スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”11001001″

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”11001001″を観ました。なかなか面白いエピソードでした。エンタープライズ号は定期点検とコンピューターシステムの強化のため、スターベース74に停泊します。そこでエンタープライズ号のコンピューターシステムの強化を担当したのはバイナー星人で、名前の通りコンピューターと融合した不思議な星人でした。彼らによって強化されたホロデッキで、ライカーは1958年のニューオリンズのジャズバーを指定し、そこでミヌエットという魅力的な女性に出会います。ライカーはトロンボーンの腕を披露し、ミヌエットとダンスしすっかりいい気分です。そこにピカード船長もやって来て、船長はミヌエットがフランス語を話すのに驚きます。しかし二人がそうやって楽しんでいる間に、エンタープライズ号では反物質エンジンの反物質が漏れ出すかもしれないという危機的状況になり、クルーや乗船していた一般人は全員退避します。しかしピカードとライカーだけにはその通知が行かず、二人を乗せたままエンタープライズ号は基地で爆発するのを避けるため発進します。その行き先はバイナー星人の母星でした。ピカードとライカーは転送でデッキに入ると、そこでは4人のバイナー星人が倒れていました。実はバイナー星の太陽が超新星となり、その放射線でバイナー星のコンピューターがダメになってしまっており、彼らはそのデータをエンタープライズ号のコンピューターに退避させたのでした。しかしそのデータを元に戻してやらないとバイナー星人は全員死んだままで、ピカードとライカーは何とかパスワードを突き止め、データ復旧に成功します。生き返ったバイナー星人に何故助けを求めなかったのか問い質したピカードに対し、彼らはYesかNoの2択しかなく、少しでもNoと言われる可能性がある選択肢を選べなかったとのことでした。
生物とコンピューターが融合するというアイデアが良いですし、またライカーのジャズもなかなか良かったです。

「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣少年の復讐」

「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣少年の復讐」を観ました。停電や鉄道事故の原因となった怪獣エレドータス(つまり電気ガメ)が登場しますが、これが何か実在するのかしないのかはっきりしない怪獣で、一説によれば嘘つき少年が電車の運転手だった父親が起した事故をこの怪獣のせいだと思い込んで作り出したというのがあるようです。ただ電気を吸う怪獣で透明になるのは、初代ウルトラマンでのネロンガがあり、あまり新鮮味はありません。今回の郷隊員は少年が言い張っていることを嘘と決めつけて殴ったり、現代の基準だと体罰でアウトです。しかし今回もウルトラマンはMATの補助と少年の「エレドータスは頭が弱点」というのを聞いてやっと倒すという感じで、弱っちいという印象は相変わらず強いです。

トワイライト・ゾーンの”Hocus-Pocus and Frisby”

トワイライト・ゾーンの”Hocus-Pocus and Frisby”を観ました。アメリカのある町にガソリンスタンド兼よろず屋をやっているフリスビーという62歳の男がいました。彼は大嘘つきで、彼によれば彼は32の大学で学び、いくつもの大発明をし、第2次世界大戦ではノルマンディー上陸作戦で大手柄を上げ、といった具合でした。ある3人の紳士が車でやって来てガソリン給油を頼みます。例によってフリスビーはこのタイプのリアエンジン車をヘンリー・フォードに頼まれて開発したのは私だ、などとやります。しかし奇妙なことにその3人は何故かフリスビーの言うことを全て信じているようでした。実は3人はエイリアンで、地球人の内で優秀な者を見本として持ち帰ろうとしており、フリスビーの言うことを真に受けて、フリスビーこそそれに最適と思い、彼らの円盤に拉致します。フリスビーは全て嘘だと説明しますが、生憎そのエイリアンの言葉に「嘘」という概念がありません。窮したフリスビーは気を休めるためハーモニカを出して吹き始めますが、その音はエイリアンには耐えられない悪音で、フリスビーは何とか逃げ出すことが出来ます。家に戻ると仲間がフリスビーの63歳の誕生会を開いてくれましたが、そこでフリスビーが今度ばかりは本当の話をしても誰も信じない、というオチで、イソップ寓話の狼少年の現代版です。

「帰ってきたウルトラマン」の「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ」と「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」

「帰ってきたウルトラマン」の「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ」と「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」を続けて視聴。
怪獣シーモンスに襲われた船の船長で小林昭二登場。怪獣シーモンスとシーゴラスは夫婦怪獣で、シーモンスを攻撃すると角が光り、それを目安にシーゴラスがやって来て、津波を引き起こしたり、雷鳴や竜巻を引き起こすというとんでもない迷惑な夫婦怪獣です。ウルトラマンは初回は津波を止めるのでエネルギーを使い果たし、シーモンスを倒すことは出来ず消滅。2回目はシーモンスとシーゴラスの電撃攻撃に翻弄されますが、MATがレーザー砲で片方の角を破壊したので助かりますが、結局二匹を逃がして止めは刺さないままです。この2つの回、特撮は頑張っていると思いますが、自然災害については現実がフィクションのはるかに上を行ってしまったので、すごい、という感じは申し訳ありませんがまったくしません。

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Angel One”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Angel One”を観ました。エンタープライズ号は、貨物宇宙船オーディン号の遭難者がたどり着いたと思われる、エンジェル・ワンという星に向かっています。そこは地球の20世紀くらいの文明レベルでしたが、特徴的なのは女権社会で、トップも女性だということです。エンタープライズ号はその星にたどり着いた7名の遭難者を発見しますが、彼らは何故かそこを離れようとしません。実は遭難者はエンジェル・ワンの女性達といい仲になって一緒に暮していました。しかしそれは女権社会から見れば反社会的な革命行為だとされていました。結局エンジェル・ワンの女性支配者は彼らを見つけ処刑しようとします。その支配者といい仲になりかけていたライカーは、それは革命ではなく進化だと説得し、処刑を止めさせることに成功します。オマケでエンタープライズ号の中で疫病が流行し、ライカー達が遭難者一行をエンタープライズ号に連れ帰ることも出来ない、というのもあります。しかし、何だか女性が権力を持つことが不自然だと言っているような気がして、裏に偏見が潜んでいるようなエピソードでした。

「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣シュガロンの復讐」

「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣シュガロンの復讐」を観ました。とても地味な話で、そういえばこれまでの「帰ってきたウルトラマン」には怪獣ばかりで宇宙人が一回も登場していません。ウルトラマンではバルタン星人、メフィラス星人、ザラブ星人、ダダなどの魅力ある宇宙人が多数登場しましたが、「帰ってきたウルトラマン」は怪獣ばかりです。宇宙人なら地球を征服するという大きな目標があって破壊工作を行いますが、怪獣はそういう思想性は0で単に暴れるだけです。この話も何故か一人で深い山の中に住む少女の話で、シュガロンという怪獣は死んだ画家で彼女の父だった人の生まれ変わりで、裏山にバイパスが出来たのを怒って暴れ出した、という話です。怪獣はMATに撃たれて怪我をして、間違えて少女の家を襲います。郷はウルトラマンになったのはいいのですが、何故か火も消さず、少女も救出せずで結局少女は死んでしまいます。何だか変な話です。「帰ってきたウルトラマン」の最初の頃は視聴率的に苦戦してみたいですが、まあそうだろうな、と思います。

NHK杯戦囲碁 張栩9段 対 彦坂直人9段(2023年7月9日放送分)


本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が張栩9段、白番が彦坂直人9段の対戦です。この碁は、右下隅で白が黒を封鎖したのに対し、黒が左辺に模様を築きつつ、そこに入って来た白を攻めながら、途中で右下隅の白の包囲網に対してツケコシを決行しました。白は押さえずに下辺を滑ってかわし気味に打ちましたが、その後の戦いの過程で、右辺で二段バネされていた所に切りを入れました。黒は穴が開いているのでそこを出られると支えきれないのですが、黒の構想は右上隅を捨ててその代わりに右下隅を取ってしまうというものでした。この振り替わりは、白は厚い所から地を増やしましたが、黒は薄かった所が地になり、黒の成功でした。この結果白は左辺と下辺をそれぞれ活きる必要があり、黒に絡み攻めにされて、形勢は黒に傾きました。その次の焦点は、左上隅で白が黒にハサミツケて黒を分断する手を狙ったのですが、途中で止めてしまってしかも上辺も途中までしか打たず、左辺の白が活きる手を打っている間に上辺を切られて一子をシチョウに抱えられ、ここで黒が勝勢になりました。結局黒の10目半勝ちという大差になりました。

Kripton KX-5PX


もうオーディオは打ち止めと思いながら、新居(中古一戸建てを4月末に購入)でオーディオ環境が劇的に良くなると、人生最後のスピーカーが欲しくなり、フロア型も検討しましたが、結局クリプトンのKX-5PXにしました。
このスピーカーを設計したのは渡邉勝さんで、渡邉さんはビクターで銘器SX-3を設計された方です。それ以来、密閉型+クルトミュラーのコーン+アルニコマグネットの2ウェイに生涯をかけてこだわり続けた方です。釣りで鮒に始り鮒に終ると言いますが、私にとっても密閉型ブックシェルフに始り、密閉型ブックシェルフに帰って来ています。アンプはスペックのD級アンプで、パワーアンプ2台でバイアンプにして聞いています。音は言うことないです。これまでで一番いい音です。至福の時。

トワイライト・ゾーンの”Four O’Clock”

トワイライト・ゾーンの”Four O’Clock”を観ました。どうもこの話の主人公は頭がおかしいとしか思えない男で、そういう話を書くべきでは無いと私は思います。オリヴァー・クラングルというのは、とにかく「悪を告発する」のを自分の使命だと思い込んでいて、手紙・電話等で勝手に悪人だと思い込んだ人の上司などに告発を続けます。その中には病院の医師で、交通事故で運び込まれた老婆が手遅れで死んでしまったのに、人殺しと彼に呼ばれて何通も病院に手紙が届いているというのがあります。その医師の妻が抗議に彼の所に来ますが、彼は悪人を告発して何が悪い、とまったく取り合いません。ついにはFBIにまで告発状を送りつけ、調査官がやって来ますが、その調査官も「精神科医の所に行ったことがあるか」と聞く始末です。彼は何故かその日の4時になると、悪人どもは身長が2フィート(60cm)になってしまう、と思い込みます。そして誰にも予想出来る結末ですが、4時になると彼の身長が2フィートに縮んでしまいます。まあ今の日本にもバスの運転手が昼食を取っているのをさぼっているとか告発する人がいますので、現代的なお話ではあります。

ChatGPTは使う側の無知を暴く

岩波書店の雑誌「世界」のツィートで、「ChatGPTの特集をしたのに、ChatGPTに雑誌『世界』って何ですか」と聞いたら、まさかの回答…というのがありました。

これは聞き方が悪いのであり、ChatGPTは英語に直してから調べますから、雑誌「世界」は”World”として検索されます。言うまでもなく、Worldが付く雑誌は多数あり、また新聞ですがドイツのdie Weltやフランスのル・モンドもすべて「世界」という意味です。この場合、次のように聞けば、どこまで正しい説明かは別としてちゃんと回答します。ChatGPTがダメと言っている人の多くは自分の質問の仕方のまずさを棚に上げています。
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岩波書店の雑誌「世界」について教えてください。
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岩波書店の雑誌「世界」は、日本の出版社である岩波書店が発行している総合的な国際情報誌です。この雑誌は、世界の政治、経済、文化、社会などの幅広いテーマに関する記事を掲載しています。
「世界」は、日本の読者に対して国際的な視点を提供することを目的としており、世界各地の重要な出来事や動向、国際関係、地域紛争、経済動向、文化・芸術、環境問題などについての情報を取り上げています。また、特集記事や対談、エッセイなどを通じて、専門家や著名人の意見や洞察を紹介しています。
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岩波書店の雑誌「世界」は、幅広い国際情報を提供することで、読者により深い理解と広い視野をもたらす貴重な情報源となっています。