ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第10回目を公開しました。

ヴェーバーの「中世合名会社史」の日本語訳の第10回目を公開しました。どうなるかと思っていましたが、2ヵ月ちょっとで全体の16%ぐらいまで日本語訳を完了しました。まずは順調なペースです。多分全体では60回+αぐらいになると思います。
今回、ラテン語でもなく、イタリア語でもスペイン語でもないという文が登場したのですが、調べたら何とアラゴン語(スペイン語の一種の方言みたいなもので話者はたったの1万人)の元になった俗ラテン語みたいです。さすがにこれは読めないので、英訳を参照して訳しました。

宇宙家族ロビンソンの”The Golden Man”

宇宙家族ロビンソンの”The Golden Man”を観ました。ロビンソン博士とドン、ウィルの3人は惑星上の資源探しで不在、そこに2種類のエイリアンが現れます。彼らは戦争をしていて、その決着を付けにこの星にやってきました。1つは敵対的で、いきなりドクター・スミスとペニーの2人を攻撃します。もう片方は金色のハンサムなエイリアンで非常にフレンドリーです。そちらは例によってドクター・スミスと取引し、ジュピター2号の武器を渡せば地球に戻すと言います。ドクター・スミスはすっかり信じて武器を渡そうとしますが、ペニーだけが金色のエイリアンに何かおかしな点を感じ、もう一方の恐竜型のエイリアンと話しを続けます。結局金色のエイリアンはなじみの少ないジュピター2号の武器を使って相手を倒したら、今度はその武器でロビンソン一家も殺そうとしていました。2種類のエイリアンの戦いが始まります。両方の武器は互角なため膠着状態になりますが、そこに金色だった方のエイリアン(ジュピター2号の武器を首尾良く手に入れた後は醜悪な本体を見せています)がジュピター2号の核手榴弾を使おうとし、ペニーがそれを阻止しようとします。そこにドクター・スミスがからんで、偶然その手榴弾を金色だった方に投げつけて倒します。恐竜型のエイリアンは最後に人間のような姿をペニーに見せ、お礼を言って去って行きます。なかなか面白い話で、この辺りレベルの高い脚本が続いています。

「いだてん」の大松監督のひどさ

NHK大河ドラマの「いだてん」の大松監督の回がどんなのだったのかと思って、わざわざNHKオンデマンドに登録して観てみたのですが、何ですかこれは!大松監督と東洋の魔女に対してリスペクトのかけらも感じられません。演じている俳優は何というか品が無いし。バレーの練習シーンも、素人丸出しで、サインはVの方がはるかにマシです。

大松博文監督と磯辺サタ選手

東洋の魔女の最年少選手(当時19歳)だった磯辺サタさんと大松博文監督の、まるで落語の人情噺のような心温まるエピソード。磯辺さんは2歳の時に、父親が南方戦線で戦死、そのすぐ後に母親が病死し、6人の兄弟がバラバラで親戚に引き取られ両親の愛を知らずに育ちます。中学生の時バレーの大会で活躍し、大松監督の目に止まって、中卒で日紡に入社。そしてその年の11月に思い詰めた顔をした磯辺選手が大松監督の所にやってきて、「先生、ここに日紡に入ってから貯めたお金が13万円ある。冬のボーナスとこれからの給料で18万円になる。このお金で夜学でもいいので高校に行けないだろうか。」と相談に来ました。その当時の日紡のバレー部の選手は全員高卒で、磯辺選手が肩身の狭い思いをしていたのを知っていた大松監督は、何とかこの子を高校に行かせてやろうと思い、当時バレーが強かった大阪の四天王寺高校のバレーの特待生の口を見つけて、磯辺選手を入学させました。住む所は最初は日紡の寮から、後に高校の寮が出来たので、18万円で十分3年間学ぶことが出来ました。高校ではバレー部で「磯辺時代」と言われる程の大活躍をし、卒業後、晴れて日紡に再入社。とはいえ当時の日紡バレー部は世界No.1のレベルで河西選手などのレギュラーとは大きな差がありました。それを磯辺選手は大松監督の厳しい指導に耐え、増尾選手というレギュラーのアタッカーが病気でバレー部を辞める時、「私の後はイソを鍛えて欲しい。」と大松監督に直訴し、ついに磯辺選手は最年少のレギュラーメンバーになりました。
そしてご存知の通り、東京オリンピックで見事金メダルを取ったチームのアタッカーとして大活躍します。
その磯辺選手の結婚式で、大松監督は何も言わずに新婦の父の席に座ったそうです。磯辺選手にとっては大松監督は本当に父親であり恩人でした。(磯辺サタさんは2016年12月18日に亡くなられています。合掌。)

NHK杯戦囲碁 河野臨9段 対 依田紀基9段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が河野臨9段、白番が依田紀基9段の対戦です。この碁はあまり布石がなく、下辺でいきなりのっぴきならない戦いになりました。というのも下辺の白と黒の競い合いで、黒は左下隅をまずがっちり守り、中央はむしろ白に攻めさせました。その過程で白がケイマに煽って来たとき、解説の石田芳夫二十四世本因坊が、「まさか出切りは無いでしょう、黒も怖い筈」と言った直後、その出切りを敢行しました。下辺の黒と白は(1)活き活き(お互いに活き)(2)セキ(3)攻め合い、の3つの可能性がありました。河野9段は白の眼を取り、攻め合いに行きました。この辺り読み切って仕掛けたのではなく、おそらく行けるだろうという半分勘で打ったようですが、結果的に一手か二手黒が攻め合い勝ちで、出切りは成功しました。下辺で攻め取りとはいえ十数子を取られた白は、後は中央の黒を攻めそちらとの攻め合いに勝つか、あるいはそれを利用して上辺を大きくまとめるかでした。しかし河野9段は常に最強手を打ち続け、右上隅に策動してきた白には妥協せず隅を確保し、中央の黒も右辺に無事連絡し、上辺に残った黒も上手くしのいだため、ここで白の投了となりました。