キャプテン・スカーレットの”Flight 104″

キャプテン・スカーレットの”Flight 104″を観ました。ある著名な学者がスイスのある湖の側で開かれる国際会議に出席するのを、スカーレットとブルーが護衛します。一行はある空港からジュネーブ行きの飛行機に乗り込みますが、博士と二人以外は後からネタをかぎつけて乗り込んで来たジャーナリストとカメラマンだけです。しかも飛行機のクルーは、空港の倉庫の中に縛られて監禁されており、パイロットもフライトアテンダントもおらず、飛行機はミステロンズが操っていました。スカーレットとブルーはエンジェルスが危険を知らせる赤い煙で合図したので、パイロットがいないことを察知し、ドアを銃で撃って操縦席に着きます。しかし、飛行機のコントロールが出来ません。飛行機は次第に高度を下げ、アルプスの山に激突しそうになりますが、そこにたまたまあった高圧電線のためミステロンズのコントロールが解け、スカーレットとブルーは無事に再び高度を上げることが出来ました。しかしジュネーブ空港に着陸寸前に今度は足が出ないというトラブルが起き、スカーレットは仕方なく胴体着陸を試みます。それはなんとか成功しますが機首は倉庫に突っ込んで爆発します。ということで久し振りにスカーレットの不死身ネタでした。まあビジュアル的には良かったですが、ストーリーはもう一ひねりが欲しいです。

川崎市3回目ワクチン先行予約

川崎市の3回目ワクチン先行予約が10日より始まっています。(65歳未満で昨年の7月1日~7月31日に2回目を接種した人対象)
今電話したら(予約は電話のみ)あっさりつながり、2月19日(土)13:30からで予約が取れました。場所は川崎市の大規模接種会場(川崎駅近くの日本生命ビル)で、ワクチンはモデルナです。私は1回目も2回目もモデルナで大した副反応は出なかったので、モデルナでまったく問題ありません。

スター・トレックのオリジナル・シリーズまとめ

スター・トレックのオリジナル・シリーズのパイロット版一話を含む全80エピソードを観終わりました。例によってProsとConsを。
Pros
1.特に第1、第2シーズンのSFドラマとしての脚本の良さ。
2.1960年代の公民権運動が終ったばかりのタイミングで、人種差別のまったく無くなった未来を描き、多くのマイノリティーに希望を与えた。
3.宇宙連邦側からだけの視線だけでなく、相手のエイリアン側の視点も考慮した相対的な見方によるエピソードがいくつか存在する。
4.カーク、スポック、マッコイの3人の異なるキャラクターによる掛け合いの面白さ。
Cons
1.第3シーズンの「今週の女優」シリーズとも言うべき安易な脚本のレベルの低さ。
2.特に第3シーズン最終話のそれまでの差別の無くなった未来、というのと完全に矛盾する女性蔑視的脚本。
3.ジーン・ロッデンベリーの脚本がいくつかのエピソードで、あまりに理念的すぎて空回りしているものがある。
全体的にいえば、1960年代の半ばという時代において、やはりこれだけ質の高いドラマをともかくも3シーズン放映した、というのはすごいことだと思います。同時期のアーウィン・アレンの作品がどちらかと言うと子供よりになってしまったのに対し、スター・トレックは最後まで大人向きの作品の質を保ち続けました。最初の放映時の視聴率は振るわなかったけど、むしろ放映終了後に火がついたというのは、日本におけるガンダムと同じです。

ウェスタン・エレクトリックの300B、100時間経過


    ウェスタン・エレクトリックの300Bを聴き始めて約2週間、100時間くらいが経過し、エージングという意味では十分ではないにせよそれなりのレベルになったと思います。今日特性を再測定したら、Gm(相互コンダクタンス)で出荷時より3.3%しか減少しておらず、やはりほぼ新品に近い状態だったのは間違いないです。多少左右がアンバランスになってきていますが、これはクラシック音楽のオーケストラだと向かって右の方がW数としては多いからではないかと思います。
    途中でアンプの出力トランスをルンダール製に変えたので、初期状態との比較をしても仕方が無いですが、音質の傾向としては以下のようになります。
    (1)独特のふわーっとした音場の中に柔らかく音像が現れる感じで、誇張して言うならば夜霧の中に車のヘッドライトが霞む、そんな感じです。
    (2)(1)の音はどのような音源を聴いても、耳当たりが良い音に変えてくれます。機器とかソースの差を拡大して見せつける、というのとは正反対です。
    (3)PSVANEのWE300Bに比べると、こちらの方が高音にある種の華やかさがあります。低音も良く引き締まって延びています。
    (4)女性ボーカルの艶、色気みたいなものは初期状態に比べればかなり改善されましたが、まだちょっと不足気味です。
    トータルでは、手持ちの300Bの中ではやはり一番品位とかまとまりという意味では一日の長がある、という感じです。

キャプテン・スカーレットの”Place of Angels”

キャプテン・スカーレットの”Place of Angels”を観ました。今回ミステロンズが狙うのは”Place of Angels”で、普通に考えると、ミステロンズ・エンジェルスがらみの土地かと思いますが、結局はアメリカのロサンゼルス=Los Angelsという詰まらないオチでした。しかしお話は今の時期にピッタリというか、ある科学者がK14という試験管一本分の液体で1,000万人を殺せるという新しいウィルスを開発します。それを例によってミステロナイズされた女性科学者が持ち出して、というストーリーです。その女性科学者はロサンゼルスの水源であるダムにそのウィルスを撒こうとしますが、間一髪でキャプテン・スカーレットがパラシュート降下し、彼女を撃ちます。その女性はそのままダムの中に転げ落ちて行きますが、途中にひっかかった試験管をキャプテン・スカーレットが手を伸ばして、とこれはウルトラマンでハヤタ隊員がβカブセルを岩の間に落として必死に取るのと一緒。しかしキャプテン・スカーレットは不死身といっても、病原菌に対しても不死身だったのかは明らかにされませんでした。

スター・トレックのパイロット版”The Cage”

スター・トレックの最初のパイロット版である、”The Cage”を観ました。中身は、後に二話連続のエピソードである”The Menagerie”で再利用されています。このパイロット版での艦長はカーク船長ではなく、クリストファー・パイク船長です。スポックは登場しますが、ファーストオフィサーではありませんし、性格も後のロジカルで冷静なスポックとはちょっと違います。またドクター・マッコイは登場せず、別の船医が出てきます。このエピソードは非常によく考えられている内容であり、深いと思いますが、当時のTV局のお偉いさんには難しすぎると判断されボツになり、改めて”Where No Man Has Gone Before”(光るめだま)が作られ、それによって放映OKになります。”The Menagerie”では、重い障害でほとんどロボットのような体になったパイク船長が、幻想の中で、ヴィーナと一緒になって幸せに暮しますが、このパイロット版では、パイク船長の複製が作られてヴィーナはその複製と暮すとなっています。
ともかくこれでスター・トレックのオリジナルシーズンは全て観終わりました。

キャプテン・スカーレットの”Traitor”

キャプテン・スカーレットの”Traitor”を観ました。今回のエピソードはいつもとは違い、ミステロンズの予告は「スペクトラムの中に裏切り者がいて、スペクトラムを分裂させる」というものです。オーストラリアのスペクトラムの訓練用基地でホバークラフトが何回も続けてエンジンが暴走し爆発するという事故が起きます。通常のパターンだと事故で死んだ乗組員とホバークラフトをミステロンズが蘇らせて操って何かをさせるんですが、今回の乗組員は奇跡的に助かります。キャプテン・スカーレットとキャプテン・ブルーが表向きはここの訓練生にレクチャーするという目的でこの基地に派遣されます。講義の中で、何故キャプテン・スカーレットが不死身になったかの経緯をブルーが説明しますが、それを聞いた乗組員の一人がキャプテン・スカーレットがまだミステロンズに操られているのではないかと疑います。その夜、スカーレットとブルーの寝室から不審な火が出ます。翌日、ホバークラフトに同乗したスカーレットとブルーですが、いつものトラブルが起きた時に乗組員の一人がスカーレットが犯人だとして銃を向けます。しかしホバークラフトが急旋回してその男は銃を落とし、ブルーに説得されて脱出します。スカーレットはホバークラフトのモニタリング装置を何とか取り外してギリギリで脱出します。その装置を調べた結果は、ホバークラフトの事故は誰かの裏切り者による破壊工作ではなく、ミステロンズがバルブの分子構造を変えて事故が起きるようにした、というものでした。何だか安っぽいミステリー物で、イマイチのエピソードでした。

NHK杯戦囲碁 井山裕太5冠 対 高尾紳路9段


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が井山裕太5冠、白番が高尾紳路9段の対戦です。序盤の焦点は上辺で、黒が左上隅にかかったのを白が一間に挟み、黒が中央に飛んで、と競い合いになりました。黒が右上隅の白にプレッシャーをかけた時、白は上辺の黒に肩付きを打ち、黒はそれを受けずに右側の黒から中央に飛んで行きました。その後の折衝の結果、黒は先ほど肩付いた白の1子を含め白の3子を取り込む形で上辺をいい地にして、白も左辺を連打していたものの、黒のリードとなりました。しかしその後しばらく局面が進んだ後、白が取られていたかに見えた白を動き出し、これが的確な反撃になりました。この結果中央の黒が薄くなり、白とのもつれた争いになりましたが、白が最強の手を打って中央で大きな劫になりました。白からは上辺に劫立てがあり、結果として劫は黒が勝ち白の3子をポン抜きましたが、それ以上に上辺で取られていた白が逆に黒を取って復活したのが大きく、白の大きなリードとなりました。そこで黒は下辺の白を取りに行きました。しかし白は右下隅を黒に取らせて、うまくこの一団をしのぎました。しかしここからの井山5冠の反撃が素晴らしく、中央で10目程度の黒地を作り、なおかつ上辺の黒の取られた石を劫付き攻め合いに持ち込み、非常に僅差になりました。しかしわずかに届かず、白の半目勝ちとなりました。

TU-8600Sのトランスをルンダールに換装(2)

TU-8600Sのトランスをルンダール製に換装する件で、トランスがきちんと固定出来ていなかったのは解決しました。
(1)トランスを置く方向が90°ずれていた。→元のトランスのネジ穴とは別にこのルンダール用の穴がちゃんと空いていました。
(2)元のトランスは上からネジで固定でしたが、このルンダールのトランスは下から固定でした。(要するに取付け穴は単にドリル穴でネジが切っていなかったということです。)
結構試行錯誤しましたが、解決してヤレヤレです。このトランスにしてから、やはり周波数レンジが拡大した感じで、低音は引き締まって力強くなり、高音はより粒子が細かくなって拡がりが大きくなった、そんな感じです。

TU-8200R(2台)もルンダールに換装

TU-8200R(6L6GCシングルアンプ)2台のトランスも、ルンダールに換装しました。こちらはゲタ基板が最初から付属していて、またコネクター付きのハーネスもありますし、さらにはトランスのネジ穴も同じ位置にあって楽でした。とはいえ2台分で昨日と同じく3時間ぐらいかかりました。音は、デュアルモノで聴いた時は、元々力強い音なのが、さらに力強くなった感じです。少しエージングすると落ち着くのかもしれません。