大根の桂剥きによるケン作り

毎週薄刃包丁で練習している大根の桂剥きによるケン作り、かなり細く切れるようになりました。YouTubeのビデオで観たコツに従って包丁を上下に動かしながら切り、また最終的に切る角度をこれまでと90度変えて、大根の長さ方向に対し垂直に切ったらそれらしくなりました。ただ大根をきちんとした円柱型に保ちながら剥いていくのが難しいですね。円柱型を保たないと上下どちらかがどうしても厚く剝けてしまいます。

シャプトンの「刃の黒幕クリーム12000」

シャプトンの「刃の黒幕クリーム12000」を購入。私はこの会社の砥石はもう買わないと思っていましたが、12000という番手はシャプトンとナニワ研磨工業しか出していないと思います。ナニワ研磨工業のは既に持っています。丁度カードのポイントでAmazonのギフトが7500円分くらいあったので、試しに買ってみました。
これまで買ったシャプトンの砥石には詳しい注意書きはついていなかったのですが、この製品には一枚ペラとは言え、両面に注意書きが書いてあります。でその内容がなかなかすごいです。引用開始「仕上げ砥石が柔らかくなってしまった。 砥石を水に漬けたまま30分以上放置したり、洗剤等をかける事によって砥石表面が軟化、または質的に変化をしてしまった状態です。お客様ご自身で用意された木の研ぎ台等が濡れている場合、その水分を吸収して仕上砥石は柔らかくなります。上記のようになった場合、砥石本来の硬さの研ぎ面が出てくるまで砥石を削らなければなりません。」引用終了。
剃刀を研ぐ場合(この番手は剃刀用として購入)、砥石に液体石鹸やシャンプーの類いを垂らして研ぐのはごく普通に行われています。また基本的に1本の包丁でも最低3~4種類の砥石を使う私は研いでいる間砥石を水に漬けっぱなしにします。また研ぎ台が水で濡れているのはごく当たり前のことです。私がこの会社の砥石をあまり使いたくない理由はここに集約されています。
なお、この説明は#12000についていたものですが、他の番手でもマグネシア法による砥石である限り基本的に同じです。
柔らかくなったら砥石を削れ、とありますが、元々ここの会社の砥石は使える部分の厚さが非常に薄いです。

鮫皮による革砥

Napoleon Le Blanc編の”Essay on Barber’s Razors, Razor Hones, Razor Strops and Razor Honing ..”(1893年出版)という理髪店用品の広告を集めた本をAmazonで入手しました。その中にこの鮫皮の革砥の広告がありました。確かに、現在の牛革や馬革(コードバン他)の革砥では軟らかく、本格的な研磨力はほとんど期待出来ませんが、鮫皮なら古来ヤスリやおろし金としても使われていますので、研磨用ペーストを併用しなくてもそれなりの有用性があったのではないかと思います。一般的に鮫皮と呼ばれて市販されているのはエイの革であり、成分はエナメル質です。エナメル質は人間の歯の成分であり、モース硬度が7ぐらいあるので、剃刀を研ぐことは可能だと思います。ちょっと試してみたくなりますね。

1,300円中華製革砥→買ってはいけない(剃刀用)


Amazonで「革砥」で検索すると、平均1,300円くらいの安い革砥が5~6種類出てきます。それらの質がどうなのか、2種類ほど試しに買ってみました。
結論:剃刀用としては、表面が粗すぎて使い物になりません。ナイフや包丁用なら使えないことはないと思いますが、そちらの用途でも幅が狭い上に短いので非常に使いにくいと思います。買うことをお勧めしません。革砥は何の革かということだけでなく、どのように表面が処理されているかが非常に重要です。剃刀を当てて滑らかに滑らないものは、革砥としては使い物になりません。

写真は上から順にコードバン-ブライドルレザー-牛革(Dovo)ー牛革(着色)(アメリカ製)-中華革砥A-中華革砥Bです。この順番に質が段々下がっていきます。
中華Aはスウェードみたいな起毛タイプ、Bは普通の皮ですが、かなり表面がゴワゴワしており、こんなので剃刀をストロッピングすれば、たちまち刃先を痛めると思います。4番目のアメリカ製は本体だけなら3,500円くらいで、安くてもこの辺りが限界と思います。

ちなみに、剃刀用革砥については、ここに写っている以外に、後カンガルー革、ラティーゴ、水牛革、そして人工皮革のものを海外サイト他で注文済みで到着待ち。

ブライドルレザーの革砥

アメリカの、Ezra Arthurという皮革商品の会社で、ブライドルレザーの革砥を買いました。一般的に牛革の革砥は2,000~4,000円くらいですが、これは10,000円ぐらいします。(送料別)原料のブライドルレザーは牛革の中の高級な革で、昔から馬具に使われます。牛革にロウを塗り込めて繊維を硬く引き締めています。コードバンと比べると、艶としては控えめですが、全体が非常にしっかりしていて、使用時にあまり強く引っ張らなくとも平面性がかなり保たれる感じです。コードバンでのストロッピングはカミソリがちょっと吸い付くような感じがありますが、ブライドルレザーでのストロッピングも、コードバンのよりもちょっと抵抗が多いような感じですが、同様に吸い付く感じがあります。後は耐久性がどうか、ですがこれは使い込んでみないと分かりません。ブライドルレザーは、コードバンが一層だけなのに比べると、表層の革と内部の革がはっきり別れています。いずれにせよ、はっきり言えるのは、コードバンだけが革砥であるなどという考えは間違いだと言うことです。叶山のコードバンの革砥は素晴らしいですが、それが唯一のものではありません。
なお、リネン製と思われる布砥が付属します。叶山の布砥よりも薄いです。