2A3ロフチンホワイトシングルアンプ製作中(2)

2A3ロフチンホワイトシングルアンプ、配線作業は2/3くらい終りました。後おそらく6時間くらいです。
真空管のヒーターの点灯試験をしていてBUSSMANNの高いフューズを2つ飛ばしました。なんでかというと、電源トランスの端子の表示がひとつずつずれていて、間違った配線をしてしまったからです。安全に関わるだけに、このトランスの表示は非道いです。

NHK杯戦囲碁 上野愛咲美女流立葵杯 対 一力遼棋聖


本日のNHK杯戦囲碁は、黒番が上野愛咲美女流立葵杯、白番が一力遼棋聖の対戦です。この碁が動いたのは上辺と右上隅の攻防で、白が右上隅に置いていって、どちらかの白に渡る手を見せた時、黒は上辺に渡る手を打ちました。白は右上隅の地をえぐって右辺の白に連絡しました。黒はそれに対し、上辺の白を下から地を取りながら追い立てました。その後黒が上辺の白の一間飛びに覗きましたが、白は継がず右側から中央に飛出たので、黒は覗きを生かして白を2つに分断して攻める姿勢を見せました。この結果、上辺で黒と白で眼がない石が4つ絡み合うという展開になりました。黒がここでハンマーパンチと呼ばれる強烈な攻めを見せようとした時、白はまず左側の一団を左辺に展開してくつろがせました。それでは、ということで黒が右側の白を包囲する手を見せた時に、白は黒のケイマの連絡の薄みを付きながら巧みにしのぎ、右側の一団も包囲網を破ってほぼ安泰になりました。そこで黒は今度は左辺にまるでハサミのような打ち込みを決行しました。白はこの黒を包囲し、黒は活きに行きましたが、白の置きが利かしになっていて、場合によっては劫を決行すると脅かしながら、中央をうまく打ち回し、地合では白のリードになりました。最後下辺の攻防で、白はあちらこちらが薄い黒を割いていく手を打ち、黒は何とか下辺は活きたもの、中央のL字型の6子が結局飲み込まれてしまい、地合で大差となりここで黒の投了となりました。一力棋聖のハンマーピンチのかわし方が巧みでした。

真空管アンプ用電源トランスの電源ON時の突入電流の実測

真空管アンプの突入電流がどうなるのか、趣味的にも仕事的にも気になりますので、日置電機のクランプメーターを購入して、真空管アンプ用の電源トランスを用いて突入電流を簡易的に測定しました。


真空管アンプ用電源トランスでの突入電流の実測

以下の実験はあくまで目安程度のものです。誘導負荷での(励磁)突入電流は、電源電流のスイッチON時の位相によって変わります。(位相で電流が0の時にスイッチが投入された場合が最大になります。)
以下の測定の時、突入電流が観測出来なかったもの(5回に1回くらい)は除いています。(なので統計的な意味はあまりありません。)

試験仕様
電源トランス:春日無線変圧器KmB250F2
(1次側 0V-100V、2次側 0V-30V-170V-230V AC 290mA DC 180mA
0V-6.3V-12.6V-14.5V-16.0V AC 2.0A、静電シールド付き)
電源スイッチ:NKK S-331トグルスイッチ、定格20A 125V/250VAC
クランプメーター:日置電機 CM4371-50
トランスの2次側負荷:0-30V端子に270Ω50Wのメタルケース抵抗を接続(計算上で0.11A)

10回測定(上記のように突入電流が観測出来なかった場合を除く)結果

1次側定常電流:0.12A(電源投入後約20秒くらいでの安定値)
突入電流:最大2.93A、最小0.47A、平均1.69A
突入電流の定常電流に対する倍率:最高24倍、最低4倍、平均14倍

ちなみに、2A3無帰還シングルアンプの電源トランス1次側の定常電流を実測したら約1Aでした。(このアンプにはスパークキラーが入っているので突入電流の実測は出来ません。)
上記の突入電流の倍率がそのまま適用出来るとすると、スパークキラーや遅延リレーで対策していない素の状態では平均で14A、最大で24Aの突入電流が発生する計算になります。

なおスイッチOFFの時の突入電流(電源が急激に減少することによる逆誘導起電圧による)は今回の方法ではまったく発生しませんでした。よく考えたら、電源回路の高容量のコンデンサーがあるので、スイッチOFF時は急激に電流が0になることはなく、逆誘導起電圧はほとんど発生しないと考えるべきでしょう。

トワイライト・ゾーンの”Execution”

トワイライト・ゾーンの”Execution”を観ました。時と場所は西部劇の時代の西部です。ジョー・カスウェルというカーボーイが、首にロープをかけられ馬の背中に反対向きに乗せられて今にも処刑されようとしています。牧師が彼に最後の悔い改めを迫りますが鼻先で笑って拒否します。その後処刑され木に吊されましたが、その瞬間彼の姿は消えてしまいます。彼が目を覚ましたのは、1950年代のある科学者の実験室で、その科学者はタイムトラベルの実験をしていて、カスウェルが人類最初のタイムトラベラーになったのでした。しかし彼はカスウェルの人相の悪さと首についた縄の後から、とんでもない極悪人を転送したことに気がつきます。やがてカスウェルと科学者は口論になり、カスウェルは20人以上を殺したといい、結局科学者は殺されます。町に飛び出たカスウェルでしたが、当然見るものも聞くものも彼が見知らぬものばかりで、ようやくあるバーにたどり着きます。そこでジュークボックスに驚いてそれを壊し、またバーテンダーが点けたテレビでたまたま西部劇の決闘のシーンだったのを現実と勘違いし、科学者から奪っていた拳銃でテレビを撃って壊します。弁償しろ、と迫るバーテンダーから逃げて、また元の科学者の部屋に戻ります。するとそこに拳銃を持った強盗が入って来て、カスウェルとまた争いになります。今度はカスウェルがやられます。強盗は部屋の中を物色し、誤ってタイムマシンの装置を作動させてしまいます。転送装置の中に入った彼は閉じ込められ、そのままカスウェルが来た時代に転送され、カスウェルの代わりに絞首刑になって死んでしまいます。
正義というのは時代が変わっても変わらずに適用されるんだ、というトワイライト・ゾーンにしては珍しく教訓的な話でした。

2A3ロフチンホワイトシングルアンプ製作中

先日、2A3アンプ改造の45アンプを作ったばかりですが、今度は2A3ロフチンホワイトシングルアンプに挑戦しています。シャーシ加工が面倒なので躊躇していたのですが、家に一番最初に組み立てた真空管アンプ(サンバレーのJB300BVer.3)があるのを思い出しました。このアンプは部品の故障で今は動いておらず、多分セメント抵抗か電解コンデンサーを交換すれば動くのですが、300Bアンプは他にあるので未練はなく、解体してシャーシだけにしました。元が300Bシングルアンプですから、使う部品は似たようなもので、むしろ元が3段増幅で今回は2段増幅なので取付け穴は余りますが、まあ放熱用でそのままにします。(ロフチンホワイトアンプは熱くなるので有名です。)ようやくトランスやチョークコイルが届いて、外側の取り付けは完了しました。
後は内側で抵抗とコンデンサーを取付け、配線するだけです。
多分お盆休み中には完成(トラブルが無ければですが)すると思います。
中の写真で一番右にある大きめの部品はフューズです。前から2次回路にもフューズを入れるべきと思っていて、今回ロフチンホワイト回路で450Vと電圧が高いのと、貴重なヴィンテージ管を使うことを考えて、500V1Aのフューズを使っています。ケースが大きすぎて、出力トランスの一つのネジ穴に干渉してしまったのは失敗でしたが、ネジをアロンアルファで固定してごまかしました。まあ4箇所の内3箇所はちゃんとネジ止めしていますから大丈夫でしょう。

ジョー90の”The Professional”

ジョー90の”The Professional”を観ました。ある国に病院を建てるためにある財団が資金援助を行っていましたが、そのお金は病院ではなく、人々が反乱を起した場合に鎮圧する無人のスパイダーと呼ばれる自動走行装甲車の開発に使われていました。財団は残りのお金を取り戻そうとしますが、その金塊はあるお城の中に厳重な警戒システムとスパイダーによって守られていました。そこで財団からWINに要請が入り、ジョー90が派遣されます。今回使われた脳波パターンは、現在服役中の大泥棒のものでした。その知識でジョー90は6,000℃の高熱を発する銃をWINに作らせ、それを手に城に忍び込みます。電子警戒システムはその銃の高熱で次々に動作不能にされ、ジョー90は金庫に易々と忍び込みます。金塊をフォークリフトみたいなもので運びだそうとした所で、スパイダーが異常を発見して襲って来ますが、熱線銃で全て破壊されます。ジョー90はマクレーン教授が運転するフライングカーに金塊を回収してもらい、自身も縄ばしごに捕まってその城を脱出しました、という話です。熱線銃ですが、6,000℃に耐える銃身ってあるのかと思いましたが、実際にプラズマ溶接で6,000℃のものは実用化されているようです。でもバッテリーみたいなものも携行しておらず、長時間6,000℃の高熱を出し続けられるというのはちょっと不自然でした。

トワイライト・ゾーンの”People Are Alike All Over”

トワイライト・ゾーンの”People Are Alike All Over”を観ました。
コンラッドとマーカソンは2時間後に発射するロケットで火星に向かおうとしています。コンラッドは未知の世界に恐怖を感じていますが、楽観的なマーカソンは、神様が作ったものはどこでも似たようなものだ(火星人も人間みたいだ)と、コンラッドを励まします。その二人の周囲では、何故かひそひそ話がされ、そのロケットについていくと言います。二人が乗ったロケットは無事に火星に至ったものの、着陸に失敗してロケットはダメージを受けます。二人は気絶しますが、コンラッドが先に気がつき、マーカソンに気付け薬を注射して目覚めさせます。コンラッドは先ほどからロケットの外で何かコツコツという音がするのに気がつきます。マーカソンは外に出ようと言いますが、コンラッドは躊躇います。その内マーカソンは再び気を失いそのまま死んでしまいます。その瞬間外からロケットの窓が開けられ、そこでコンラッドが見たのは、「人々」、そう服装は違いますが、まさしく人間の集団でした。彼らは何かの手段でコンラッドに対して英語を喋っていると理解させ意思を疎通させます。彼らはコンラッドに銃を捨てさせ、マーカソンは彼らが葬るので、コンラッドにロケットの中で休むように言います。次の朝、彼らがまたロケットにやって来て、コンラッドに驚くようなプレゼントがあると言います。コンラッドがついて行くと、それは地球型の家で、中はまさに地球の家そのものでした。コンラッドは喜んで中にあったスコッチウィスキーを飲みますが、やがてその家の外に出るドアが全てロックされていることに気がつきます。またカーテンを剥いでみるとそこには壁だけで窓はどこにもありませんでした。コンラッドが壁を叩いて外に出すように叫ぶと壁が突然下がってそこには鉄の檻が現われます。その向こうには「人々」が集まっていて、コンラッドの様子を珍しそうに眺めています。コンラッドが檻に付けられた表示を確認するとそこには「地球の生物、その元々の環境にて」と書かれていました。つまりコンラッドは姿が人間に似ているとはいえ、はるかに文明が進んだ火星人の動物園に入れられてしまっていました…
まあありがちな話で、何故火星に初めて行くのに乗組員がたった2人だけなのか、とか突っ込み所は沢山ありますが、この時代に火星に行くロケットということでロケットの描写はそれなりに良く出来ていました。

抗原検査キット

会社で私の部署で感染者が2人出て、私もワクチン4回打ったとはいえ、いつ感染してもおかしくないので、その時に備えてAmazonで抗原検査キットを購入。試しに一度やってみましたが、写真のように陰性でした。まあこのキット中国製だし、抗原検査自体の精度も低いそうなので気休めにしかなりませんが、いざ症状が出た時に会社に行って抗原検査キットをもらうのではなく、自宅で検査できるようにしました。
検査用の体液の取得、鼻腔と喉とがあって、鼻腔でやったんですが、ただでさえアレルギー鼻炎があるので、くしゃみが出て大変でした。検査時間は15分ほどです。このキットのAmazonでの価格は2,500円です。今の所、他にも色々あってAmazonでは問題無く購入出来ます。

NHK杯戦囲碁 黄翊祖9段 対 谷口徹5段(2022年7月31日放送)


本日のNHK杯戦囲碁は、またも高校野球で受難の季節で、時間変更で15:00から。黒番が黄翊祖9段、白番が谷口徹5段の対戦です。両者初対局で、谷口徹5段は昨年度に続き2回目の出場です。谷口5段は重量級のパンチ力の持ち主で。黄9段はどちらかというと足早な碁ということで、谷口5段の攻めを黄9段が軽くかわしてしのぐ碁かなと思いましたが、この碁は黄9段も足を止めて打ち合い、但し両者顔面を打たれたらボディーを打ち返すような意地の張り合いの応酬となり見応えがありました。下辺で黒の左下隅にかかった構えと右下隅から大ゲイマジマリした構えの中間に白が4線に打ち込んでから戦いになりました。白が右下隅の大ゲイマガカリに利かしに行ったのに黒が受けず、それではと白が続けて2線に付けて白を分断し、お互いに活きていない石が複数もつれあった戦いになりました。黒が右下隅から右辺に展開した白にぶつかって攻めに行った時、白は思い切りよく右下隅を全部捨ててしまいました。右下隅の黒地は30数目となり、白はそれを中央で取り戻そうとしました。しかし黒は下辺左方から中央に延びる大石を早逃げして左辺に展開し、白の攻めを未然に防止しました。また白は黒が右上隅でカケを打ったのに対し受けていないという借金も残っていて、局面が進むに連れ黒が優勢になりました。そして黒が中央で取られていた種石の4子を復活させたので、下辺の白も実は眼が薄く色々と利かされそうで、また中央右半分の白の眼がありませんでした。白はこのピンチの局面でまた中央の十数子の石を捨てるという大胆な決断をし、その代償に右上隅から中央に延びる黒を全部取ってしまおうとしましたが、そもそも右上隅の白自体もまだ活きていないということもあって、黒は左辺から延びてきた自軍に連絡出来、ここで白の投了となりました。

ジョー90の”The Race”

ジョー90の”The Race”を観ました。ジョーは例によってビッグラットで誰かの脳波パターンを自分の脳に入れています。マクレーン教授は、ジョーに眼鏡を付けたまま寝るように言います。
場面は変わり、WINのロンドン支局長のウェストンは、突然WINの上部組織の軍部の長官から、軍部がWINのロンドン支局を吸収すると言われ、反発したウェストンとその長官で争いになります。結局、あるレースを行って買った方が自分の言い分を通すということになり、それはロンドンからモンテカルロまでの自動車レースでした。ウェストンはサムに命じ、ウェストン教授とジョー90とサムの3人でチームを組ませます。車はいつものウェストン教授特製の空を飛べる車です。軍部の方は最新鋭の戦闘車両を使います。ジョー90は昨年のモンテカルロラリーの優勝ドライバーの脳パターンを取り込みます。ルールは何でもありで、途中で何度もWIN側は相手の罠により遅れます。しかし最後の山中のレースは、インチキなしのガチレースとなり、ジョー90が運転し山の中の狭い道で軍部の車を追い抜いてそのままゴールします。
ここまではいつものパターンですが、違ったのはこのレースがマクレーン教授とジョー90が見た夢であり、マクレーン教授の脳波パターンをビッグラットで取り込むことで、深層意識まで共有出来たので同じ夢を見たのだ、ということでビッグラットの新しい使い方が分った、という話でした。