Amazonで「革砥」で検索すると、平均1,300円くらいの安い革砥が5~6種類出てきます。それらの質がどうなのか、2種類ほど試しに買ってみました。
結論:剃刀用としては、表面が粗すぎて使い物になりません。ナイフや包丁用なら使えないことはないと思いますが、そちらの用途でも幅が狭い上に短いので非常に使いにくいと思います。買うことをお勧めしません。革砥は何の革かということだけでなく、どのように表面が処理されているかが非常に重要です。剃刀を当てて滑らかに滑らないものは、革砥としては使い物になりません。
写真は上から順にコードバン-ブライドルレザー-牛革(Dovo)ー牛革(着色)(アメリカ製)-中華革砥A-中華革砥Bです。この順番に質が段々下がっていきます。
中華Aはスウェードみたいな起毛タイプ、Bは普通の皮ですが、かなり表面がゴワゴワしており、こんなので剃刀をストロッピングすれば、たちまち刃先を痛めると思います。4番目のアメリカ製は本体だけなら3,500円くらいで、安くてもこの辺りが限界と思います。
ちなみに、剃刀用革砥については、ここに写っている以外に、後カンガルー革、ラティーゴ、水牛革、そして人工皮革のものを海外サイト他で注文済みで到着待ち。