アダム・フィッシャーのハイドン交響曲全集

クレジットカードのポイントでAmazonのギフト券4000円分を入手。これを使って(多少追加して)、アダム・フィッシャー指揮のオーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団のハイドン交響曲全集を入手。33枚組です。
ハイドンの交響曲全集(全部で104曲)を最初に録音した人は、ドラティですが、今は5種類の全集が出ています。

1.交響曲全集 ドラティ&フィルハーモニア・フンガリカ(1996年7月)
2.交響曲全集 アダム・フィッシャー&オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団(2002年3月)
3.交響曲全集 ガロワ、マロン、ドラホシュ、ワーズワース、ミュラー=ブリュール指揮、他(2009年2月)
4.交響曲全集 ラッセル・デイヴィス&シュトゥットガルト室内管(2012年10月)
5.交響曲全集 ホグウッド&エンシェント室内管、ブリュッヘン&18世紀オーケストラ、ダントーネ&アカデミア・ビザンティーナ、他(2016年5月)

このうち、3と5は複数の指揮者によるものを混ぜたものです。一人の指揮者だけの全集は1と2と4ですが、1と4は既に持っていたので、今回この3つの全集がすべて揃いました。といっても1と4もこれまでそれぞれ2回ぐらいしか通して聴いていないんですが。

フルトヴェングラーのウラニアのエロイカ再視聴

私はベートーヴェンの交響曲の中では3番の「エロイカ」が一番好きです。ベートーヴェン交響曲全集を評価する時も、「エロイカ」の出来が一番評価に影響します。そんな私が最初にはまった「エロイカ」はフルトヴェングラーの1952年のスタジオ録音のものです。しかし、大学に入って目白のレコード店で買い求めた同じフルトヴェングラーのいわゆる「ウラニアのエロイカ」を聴いてぶっ飛びました。同じ指揮者なのに1952年のスタジオ録音とはまるで違う凄絶である意味荒れ狂った演奏でした。1944年の放送用の録音で、戦後ウラニア社から指揮者本人の許可を取らずに発売されて、フルトヴェングラーが裁判に訴えたという伝説の録音です。
という訳で私はこの録音をLPレコード(フォンタナ盤)で持っていたのですが、最近CDで聴き直したくなって買ったのがこれです。
聴いてびっくり、録音が劇的に良くなっています。というかデジタルでノイズを取ったり色々やったのでしょうが、かなり聴きやすくなっています。そうなると不思議なことに演奏から受ける印象も違ってきて、学生時代に感じたような荒れ狂った演奏とはあまり感じなくなりました。いずれにせよ、この曲の演奏の決定盤だと思います。

手持ちのブラームス交響曲全集

手持ちのベートーヴェン交響曲全集はついに36種類になりました。では、手持ちのブラームス交響曲全集は?と思って取り敢えずすぐに見える所にあるのが21種類。でも、ベートーヴェン交響曲全集より少ない筈ないと思って家捜しして普段見えない所にしまってあるのを苦労して引っ張り出して数えてみたら何と60種類!まあブラ1を220種類集めた時の余波ですが。ブラームスの交響曲全集はたったの4曲だから、全集作るのが比較的簡単(今やCD2枚ですし)なんでしょう。

クラウディオ・アバド/ベルリンフィルのベートーヴェン交響曲全集

クラウディオ・アバド/ベルリンフィルのベートーヴェン交響曲全集を聴きました。アバドは好きな指揮者ですが、ベルリンフィルとの組み合わせは何か水と油という感じがして違和感があり、これまでマーラーくらいしか聴いていませんでした。(何かの本で、ベルリンフィルの古参の団員が、カラヤンの時もフルトヴェングラーの時に比べベルリンフィルの音には変わりがなかった。しかしそれをアバドが目茶目茶にした、と言っていました。)しかし、先入観を排して聴いてみれば颯爽としたテンポの中々悪くないベートーヴェンでした。余談ですが珍しいと思ったのは、この全集はCD1が1番と2番、CD2が3番、4番という風に、完全にベートーヴェンの作曲順になっていることです。当たり前じゃないかと思われるでしょうが、手持ちの30数種類のベートーヴェン交響曲全集でこの順番になっているのはこのアバド/ベルリンフィルのだけです。何故ならば普通は3番と4番の演奏時間は合計で80分を超すので、一枚のCDには入らないからです。この全集では両方を合わせて79分29秒というCD収録時間の極限みたいな入れ方をしています。これはアバドのテンポがかなり速いからこそ可能になったのだと思います。

パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのベートーヴェン交響曲全集

パーヴォ・ヤルヴィ指揮/ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのベートーヴェン交響曲全集を聴きました。
通常、ベートーヴェン交響曲全集のCDの一枚目の一曲目は、第1番か第2番のどちらかが普通ですが、この全集では何故か突然3番「エロイカ」から始まります。このエロイカがとても良いのです。颯爽としたテンポでいて、アクセントもしっかり刻み、何よりキビキビした演奏です。とても気に入りました。全体では出来不出来はそれなりにあるように思いますが、今まで聴いてきたベートーヴェン交響曲全集(30種類以上)の中でもベスト5には間違いなく入る演奏のように思います。ベーレンライター版の全集ではたぶん一番いいんではないかと思います。(ほぼ同時にラトル/ベルリンフィルも聴きましたが、そちらよりもずっといいです。)ヤルヴィは現在N響の首席指揮者です。一度生で聴いてみたくなりました。