スタートレック・TNGの”Sarek”

スタートレック・TNGの”Sarek”を観ました。エンタープライズ号はこれまで数々の外交的成功を収めて来た伝説の外交官であるヴァルカン人であるサレックをレガランとの最終友好条約交渉荷送り届けようとしています。ちなみにサレックはスポックの父親で、オリジナル・シリーズでも”Journey To Babel”に登場しました。しかしサレックがエンタープライズ号に来てから、エンタープライズ号の中で多くのクルーが些細なことで感情を爆発させ、一部は殴り合いの喧嘩にまで発展します。女医のクラッシャーの調査では、それはおそらくサレックがヴァルカン人の老人に起きるベンディーシンドロームを発症していて、それをサレックが無意識に精神感応で多くのクルーに影響を与えているせいと推定しました。ピカードはサレックを何とか説得しようとし、結局解決策としてサレックとピカードが心を一つにするヴァルカンの技法を使い、レガランとの交渉中はピカードがサレックの感情の部分を引き受けるということでした。しかしそれはヴァルカン人のように感情のコントロールに長けていない地球人のピカードには大変な難行でした。結局交渉は上手く行き、サレックも最後のミッションを成功に終わらせることが出来ました。というある意味地味なエピソードですが、論理的なヴァルカン人が感情を剥き出しにして泣いたり怒ったりする、という珍しいシーンが観られた楽しめるエピソードでした。

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