおもちゃ 1966年10月16日
64 6 Day of Evil 地球侵略を許すな 1966年10月23日
65 7 Deadly Waters 危険深度オーバー1700m 1966年10月30日
66 8 Thing from Inner Space ムロー沖の大怪物 1966年11月 6日
67 9 The Death Watch 生と死の実験 1966年11月13日
68 10 Deadly Invasion 電気生物の攻撃 1966年11月20日
69 11 The Haunted Submarine さまよえる亡霊 1966年11月27日
70 12 The Plant Man 植物人間の驚異 1966年12月 4日
71 13 The Lost Bomb セシューム爆弾を奪え 1966年12月11日
72 14 The Brand of the Beast 死の覚悟 1966年12月18日
73 15 The Creature 恐るべき合成生物クリーチャー 1967年 1月 1日
74 16 Death from the Past ナチの毒ガスミサイル 1967年 1月 8日
75 17 The Heat Monster 怪獣焦熱地獄 1967年 1月15日
76 18 The Fossil Men 化石人間現る 1967年 1月22日
77 19 The Mermaid 人魚との取引き 1967年 1月29日
78 20 The Mummy ミイラの呪い 1967年 2月 5日
79 21 The Shadowman 恒星から来た影の男 1967年 2月12日
80 22 No Escape from Death シービュー号浮上望みなし 1967年 2月19日
81 23 Doomsday Island 四次元の島 1967年 2月26日
82 24 The Wax Men 蝋人間との戦い 1967年 3月 5日
83 25 Deadly Cloud 死の雲に突入せよ 1967年 3月12日
84 26 Destroy Seaview! 洗脳された提督 1967年 3月19日

第4シーズン(全26話)
85 1 Fires of Death 火山大爆発を阻止せよ 1967年 9月17日
86 2 The Deadly Dolls 死の人形芝居 1967年10月 1日
87 3 Cave of the Dead 幽霊船の呪い 1967年10月 8日
88 4 Journey with Fear 金星への旅 1967年10月15日
89 5 Sealed Orders ワシントン極秘命令書 1967年10月22日
90 6 Man of Many Faces 七つの顔を持つ男 1967年10月29日
91 7 Fatal Cargo 白ゴリラの恐怖 1967年11月 5日
92 8 Time Lock タイム・ブリッジ 1967年11月12日
93 9 Rescue 秘密基地爆破計画 1967年11月19日
94 10 Terror 怪しきランの花 1967年11月26日
95 11 A Time to Die 過去の世界 1967年12月 3日
96 12 Blow Up 提督を逮捕せよ 1967年12月10日
97 13 The Deadly Amphibians 海底人の攻撃 1967年12月17日
98 14 The Return of Blackbeard 沈んでいたクイーンアン号 1967年12月31日
99 15 The Terrible Leprechaun 黄金を狙う小人 1968年 1月 7日
100 16 The Lobster Man 水の惑星から来た宇宙船 1968年 1月21日
101 17 Nightmare 姿なき乗組員 1968年 1月28日
102 18 The Abominable Snowman 南極の雪男 1968年 2月 4日
103 19 Secret of the Deep 謎の脅迫状 1968年 2月11日
104 20 Man-Beast 人間獣 1968年 2月18日
105 21 Savage Jungle ガンマ線で焼き切れ! 1968年 2月25日
106 22 Flaming Ice 燃える氷原 1968年 3月 3日
107 23 Attack! 謎の海底秘密基地 1968年 3月10日
108 24 The Edge of Doom 誰がスパイだ! 1968年 3月17日
109 25 The Death Clock 四次元への挑戦 1968年 3月24日
110 26 No Way Back 歴史を変える時計 1968年 3月31日

原子力潜水艦シービュー号の”The Lobster Man”

原子力潜水艦シービュー号の”The Lobster Man”を観ました。またもアーウィン・アレンの従兄弟のAlbert Gailの脚本ですが、今回はこの間の黒髭よりは数段マシでした。ただ、ロブスター男というタイトルで既にゲンナリしますが。ただそのコスチュームは、シービュー号に出てきたエイリアンの中ではまあマシな方です。お話は、地球の海に住み着くことを狙っているエイリアンがまずロケット1機だけでやって来て、それにのっていたロブスターエイリアンが、ロケットが故障したので、シービュー号の核燃料が欲しいと言います。それで色々あって、結局そのエイリアンがシービュー号の核エンジンの制御棒を一本取り外して自分のロケットにセットし、核エネルギーのお陰でそのロケットが地球上の生物を全て死滅させる爆弾になったと言います。あのー、それ核燃料ではなくて制御棒ですが…(制御棒は中性子を吸収する物質で出来ていて、それ自体が核燃料な訳はありません)シービュー号のお話全体を通じて、脚本家のほとんどが原子力発電とはどいうことなのかまるで理解していないように見えます。
とまあまた悪口を書きましたが、第4シーズンのひどい話の連続の中では、今回のはそこそこマシでした。

IELTSのライティング添削2回目

IELTSのライティングの添削の2回目。今回はバンド5.5とまた先日のテスト結果と同じレベルに戻ってしまいました。それで添削を読んで分かったのは、問題文のどこにも書いていない「暗黙の要求事項」が沢山あるということ。それから、私が受けているのはGeneralですが、受験者の8割以上がAcademicであって、ライティングで期待されるのはAcademicで(汎用的なAcademicではなく、イギリスの大学で要求されるAcademicで)受け入れられる書き方だということです。
ライティングの2番目のエッセイ(この名前が勘違いの元で、短論文です)については、問題は3パターンあって、 (1)ディスカッション(ある人は…と主張し、別の人はそれは正しくないと主張しています。あなたはどちらの考えかを書きなさい、という問題)(2)アーギュメント(ある意見に対して賛成か反対かを述べる問題)(3)2つの質問に答えるもの(ある事象の原因は何か、それを解決するにはどうしたらいいか、のように2つの問いに答えるもの)
です。
それぞれに、ほとんど採点者が期待する書き方のパターンがあって、それから外れた解答ではたとえ文法ミスが少なく高度な語彙を使えていても高い点は取れないということです。

具体的に言うと、今回の問題は(1)のディスカッションでしたが、それに期待される解答パターンは、

第1段落
2つの意見を自分の語彙でパラフレーズ(言い換え)して問題を再確認する。(問題文と同じ単語を使わないこと。)
そして今回のエッセイはどちらの立場でどのような意見を述べるのかを書く。

第2段落
まずは片側の立場(最終的に反対する立場)について、その立場が拠って立つ論拠を確認し、それに対し批判を加える。

第3段落
もう一つの立場(賛成する方の立場)について、それを弁護する意見を展開する。その意見の後に具体例を付け加えて論証の補強とする。

第4段落
片側の立場に反対し、別の立場をこういう理由で支持するということを結論として書く。

問題なのは、この試験は本来の意味の英語のライティングとしては、かなり特殊だということです。はっきり言ってビジネスの世界でこのような文章を書くことは、法律事務所とかだったら分かりませんが、一般的にほとんどないでしょうし、またアメリカではこういうスタイルのもって回った論述よりまず結論を出し、具体例を最初から出していく方が好まれ、このスタイルが汎用性があるとは言えないことです。つまり、これはエリン・メイヤーがCultural Mapで述べている欧州の人が好きな原理原則から演繹していくのに近いスタイルです。

原子力潜水艦シービュー号の”The Terrible Leprechaun”

原子力潜水艦シービュー号の”The Terrible Leprechaun”を観ました。タイトルのLeprechaunは、「レプラコーン」でアイルランドの民話に登場する妖精です。まあグリム童話に出てくる、夜中にこっそり靴を作ってくれる小人の妖精の同類ですね。前回は黒髭でしたが、今回はそういうおとぎ話の登場人物が出てきて、まあほのぼのしていると言えば褒め言葉ですが、悪く言えば子供向け。レプラコーンは大抵は緑の服を着た良い妖精と、1000年に一度悪さをする紅い妖精に分かれます。その紅いレプラコーンがアメリカ軍の核ミサイル迎撃装置(?)みたいなのを吹っ飛ばして地下にある金塊を自分のものにしようとします。ネルソン提督が緑の服の良いレプラコーンと協力して、爆発を食い止めようとします。

原子力潜水艦シービュー号の”The Return of Blackbeard”

原子力潜水艦シービュー号の”The Return of Blackbeard”を観ました。Welch脚本ではありませんが、前に盗賊がシービュー号をシージャックしてモナリザを盗む話がありました。その脚本家は今回の脚本家とWelchの共作であり、今回は一人で書いたものです。その脚本家とはAlbert Gailで、アーウィン・アレンの従兄弟だそうです。それでそのレベルがWelch脚本にも劣るとも優らない出来です。タイトル通り有名な海賊の黒髭が突然シービュー号の艦内に現れて、シービュー号乗っ取りをたくらむ話です。何故かコワルスキーが子分に変えられてしまいます。何でこの黒髭が急に蘇ったのか、黒髭が駆使する超能力(クルーを消したりします)はどこから来るのか、等々何の説明もありません。それでネルソン提督はまたも変なフォースフィールドみたいなお手製の機械を短時間で作って黒髭と対決して勝ちます。ある意味悪しきパターン化です。このシーズン4になると、他があまりにひどいんで、まともな脚本家はアレンと組むのを嫌がったみたいです。

NHK杯戦囲碁 大西竜平4段 対 依田紀基9段

本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が大西竜平4段、白番が依田紀基9段の対戦です。意外なことに、最近各棋戦で大活躍している大西4段はNHK杯は初出場です。対局の内容はしかしながら依田9段の良いところばかりが出、逆に大西4段はいいところを見せられなかったという一局でした。白は左上隅に効率的に大きな地を作りました。これに対し左下隅から延びる白への攻めはあまり利かず、黒が左辺で出切りを打って白2子を取り込みましたが、この程度では不十分でした。黒が右上隅から右辺を囲ったのに、白が上辺に打ち込んで行きました。黒が右上隅で下がってこの白を追い出して攻めようとしましたが、白は一転して右辺で肩付きし、その後、黒の包囲網をツケコシて上手くさばき、先手で切り上げ右下隅のコスミツケに回りました。こうなると黒はコミを出すことが出来ず、白の勝勢になりました。依田9段がNHK杯戦で負けるパターンは、本局と同じく序盤で優勢になり、途中から打ち方が甘くなって逆転されるというのが多いです。しかし非勢の大西4段のその後の打ち方はあっさりしすぎでした。またヨセで左下隅の白の中央の白2子を出切って切り離しておけば黒地も多く、まだ希望があったと思いますが、結局白がつながる手を打ちました。それでその後の折衝で下辺の黒が切り離されてしまいましたが、この黒には一眼しかなく取られてしまい、黒の投了となりました。大西4段はこれで依田9段に3連敗で。若干苦手意識があるのかもしれません。

シャプトンの「刃の黒幕クリーム12000」

シャプトンの「刃の黒幕クリーム12000」を購入。私はこの会社の砥石はもう買わないと思っていましたが、12000という番手はシャプトンとナニワ研磨工業しか出していないと思います。ナニワ研磨工業のは既に持っています。丁度カードのポイントでAmazonのギフトが7500円分くらいあったので、試しに買ってみました。
これまで買ったシャプトンの砥石には詳しい注意書きはついていなかったのですが、この製品には一枚ペラとは言え、両面に注意書きが書いてあります。でその内容がなかなかすごいです。引用開始「仕上げ砥石が柔らかくなってしまった。 砥石を水に漬けたまま30分以上放置したり、洗剤等をかける事によって砥石表面が軟化、または質的に変化をしてしまった状態です。お客様ご自身で用意された木の研ぎ台等が濡れている場合、その水分を吸収して仕上砥石は柔らかくなります。上記のようになった場合、砥石本来の硬さの研ぎ面が出てくるまで砥石を削らなければなりません。」引用終了。
剃刀を研ぐ場合(この番手は剃刀用として購入)、砥石に液体石鹸やシャンプーの類いを垂らして研ぐのはごく普通に行われています。また基本的に1本の包丁でも最低3~4種類の砥石を使う私は研いでいる間砥石を水に漬けっぱなしにします。また研ぎ台が水で濡れているのはごく当たり前のことです。私がこの会社の砥石をあまり使いたくない理由はここに集約されています。
なお、この説明は#12000についていたものですが、他の番手でもマグネシア法による砥石である限り基本的に同じです。
柔らかくなったら砥石を削れ、とありますが、元々ここの会社の砥石は使える部分の厚さが非常に薄いです。