トワイライト・ゾーンの”Number 12 Looks Just Like You”

トワイライト・ゾーンの”Number 12 Looks Just Like You”を観ました。これもトワイライト・ゾーンらしい、ユートピアものであり、同時デストピアものです。18歳の少女マリリンは、19歳になった時、2000年当時では通常のこととなった全身の美容整形を受けて生まれ変わることについて疑問を持っています。整形による外形には番号が付けられ、結果としてまったく同じ顔と身体をした男女が沢山産み出されるということになっていました。かつてマリリンの父親はそんな仕組みに疑問を持ち、その時代には禁書とされていたシェークスピアやドストエフスキーなどの文学書をマリリンに与えていましたが、結局自殺することになります。マリリンは自分の個性を保つため、整形を受けることを拒否しますが、母親はそんな彼女を病院に連れていきます。病院の医者の説明で、その整形ではおそらくマインドコントロールも行われ、ほぼ永遠の若さを保ち、寿命も2倍~3倍になっていることが説明されます。マリリンはそれでも拒否し続けますが、病院からの逃亡には失敗し、結局整形手術を受けさせられます。手術後の彼女は元の個性を失い、単純に自分が美しくなったことを喜ぶ女性になってしまいます…

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