スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Angel One”を観ました。エンタープライズ号は、貨物宇宙船オーディン号の遭難者がたどり着いたと思われる、エンジェル・ワンという星に向かっています。そこは地球の20世紀くらいの文明レベルでしたが、特徴的なのは女権社会で、トップも女性だということです。エンタープライズ号はその星にたどり着いた7名の遭難者を発見しますが、彼らは何故かそこを離れようとしません。実は遭難者はエンジェル・ワンの女性達といい仲になって一緒に暮していました。しかしそれは女権社会から見れば反社会的な革命行為だとされていました。結局エンジェル・ワンの女性支配者は彼らを見つけ処刑しようとします。その支配者といい仲になりかけていたライカーは、それは革命ではなく進化だと説得し、処刑を止めさせることに成功します。オマケでエンタープライズ号の中で疫病が流行し、ライカー達が遭難者一行をエンタープライズ号に連れ帰ることも出来ない、というのもあります。しかし、何だか女性が権力を持つことが不自然だと言っているような気がして、裏に偏見が潜んでいるようなエピソードでした。
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「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣シュガロンの復讐」
「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣シュガロンの復讐」を観ました。とても地味な話で、そういえばこれまでの「帰ってきたウルトラマン」には怪獣ばかりで宇宙人が一回も登場していません。ウルトラマンではバルタン星人、メフィラス星人、ザラブ星人、ダダなどの魅力ある宇宙人が多数登場しましたが、「帰ってきたウルトラマン」は怪獣ばかりです。宇宙人なら地球を征服するという大きな目標があって破壊工作を行いますが、怪獣はそういう思想性は0で単に暴れるだけです。この話も何故か一人で深い山の中に住む少女の話で、シュガロンという怪獣は死んだ画家で彼女の父だった人の生まれ変わりで、裏山にバイパスが出来たのを怒って暴れ出した、という話です。怪獣はMATに撃たれて怪我をして、間違えて少女の家を襲います。郷はウルトラマンになったのはいいのですが、何故か火も消さず、少女も救出せずで結局少女は死んでしまいます。何だか変な話です。「帰ってきたウルトラマン」の最初の頃は視聴率的に苦戦してみたいですが、まあそうだろうな、と思います。
NHK杯戦囲碁 張栩9段 対 彦坂直人9段(2023年7月9日放送分)
本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が張栩9段、白番が彦坂直人9段の対戦です。この碁は、右下隅で白が黒を封鎖したのに対し、黒が左辺に模様を築きつつ、そこに入って来た白を攻めながら、途中で右下隅の白の包囲網に対してツケコシを決行しました。白は押さえずに下辺を滑ってかわし気味に打ちましたが、その後の戦いの過程で、右辺で二段バネされていた所に切りを入れました。黒は穴が開いているのでそこを出られると支えきれないのですが、黒の構想は右上隅を捨ててその代わりに右下隅を取ってしまうというものでした。この振り替わりは、白は厚い所から地を増やしましたが、黒は薄かった所が地になり、黒の成功でした。この結果白は左辺と下辺をそれぞれ活きる必要があり、黒に絡み攻めにされて、形勢は黒に傾きました。その次の焦点は、左上隅で白が黒にハサミツケて黒を分断する手を狙ったのですが、途中で止めてしまってしかも上辺も途中までしか打たず、左辺の白が活きる手を打っている間に上辺を切られて一子をシチョウに抱えられ、ここで黒が勝勢になりました。結局黒の10目半勝ちという大差になりました。
Kripton KX-5PX
もうオーディオは打ち止めと思いながら、新居(中古一戸建てを4月末に購入)でオーディオ環境が劇的に良くなると、人生最後のスピーカーが欲しくなり、フロア型も検討しましたが、結局クリプトンのKX-5PXにしました。
このスピーカーを設計したのは渡邉勝さんで、渡邉さんはビクターで銘器SX-3を設計された方です。それ以来、密閉型+クルトミュラーのコーン+アルニコマグネットの2ウェイに生涯をかけてこだわり続けた方です。釣りで鮒に始り鮒に終ると言いますが、私にとっても密閉型ブックシェルフに始り、密閉型ブックシェルフに帰って来ています。アンプはスペックのD級アンプで、パワーアンプ2台でバイアンプにして聞いています。音は言うことないです。これまでで一番いい音です。至福の時。
トワイライト・ゾーンの”Four O’Clock”
トワイライト・ゾーンの”Four O’Clock”を観ました。どうもこの話の主人公は頭がおかしいとしか思えない男で、そういう話を書くべきでは無いと私は思います。オリヴァー・クラングルというのは、とにかく「悪を告発する」のを自分の使命だと思い込んでいて、手紙・電話等で勝手に悪人だと思い込んだ人の上司などに告発を続けます。その中には病院の医師で、交通事故で運び込まれた老婆が手遅れで死んでしまったのに、人殺しと彼に呼ばれて何通も病院に手紙が届いているというのがあります。その医師の妻が抗議に彼の所に来ますが、彼は悪人を告発して何が悪い、とまったく取り合いません。ついにはFBIにまで告発状を送りつけ、調査官がやって来ますが、その調査官も「精神科医の所に行ったことがあるか」と聞く始末です。彼は何故かその日の4時になると、悪人どもは身長が2フィート(60cm)になってしまう、と思い込みます。そして誰にも予想出来る結末ですが、4時になると彼の身長が2フィートに縮んでしまいます。まあ今の日本にもバスの運転手が昼食を取っているのをさぼっているとか告発する人がいますので、現代的なお話ではあります。
ChatGPTは使う側の無知を暴く
岩波書店の雑誌「世界」のツィートで、「ChatGPTの特集をしたのに、ChatGPTに雑誌『世界』って何ですか」と聞いたら、まさかの回答…というのがありました。
これは聞き方が悪いのであり、ChatGPTは英語に直してから調べますから、雑誌「世界」は”World”として検索されます。言うまでもなく、Worldが付く雑誌は多数あり、また新聞ですがドイツのdie Weltやフランスのル・モンドもすべて「世界」という意味です。この場合、次のように聞けば、どこまで正しい説明かは別としてちゃんと回答します。ChatGPTがダメと言っている人の多くは自分の質問の仕方のまずさを棚に上げています。
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岩波書店の雑誌「世界」について教えてください。
ChatGPT
岩波書店の雑誌「世界」は、日本の出版社である岩波書店が発行している総合的な国際情報誌です。この雑誌は、世界の政治、経済、文化、社会などの幅広いテーマに関する記事を掲載しています。
「世界」は、日本の読者に対して国際的な視点を提供することを目的としており、世界各地の重要な出来事や動向、国際関係、地域紛争、経済動向、文化・芸術、環境問題などについての情報を取り上げています。また、特集記事や対談、エッセイなどを通じて、専門家や著名人の意見や洞察を紹介しています。
「世界」は月刊誌として発行されており、一般の読者だけでなく、国際関係や国際ビジネスに関わる人々や学術研究者にも利用されています。岩波書店は、学術的な厳密さと広範な情報を提供することに力を入れており、「世界」もその理念に基づいた内容で読者に情報を提供しています。
「世界」は、日本語の記事だけでなく、時折、外国語の記事も掲載されることもあります。また、オンライン版も提供されており、雑誌の内容や関連記事をウェブサイト上で閲覧することも可能です。
岩波書店の雑誌「世界」は、幅広い国際情報を提供することで、読者により深い理解と広い視野をもたらす貴重な情報源となっています。
「帰ってきたウルトラマン」の「毒ガス怪獣出現」
「帰ってきたウルトラマン」の「毒ガス怪獣出現」を観ました。山の中に怪獣が出て、その怪獣は毒ガスを吐きます。その毒ガスは実は岸田隊員の亡父が戦争中に開発して、途中で開発中止になって山崩れの中に捨てたのを怪獣が食べて、という話です。いつも上から目線の岸田隊員が今回ばかりは亡父の罪は自分が償うとばかりに単独で怪獣を攻撃し、やられて不時着します。続いて郷が怪獣に口輪をはめて毒ガスをはけないようにしたまでは良かったですが、調子に乗って毒ガス怪獣相手にガスマスクも無しに地上攻撃して、毒ガスにやられてウルトラマンになります。
ところが、この毒ガスはウルトラマンにも有効で、ということで旧日本軍恐るべしです。それでMATが可燃ガスのボンベを投下し、それをウルトラマンがスペシウム光線で点火して怪獣を火攻めにし、ようやく倒すという話です。金城哲夫の脚本ですが、ちょっと地味な気がします。
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Datalore”
スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Datalore”を観ました。このエピソードではデータの作られた秘密が明かされ、同時にもう一人のデータである「ロアー」がデータの双子の兄弟のような感じで登場します。エンタープライズ号がデータが最初に発見された星に赴いた時、その地下の基地が無傷で残っているのを発見し、誰も生存者はいなかったものの、そこにバラバラに分解されたデータとそっくりなアンドロイドを発見します。それはエンタープライズ号に持ち帰られ、データの構造を参考に組み立てられ、ロアーと名乗ります。ロアーはデータが最初に作られたけど不完全だったので、それを修正したものとしてロアーが作られたと言います。しかし実際はロアーの傲慢な振る舞いが人々の怒りを誘って分解されたものでした。ロアーはしかし巨大な宇宙を彷徨う結晶体と交信してその植民星の人々を皆殺しにしてしまいます。ロアーはエンタープライズ号の中でデータに薬を飲ませて気絶させ成り代わり、同じく結晶体を呼び寄せ、エンタープライズ号のクルーを皆殺しにしようとします。例によってウェスレーがロアーがデータに成り代わっていることに気付いてデータを助け、データとウェスレーが協力してロアーを転送装置で宇宙空間に放り出す、という話です。
うーん、データの出生の話は興味深いですが、その後はイマイチです。なんで同じ人に作られたアンドロイドが片方だけ邪悪になるのかが不明でした。
スピーカーLS3/5Aの価格の今昔
私は1987年頃RogersのLS3/5Aというスピーカーを買いました。その時の資料が引っ越し(相模原に中古一戸建てを購入し、8月にそちらに移ります)による整理で出てきました。それによると定価でペアで14万円です。右は現在Joshinで売られている同じ型番のスピーカー(LS3/5AはBBCが設計・開発したもので、ライセンスを受ければどこでも製造出来ます、故にメーカーは違います)ですが(このファルコンのはオリジナルの3/5Aを忠実に再現したと言っています)、価格は税込みでペアで何と572,000円です。私が買った時に比べると実に4倍です。私はこのスピーカーを20年近く使いました。なので断言出来ますが、確かに名機ではありますが、50万円以上の価格で売られるようなスピーカーではありません。このスピーカーは非常にコンパクトで日本の住宅事情には良く合い、また見た目に比べると良く鳴りますが、決して万能型のスピーカーでも何でもなく、いわばサブ用に近いと思います。にも関わらず、過剰評価された結果として今はこのよう馬鹿高い価格で売られています。
NHK杯戦囲碁 洪爽義5段 対 鈴木伸二8段(2023年7月2日放送分)
本日のNHK杯戦の囲碁は、黒番が洪爽義5段、白番が鈴木伸二8段の対戦です。タスキの布石で始まりました。最初にポイントとなったのが左上隅の戦いで、白が最初に上辺を捨て気味に打ったのですが、白が5線を押したのが、普通は黒に膨らまれて好形を与えてしまうのですが、この場合後から(上から)覗いて黒に継がせた後、渡る手が生じ、白が中央と上辺の両方を打ったことになり、ここで白がリードしました。その後黒の左下隅と白の下辺右方の境界線争いで、黒のツケノビの後、白がじっと4線に並んで力を貯めたのが好判断でした。この結果、後で白が黒のツケノビの間を出た時に黒が押さえられず、下辺の白地が増えました。しかしその反動で中央の黒が厚くなって左辺の白のウスミが問題になりました。しかし黒はそれを咎めそこねて、白は無事に上辺からの石に連絡出来ました。最後に問題になったのが、黒が右辺の地を増やそうとしたことで、手をかけた割りにはあちこちで穴があって大きくはまとまらず、また白の中央の地も増えたのでここで白の勝勢になりました。結局白の5目半勝ちでした。