「帰ってきたウルトラマン」の「宇宙から来た透明大怪獣」

「帰ってきたウルトラマン」の「宇宙から来た透明大怪獣」を見ました。サータンという透明になる性質(中性子で出来た怪獣とされます)を持った宇宙怪獣で、MATが攻撃しても弾がすり抜けてしまい、MATは敗北します。次郎はこの怪獣が学校で最初に現れた時に怪我をしており、MATと郷隊員が負けた精神的ショックで重体になります。MATは怪獣に電子を与えて実体化する「原子核攪乱作戦」で怪獣を実体化させることに成功します。最後はウルトラマンが新兵器ブレスレットの何でもありの効果でサータンを爆破します。しかし、地球の怪獣でマンネリ化したのを打破するためか、宇宙怪獣が続きます。

トワイライト・ゾーンの”The Trade-Ins”

トワイライト・ゾーンの”The Trade-Ins”を観ました。老夫婦のジョンとマリーはある会社の営業所に来ています。ジョンは78歳で不治の病に冒され、慢性的な強い痛みに襲われています。この会社は老人の肉体を若い肉体に交換するサービスの会社です。二人は20代に戻ることが出来ると喜びますが、その会社が提示した料金は10,000ドルで二人が用意出来た5,000ドルは一人分しかありません。ジョンはポーカーでそのお金を倍にしようとしますが、却って元手をほとんどすってしまいかけますが、ギャンブルの店のオーナーの情けで勝ちを得て、何とか元の5,000ドルだけを取り戻します。ジョンが痛みをこらえているのを見ていられないマリーは、ジョンだけが若返ることを望み、結局ジョンもそう決断します。しかし若返ったジョンを見たマリーが流した涙を見たジョンは、結局元の体に戻って死の運命に従うことを選びます。
うーん、こういう未来って果たしてユートピアなのか、個人的には疑問に思います。ただ秀作ではありました。

「帰ってきたウルトラマン」の「ウルトラセブン参上!」

「帰ってきたウルトラマン」の「ウルトラセブン参上!」を観ました。これはリアルタイムで観ましたが、確か放送予定日に全日空機と自衛隊機が衝突して162名が亡くなるという大事故が起きた関係で、一週間延期されたのを覚えています。これまでずっと弱かったウルトラマンですが、今回は初めて宇宙怪獣に対し、スペシウム光線もあっさり吸収されて敗れてしまいます。それで自棄を起して太陽に向かって飛んでいたらその重力に捕まって落下していたのをウルトラセブンに救われ、救われただけではなくブレスレットという多彩な切断技に使える強力な武器ももらいます。これでセブンのアイスラッガーみたいにベムスターをバラバラにして倒します。しかしブレスレットは今度は強力過ぎてつまらなくなるという逆効果ももたらします。またセブンの登場はこの後結局ウルトラ6兄弟という形でファミリー化される、第一歩となります。ちなみに6兄弟とか言い出したのは小学館の小学○○年生の雑誌によります。

「帰ってきたウルトラマン」の「大怪鳥テロチルスの謎」、「怪鳥テロチルス 東京大空爆」

「帰ってきたウルトラマン」の「大怪鳥テロチルスの謎」、「怪鳥テロチルス 東京大空爆」を続けて視聴。またもウルトラマンは最初のテロチルスとの戦いで、スペシウム光線も利かず、あっさり空中戦で海にたたき落とされて敗北します。弱~っ。そのテロチルスの話に恋人を会社の社長のドラ息子に取られかけた石橋正次の演じる男の話が絡みます。テロチルスは火山の爆発によって巣が無くなったため、東京に巣を作ろうとします。そこで繭みたいなのを吐くのがモスラみたいですし、その繭みたいなのを熱線砲で焼き払うというのもモスラです。石橋正次の演じる若い男は恋人をテロチルスの巣があるマンションに連れ込んで籠城しますが、結局よりを戻して自首しようとした所を撃たれて死にます。その辺り安っぽい日活映画みたいです。ウルトラマンはテロチルスとの2回目の戦いでは空中戦でテロチルスを錐もみ状態で落下させて、そのまま止めを刺さずに宇宙に帰って行きます。
という訳でこの所弱いウルトラマンが続いていますが、その極めつけが次の回で、ベムスター登場です。

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”11001001″

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”11001001″を観ました。なかなか面白いエピソードでした。エンタープライズ号は定期点検とコンピューターシステムの強化のため、スターベース74に停泊します。そこでエンタープライズ号のコンピューターシステムの強化を担当したのはバイナー星人で、名前の通りコンピューターと融合した不思議な星人でした。彼らによって強化されたホロデッキで、ライカーは1958年のニューオリンズのジャズバーを指定し、そこでミヌエットという魅力的な女性に出会います。ライカーはトロンボーンの腕を披露し、ミヌエットとダンスしすっかりいい気分です。そこにピカード船長もやって来て、船長はミヌエットがフランス語を話すのに驚きます。しかし二人がそうやって楽しんでいる間に、エンタープライズ号では反物質エンジンの反物質が漏れ出すかもしれないという危機的状況になり、クルーや乗船していた一般人は全員退避します。しかしピカードとライカーだけにはその通知が行かず、二人を乗せたままエンタープライズ号は基地で爆発するのを避けるため発進します。その行き先はバイナー星人の母星でした。ピカードとライカーは転送でデッキに入ると、そこでは4人のバイナー星人が倒れていました。実はバイナー星の太陽が超新星となり、その放射線でバイナー星のコンピューターがダメになってしまっており、彼らはそのデータをエンタープライズ号のコンピューターに退避させたのでした。しかしそのデータを元に戻してやらないとバイナー星人は全員死んだままで、ピカードとライカーは何とかパスワードを突き止め、データ復旧に成功します。生き返ったバイナー星人に何故助けを求めなかったのか問い質したピカードに対し、彼らはYesかNoの2択しかなく、少しでもNoと言われる可能性がある選択肢を選べなかったとのことでした。
生物とコンピューターが融合するというアイデアが良いですし、またライカーのジャズもなかなか良かったです。

「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣少年の復讐」

「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣少年の復讐」を観ました。停電や鉄道事故の原因となった怪獣エレドータス(つまり電気ガメ)が登場しますが、これが何か実在するのかしないのかはっきりしない怪獣で、一説によれば嘘つき少年が電車の運転手だった父親が起した事故をこの怪獣のせいだと思い込んで作り出したというのがあるようです。ただ電気を吸う怪獣で透明になるのは、初代ウルトラマンでのネロンガがあり、あまり新鮮味はありません。今回の郷隊員は少年が言い張っていることを嘘と決めつけて殴ったり、現代の基準だと体罰でアウトです。しかし今回もウルトラマンはMATの補助と少年の「エレドータスは頭が弱点」というのを聞いてやっと倒すという感じで、弱っちいという印象は相変わらず強いです。

トワイライト・ゾーンの”Hocus-Pocus and Frisby”

トワイライト・ゾーンの”Hocus-Pocus and Frisby”を観ました。アメリカのある町にガソリンスタンド兼よろず屋をやっているフリスビーという62歳の男がいました。彼は大嘘つきで、彼によれば彼は32の大学で学び、いくつもの大発明をし、第2次世界大戦ではノルマンディー上陸作戦で大手柄を上げ、といった具合でした。ある3人の紳士が車でやって来てガソリン給油を頼みます。例によってフリスビーはこのタイプのリアエンジン車をヘンリー・フォードに頼まれて開発したのは私だ、などとやります。しかし奇妙なことにその3人は何故かフリスビーの言うことを全て信じているようでした。実は3人はエイリアンで、地球人の内で優秀な者を見本として持ち帰ろうとしており、フリスビーの言うことを真に受けて、フリスビーこそそれに最適と思い、彼らの円盤に拉致します。フリスビーは全て嘘だと説明しますが、生憎そのエイリアンの言葉に「嘘」という概念がありません。窮したフリスビーは気を休めるためハーモニカを出して吹き始めますが、その音はエイリアンには耐えられない悪音で、フリスビーは何とか逃げ出すことが出来ます。家に戻ると仲間がフリスビーの63歳の誕生会を開いてくれましたが、そこでフリスビーが今度ばかりは本当の話をしても誰も信じない、というオチで、イソップ寓話の狼少年の現代版です。

「帰ってきたウルトラマン」の「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ」と「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」

「帰ってきたウルトラマン」の「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ」と「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」を続けて視聴。
怪獣シーモンスに襲われた船の船長で小林昭二登場。怪獣シーモンスとシーゴラスは夫婦怪獣で、シーモンスを攻撃すると角が光り、それを目安にシーゴラスがやって来て、津波を引き起こしたり、雷鳴や竜巻を引き起こすというとんでもない迷惑な夫婦怪獣です。ウルトラマンは初回は津波を止めるのでエネルギーを使い果たし、シーモンスを倒すことは出来ず消滅。2回目はシーモンスとシーゴラスの電撃攻撃に翻弄されますが、MATがレーザー砲で片方の角を破壊したので助かりますが、結局二匹を逃がして止めは刺さないままです。この2つの回、特撮は頑張っていると思いますが、自然災害については現実がフィクションのはるかに上を行ってしまったので、すごい、という感じは申し訳ありませんがまったくしません。

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Angel One”

スター・トレック・ザ・ネクスト・ジェネレーションの”Angel One”を観ました。エンタープライズ号は、貨物宇宙船オーディン号の遭難者がたどり着いたと思われる、エンジェル・ワンという星に向かっています。そこは地球の20世紀くらいの文明レベルでしたが、特徴的なのは女権社会で、トップも女性だということです。エンタープライズ号はその星にたどり着いた7名の遭難者を発見しますが、彼らは何故かそこを離れようとしません。実は遭難者はエンジェル・ワンの女性達といい仲になって一緒に暮していました。しかしそれは女権社会から見れば反社会的な革命行為だとされていました。結局エンジェル・ワンの女性支配者は彼らを見つけ処刑しようとします。その支配者といい仲になりかけていたライカーは、それは革命ではなく進化だと説得し、処刑を止めさせることに成功します。オマケでエンタープライズ号の中で疫病が流行し、ライカー達が遭難者一行をエンタープライズ号に連れ帰ることも出来ない、というのもあります。しかし、何だか女性が権力を持つことが不自然だと言っているような気がして、裏に偏見が潜んでいるようなエピソードでした。

「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣シュガロンの復讐」

「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣シュガロンの復讐」を観ました。とても地味な話で、そういえばこれまでの「帰ってきたウルトラマン」には怪獣ばかりで宇宙人が一回も登場していません。ウルトラマンではバルタン星人、メフィラス星人、ザラブ星人、ダダなどの魅力ある宇宙人が多数登場しましたが、「帰ってきたウルトラマン」は怪獣ばかりです。宇宙人なら地球を征服するという大きな目標があって破壊工作を行いますが、怪獣はそういう思想性は0で単に暴れるだけです。この話も何故か一人で深い山の中に住む少女の話で、シュガロンという怪獣は死んだ画家で彼女の父だった人の生まれ変わりで、裏山にバイパスが出来たのを怒って暴れ出した、という話です。怪獣はMATに撃たれて怪我をして、間違えて少女の家を襲います。郷はウルトラマンになったのはいいのですが、何故か火も消さず、少女も救出せずで結局少女は死んでしまいます。何だか変な話です。「帰ってきたウルトラマン」の最初の頃は視聴率的に苦戦してみたいですが、まあそうだろうな、と思います。