Half Hollowの西洋剃刀

西洋剃刀の2本目がAmazon.comから到着。送料除くと$19.95の安物ですが、ステンレスではなくちゃんと炭素鋼で、1/2 Hollowのもの。(Full HollowとWedgeの中間の厚さ)ベタベタとグリスが塗られた状態で到着。刃は一応ついているみたいですが、イマイチだったので戸前と革砥で研ぎ直しました。
Half hollowタイプの西洋剃刀を早速お風呂で初体験。日本剃刀も併用です。予想通りというか、ジョリジョリ音の高さが低くなって落ち着いた感じで、Full hollowよりも刃に剛性感があります。剃り味は、価格の割りには健闘している、という感じでDovoに比べて極端に切れ味が悪くなっていたりはしません。値段からいっても入門用に手頃かも。ただ、柄はさすがにDovoに比べるとかなり安っぽさがあります。

What are your thoughts about the Japanese youth culture?/ About otaku culture in Japan

The following is my essay that I wrote as an assignment for an English school AEON:

Topic: What are your thoughts about the Japanese youth culture?
Style: Formal

Regarding the Japanese youth culture, the most important buzzword to describe it might be “otaku”. The Japanese word “otaku” is usually translated into English as “geek” or “nerd”. It is often alleged, however, each of them does not exactly reflect the true meaning of the original Japanese jargon.
The word “otaku” appeared first in some print media in the early 1980’s. It was almost the same time when many sub cultures became viral, especially comics and animations. Otaku, in the first place, was used to describe young people who are too enthusiastic about comics or animations. The original meaning of otaku in Japanese is a vocative expression of second person. The word is used for those who often try to talk to others starting with ”hey, otaku”.
Comics were popular even before World War II and the first TV animation started in Japan in 1963. After the tremendous success of an animation movie Space Battleship Yamato in 1977, the number of young fans of comics and animation skyrocketed and both genres became big industries. The word otaku appeared around this time.
At the first stage, the expression contained a rather negative connotation as they have interests only in virtual things and do not have much contact with the real world. This negative image was exacerbated when the Tsutomu Miyazaki incident happed in 1988 and in 1989. The criminal was 26 – 27 years old at that time and killed four female children aged from 4 to 7. By the investigation of the Japanese police, it was revealed that he was holding more than 5,000 video tapes of animation or drama. Most people related the image of otaku to him.
The image of otaku was gradually improved during the 1990’s and in some case the expression was used to describe somebody who has some sophisticated knowledge for something. The areas of interest did not stay only at comics or animation, but they spread to many genres such as computer, train, military, movie, Sci-Fi novels, camera, audio, and almost all sub cultures.
Currently, it is argued that otaku culture in Japan declined a lot while the Japanese government is bubbling over promoting otaku culture to foreign countries with a disgraceful copy “cool Japan”. (Who dares to say “I’m cool!”?) The main reason might be bad economical status of the younger generation.

シオドア・スタージョンの「原子力潜水艦シービュー号」ノベライズ版

Wikipediaで「原子力潜水艦シービュー号」のノベライズ版が出ていることを知り、どんなものかと古書店サイトで購入してみました。中を見たら、映画の「地球温暖化エディション」の小説化でした。私はあの映画版、一応観ましたけどあまりいいと思っていないので、多分これは読まないと思います。ただ、面白いのが書いたのがSF作家のシオドア・スタージョンだということです。(この本での表記は「シオドー・スタージョン」、「人間以上」が代表作で、それは石ノ森章太郎の「サイボーグ009」の設定のベースになっています。)スタージョンは、スター・トレックのファーストシーズンでも2本脚本を書いています。1本はこの間観た、やって来た人の願望を現実化する遊園地惑星の話、もう1本は一部で有名ないつも冷静なバルカン星人が一生で一回おかしくなる婚姻の話で、ミスター・スポックもおかしくなり、婚約者を賭けてカーク艦長と戦う、という変な話です。

森見登美彦の「熱帯」

森見登美彦の「熱帯」を読了。森見登美彦の作品でこの前に読んだのは2年前の「夜行」ですが、その「夜行」と傾向は似ていて延長線上にあるとも言えるような作品です。「夜行」はある画家が残した連作の版画を巡って、ある語学学校の仲間が旅先で経験した不思議な出来事を語り合っている内、その出来事が起きた場所がすべてその連作版画が描いていた場所で、といった話で、創造の世界と現実の世界の境界線が曖昧になって混じり合う不思議な作品でした。今回の「熱帯」は、いわゆる千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)をかなりの部分モティーフとして使っています。千夜一夜物語自体がシャフリヤール王とシェヘラザード(この本ではシャハラザード)のお話がいわば外枠(額縁)としてのお話になり、その枠の中にシェヘラザードが毎夜王に語ったという色々な話が入る、という入れ子の構造になっています。「熱帯」は千夜一夜物語の中の失われてしまった一話という設定で、千夜一夜物語を読んだ者は誰しもシェヘラザードの魔術にかかって、自身が物語の中に登場し、あげくの果ては自身が物語の語り手になる、という多重の入れ子構造をもった物語となっています。前半の、ごく少数しか世の中に出回っておらず、読んだ者も多くない、佐山尚一の「熱帯」という小説についての謎が語られます。この小説を読もうとしたものは、全員途中で何故か本が行方不明になってしまい、最後まで読んだ者は誰もいないことになっています。数少ない「熱帯」を一度読もうとしたことがある者が集まって、お互いが覚えているストーリーを寄せ合うことにより、「熱帯」の内容を再現しようとします。この辺りが一番面白いです。後半は、物語の世界自体がその佐山尚一の書いた「熱帯」の中に入り込み、結局、佐山尚一→森見登美彦→読者自身の境界が曖昧になる不思議な小説です。正直な所、前回の「夜行」は今一つ私は好きになれないものがありましたが、今回の「熱帯」は「夜行」の路線を継承しつつ、小説としてのスケールははるかに優っており、なかなかの作品になっていると思います。

革砥(Strop)について

革砥(ストロップ)について。砥石を50種類揃えている私が、革砥で1種類だけということは当然なくて、昨日届いたの入れて現時点で4種類。
一番左のは、Bush Craftという所のもので剃刀用に買ったのではなくて、包丁の仕上げで微細なカエリを取るのに使おうと思ってポチったものです。本当の意味の研ぎに使うには左に写っているような研磨粒子入りのコンパウンドを塗って使います。コンパウンドは粗さ別に4種類ぐらい販売されています。でもまだコンパウンドを使ったことはないです。剃刀用としてはコンパウンド無しでも表面が粗すぎて使えない感じです。
左から2番目は山秀という所の牛革。両面で使えますが、片側が仕上げ用として緻密で剃刀でも使えます。しかし、かなり柔らかくて剃刀が切れ込みやすく、その場合に簡単に剥がれてしまって耐久性がイマイチです。
3番目は本日届いたもので、西洋剃刀メーカーのDovoが出しているストロップで牛革です。予想よりちょっと小さいです。幅が狭いので剃刀の刃渡り分の長さを一度に磨くことが出来ず、X研ぎという特殊な磨き方をする必要があります。その他はまだ1回使っただけなんで感想はその内。
一番右が、剃刀用に現在一番使っている、叶山革砥製作所のもの。これは農耕馬のお尻の革で現在では希少品であるコードバン製です。# 6300という番号です。この番号は革の厚さであり、番号が大きいから目が細かいという訳ではないようです。むしろ革が厚くなると緻密さは減るみたいです。価格的には番号が大きい方が高くなります。(高いのは2万円~3万円もします。)その他、布砥も一緒に付いています。昔私が子供の頃、理髪師の人が使っていたのはこれが一番イメージとして近いと思います。品質的には左の2つとは一線を画しており、素晴らしい品質で剃刀に最適です。その代わりお値段も左の2つの約4倍(1万4千円)です。叶山革砥製作所は日本では現在唯一残った革砥のメーカーみたいです。
問題なのは革砥というのは消耗品で、使っていると痛んできて交換しなければなりません。特に叶山革砥製作所のは高価なんで、剃刀の刃で切ったりしないように注意して使う必要があります。(ストロッピングは、刃物を引いて磨きます。刃の方向に押すと間違いなく革砥も刃も傷めます。)
ちなみに、研磨剤を使わない革砥でのストロッピングは、剃刀の刃に微細なカエリやバリがあった場合、それを取り除くことは期待出来ます。また、刃に脂分付着している場合に、それを取り除く効果もありそうです。しかし摩耗して丸くなった刃をもう一度鋭くするような機能は無いと思います。逆に鋭すぎる刃を若干丸くする、という効果はありそうな気がします。(ストロッピング時の刃と革砥の間の角度にもよりますが。)
なお、革砥が手元にない場合は新聞紙を使うと、油性インクの効果もあって良いみたいです。包丁のカエリ取りも、新聞紙でやると良いと書いてある本がありました。